代替として

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ライブに行くときはあんなに一生懸命準備して何一つ見落とすことの無いように、失敗もしないようにするのと同様に、CD他の音源を聴くのも本気出してみようと思いました。
最近はスマホやDAPってのがありますので、ノイズが少なく変な癖もない音で音楽を聴けるようになりましたが、これがちょっと前だとテープとかレコードでしたからね。今では考えられないようなノイズまみれで酷い音だったんですよ。もちろん、高度な機材を使えば音楽を良い音で聴くことができないこともなかったんですが、そういう機材は高いですからね。まっとうに美しく音楽を聴くためには膨大なお金が必要でした。

前述のとおり、最近ではスマホやDAPでデジタルデータとしての音楽を再生できるようになりましたので、変なノイズは影も形もなくなり、音質もそのサイズや価格を考えれば驚異的に良くなりました。MP3のファイルとか容量も小さいし、iTunesStoreをはじめとするネット配信で聴きたいときにすぐに聴けちゃう。信じられないぐらい便利。
ここでちょっと考えました。お手軽なのは良いとして、さらに良い音で聴く方法はないのかなぁ?って。

イロイロと調べてわかったことがいくつか。
まず「音声ファイルフォーマット」。可能な限りの高音質となるとMP3では物足りません。なんといっても元が良い音じゃないとDAPやイヤフォンをどんなに頑張っても無駄ですし。
WAVとかAIFFが理想的ですが容量や運用の問題も考えるとFLACとかALACが良いですね。わたくしはMacユーザーなのでALACにしました。リッピングはiTunesを使っているので、取り込の設定でALACエンコーダを選ぶだけです。簡単なんですが、問題は容量です。PCのHDDは余裕があるのででかい音楽ファイルでも平気ですが、スマホやDAPはそうはいきません。同じ曲でもALACとMP3ではおよそ10倍の差があるんです。椎名さんの音楽にはまった当初使っていたDAPは第4世代のiPod nanoで8GBしか容量がなく、AACにしないとすべての曲を収めることができませんでした。後にiPod nanoを第7世代(16GB)にアップグレードしたおかげでこの問題は解決しましたが、録音した「みたいラジオ」のファイルもどんどん増えていくので、最終的にはiPod classicの導入ということになります。
あと、ハイレゾの問題がありますな。DAPを選ぶときにどうするか決めなければならない問題。でもなー、ハイレゾはSONYが必死に推進してますけど、うまく軌道に乗るかどうか。クラシックはいけそうですけど、RockやPopsはどうかなぁ。あと例のCDを売るしか無い現状で、音楽配信中心のハイレゾフォーマットに手を出す余裕があるアーティストはそんなにおりますまい。っていうか、椎名さんしか聴かないわたくしには今のところハイレゾは縁がありませんので、従来型のフォーマットで出来る限りの高音質を目指そうと考えまして、ウォークマンやAKシリーズその他よりもiPodの方を選びました。

お次はイヤフォン。
おそらく音質に関していうならばもっとも支配的な影響のあるアイテムがイヤフォン(もしくはヘッドフォン)でしょう。モノによって性能や性格が全然違うので、気にいった奴を選ぶのが大変難しゅうございます。価格なんとかとか某巨大掲示板などを参考にインプレをかき集めて検討しますが、もちろんそんなものは当てになりません。w
お店に行って片っ端から試聴します。メジャーなSONYやオーディオテクニカあたりは、けっこう高い奴までそこら辺に展示されてますが、その他の高い奴はケースの中にしまってあるので、お店の人に出して貰わないと試聴できないのがなかなか辛い。その点、「ヘッドフォン祭り」とかのイベントは楽です。何十万もするハイエンドだってそこら辺に置いてありますから、思う存分試聴できます。
試聴のポイントは自分の音源を持っていくということでしょう。自分が良く聞く楽曲でテストしなきゃ意味がありません。
あと、装備?持っていくのがiPod nanoだけとかだとお店の人になめられます。3段とか4段重ねはとにかく、ポータブルアンプぐらいは持っていった方がハッタリが効いてスムーズに話が進みます。人間なんてそんなもんだ。w
試聴したからってイッパツで気にいった奴に当たるとは限りませんし、実際に使ってみないと本当のところはわかりません。そういったわけで次から次へと買い込むことになるわけですな。なんだかんだで10個以上買いましたね。
その中で気にいったのがEtymotic ResearchのER-4SとSONYのMDR-EX510SL、後に再評価したSHURE SE215あたりでした。

インピーダンスの高いER-4Sのおかげで(DAP直刺だと音量が取れない。)不本意ながらポータブルアンプ必須になってしまいました。w
で、どうせならということで、さらにエスカレートしてDACを別に用意して3段重ねになってしまうという。ここまでやるつもりはなかったんですけど・・・

というような対策を講じたおかげで、かなり満足のいくレベルで椎名さんの楽曲を聴くことが出来ていると思います。では、そうやって聴いてみてなにがわかったか。知らない人が思っているよりずっとハイレベルな楽曲だということですかね。これは歌が上手いとか歌詞がどうのとかではなく、音作りがとても生々しく感じます。誰かと比較するのはいろいろ難しいんですが、椎名さんの楽曲はとても個性的。ギターが前面に出てくるのはもちろん、スピード感とかいかにも椎名さんの歌らしいと感じます。わたくしの狭い知見ではこれに似たものが思いつかないです。まあこれが「へきロック」って奴ですかね。

ライブは都合6回しかいったことがありませんし、現状ではそんなに回数があるわけでもない。今年はもう無いと言われてますし。orz
ならば毎日聴く環境の方を充実させようというのがウチのドクトリンなわけでございます。
# by namatee_namatee | 2014-08-19 22:42 | music | Comments(12)

ライブ vs 何か

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最初に歌い手さんのライブというものに行こうと思ったとき、まあネットで情報を集めたわけです。一般的な情報ですね。

ライブの様子てのは、ホールなのかライブハウスなのか、あるいはアリーナとかスタジアムとか、場所によっても違うし、もちろんアーティストでも違います。その前に音楽の種類によっても違いますね。当たり前。
クラシックのコンサートとかなら経験がなくはないんですが、あれは基本じっと座って聴いていれば良いわけで、むしろ騒いだら怒られます。w

その下調べの過程の中で、椎名さんのライブはロック・ヘヴィメタルの影響強く受け、近年は特にライブハウスが中心になっているということがわかってまいりました。
そんなことも知らんのか、と言われるかもしれませんが、その手には全く興味も知識もなかったですからね。

で、まず一般的なそういった方面(HR/HM)のライブ・コンサートの情報を集めますと、これは前にも書きましたが「ダイブ」とか「モッシュ」とか出てくる。どんなもんかと思ってようつべ様で見てみると・・・やばいじゃん。(汗

いくらなんでも声優さんのライブでダイブモッシュはないだろ?と思っていたら、椎名さんの場合、かつてはあったという情報が。さすがです。w

今度は別な面から。声優さんとかアイドルとかのライブ・コンサートにつきもののアレ、サイリウム。当時のわたくしの認識ではその手のライブ・コンサートではすべからく、サイリウムを振ると思っておりました。

ただ椎名さんの場合は前述の通りHR/HMに近いスタイルだと聞いておりまして、実際にDVD他の映像を観たところでも確かにそんな感じ。当時は椎名さんの立ち位置として声優さんなのか歌い手さんなのかというところを見定めかねていたところもあり、なんかいろいろと混乱したのを覚えています。

サイリウムを振りまわす気は毛頭ありませんでしたので、必須ということならば行かなかったでしょう。幸いにして椎名さんのライブはサイリウムは使わない、というかブレークした当時はまだ一般的じゃなかったのかもしれません。それがそのまま今に繋がっているんでしょうなぁ。

無理矢理理屈っぽくいくと、椎名さんのライブというものはサイリウムというものが象徴する何かとは正反対の性格を持っているのではないかなどと。
椎名さんのファンというのは、キッカケは「椎名へきる」という声優さんのファンになった人がほとんどじゃないでしょうか。でも楽曲の方はどんどん進化?変化?して、初期のいかにもアイドル然とした楽曲とは比べ物にならないハードなものになっていきました。もう何度もネタにしたことですけど。
今でもファンを続けている人の多くは、デビュー当時からの人が多いのではないかと推測します。彼ら彼女らの多くはあの劇的な音楽性の変化についてきた人たちなんですね。楽曲はデビュー当時と今ではまったくつながりがないと言ってよいし、本人の声すら当時とはずいぶん違ってます。それでもついて来たのは何故か・・・というのは今回の本題ではないので、ここで終わり。w

まあ古い歌でも最近の歌でも同じように盛り上がれるのは不思議と言えば不思議。初期の楽曲にはHR/HM的な要素は薄く、反対に最近の歌はハードなのが多く、それをセットリストで組み合わせて上手いこと観客を乗せる。客の方は客の方で、HR/HMっぽいのもヲタっぽいのも、そつなくシームレスにこなしちゃう。長い間に作り上げられた様式みたいなものなんでしょうが、いきなり観に行ったわたくしには新鮮でしたねぇ。なんかすごいものを観ているんじゃないか、と心が躍ったのを覚えてます。HR/HMに似ているけど、実は違う、なにか特別なパフォーマンスとでもいうか、これがウワサに聞いた椎名へきるのライブなんだ、と感心してましたよ。

本題に戻ると・・・本題はなにかというと、ライブのときにどういう準備をしたのかという話なんですよ。w
集めた情報から椎名さんのライブでは相当激しい人の波にもまれる可能性があるということはわかりました。荷物は会場の中には持っていかない方が良いというのが大方の意見。コインロッカーを使うわけですが、ライブハウスのコインロッカーは小さいのが多くて、グッズとか買うと入り切らなくなっちゃう。それはそれとしても、冬の寒い時期だと中ではTシャツ1枚、外はダウンジャケットとかで、どのタイミングでコインロッカーに服や荷物を預けるかが難しかったですね。何度か行ったことのあるところならば様子もわかるんですが、わたしゃライブ自体も初めて同然だったわけでして。
あと靴はサンダルとかじゃなくてちゃんとした靴を履いていけとかね。これも正解でした。ぴょんぴょん跳ねている人に踏まれますからね。ものすごくエキサイトしているわりに、足を踏んだり肘が当たってしまったりした時は皆さん、ちゃんとお詫びをするんです。マナー良いな、と思いました。
困ったのはメガネ。椎名さんのライブでなくて、一般的にメガネはやめておいた方が良いのだそうです。まあ暴れますからね。メガネなんて弾き飛ばされて踏まれたらお終いですよ。なので目の悪い人はコンタクトレンズ、できればそれもやめた方が、なんて書いてある。サバゲで使うこともあるので使い捨てのコンタクトレンズは持ってますが、実は重大な欠点がありましてね。老眼が進んで来ているのでコンタクトだと近くが見えないという。orz
メガネだったらはずせば近くのものを見ることができますが、コンタクトでは無理。ちょっとした注意書きを読もうとか、スマホの画面を見ようとか思っても見れない。これは不便です。老眼鏡も持っていくとメガネをやめた意味がないし。これは予備のメガネでも用意するしか対処のしようがありません。

といった感じでwktkしながら行ったのがほぼ1年前の新宿BLAZEで行われた「HEKIRU SHIINA LIVE TOUR 2013 ~Early Spring~」ということであります。

この時は必死に情報収集したおかげでライブをまずまず快適に観ることができました。で、このネタと対になるネタがあるんですが、本日は長くなったし眠いので続きは明日ということで。w
# by namatee_namatee | 2014-08-18 21:27 | music | Comments(10)

久しぶりに登場

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結局お盆休みはどこへも出かけずに終わってしまったなぁ。どこかへ出かけるどころか、連休初日のお墓参り以外はウチから一歩も出てませんよ。(汗
相変わらず胃腸は本調子じゃないし。何が原因なんだか。健康診断のバリウムに当たったのかなぁ。

というわけで、本日は久しぶりにサバゲ関連ネタ。といっても新しい何かを買ったとかそういう華々しい話ではありません。やることがないから掃除しましたというようなネタ。w

写真の撮り方を失敗しましたが、これはAKS74UNと言いまして、見ての通りAKの類。別名「クリンコフ」とも。台湾のLCT製で、見た目はなかなか良い出来です。さすがLCT。そのかわり小さいくせに重い。鉄ですからね。磁石が遠慮無しにかっちんとくっついちゃいます。ストックの剛性とか、本物より堅いんじゃないのってぐらい。全くガタが無いです。
短い鉄砲はあまり好きではないので、買った当初こそ何回か使ったものの、その後は放置されていたんですが、先日のサバゲで久しぶり(1年ぶりぐらい?)に使ったのでバレルのあたりをお掃除。いわゆるショートバレル流速(別名爆音流速)なので、精密射撃向きではありませんが、それでもバレルが汚れると弾筋が乱れたりする。

これ、30m以内の直射命みたいなセッティングなので、接近戦では使いやすいんですが、遠距離になると射程距離の見定めが難しいんですよ。長いバレルで普通に弾を飛ばす、ウチのでいうとVFC HK417とかG&P M16A4とかはターゲットが30mより遠くても緩やかな山なり弾道である程度はまとまって着弾してくれるんですけど、こいつは30m以遠では急速にバラつきが大きくなって当たらなくなっちゃいます。そういつもいつもこちらの得意な射程に敵がいてくれるとは限らないので、実戦(サバゲの)ではイマイチ使い辛いと。
前述の通り、見た目よりも重いのも使い辛いところ。マルイの次世代クリンコフの方が軽くて実戦向きかも。要するに機動力の乏しいわたくしのようなおっさんには、素直な弾道で近くから遠距離まで満遍なく当てられる鉄砲に光学機器を載せたものが向いているということなんでしょう。わたしゃやっぱりAR-15の類が好きですね。

AKS74UNはウサーマ・ビン・ラーディン氏の愛銃?傍らに置いてあった銃として有名かな。あと「ヨルムンガンド」の冒頭のシーンでヨナが崖下に投げ捨てちゃうのもこれ。見るたびに「あ、もったいない。」って思います。w
# by namatee_namatee | 2014-08-17 21:55 | survival game | Comments(4)

早起き苦手なもんで

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ラジオを録音するためのソフトウェアの図。

見ての通り「みたいラジオ」の録音のためにあるようなもんです。ごくマレに他の番組を録音することもないことはないんですけど。
土曜日の朝4:00に早起きしてラジオを聴くってのも考えようによってはオツなもんですが、わたくしの場合は大体は寝過ごしますね。w
寝過ごしてしまっては意味がないので、こうやって録音しておくわけです。録音しておけば後でまた聴くこともできますし。椎名さんがラジオで話している声や口調からは書籍や歌ではわからない、事柄に対する心情のようなものも読み取れますし。わたくしにとっては書籍・ネットその他の情報とあわせて研究を進めるための資料のひとつですかね。
「みたいラジオ」という番組の特徴として、かつての逸話が語られることが多いんですよね。まあ活動期間が20年もありますからね。ただそれは新しいネタがあんまりないということの裏返しでもあるので、なんとなく微妙な気もするんですけど。(汗
あともの凄く内輪ウケっぽい。あの番組を椎名へきるという人について何も知らずに初めて聴いたら、何が面白いのか、なんで朝の4時からヘヴィメタルがかかるのか、全くわからないでしょう。カントリーマアムとかガリガリ君とか炭酸飲料のネタばっかりな上に、アイスの味見して感想が「冷たい!」とかですからね。w

番組で語られるかつての逸話、それは公式なお話なわけです。公の場で当の本人が話しているんですから。それに対して、わたくしが集めた資料とかインタビューした事、自分で勝手に推測したこと、そこら辺を対比させたりして自分なりの考えを纏めていく、ってのがわたくしのやっていることなわけでして。なんていいますか、語られるときの口調とでもいうんですか、そういった文章や写真にはない情報も加えて持論の補強をするとでもいいますか。それでどうなるんだと言われると困りますが、わたくしが誰かにのめり込むというのはこういうやり方になるということなんでしょうなぁ。おっと、だからといってまとまった論文みたいなものを書いているわけではありません。身にしみるというか、頭の中に浮かんだ考えをここへ書きなぐっているだけです。

この番組で語られるかつての逸話とかは裏付けにもなるし、新しい切り口を見つけるキッカケだったりもするんです。・・・などと偉そうに書いてますが、実際はゲラゲラ笑ってお終いということが多いんですけどね。
わたくしは古くからのファンじゃないし、内輪ウケは微妙と思うんですが、あの面白さはわかります。なんていうんですかね、あのgdgdした感じ。笑わせようとしているわけじゃないのに笑ってしまうとでもいうか。たまにマジメな話もあるんですけど、それもあまり強調されない。椎名さんに怒られている人なんかいるんですが(結構マジで怒られてた。)、次の回では自分が怒られたいという人が出て来たりして、そういうコーナーになっちゃう。まあよくあるノリではあるんですが、パーソナリティのキャラクターと相まって、部分部分は変なんだけど数回にわたる番組の流れ、もしくは番組の色みたいなものはなにかいろいろと弁えた穏やかな流れなんですよね。下らないと切って捨ててしまうのは惜しいんですね。

このソフト、たまに録音に失敗します。iMacにインストールしてあるんですが、スリープからの復帰に失敗することがあります。これが全部録音されないんじゃなくて、冒頭から10分だけ録音してそこで切れてるとかなんですよ。実に悔しい。w
予防策として同じソフトウェアのWindows版を会社からもらってきたノートPCにインストールしてます。iMacの方が失敗してもそちらが大丈夫だろうと。ところがどっこい、これがうまくいかないんですよ。未だかつてWindows版で録音に成功したことがない。w
管理者権限で起動してどうのとか、スリープを許可がどうのとか、Mac OS X版と違ってイロイロ設定があってそのどこかが間違っているんでしょうけど、何がダメなのかよくわからない。時間になったらスリープ解除して録音が終ったらスリープしてくれるだけで良いんだがなぁ。orz
# by namatee_namatee | 2014-08-16 19:42 | music | Comments(8)

ひとそれぞれ(耳)

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SHURE SE535LTD付属のイヤーチップの図。

さすがかつてのフラッグシップ、それなりに充実してます。あ、グレーのは純正じゃないですね。COMPLYのです。
イヤーチップはカナル型イヤフォンのキモとでもいうべきパーツで、これがあわないと本来の音が出ないんですよ。耳の形状は人によって全然違うので、気のきいたイヤフォンはこのように何種類かのイヤーチップがついてきます。
SHUREのイヤフォンは高い遮音性がウリでして、フォームタイプ(低反発のクッションみたいなの)のイヤーチップだと外の音はほぼ聴こえなくなりますね。写真だと下の列の3ペア、上の列のグレーの奴、本体の奴がそれで、これはちょっと潰して捩じ込む感じで耳に装着するんですが、しばらくすると耳の中で元に戻ってくる。次第に外の音が聴こえなくなってくる感じがおもしろいです。
SHUREの場合、普通の形状の奴のサイズは3種類、黄色い奴はなんていうんですかね、これはフリーサイズみたいで1種類しかありませんでした。このタイプは耳にピッタリはまるので、動いてもずれないし前述の通り遮音性能が高いので使いやすいですね。ただキツ目だと低音が強調される傾向になるような気がします。わたくしの場合、SE535は多発BA型で音のバランスが良いので、純正のイヤーチップのLサイズでちょうど良いんですが、元々低音が強いダイナミック型のSE215だと同じイヤーチップでは低音が多くなりすぎるんですよ。ではちょっと緩めに純正のMサイズで、と今度は低音スカスカになっちゃう。なので純正のLとMの中間ぐらいのCOMPLYの奴を使ってます。

といった感じで、イヤーチップで耳へのフィット感だけでなく音も好みに合わせて微調整ができるんですが、問題は使ってみないとその効果がわからないということでしょう。サイズが合うかどうかはもとより、音の変化なんて鳴らしてみるまでわかりませんから。でもって、純正にしろサードパーティにしろ、それなりの価格がするんですよ。同じサイズのものが何個かセットになっているのが多いんですが、そのセットが2,000円とかする。一発で狙った通りの奴に当たれば良いんですが、そうでない場合はいくつか買って試す必要があって出費がバカになりません。SE535LTDぐらいなら本体の価格に対してまあ2,000円や4,000円なら納得がいく投資でしょうけど、SE215は9,000円ぐらいのイヤフォンですからね。本体の半分近い金額を消耗品のイヤーチップに投じるのはどうかと。
その救済策なのか、ショップではセットじゃなくてバラ売りもしてたりします。500円ぐらいですかね。

ウチのSE215はケーブルも6,000円ぐらいのですけど換えてありますし、イヤーチップも何種類も試してますので、本体の2.5倍ぐらいのお金がかかってます。w
でも、結構はっきりと効果が出て面白いんですよ。おかげで一般的な評価ではSE535LTDの方が圧倒的ですけど、個人的にはSE215の方が好きだったりします。じゃあSE535LTDはいらなかったんじゃないかというとそうでもない。基準になるようなものが欲しかったので、これはこれで存在価値はあります。音も好みじゃないにせよ、良い音ですし。

といった感じで、沼は深いというお話でした。w
# by namatee_namatee | 2014-08-15 22:09 | audio | Comments(0)