「黄色魔術オリエンタルガール」ネタは終わったと言ったな、あれは嘘(ry わたくしの知る限り、ありとあらゆる情報が氾濫しているネット上でもこの画像は存在しないと思われる、「黄色魔術オリエンタルガール」の最終話(COMICパピポ1994年5月号より)の最終ページであります。こういう画像をまとめてネットにupしちゃう人もいますけど、わたくしとしてはむしろ見せたくないです。だがしかし「黄色魔術オリエンタルガール」は「ヨコハマ買い出し紀行」などと違って、極めてマイナーな作品なのでネタにするにもきっかけがないと話がはじまらない。なので大変に不本意ですけど、こうやって画像を提示することになります。申し訳有りません。orz さて、このページから読み取れる情報は ・カード ・窓が開いている ・優の読んでいる本 念のために申し上げておきますけど、この女性が優です。こうやって平穏無事にしている経緯については、こちらをどうぞ。 まずこのカード。これはオリエンタルガールが変身するときに使うカードです。重要度がどのくらいなのかは不明。オリエンタルガールはクインとの対決でダメージを受けて地面に落ちた時にこのカードを落としてしまっています。それでオリエンタルガール本人になにか起きたわけでもなく、そのまま戦闘を続けている。持ち続けていなければならないというものではないようです。カード特有の機能についての描写も少ないので、どの程度の重要性を持つのかを推測するのは難しい。おそらく重要なものなのでしょうけど・・・ そもそも変身するアクトレスはオリエンタルガールだけです。カードを使って変身することによって、レズビオナンのアクトレスであるということを隠蔽するとともに、他のアクトレスにない高い能力を持つようです。クインやフローリアンのように普段から強力な能力を発揮するのではなく、普段は地味で大人しいミニス=トゥリーという姿で能力をセーブし、カードを使って変身することで段違いの能力を発揮するのではないかと推測します。 第11話でオリエンタルガールはフローリアンに無理やり変身を解除させられてしまっているんですけど、最終話の第14話では復活しています。欠落している第12話と13話の2話の間のどこかで復活しているわけですので、その時に間違いなくこのカードが重要なアイテムになったはずです。11話の冒頭の段階ではレズビオナの責めに抵抗する力も残っていない有様でしたけど、13話から最終話にかけては復活、それどころか衣装が敗北前と違うものになってます。オリエンタルガールvsクインの戦いの時に優がカードを持っていたせいで発動した、いわば「オリエンタルガール2号」に近い衣装です。 そして「黄色魔術 雷電」の約10倍の電荷という最終兵器「M16」を繰り出している。このオリエンタルガールの驚異的な復活とパワーアップ、新兵器(クインとの対決で使っていないので「M16」は新兵器だと思われる)の装備はおそらくは優の特別な能力、例のお経をとなえるとオリエンタルガールがパワーupする、あるいはテレパスのような離れたところでも意思を伝えて制止することができる、こういった能力がこのカードに働いてのことなのでしょう。 つまり優の力も加えたこのカードを使って変身した最終形態のオリエンタルガールは文字どおり最強のアクトレス、パーフェクト・オリエンタルガールなのでしょう。なので、そのオリエンタルガールが繰り出す最終兵器の「M16」が通じないとなると、フローリアンを止める手立てはないということになる、と。 ちなみにオリエンタルガールはクインとの対決で肉体的なダメージを受けて行動不能にはなってますけど、心までは折れてない。レズビオナの陵辱にも耐えきっている。それどころか、優に迫るレズビオナに「まだ・・・私が・・・貴女のものになってない・・・わよ」と息も絶え絶えながら言い放つという気の強さをみせております。フローリアンに無理やり変身を解かれてミニス=トゥリーになると途端に従順になるのと対照的。いずれにせよ、この物語でレズビオナに屈していないのはオリエンタルガールと優だけです。この二人は強いのだ。 そしてレズビオナもそれを認めている節がありまして、フロリーアンが崩壊して事態の収拾を宣言した後、レイ博士にはクインほかの手当を命じているのに対して、オリエンタルガールには「その傷ですまないが」と気遣いながら「優を送ってきてくれないか」と命令ではなく要請しています。それに対してオリエンタルガールは戸惑ったのか返事が遅れ、その間にレイ博士は「ミニス 頼んだわよ」と言い、オリエンタルガールはそちらへ「・・・はい」と答えているのがそれぞれの関係を現しているようで興味深い。レズビオナからみるとオリエンタルガールは対等の立場(実は前々から客人として呼びたいと言っていた)、レイ博士は部下。レイ博士からみるとオリエンタルガールは部下というか立場が下の者。そしてオリエンタルガールからみるとレズビオナはまだ信用しきれない相手なのかも。ややこしいなぁ、おい。w さらにレズビオナはさんざん暴れたフローリアンも助けているようです。彼女の気持ちを理解して許しているんでしょう。細かくは描き込まれてないので分かりづらいんですけど、クインが抱き上げているのはフローリアンのように見えます。オリエンタルガールに対する態度といい、なんていうか、さすが大首領、広い度量とカリスマがあります。>レズビオナ様 カードに話をもどすと、優は「ただのカードになっている」と言ってますけど、数週間後にわざわざ届けられたカードに意味がないかどうか。ないとも言えますけど、あると考えても変じゃない。w カードに意味がないとした場合、オリエンタルガールはもう存在しないことになります。カードがここにあるわけですし。彼女は普通の女性(まだ有能なアクトレスではありますけど)、ミニス=トゥリーとして生きて行く。レイ博士との関係はどうなったのか・・・たぶんうまく行っているのでしょう。 そしてオリエンタルガールに変身しなくても良いということはミニスではなく、レイ博士が決めることです。それを許可するということは、レイ博士の目論見は成就したと考えられます。 レイ博士はオリエンタルガールという切り札を手放したわけですから、それに見あった成果を手にいれたと考えるべきでしょう。なのでレズビオナとの関係は良好なはず。そうするとレイ博士を愛しているミニスはやきもちを焼いたりしないのか。元々それはそういうものとして受け入れているようですけど。ここら辺にもミニスの控えめな性格が表れているような気がしますね。 そもそも「レズビオナン」の各キャラクターの力関係はどうなったのか、それも気になります。 「レズビオナン」はさらった少女を解放したようですけど、今後の運営方針は? 過激な行動は縮小の方向でしょうか。そうなると戦闘用アクトレスのクインはどうするのか。フローリアンになんらかのペナルティはあったのか。そもそも五体無事なのか。ガッツはあるので、レズビオナの指導次第では有能な戦闘用アクトレスになれるかも。クインと同様、これからのレズビオナンに戦闘用アクトレスの需要があるかどうかはわかりませんけど。 カードに意味があるとした場合、もしかして優がかざすと例の「オリエンタルガール2号」に変身できるのかもしれません。オリエンタルガールとしては変身能力をそのままにして優をやっかいごとに巻き込む可能性を残すのは不本意かもしれませんけど、その反面、その能力があれば身を守ることができるわけで、素性や心中をよく知る(特定のアクトレスには接触した相手の心を読むリーディング能力というのがあるらしく、パーフェクト=モデル=アクトレスのオリエンタルガールにその能力があっても不思議じゃない。フローリアンはレイ博士とキスをしてオリエンタルガールの正体を読み取りました。なのでオリエンタルガールも最後に優とキスを交わした時に心を読んだ可能性はある)優に二代目を担ってほしいと願った可能性もあります。 二次創作で続きを描くなら、ここからですね。優が主人公の「オリエンタルガール2nd」。「レズビオナン」内でまたしてもクーデターかなにかが起きて、レイ博士かミニスから優にS.O.S.が入り・・・またフローリアンが暴れるのか。w 「ただのカードになっている」の「なっている」という表現も気になります。元はただのカードではなかった、つまり機能が変化するものという意味ですね。それに「たぶん」がかかってくるわけですから、わたくしとしてはこのカードはまだ機能するものと考えます。やっぱり「オリエンタルガール2nd」の伏線(ry 次は窓。窓が開いてますね。誰かが入ってきた痕跡です。つまりカードを届けた人がいたということですね。このカードを届けたのが誰かってのも興味深い。カードを残していくということは届けたのはオリエンタルガールじゃないのかも。ミニスの可能性が高いかな。クインかもしれませんけど、彼女は以前に一度この部屋にきているのですけど、その時はいきなり現れました。この図のように窓を開けたまま出ていくとは考えづらい。有能な彼女ならなんの痕跡もなく退去すると思います。オリエンタルガールも同様。彼女も痕跡を残すようなヘマをするとは思えません。そうなると別れを惜しむという意味でミニス本人が届けたと考えたいところ。そしてこういう仕事に不慣れで窓を開けたまま出て行ったと。 いや、部屋に居たら優が帰ってきちゃってあわてて出て行った可能性もありますね。実はまだ外のベランダのあたりに居たのかもしれません。w 窓の手前に落ちているカードケースみたいなものは謎。これは今までに出てこなかったアイテムです。たぶん意味はないと思いますけど。 最後は優の本。よく読めませんけど「なんとか論」になってます。優が女子大生ぐらいと推測する根拠はこれです。あとブックバンドを使っているのも女子大生らしい。 となると優は18から20歳ぐらいでしょうか。まだバージンなんですよね。奥手かな。w そして、レズビオナははっきりと年上に描かれています。ではオリエンタルガールは? 優にたいしてはやはり年上の余裕のようなものを感じる描かれ方です。常人とアクトレスの能力の差によるのかもしれませんけど。まあ21-22歳ぐらいかなぁ。クインはオリエンタルガールと同じぐらいでしょう。レイ博士はもっと年上ですね。 ・・・2016年現在の彼女たちの歳とか、無粋なことを考えないように。w 「黄色魔術 オリエンタルガール」は1992-1994年の作品ではありますけど、作中で描かれている時代が同じとは限りませんので。w
by namatee_namatee
| 2016-06-30 23:09
| book
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Comments(2)
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by
フラフープ
at 2016-07-01 07:56
x
そもそも、ネタが終わったなんて言ってましたっけ、どこかで?
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namatee_namatee at 2016-07-01 09:32
> フラフープさま
言ってませんね。w>ネタが終わった これは一種のお約束、広い意味での枕詞みたいなものでして、特に意味はないのでございます。w 元ネタは知っているかもしれませんけど映画「コマンドー」からです。
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