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かつて、1970年代中盤から後半にかけて「スーパーカーブーム」ってのがありましてね。池沢さとし先生の「サーキットの狼」という作品がその端緒で、当時まだ少年だったわたくしも「ランボルギーニ・ミウラSV」とか「フェラーリ・365GTB/4」とかに憧れたものです。もうちょっとだけ後になると、言わずと知れた「ランボルギーニ・カウンタックLP400」や「フェラーリ・365GT4BBもしくは512BB」が登場してさらにヒートアップするわけです。

わたくしはカウンタック、それもオリジナルに最も近いLP400が好きでした。ウィングとかスポイラーが付いてなくて、スリムで美しい。>LP400
あとはフェラーリの365GTB/4、つまりデイトナ、加えて400とか412も好きでした。FRのフェラーリってのがたまりませんなぁ。w
この頃に車にハマって、その興味はスーパーカーからレーサーへ向かいます。村上もとか先生の「赤いペガサス」の影響でF1が好きになったり(お気に入りはロータス・78)、ルノー・アルピーヌA442Bが1978年のルマンで常勝だったポルシェ・936/78を破ったのを見て狂喜したりしてました。実はこの頃からルノー好きなんですよ。
ラリーとかも好きでしたねぇ。ルノー・5ターボとか、アバルト・131ラリーとか、もちろんランチア・ストラトスとか。
忘れてならないのはGr.5、いわゆるシルエットフォーミュラという奴で、ポルシェ・935/77とか78とか、BMW・3.5CSLとか・・・たまりませんなぁ。w
当時からCarGraphicは毎月読んでいて、小林彰太郎氏のインプレッションを文字通り、隅から隅まで何遍も読んだもんです。自動車雑誌CGの姿勢と思想はわたくしの自動車に対する考え方に大きな影響を与え、それは今でも強く残っております。なにかにつけてなにかとなにかを比較するというのは、このCGのインプレッションの影響が大きいです。それこそ、車だろうが自転車だろうが、はては声優さんやアーティストも、比較してなんぼというのがわたくしの生きがいでございます。
あと車輪のついているものは、たとえキャスターバッグでもインプレしたくなるという。w

それはそれ。まだ自分に可能性があった(と思っていた)時代、いつかはこのような車を所有することができると夢見ていたんですけどねぇ。フェラーリやランボルギーニは無理でも、せめてポルシェ・911ぐらいはと思っていたんですけど、現実はFIAT 500ですからねぇ。夢は夢で終わりましたね。w
せめてアバルトなら言い訳もできますけど、素のFIAT 500とか、貧乏人そのものじゃないですか。(汗

図は友人の某氏のランボルギーニ・ウラカンLP610-4。友人にこういうものを乗っている人がいるってのはなかなかないことで、自分には関係ない他人の話ではありますが、なんとなく誇らしく自慢したくなります。w

by namatee_namatee | 2016-09-12 20:50 | car | Comments(8)
Commented by bazz at 2016-09-12 20:53 x
撮影の関係でシートに座らせていただきましたが、凄まじいですなw
Commented by namatee_namatee at 2016-09-12 21:10
>bazzさま
今では日本車、例えばフェアレディZとかでも、低くて幅の広いモデルがありますけど、ウラカンはこのエッジの立ち具合とか、造形が普通じゃないですよね。
Commented by colonel-mogy0079 at 2016-09-12 22:48
フィアット500だから貧乏人だなんて、そんな事いっちゃあいけませんぜ。
そりゃ私も高い車には憧れますけど、ベーシックモデルの良さはそれはそれです。
ポルシェを所有したいとは思いますがね、300万円以内のベーシックやホットハッチだって魅力的ですよ。って、わかってらっしゃるとは思いますが。運転して楽しいものは何でも好きです。
私はスーパーカーブーム世代ではないですが、ランボルギーニよりはフェラーリ派というか、ピニンファリーナとかジウジアーロが好きです。なのでプジョーが好きです。
といってもストラトスだけは別ですね。
グループAまでのラリーも大好き。
F-1も、最近までは好きでしたが見られないので興味がなくなりました。
Cカーも好きでしたね。

60年代から90年代のラリーカーも欲しいと思うけど、まぁ財力も根気もありません。車は走ってなんぼと思ってます。シムカラリーとかルノーR8ゴルディーニとかアルピーヌA110、310とか、131アバルトとか、もちろんデルタ、エスコート、205も。
Commented by ぱらやん at 2016-09-12 23:57 x
ポルシェ911カレラの古めのやつならなんとかなるかなぁ
と思いつつ、養う余裕が無いのでアメ車に走った。後悔はしてない。V8!V8!
Commented by かつやん at 2016-09-13 00:36 x
デルタの部品を調達するところがあるんですが(イタリアからの直輸入)、ストラトスはもちろんカウンタックやミウラのパーツまで売っていて、それが売れてるって事は必要としている人が居るんだよねえ?

程度のいいデルタに乗り換えようかと思ったらプレミアがついてとんでもない値段になってるんですけど…
Commented by namatee_namatee at 2016-09-13 07:21
>colonel-mogy0079さま
FIAT 500そのものに恨みも不満もありませんけど、がんばってそれしか買えないというのは、かつてのスーパーカー少年としてはなかなか複雑な心境であります。w
ころねるさんとはやはりちょっと世代がずれているようですね。日産・240RSとかいかがですか?w
ランボはベルトーネ、フェラーリはピニンファリーナ、ドラマチックに対立しているところが、イタリア人憎いなと思います。

プジョー、シトロエン、ルノーと、例によってベーシックモデルばっかりでしたけど、乗ってみて、自分的に一番しっくりきたのがルノー・ルーテシアでしたねぇ。現行モデルに試乗しても、やっぱりしっくり来るんですよね。ルノーは一番個性的でない(今は多少個性的になりましたけど)ブランドなんですけど、わかりづらいのに味わいみたいなのは強くあって好きでした。もっともFIAT 500の味わいと癖(かなり強烈)も捨てがたいですけど。
Commented by namatee_namatee at 2016-09-13 07:23
>ぱらやんさま
先日はおつかれさまでした。
古い911はよっぽど気を使ってストイックに演出しないと、単に貧乏臭く(ry
ああ、大排気量のV8に乗ってみたい・・・が、自動車税で死ぬ。w
Commented by namatee_namatee at 2016-09-13 07:27
>かつやんさま
あ、かつやんだ。w
あまり事情に詳しくないんですけど、Vespaのパーツとかを見ていても、ヨーロッパ方面ってふるいモデルのパーツがまだ手に入るんですよね。
日本でも有名なモデルはなんとかなるらしいですけど、中途半端な年式のどうでも良いような奴って、もう絶版といわれてお終いな例が多くて・・・よく言われた自動車文化の成熟度の差みたいなものがやっぱりあるなと思ってしまいます。

っていうか、乗り換えちゃうの?>デルタ
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