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エアシップ

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「飛行船ものがたり:天沼春樹 NTT出版 1995年3月22日初版」でございます。
3600円也。高けぇな、おい。

一時期、飛行船に興味を持った時期がありまして、その頃に買った本。
飛行船というとツェッペリン伯爵の硬式飛行船が有名ですが、この本ではそれ以前とそれ以降も含めて飛行船の果てしなく続いた苦難と一瞬の栄光の歴史が描かれています。
あ、歴史というと語弊があるかも。あの有名なヒンデンブルク号の墜落で、命脈を絶たれたと思われていたツェッペリンの硬式飛行船は実は今でもあるんですよ。しかも日本に。それはツェッペリンNTという名で復活し、愛・地球博にも参加していました。かつての巨鯨達とは比べ物にならないほど小さいけど。(LZ129ヒンデンブルク号の全長は245m、ツェッペリンNT号は75m。)

乗れなくても良いから見てみたいですねぇ。長さ245mの物体が空に浮かんでいるところを。

そういうわけなので去年の春だったか、このツェッペリンNT号がウチの真上を通っていったときは感動しました。エアガンで撃ったらあたるぐらいの低空を飛んでました。w
by namatee_namatee | 2006-07-05 19:51 | book | Comments(2)

危険物

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「講談社MOOK エコ旅・道具完全ガイド ポンチョ 2006春・夏」でございます。

これは危ない。こういう本を読むと掲載されているアイテムを片っ端から買いたくなります。血が騒ぐってやつですか。今のところはウチの財政が危機的状況から脱しきっていないのでどうにもなりませんが。来月はボーナスの月ですからね。何が起きても知りませんよ。w

でも自転車についての記事にはちょっと異論あり。BD-1はフレームに折り畳み機構をもうけず、サスペンションにその役目を持たせたことがフォールディングバイクとして優秀、みたいなことが書いてありますが、かえってその構造のせいでたいして役にも立たないサスペンションを持つ羽目になっているんです。実際に乗ってみると、フレームをまっぷたつに折り曲げてしまうダホンのヘリオスの方がずっと速いし、構造的に不利な点も特にないのでした。なんてったって両方買って乗り比べたんだから間違い無し。見た目やメカニズムでは確かにBD-1の方が面白みがありますが、自転車としての性能はヘリオスの圧勝です。残念。

そうはいってもまたBD-1に乗りたくなったのですが・・・
by namatee_namatee | 2006-06-09 19:54 | book | Comments(5)

「大体こうなることは早くからわかっていましたよ」

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「北欧空戦史:中山雅洋」朝日ソノラマ、昭和61年2月15日 5版発行とあります。いつも読んでいたのでボロボロ。カバーなんてどこかにいっちゃいました。文庫本はこれが困りものなんだよなー。

内容は第二次世界大戦(以下WW2)時の北欧3国の戦いのエピソードです。

WW2というと、日本人の我々には真珠湾攻撃から始まり東京大空襲、原爆で終わる太平洋戦争もしくは大東亜戦争が身近というか、いろいろと情報も多く、どのような経過をたどったか、どんな様子だったかも比較的詳しく知られていると思います。ヨーロッパの戦いについても、ドイツ・イタリア・イギリス・ソ連・米国を中心としたものについては比較的知られています。
大国が巨大な軍事力を動員して戦い、一流の航空機・戦車・軍艦などが戦いに投入され、お互いに大きな痛手を受けた・・・そういう印象がありますし、実際そうだったんでしょう。しかし同じくWW2に巻き込まれてしまった北欧ではちょっと様子が違っていました。なんていったってかの国々では自前で飛行機が作れませんから。必要だけど作れないならばどこかから買ってこなければならない。あちこち奔走して飛行機を売ってくれるところを探したりします。契約してもキャンセルされちゃったり、届かなかったり。なんとか届いてもろくでもない飛行機ばっかりで使いものにならなかったり。苦労したスウェーデンは自前で飛行機を作ることにして、それがサーブの始まりです。

いよいよ戦雲急を告げる1939年。関連する各国の第一線の戦闘機・爆撃機はどんな様子だったかというと・・・
フィンランド:戦闘機36機/爆撃機18機
スウェーデン:戦闘機なし/爆撃機5-6機
ノルウェー:戦闘機なし/爆撃機なし
ドイツ:戦闘機1611機/爆撃機1546機
ソ連:戦闘機多数/爆撃機多数w
うは、スウェーデンとかノルウェーとかやばいよ。w
両国とも中立なんですが、イギリスと死闘を続けるドイツはそんなものにお構いなしにノルウェーに侵入します。当然あっという間にこてんぱんにやられて占領されちゃいます。
タイトルの「大体こうなることは早くからわかっていましたよ」ってのはそのときにドイツ空軍将校を出迎えたノルウェー空軍士官の言葉。わたしのお気に入り。w

ソ連はフィンランドにちょっかい出しますが、これが手ごわい。たった36機の戦闘機(フォッカーD21)ですが、めちゃくちゃ強い。あっという間に粉砕されるということもなく、反対にソ連軍に膨大な損害を与えてなんとか講和することに成功します。そうこうしているうちに、独ソ戦がはじまり、フィンランドは枢軸国側についてソ連と再戦することになります。今度の主力戦闘機はブリュースター・バッファロー。44機しかないけどな。日本人にとっては太平洋戦線で零戦にあっというまにやられちゃった情けない印象しかない戦闘機なんですが、これがフィンランド人が乗ると強い。一機平均10機のソ連機を落とすという活躍ぶり。後にメッサーシュミットMe109に交代するまでフィンランドを守り抜きます。
なんていうか、ぼろっちぃ飛行機ばっかりなんですよね。しかし戦争は深みにはまることなくぎりぎりのところで講和に持ち込むしたたかさ。外交の延長としての戦争って感じがします。

他にもいろいろエピソードがあるんですが、とても書ききれない。(汗
スウェーデンの大変な様子は以下のリンクをどうぞ。
http://www.warbirds.jp/truth/sweden.html

まあ戦争やるならこのくらいうまく立ち回れってことですかね。
by namatee_namatee | 2006-06-04 22:19 | book | Comments(2)

ネタが混じってます。

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「世界の駄っ作機1-3巻+番外編―蛇の目の花園:岡部ださく」でございます。
この本は解説が難しい。古今東西の飛行機屋さんの悪戦苦闘ぶりを面白おかしく紹介した本といえば良いのかなあ?要するに失敗作のお話です。「世界の傑作機」は有名ですが、失敗作はなかなか日の目をみないもので、そんな不憫な飛行機にスポットを当てた本です。
そういうことを言うと日本の飛行機はどれもこれも失敗作ばかりのような気がするんですが、それはさておき、この本に登場する飛行機達は前述の通り日の目を見なかったモノばかり。ほとんどがマイナーな機体なんですが、それを良いことに完全にオリジナルな実在しない飛行機が混じっているんですね。その筋の人たちですら、コロッとだまされてしまったそうな。
それがなんという機体なのか・・・それが知りたければ買って読んでください。面白いから。
by namatee_namatee | 2006-05-30 20:32 | book | Comments(0)

牧師と神父の違い、知ってる?

「狂骨の夢」京極夏彦:講談社NOVELS、ブックオフで550円。

先日の義父の葬儀は神葬祭でした。この「狂骨の夢」にも前話「魍魎の匣」からの流れで神葬祭の様子が描かれています。神官はもちろん京極堂こと中善寺秋彦でございます。

わたしの場合、坊さんというと聖職者でありながら脂ぎっているというイメージが強くて、仏式の葬儀では真剣に亡くなった方のご冥福をお祈りするというより、坊主、金儲けに必死だな、とか良い戒名をもらうのにはいくら位かかるのかなぁ、とか俗なことばかり考えてしまっていけません。その点、神葬祭の場合は執り行うのが神官、これはとても神聖な感じがいたします。亡くなったのが尊敬していた義父であるということもあいまって、非常に敬虔な気持ちになりました。

敬虔な気持ちになったのは確かですが、神官の声と祭詞の唱え方が「カリオストロの城」の大司教そっくりで、ちょっと笑ってしまいました。

「古の習わしに従い、指輪を交わして婚姻の誓いとなす。カリオストロ公国大公息女、クラリス・ド・カリオストロよ。この婚姻に同意するか、異議なきときは沈黙をもって答えよ」
「神の祝福があらんことを…」
「異議有り!。この婚礼は欲望の汚れに満ちているぞ」
って奴ですな。書きながら思い出しても似ているなぁ。なんとかこのセリフを言ってもらう方法はないかなぁ。

「狂骨の夢」について。
感想:勘違いと思い込みは恐ろしい。主題は神道と仏教とキリスト教の三つ巴でしょうか。この本を読んで牧師と神父の違いをはじめて知りました。また宗教について興味を持つようになりました。
登場するヒロイン、朱美さんがお気に入りです。違うシリーズの「巷説百物語」に登場するお銀さんとも通ずるキャラクターで、なんとも魅力的。自分のことを「妾(あたし)」というのが良い。たぶん、京極さんもお気に入りなのでしょう、次々作の「塗仏の宴」(宴の支度+宴の始末で実に1248頁の大作)で再度登場します。
具体的なストーリーについては書くだけ野暮。ぜひお読みになっていただきたいと思います。
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by namatee_namatee | 2006-04-28 20:58 | book | Comments(0)

東部戦線の将兵に告ぐ

「憂慮のうちに数ヶ月にわたる沈黙を強いられた末、いまや将兵諸君に真相を語りうる時が来た・・・わが国境にはソ連軍160個師団が配置されており、ここ数週間、国境のみならず高緯度地方およびルーマニアにも部隊移動が絶えない・・・東部戦線の将兵よ、この瞬間に史上最大の規模の作戦が開始されるのである・・・」

1941年6月22日の総統命令でございます。運命の「バルバロッサ作戦」開始の瞬間。
格好よいなぁ、おい。

写真は「バルバロッサ作戦」パウル・カレル著:学研M文庫であります。ずっと前に買ったけど実は未読。だって上中下って3巻もある上に内容が難しいんですよ。(汗
ここのところ、Webなどでもっと読みやすい資料を漁り、やっと挑戦できる予備知識が身に付いたと思えるようになったので、再度挑戦しようとしているところであります。
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by namatee_namatee | 2006-04-26 18:43 | book | Comments(0)

まじめな本

ここにリンクしていただいている(メモ帳からリンクをたどれます)ラードさんのブログでは、「人生に影響を与えた本」として格調の高い書籍が紹介されているのですが、それに引き換え、ウチのブログは・・・ドクター秩父山だのイニシャルDだの、下世話なこと甚だしいので、ちょっと真剣な本を記事にしておきます。

「20世紀のエンジン史:鈴木孝」
航空用レシプロエンジンの本です。といっても前半のテーマがスリーブバルブ、後半が航空用ディーゼルという・・・そんなものがあったことすらみんな忘れているシロモノの話です。
両者ともガソリンのオクタン価が低かった時代に、高出力を得るために考えられた航空用エンジンなのですが、複雑な機構をものにするのに苦労している間にガソリンのオクタン価が飛躍的に高くなってしまい、結局役に立たなかったという・・・話なんでしょうね。まだ読みきっていないのでよく分からんのです。ダメじゃん。
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by namatee_namatee | 2006-04-20 20:49 | book | Comments(11)

今さらですが

イニシャルDでございます。ずいぶん前の16巻。それだけなら特にどうということもありませんが、なぜか2冊あるのです。わたしと嫁がそれぞれ同時に買ってきてしまったのでした。
そのほか、イニD関連の同人誌も多数在庫しているようでございます。わたしの管轄ではないので詳しくは知ってますが知らないのでした。

ハチロクってのは、わたしが大学の自動車部にいたころに発売されたんですが、出た時から旧式という・・・4A-Gは当時の他の重たいエンジンと比べるとずっと近代的で軽々と回りましたが、シャーシはもう古くて古くてリアサスなんてリジッドですからね。一代前のTE71のころから何ほども変わってません。わたしとしては、このエンジンにふさわしい本命の車はMR2かカローラFXだと思っていたんですが・・・2車ともハチロクほどの伝説を作れませんでした。

それでも友人や知り合いはハチロクを買いました。アクセルを踏むとケツが出るのが楽しかったんでしょうね。わたしはそういう瞬間芸的なドライビングは好きじゃなかったので、実質的に速い4WDの方向に傾いていったのですが、このイニD的な流れで行くとそれはヤラレ役の方になりますね。w

ただ踏んでケツを出すのと、速く走るために滑らしていくのでは同じドリフトでも意味が全然違います。どうも当時のわたし達のドライビングに対する意識はそれが分かるところまで到達することが出来なかったようなのでした。後に土屋圭一さんが走っているのをビデオで見たときに、修行の足りなさとレベル・意識の低さを痛感した次第でございます。

思うにタイヤとサスペンションの急速な進化が起きる前と起きたあとの境目にわたしの青春時代はあったのではないかと。おかげで中途半端な乗り方しか出来なくなってしまったのですなぁ。

いやしかし、スイスポでハチロクには負ける気はしないけどな。っていうか、絶対負けない。w
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by namatee_namatee | 2006-04-19 22:46 | book | Comments(4)

今週の法律

法律大魔王様より・・・
「これが今週の法律だ!」

「今週の法律」
言葉の語尾に”・・・ときたもんだ”とつけること

秩父山:「奥さん!ご主人の命は・・・長くてあと3ヶ月ときたもんだ!」
奥さん:「先生!手術で主人を救ってくださいときたもんだ!!」

ダメだ、何度読んでも笑ってしまう。
あと「ユーモア入道」とか、ダメ。何度読んでもツボにはまっちゃう。

本日のネタは「ドクター秩父山」でございます。残念ながらウチにあるのはオリジナルではなくて、ダイジェストの復刻版。某ぎんなんさんの職場にはちゃんとオリジナルがあったはず。
復刻版とはいえ、初版1997年11月1日、ウチにあるのは1997年12月10日の日付のある第2刷であります。

いやぁ、このシリーズ(本のネタ)はネタがなかなか切れなくて楽で良いなぁ。w
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by namatee_namatee | 2006-04-17 20:12 | book | Comments(0)

マニアック?

「ホレーショ・ホーンブロワーの生涯とその時代」C.N.パーキンソン著。原著は1970年に書かれたようです。
例によって至誠堂の本で昭和61年6月15日第15刷発行とあります。買ったのは5年前なんだけど。(汗

内容はちょっとマニアック。英国の著名な海軍軍人であるところの「ホレーショ・ホーンブロワー」の伝記です。ただし、「ホレーショ・ホーンブロワー」は架空の人物だけどな。

「ホレーショ・ホーンブロワー」はC.S.フォレスターという人が書いたホーンブロワーシリーズの主人公で、ナポレオンと英国が戦争していた時代、彼が士官候補生から提督になるまでのお話です。本編10冊+別冊2冊だったかな、日本語訳もでてます。わたしは中学生の頃、これを読みましてそれ以来はまり続けているのでした。w
英国では人気のあるキャラクターのようで、TVドラマにもなってます。たしか数年前にNHK-BSでも放送されていたような。

無いものをあるように書き連ねて、いかにも実在するような気にさせるモノとして「鼻行類」(←友人に教えてもらった。良く知らない。)などと同じノリ?うっかりひっかかっちゃって、実在の人物・モノだと思い込んでしまう人があとをたたなかったそうです。
ちゃんと資料が載っているのですが「少年時代に持っていた絵(現在は筆者所有)」とか「1803年の海軍公報の写し」なんてあると、確かに本当の話だと錯覚しそうになりますわなぁ。
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by namatee_namatee | 2006-04-15 20:47 | book | Comments(2)