モンキーとかカブとかダックス、シャリィ、モトラ、SOLO、CD50&90、それにCL50。これらはひとまとめに横型エンジンと呼ばれます。あ、カブはちょっとジャンルが違うかな。
それに対して、同じホンダの4st原付で、ノーティダックスとかR&PとかCB50とかAPEは縦型エンジンです。シリンダーの向きからなんでしょうね。たぶん。
前にも書きましたが、はじめて所有したスポーツバイクはCB50JXでした。上記の分類で言うと縦型エンジンですな。CB50JXの系譜はというと、そもそものはじめは横型エンジンのSS50(1/27のエントリー参照)。そこから発展したCB50は縦型エンジンになり、さらにその次のモデルがCB50JXです。フロントブレーキがメカニカルディスクになり、6.0psから6.3psにパワーアップ。最終的には油圧ディスクのCB50Sになりました。ウチのCB50JXは友人に譲ってもらった奴で、黒にグリーンと黄色のストライプがはいったカラーリング。わたしはストライプをはがし、タンクもリアカウルも真っ黒にして、タンクにホンダのウイングマークを貼ってましたね。リムとかハンドルのメッキパーツとタンク・シートの黒が渋いコントラストでした。まるでBSAとかAJSみたいで気に入ってました。w
後にCB50Sも同じようにして乗りましたが、そちらはメーターとか細かいところが中途半端に近代的で、JXのようなクラシックな感じにはなりませんでしたね。性能は良かったんだがなぁ。同時代の2st原付に比べると、加速は負けましたが最高速度と燃費、耐久性で勝りました。
そういったわけで、わたしの場合は、ホンダの4st原付というとモンキーやゴリラで超メジャーな横型より、ちょっとマイナーな縦型エンジンの方に思い入れを持ちつづけたのでした。しかし、突然転機がやってまいります。w
それは「王立宇宙軍 オネアミスの翼」。当時愛読していた模型雑誌のモデルグラフィックスに「王立宇宙軍」の記事がありまして、その中にマティのバイクというのがあったんですね。確かシロツグが宇宙服着て乗っている図だったような。写真でシロツグが押しているのがそれです。作品の中でもちゃんと登場します。二回もこけてますけど。
これが横型エンジンなんですよ。この写真では分からないので
模型のページにリンク。
まさに横型エンジン。サイドカバーやタンクパッドとかはCB92(これは横型じゃない)を髣髴とさせますな。
でもツインだったのか・・・車体の大きさと劇中の音からシングルだとばかり思っていました。
これを見てから横型エンジンの原付が気になるようになり、さらに上野のバイク街で見たCL50に触発され、「王立宇宙軍」から実に20年、上野でCL50を見てから10年後、ついに自分で乗れるようになったというわけでございます。めでたしめでたし。
なのでCL50は衝動買いではないのですよ。しかし長い言い訳だな、おい。