ゆかりの地

というわけで、土日の小旅行のネタ。追記するのが面倒なので、本日のネタにしちゃう。
友人のタカ氏と前々から鎮守府とか要港部とか「艦これ」ゆかりの地を訪れるってのはどうよ?みたいな話がありまして、タカ氏はすでに呉は訪問済みだったのをわたくしに合わせて再訪してもらって、ついでに岐阜にあるという「三式戦」も見ましょうというのが今回のイベントの趣旨でございます。
旅程としてはさほど複雑なものではありませんけど、名古屋から岐阜を経由して各務原に立ち寄るのがちょっと回りくどかったかな。JRで岐阜、そこから名鉄と乗り換えが必要です。
「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」の最寄駅は「各務原市役所前」というんですけど、ここから地域の周回バスで向かうのが一番便利で安上がり。だがしかしタイミングが合わない。仕方ないのでタクシーで向かうことに。そういう事態は事前に予想していたのでスマホに「Japan Taxi」という配車アプリを入れておきました。でも前日に試したところでは、予約日時を入力するとエリアが対応してないみたいなことを言われてしまって「こりゃ電話した方が(ry」なんて思っていたんですけどね。w
当日に一かバチかで試してみたら、ちゃんと時間通りに指定の場所にタクシーが来てくれました。ちょっと感動。もっとも予約じゃなくて現地で手配したわけですから、電話でも結果は同じだと思いますけど。w

こちらが陸軍の三式戦闘機「飛燕」でございます。「キ61-II改」というのだそうで、Wikipediaによると二型の試作17号機とのこと。わたしゃ一型と思い込んでましたけど、二型だったのか。つまりこれは一昨日ネタにしたハ140を搭載した機体なんですな。
三式戦闘機、登場した頃には欧米の戦闘機は2,000馬力級が主流になっており、また液冷エンジンに不慣れな上にむやみに複雑なDB601系統のハ40やハ140はトラブルが多く、知名度ほどの戦績を残すことはできなかったと言われておりますけど、実物をみると格好良いですよ、これ。

その後、同じルートを戻って名古屋から新幹線で広島へ。18時過ぎにはビジネスホテルの「東横INN広島平和大通り」にチェックイン。思ったより時間がかからず余裕がありましたな。広島駅からの送迎バスはバスと言いながらミニバン、しかも「プレマシー」というミニバンの中でも小さい方。3列シートの狭さと乗り心地を体験できました。w
翌日は呉の各地を巡ります。広島・呉間は20数キロしかないんですけど、電車で行くと線路が単線のせいか1時間近くかかる。でも前述のプレマシーの送迎バスにタイミングよく乗れて駅まですぐに行けたので、10時ちょっと前には到着できました。>呉
呉の駅から高架式の通路で「大和ミュージアム」まで迷うことなくすぐに行けるのは便利です。とてもわかりやすい。
高架通路から地上に降りると「艦船めぐり」の呼び込み?案内をしてまして、時間もちょうど良いので、まずは呉の港の中を見ることに。
「艦船めぐり」の遊覧船はそれなりの大きさでしたけど、思っていたよりお客さんが多く、見晴らしの良いオープンデッキはけっこうな混み様。なので船室の方へ。ガラス越しなので写真が撮りづらくなるものの、エアコンが効いていて快適でした。
出航していきなりでくわしたのが、この巨大なタンカー2隻。どちらも38万トンとか言ってましたよ。でけぇ。
なにより船の舳先とは思えない、垂直な船首がすごい。抵抗が大きそう。速度より積載最優先なんでしょうな。

対照的にスマートなあぶくま型護衛艦「とね」。小型の護衛艦ですけど、マストとかアンテナとか細かいディテールが最高に格好良い、子供の頃から軍艦好きでしたけど、あの頃もこういう繊細なメカがぎっしり重なっているのがたまらなかったなぁ、と当時のwktkを思い出しましたよ。
奥の方にはネームシップの「あぶくま」もおりました。「とね」も「あぶくま」も「艦これ」でしゅっちゅうお世話になっている名前。名前の語感がスッと頭に入ってくる。w

次は「大和ミュージアム」。おなじみの1/10模型。これもでかい。
立体で見る「大和」は格好良いというより繊細で美しいという感じですな。わたくしのようなへそ曲がりには素直に好きとは言い難い雰囲気でもあります。w
この模型も見所ですけど、展示してある資料で断面図をリアルサイズに拡大したパネルがありまして、410mmの舷側装甲が実感できるのがよかったですね。41cmの装甲板って重たそう。w

こちらも有名な艦砲の砲弾各種の展示。左から46cm砲の九一式徹甲弾。赤いのは三式弾。その隣が41cm砲、36cm砲の九一式徹甲弾と続きます。どれも「艦これ」でお世話になっておりますなぁ。w
46cm砲の九一式徹甲弾は重さが1,460kgもあり、これが20-30km先から飛んでくるわけですから、そりゃ410mmの舷側装甲とか230mmの甲板装甲が必要になりますわな。

こちらは「大和ミュージアム」の隣にある「てつのくじら館」。展示してある「あきしお」の内部。昨日の写真の潜水艦ですな。
第二次世界大戦時のUボートとかをイメージしていたので思っていたより狭くなかったですね。とはいえ窓はない閉鎖された空間なので、この中で何ヶ月も任務につくと思うとちょっとビビりますけど。
それにしてもこの赤い照明が格好良い。

次は文化的な施設へ。「入船山記念館」でございます。呉鎮守府司令長官官舎ですって。
これがまたむやみに立派な建物で日本家屋と洋風の公邸がシームレスにつながっており、かなりの広さ。公邸の室内なんてこんなですよ。これで知事とか総理大臣の公邸じゃないんですから驚き。「艦これ」世界ではわたくしも横須賀鎮守府の提督ですけど、上司の司令長官がこんなところに居住しているとしたら、自分もそこそこの家に住んでいるということになるのかな?なんて思いながら見て回りました。

一通り見て回って駅へ向かいます。途中、なかなか雰囲気のある通りがあったので一枚。
漁港にはよく行くんですけど、呉のような軍港はあまり行ったことがないので雰囲気が新鮮です。「大和ミュージアム」他の施設へのアクセスの良さとか、観光資源として上手に活用しているなぁという印象もありました。あと瀬戸内という土地柄か、穏やかな空気で好ましかったですね。

ここからは食べたものの図。w
こちらは言わずと知れた広島の「お好み焼き」ですよ。「へんくつや本店」というお店で食べました。広島のお好み焼きはやきそばが入っているのは知ってましたけど、ソース焼きそばではないんですね。どちらかというとスパゲッティみたいな味のついていない麺で、お好み焼きの生地の部分は下側が主で上はほとんど卵焼きのようです。これが見た目は味が濃さそうで実際にソースのついた上の部分は濃いんですけど、麺と下の生地はあまり味がついてないので、全体としてはそんなにしょっぱくもないという絶妙な加減。おかげで飽きずに完食でしましたよ。
それにしてもここの歓楽街の規模には驚きました。風俗店の案内所とかもあるんですけど、周り中そういうお店かというとそんなこともなく、ファッショナブルなカフェとかイタリアンレストランとか、いろいろ入り混じっていて巨大。人も多く活気が半端ない。

これは初日の「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」で食べたカレー。なんか複雑な味わいでした。とても甘いのに辛い。謎な味。「赤だし」などの中部地方が得意な味噌とか入ってそうな味。これはこれで個性的で美味しい。w

こちらは「てつのくじら館」で食べた「あきしおカレー」。数量限定(50食)だそうです。こちらはごくオーソドックスなカレーの味。普通に美味しかったです。

最後は広島駅で買った駅弁。「活あなごめし」でございます。昔、名古屋在住の頃、広島出身の営業の人に「広島といえば牡蠣ですけど、あなごも美味しいんですよ。」と教わってから広島に行ったらあなごを食べようと思っていたんですけど、機会に恵まれずにおりました。帰りの新幹線は広島発15時ごろなので途中で駅弁でも食べようということになり、今回は迷いなくこれをセレクト。
なぜかうなぎで有名な浜名湖のあたりを通過中に食べました。w
これも美味しかったですけど、1,400円は微妙かな。

なんだかんだしながら21時半ごろ帰着。充実した2日間でございました。次は鎮守府つながりで佐世保か舞鶴か。舞鶴はとにかく佐世保は遠いな。2泊ぐらいしないと厳しい。いっそのこと大湊という手もありますな。

by namatee_namatee | 2019-09-30 22:56 | diary? | Comments(0)
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