2014年 09月 27日 ( 1 )

みんなが思っているよりもずっと骨太な人。>椎名さん

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ウチの嫁が突然脈絡も無く「Dream Theater」と「Slipknot」のCDを借りて来たぞ。なんだ、どうしろってんだ。w
・・・ちょ。「Slipknot」格好良いじゃん。w
「Dream Theater」もそうですけど、なんていうか物騒な感じがたまりません。

っていうか、何か誤解があるような。わたくしは椎名さんの音楽を理解するためにHR/HMについて概論的にチェックしているのであって、そっちにどっぷりはまりたいわけではないんですけどね。確かに聴いていて、他のジャンルよりは心にグッサリと響きますが、やっぱり歌声が野郎の声だとのめり込んでしまうほどにはならないですね。あと歌詞が外国語ってのも未だ抵抗がありますな。

さて本題。
先日来、gdgdとネタにしている椎名さんの「20years of legend」という書籍について。ネタの持って行き方に苦慮してレスで小出しにしたせいで、どうにもまとめ辛くなってしまいましたが、いつまでも放って置くわけにも行きませんので無理矢理まとめます。w

ある意味予想通り。
はるか前に書いたんですが、椎名さんという人は基本的に変なゴマカシというか、ややこしい情報の撹乱とでもいうのか、意図的な嘘はつかない、もしくはつけない人のように見えます。これは明らかになっている事実と「HEKIRU FILE」などに記載されている本人の記述をつき合わせて得たことなので、わたくしの一方的な思い入れというわけでもないです。
どうしても嘘をつかなければならないようなことについては、あえて触れない、語らないというスタンスのようですね。
単純というのも変なんですが、ストレートで癖の無い身の処し方だと思います。なのでなおさら、一時期あったあることないことをネタにしたバッシングもどきに腹が立つんですよね。

さて、そういう椎名さんが自身のアルバムについてインタビューに答えたというのが、この「20years of legend」という書籍の内容になります。

一般的に「椎名へきる」という人のイメージってどんななんだろ?
「1990年代後半に第なん次声優ブームとかで出てきた、歌歌ってアルバム出したりライブやったりする新しいタイプの声優さん、でも最近みかけないね。もう結婚して引退しちゃった?」みたいな感じですかね。もう少し突っ込むと「歌もルックスも中途半端。だからあっという間に居なくなった。」とか「アーティスト宣言で声オタに嫌われた。」とか。
それらは確かに一面ではありますが、本質的には椎名さんという人を顕しては居ないんですよ、これが。

椎名さんに限らず、誰かを言葉や文章で表現しようとするには、要約した簡単な数語で顕すことはできないんですよ。様々な事情、状況、関係する人々や組織、調査が進んでいくと新たな事実と言うか要素とか関係が次々と出てまいります。それはかなりの分量がある上に判断に迷うような曖昧な要素を含んでおり、どう判断して良いかが悩みどころ。

わたくしは未だに決定的にこうだ!と普遍的な短い言葉でまとめることが出来ないでいます。>椎名さん
「そんな、椎名へきるごときで。w」と言われるかも知れませんが、資料を貸してやるからお前やってみろと言いたい。どうせ出来ないんですよ。こういうことは外野から適当なことを言うのは簡単です。だがしかし、実際にやってみればその奥の深さがわかる。やってみたかどうか、それこそが重要で、その線を踏み越えたものしか得られない権利ってのものがあるんですよ。w

わたくしの人生で、これほど興味をもった人は他にいませんね。自分とか嫁さんとかを含めても、ここまでいろいろ知りたいと思った人は居ません。

断片的ですが、普遍的な短めの言葉で表せる部分としては、椎名さんという人はそのイメージとは違って、音楽については相当な知識とこだわりをもった人であり、その点に関してはオタクであるということ。
追究した音楽はアイドル声優というイメージとは全く裏腹なものだったということ。これは人によっては認め辛いことなのかもしれません。声優ごときと下に見ておけば心の安寧を得られる人も居るかも知れませんしね。w

話をもどすと、この「20years of legend」には2014年現在の視点から椎名さんが自分のアルバムについて語っているわけですが、その内容についてはまあ予想通りといったところ。語られていたことは「HEKIRU FILE」やその他の書籍・webの情報、そしてなによりデビュー当時から熱心なファンの方々に聞いたお話を総合してわたくしが組み立てた、上に書いたようなイメージから大きく離れたものではありませんでした。

いくつか、改めてなるほどなと思ったことがありまして。それは楽曲制作の進め方みたいなものについて。ちょっと前に書きましたが、椎名さんの楽曲制作は椎名さん自身が取り仕切っているわけではなく、楽曲のプロデューサー、作曲する人、作詞の人、アレンジの人とそれぞれスタッフが居る。そういうことは初期はとにかく、今だったら椎名さん自身で全部出来ちゃうんじゃないのと思うんですが、そういうことはしないんですね。
それぞれの専門家に要望を伝えて発注(はっきり発注と言いました。)して、出来上がったのがあの楽曲なわけです。要望を伝えることは伝えるでしょうが、それを誰に依頼するかってのがむしろ肝心なはずで、そこら辺を実に巧みにこなしているのが印象的。少なくともこの書籍の中で語られている範囲では、どのアルバムも本人の意思に添った出来であるということのようです。まあ実際はいろいろあるでしょうけど。(汗

沢山の人名がでてくるんですが、そこら辺はわたくしのもっとも不得意とするジャンルですので、今後も研究が必要ですが、依頼した方々に良い仕事をしてもらって、それが後々の繋がりになっていく様子は実に興味深い。大きなヒットも無く、TVなどの露出が多いわけでもない、そんな椎名さんが20年も現役で、バンドのメンバーやスタッフもその道では一流な方々なのは、椎名さんのそういう人脈とか人徳みたいなものがあるんだろうなと納得した次第であります。

ふと思いついたことがあります。この手の書籍はアーティストとしての椎名さんのものしかないんですよ。声優としての足跡を記したものはない。これはわたくしが主張する「椎名へきるはアーティストであって、すでに声優という枠組みでは語れない。」という論の証左ではないかと。本人は声優だと言ってますし、わたくしもそれを否定するものではありませんが、実質的には皮肉にも「アーティスト宣言」に象徴される通り、やはり本質としては声優よりミュージシャンに重きを置いているのだろうなぁ、と思いますね。

キリが無いので結論めいたことを申し上げますと、椎名へきるという人は「良い時代に良い人に出会って自分を表現する機会に恵まれた、実に運の良い人」ということになると思います。本当に羨ましい。

写真は椎名つながりで購入した日本酒。椎名酒造店の「富久心」純米吟醸でございます。隣は言わずと知れた「撃破率120%」。w
椎名酒造店は実はわたくしの住む南東北(本当は北関東)の納豆の国の北部にあります。とても小さい酒蔵だそうですよ。ラベルは一枚一枚手書きだそうです。
先ほど飲んでみましたが、これは実に日本酒らしい日本酒で、がっしりと味わい深いお酒でした。見た目と違って軽快な「撃破率120%」とは対照的。
これは四合瓶という奴ですが、嫁さんと2人で空けましたらば、けっこう酔っぱらいましたね。今週は早番で朝早かったからなぁ。嫁さんはつぶれてテーブルに突っ伏して寝てます。w
by namatee_namatee | 2014-09-27 22:47 | music | Comments(32)