2018年 07月 01日 ( 1 )

暑い。orz

本日も暑かった。orz
気温は36度とかになってましたよ。特に用事もないし、こんな日に外出すると健康に悪い。なのでエアコン効かした部屋の中で読書・・・っていったって読んでいたのは先日ネタにした「女皇の帝国」の外伝。もともと思いつきで読んだわけですので、外伝まで買うつもりはなかったんですけど・・・
この「女皇の帝国」、そんなに真剣に読む種類の作品ではない思いますけど、外伝を読まないと意味不明なところがあるんですよ。ストーリーにはさほど影響がないものの気にはなるという。正直、ストーリーや設定はガバガバなんですけど、この外伝と本編の組み合わせのさじ加減はなかなかのもの。そのつもりがなくてもつい買っちゃう。
その最たるものが外伝の方のヒロイン「駒条宮澪子(くじょうのみやみこ)」。本編の方のヒロインは「桃園宮那子(とうえんのみやなこ)」で、名前からして紛らわしく、それが伏線っていうか「駒条宮澪子」は影武者という役割。で、本編読んでて影武者の活躍の話が出てきたら、そっちも読みたくなるのが人情ってもんでしょ?w
Wikipediaによればこの外伝は本編を一時中断して書かれたという話で、その是非はとにかく(最初にちゃんと全体のプロットみたいなものを考えておけよとは思います。)なるほど納得というエピソードのマッチング?組み合わせの妙。
本編と外伝が一体だとするとトータルで8巻にもなる作品で、前述の通り、そこまでするほどの話か?とも思うわけですけど、面白いことは面白かったです。オススメは・・・どうかな?理解できないとか肌に合わない人は多そう。

図の通り、ヒロインの「駒条宮澪子」はマウザーM712を愛用してます。「女皇の帝国 外伝」は殺し屋に追われながらヨーロッパを横断するお話なわけで、そこにマウザー(モーゼル)のブルームハンドルときたら思いつくのは「深夜プラス1」でしょう。わたくしごときに元ネタを看破されるとは底が浅いと言わざるをえませんけど楽しいし面白いことは面白いですね。このシリーズはそういう感じのわかりやすい元ネタや登場人物の設定が散りばめられております。
でも15歳の女子がM712を太腿の内側にくくりつけているってのはさすがにちと無理があるような。w

話が長いだけあって本編・外伝通して架空実在含めて非常に多くの人物が登場します。その中で個人的に気に入ったのは「ナコ・シスターズ」という「桃園宮那子内親王」の親衛隊(衛士隊)隊員の波木小桜という女性。本編の冒頭でいきなり自決したものの一命を取り留め、そのかわりソ連の捕虜になって薬物で洗脳されて、那子様の命を狙うというおいしい役。まあ役はおいしいんですけど、決着が尻すぼみっぽくてそこは残念。せっかく日ソの新型オートジャイロが登場するんだから那子様との空中戦で決着つけて欲しかった。でも登場人物の立場が比較的固定されたストーリーの中でドラマチックな変身ぶりは際立つと思う次第。

ちなみに続編の「女皇の聖戦」も読みました。電子書籍版があったのでKindleで。実はこちらの方がストーリーやエピソードの規模が大きい。なんてたってヨーロッパ戦線の話ですから。にもかかわらず3巻でまとめるという・・・バランス悪いなぁ。(汗
突拍子のなさは「女皇の帝国」をはるかに上回り、原子力推進や有人ロケットまで出て参ります。さすがにこれは笑わないわけにはいきません。w
それにしてもこのお話に登場する各国の実在の指導者はロクな奴がいない。ヒトラーはもちろん卑劣な極悪人、ルーズベルトは裏切り者だし、スターリンはアレだし、チャーチルも(ry
唯一、結果としての行動については比較的評価されているっぽいドゥーチェ、要するにムッソリーニだけが酷い目に逢わないで済んでいるわけですけど、どうも作者がイタリア好きみたいなので、理由はそれだけなんじゃないかと。w

このお話、荒唐無稽でガバガバなのは前述の通りですけど、世界的有名人でほとんどアイドルみたいな国際的な超人気者で、しかも内親王の「桃園宮那子」が国と国の戦争だっていうのにその人気や影響力、存在感のおかげで敵から個人的な首級を狙われるというところ、そしてその敵からはその活躍ぶりのせいで「魔女」よばわりという、その強烈な存在感にときめきました。まあそれがこのお話の主題のほとんどではあります。他の細かいところはどうでも良いんでしょう。人には勧められませんけど、わたくしは楽しめました。

いやしかしオートジャイロの研究にはほとんど役に立たなかったなぁ。w

by namatee_namatee | 2018-07-01 22:48 | book | Comments(0)