図は使い回しです。w
2013年5月22日にリリースされた「Ermitage」。わたくしが生まれて初めて予約して買ったアルバムでございます。w
そして今のところ、椎名さんの最新アルバムでランティスでの最後のアルバム。
先日ネタにした「女性声優アーティストディスクガイド」の中の椎名さんのインタビューでは「久しぶりにアルバムを出す意欲は?」という問いに「今はないです」と言ってますので、もしかしたら最後のアルバムにな(ry
縁起でも無いとお怒りになる方もいらしゃるかもしれませんけど、同時に椎名さんは「それよりライヴ。400回は超えても、本当のレジェンドになるには”しいな”の417回まで必要なんです。(以下略)」(女性声優アーティストディスクガイド」女性声優アーティストインタビュー #01より)とライブに意欲を傾けている。そして今の椎名さんのライブはかつての名曲を今の椎名さんがアコースティックverという新しいアレンジで歌うというもの。
これはこれでアリだと思うんですよね。先に進む時期は過ぎたとして、もしくは一時休止して、通り過ぎてきた名曲を椎名さんの今の声とテクニックでもう一度歌う、しかもライブでってのは良い手だと思います。CDを出しても売れない時代ですし、今の椎名さんはセールスでどうのと評価されるアーティストでもないでしょう。だったらアルバム制作のコストや時間をライブに振り向けるってのはアリですよ、アリ。
いやまあ、椎名さんはライブ417回をやたらに強調しているんですけど、こちらは417回でやめられては困るわけでして。w
「Ermitage」は「隠れ家」という意味合いがあるらしく、それにかけて、このアルバムは椎名さんの音楽のルーツを自身の楽曲で表現というようなコンセプトだそうです。そのせいか「Baby blue eyes」に始まり「Clear Sky」まで続いた、椎名さんのアルバム作りの本流の流れとは明確に異なる曲調。前作の「for you」とも似ているようでまた違うんですよね。正直なところ、悪いとは申しませんけど大傑作というほどでもないと感じます。なんていうか、全体に薄味?
特にそれまでシングルでリリースされていなかった、アルバムで初めて披露された楽曲については、個別には十分個性的なんですけど、アルバムとしてみるとなんとなくインパクトが薄く感じるんですよね。「いざ!You Can」とか、十分に「濃い」んですけど、なぜか聴いた後のインパクトはさほでもないような。
わたくしはこの「Ermitage」というアルバムは今の椎名さんの歌と歌声を楽しむためのアルバムと感じてます。楽曲はそのダシですな。w