先駆けになるか?

本日、PDIからシリンダーヘッドとWホールドパッキンが届いたので組み立て開始。まずは通常型のVSR-10を作ってパワー調整します。SNP Advancedに組み込んでしまってからだとノーマルのVSRほど簡単に分解できるかどうかわかりませんからね。
チャンバーは別途手配しておいたMaple LeafのVSR用チャンバーを使うつもりでしたけど、バレルとパッキンを組み込んでみるとうまくHOPパッキンの出っ張りがバレル内に出てこない。どうもHOPアームのHOPパッキンを押す部分の形状が悪いようです。長掛けHOP用に押す部分が長いんですけど、これがバレルのHOP窓と合わない。バレルかHOPアームか、どちらかを加工しないと上手く組めない感じ。それは面倒なので今回はActionArmy AAC T10のチャンバーを使うことに。ActionArmyのチャンバーは一見するとVSR純正と同じように見えますけど、実はスライダーみたいなパーツのHOPアームを押し下げる横棒がチャンバーを貫通しています。VSR純正ではこれが片持ちで、そのせいでHOPアームが傾いて押し下げられて弾道が曲がるという噂があります。本当のところはどうだかわかりませんけど。w
ActionArmyのチャンバーはその点が解決されているわけで、マルイさんでも採用してほしいぐらいのナイスアイディア。ただし、HOPアームを押し下げる横棒がチャンバーに接する部分が純正チャンバーの倍あるわけで、その分、HOP調整用のスライダーの動きが重い。おまけに横棒が通るスリットというか窓の部分、これが鋳造の関係か、かなり荒れていてなおさらスライダーの動きが悪くなっています。ここは荒れている部分をヤスリで均して、グリスを塗って対策。

余っているノーマルストックにレシーバー+シリンダーとチャンバー+バレル(PDI08バレル420mm)を組み込んでパワーチェック。スプリングはPDIの0.9Jスプリング(太径)であります。パワーアジャスターは2枚。0.28gBB弾で弾速を測ってみると・・・82.8m/s(HOP最強)と出ました。法定内ですけどギリギリすぎ。なにかあると法律に触れる初速になってしまうし、オーバーしなくてもフィールドのレギュレーションで使用不可になる可能性があります。仕方がないのでスプリングを2.5巻ほどカット。カットした端をリューターで削って処理、パワーアジャスターは1枚で再度計測。今度は76m/sとでました。ちょっと落とし過ぎましたなぁ。前述の通り、このストックはノーマルのVSRほど気軽に分解できるとは思えないので、今のうちにできるだけのことはしておきたいところ。なのでパワーアジャスターを3枚にして再チャレンジ。78m/sだそうです。微妙ですけど、このぐらいなら安心ですし十分使えるレベルです。これでパワー調整は終了としましょう。っていうか、ここまでで既に2時間以上かかっており、これ以上時間をかけると本日中に終わらなくなっちゃいます。w

いよいよ組み込みであります。結論から言うと特に難しい部分はありませんでした。このストック、ほとんどの部分はボルト(M4かな?M5かな?)とナットで組み立てるようになっております。ボルトの頭は皿で本体の各部に皿ネジ用のザグリがされた穴があります。反対側は六角形の穴でそこへナットをはめ込む仕組み。ちょっとやっかいだったのは、ボルトが通る穴がパーツの下に隠れてしまう場所が多く、正しい順番で組んでいかないと別なパーツのボルトが締められなかったり、ナットが入れられなかったりする。組み立て説明図はあるものの、展開図みたいな大雑把なものが1枚だけで、組み立ての手順とかは一切書かれていません。なので、せっかくネジを締めたのに、もう一回やり直しというのが何回かありました。あとナットを入れる穴が深い場合、他のパーツの取り付けの関係でその穴の部分を逆さにしないとならない場合、ナットが穴の入り口の方へ落ちてしまってボルトが届かないことがありました。これはナットが穴の奥に落ちるような角度にして揺すったり叩いたりしてボルトのスレッドに噛むのを祈る。w
まあそれも立体のパズルみたいで面白いんですけどね。

全体が3Dプリンタで作ったパーツで、近くで見ると積層した筋がたくさんあっていかにもという感じです。3Dプリンターで作ったパーツなので55℃以上の場所へ放置するなと注意書きがあります。でも各パーツの精度は見た目と裏腹にとても高く、力技で押し込むとか変な力がかかるとか、そういう無理な部分はありませんでした。しっかりかっちりと組み合わさるんですよ。これは大したもんだと思いました。
それでもストックとしての精度は?ですけど、見た目ほど重たくなく、ブルパップらしく機関部が後ろよりなので、前が長いわりに重心が後ろよりで取り回しが良いです。
予想通り、分解は面倒。ネジを何本も外さないとレシーバーにアクセスできず、セットピンが抜けないのでシリンダーも抜けない。チャンバーも同様。事前にパワー調整しておいて良かった。
弱点といわれるボルトハンドルはオプションのスチール製です。これ6千円ぐらいするんですよ。ボルトハンドルのくせに。w

なんていうか、精密射撃に使えるかというと・・・使えなくはないですけど、最高のパフォーマンスとは言えないかも。なんといっても調整のために分解・結合を頻繁にするわけですけど、このストックはそれが決定的にやり辛い。なので思ったような性能(初速)にするのにはかなり根気が必要だと思います。
ただ、見た目は図の通りですからね。得体の知れない格好よさがある。これは格好良い。たまらん。w

VSRの変なストック、もっとイロイロと出てくると良いんですけどねー。このSNP Advancedがその先駆けになれば良いなぁなどと思う次第。

by namatee_namatee | 2019-05-21 23:16 | survival game | Comments(0)
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