再来

特にネタは(ry
なのでまたしても古いCAR GRAPHICからスカイライン関連の話題で。
これは1986年7月号であります。特集はポルシェ959。ポルシェ959ってのも不思議な911で、フェラーリF40と良い勝負で超高性能、素材はとにかくスタイルはクラシックなF40とは真反対にハイテク満載、エンジンは水冷ヘッドと956や962、あるいは935/78からの直系という実にレーシーな911なわけですけど、テスタロッサやF40とちがって今となってはあまり話題にのぼることもない。やはり車の人気ってのは華やかな外観がモノを言うんでしょうかねぇ。
エンジンの搭載位置は真反対ですけど、今のGT-Rのご先祖様みたいな車と感じます。

他の記事はというと、そのフェラーリのモンディアル・カブリオレとか。懐かしいな。>モンディアル
今の目で見ても4座のミッドシップという変わったプロポーションながらスリークでシンプルなデザインで、かなり魅力的。欲しい。が、もちろん買えるわけがない。w
他にはパルサーがモデルチェンジしてビスカス4WDが登場。ターセル、コルサ、カローラIIもモデルチェンジ。カローラIIのリトラは「私をスキーに連れてって」で有名ですな。スターレット(FF)の兄弟車と思っていたんですけど、細部はいろいろ違っていたそうで。パルサーも含め、これも忘れられたモデルっぽいですかね。忘れられたと言うより、後継が車名を受け継がなかったために意識に上らなくなってしまったといったほうが良いかも。「スカイライン」のようにずっと続いているのは、その点でも存在感が違います。
前にネタにした時にも気がついたんですけど、車の広告にまぎれてVespaの広告もあります。しかもカラー。成川商会さんは儲かっていたんでしょうなぁ。この号にはPK125Sの広告が掲載されているんですけど、「先進技術のVespa」というキャッチコピーとは裏腹に諸元には「混合」の文字が。w

図は「7thスカイライン」に追加された「GTS」の記事。7thスカイラインはデビュー時の期待が大きかった割に性能がさほどでもなく、スペック倒れなんて言われてしまいましたけど、実際に乗ってみると洗練された操縦性を持つ良い車だったと思います。N/Aの2Lツインカムのモデルでしたけど(なにを隠そう友人のボニー氏の車だ。)、動力性能はまあそう大したものではなかったものの、車格というか、それなりの大きさの4ドアセダン・HTとして、とてもよく出来ていました。高速での直進性もまとも、コーナリングも前述の通り洗練された立ち居振る舞いで、野蛮な車ばかり乗り継いでいたわたくしには新鮮な驚き。わたくし、直列6気筒エンジンのメリハリのない感触が苦手なんですけど(主にL型エンジンのせいで)、振動が少なく高回転まで伸びていく感じは確かに直列6気筒の魅力があるなぁと。
その2ドアクーペ版が「GTS」で、4ドアセダン・HTより100kgも軽いのだそうで。やっぱり「スカイライン」って真面目な車作りしてますね。ヤンキーっぽいイメージがつきまとってしまって、デカくて重たくて五月蝿いという悪い印象が先に立つんですけど、じっくりとモデルごとのスペックを調べてみると出来る範囲で一生懸命にスポーティさを追求しながら、洗練された乗り味も維持しようとしているのがわかります。これはやはり櫻井氏の手腕なんですかね。
っていうか、実直な中身と比較して日産の売り文句がやや幼稚な気がする。ハイパワー・高性能を前に出さないとアピールが弱いと思っていたのかもしれませんけど、それはスペックをみればわかること。スカイラインの車作りみたいなのをアピールしたほうが・・・これはもしかして「ジャパン」の頃にトヨタのツインカム勢から「名ばかりのGT」呼ばわりされたことの後遺症みたいなものだったんですかねぇ。あれはよく考えてみればトヨタのツインカム勢の方が名実ともに「名ばかりのGT」だったんですけどね。だってトヨタのセリカとかコロナ、カリーナ、カローラあたりってエンジンがツインカムならみんな「GT」だったんですよ。これは単なるグレードの話で、2T-Gや18R-Gエンジン搭載モデルは自動的に「GT」というグレードになるというだけ。「グランツーリスモ」という意味合いではないとトヨタでも認めていたはず。本来の「グランツーリスモ」の定義に忠実なのはリアサスが旧式なリジッドでやかましいエンジンのセリカ、コロナの類より、セミトレーリングアームのリアサスと回らないし非力ながらスムーズな直列6気筒のL型エンジンを持つスカイラインの方だと思われます。

「GTS」は後に「GTS-R」というさらに過激なモデルが限定で追加されました。実は歴代のスカイラインの中で個人的に最も好きなのがその「GTS-R」でございます。復活したGT-Rは2.6Lの4WDになっちゃって、確かに現代でGT-Rを解釈すればそういう構成になりますね、と納得はするんですけど、やっぱり「スカイライン」は2Lで後輪駆動だよ、とも思うんですよね。ターボ付きですから、排気量なんて意味を持たないのはわかるんですけど、2Lを超えない範囲でなんとかするというのが「スカイライン」らしいと思います。その条件で「GTS-R」は成り立ちもレースでの戦績も最もスカイラインらしい、古典的なGT-Rの再来と言いたいのであります。

by namatee_namatee | 2019-03-13 22:40 | car | Comments(9)
Commented by ボニー at 2019-03-14 00:58 x
7thスカイライン(=R31)といえばハイキャスが売りだったわけですが、ハイキャス付き7thのステアリングレシオが12.2:1というのはあまり知られていない話
12.2:1ってあの伝説のコーナーリングマシン『AZ-1』と同じですよ(^^;
Commented by 古美根 at 2019-03-14 01:10 x
フォードシエラGT500と戦ってた頃のGTS-Rは悲壮感すら有りました。
2駆ルールにしておけばツーリングカーってもっとGTRカップみたく成らないで済んだのかしら?とも。
 
いやJTCCみたく見た目地味でF3000より大変なのはどうかと思いましたがw
Commented by 古美根 at 2019-03-14 01:12 x
RS500でした、失礼。
Commented by namatee_namatee at 2019-03-14 19:09
>ボニーさま
知ってるよ。具体的な数字は覚えてませんけど、ハイキャスのおかげでリアサスの能力がupしたのでステアリングの応答性を上げることができたってのは、舘内端氏がNAVIで言ってました。良い車でした。>7thスカイライン
Commented by namatee_namatee at 2019-03-14 19:12
>古美根さま
32GT-Rが出るまでは激戦だった記憶がかすかにあります。
やっぱりモータースポーツには直6は苦しいんですかね。w
Commented by フラフープ at 2019-03-15 19:55 x
こういう車(「セダン」で合ってますか?)は教習車以外では運転したことがないのですが、前端から運転席まで距離がありすぎて、曲がるのが怖かったです。運転のしやすさだけ追求するなら、軽トラ最強説を推しますね。
Commented by namatee_namatee at 2019-03-15 22:29
>フラフープさま
スカイラインGTSは2ドアだからクーペというべきですかね。かつては2ドアセダンというのもあり、ドアの枚数は2クーペと同じ2枚ですけど、2ドアセダンが4ドアセダンの廉価版という位置付けなのに対して、クーペはむしろデザイン優先で希少なモデルという位置付けになります。2ドアセダンが実用性重視なのに対して2ドアクーペは「粋」なモデルということです。

まあ軽トラは田んぼのあぜ道とかで使われることを想定した乗り物ですからねぇ。軽トラでこのスカイラインGTSと同じことができるのかというとそんなことはないですし。高速で長距離を走ったりすると軽トラでは疲労困憊のわりに時間がかかるのに対して、スカイラインGTSなら疲れもせず時間もかからないということもあり得るわけで、広い意味で運転がしやすいのはどちらかというとなかなか難しいところ。車体の形状や大きさが単純に取り回しの良さのためにあるわけじゃないですから。w
Commented by フラフープ at 2019-03-16 16:45 x
あ、そうか。高速道路って視点がありませんでした。確かに、軽トラじゃキツイですね。
それにしても、やはりセダンの取り回しは悪いと思うのです。素人質問で恐縮ですが、これは何か合理性があるのでしょうか?それとも、純粋に外見的かっこよさを追求したんでしょうか?
Commented by namatee_namatee at 2019-03-16 19:16
>フラフープさま
そういう車の基本みたいな話をしていると、コロネル氏が怒鳴り込んでくる時分かも。w

車ってのは取り回しが全てじゃないのはわかります?
あらゆる交通機関の最大の目的はより速く目的地に着くことです。船舶でも航空機でも鉄道でも自動車でも変わりません。日本人の多くはヘタレなのでスピードが出ること=危険=悪と考えることが多いんですけど、誰がなんと言っても交通機関の存在理由は速く目的地に到達することです。

軽トラックの場合は農機具や収穫した農作物、自転車や原付のような比較的軽量なものを積載して、狭いあぜ道や山道、込み入った市街地を馬や牛、あるいは人間が運ぶ「より速く」目的地に到達するための自動車です。
セダンは大人4人もしくは5人が自身と自身の荷物を積んで、それなりの距離を快適・安全に速く走るために発達してきた乗り物なので、取り回しよりもそちらの機能を優先にしているのです。
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