共通点

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先日のサバゲのおり、休憩時間ごとにチームメイトのタカ氏と話をしておりまして。何を話していたのかと申しますと「声優という概念が理解できない」というお話。
・・・以下、ものすごい長文を書いたんですけど、うっかり消してしまったので(ry

まあ何度も申し上げましたように、声優音痴、声優さん(椎名さんを除く)に興味が薄いわたくしが、それでも椎名さんネタを展開するためには、「声優」というものを概念として理解しておかないといろいろと不都合もあるのではないかなぁ、とそれなりに悩んだ結果のお話なんですけどね。声優さんは単純にアイドルとかシンガーとか、他の芸能人の区分と一緒にしては本質を見誤るような気がするんですよ。
そこで普遍性があるとでもいうか、すっと合点が行くなにかわかりやすい例えでブレークスルーとすることはできないか、と。

タカ氏の答えは・・・こうやってネタにすると「人をダシにして」と言って怒るんですけど、今回は正式にネタにする許諾をいただいております。もちろん、この文章はわたくしが理解したことを文字にしたものであり、文責はわたくしにあります。念のため。w

で、タカ氏の説。「声優=イタコである」。
イタコはご存じでしょう。東北地方で「口寄せ」などをする巫女の一種です。恐山が有名ですね。詳細にいうとイロイロあるんですけど、それは本筋じゃないのでここで述べるのはごく一般的なイメージでの「イタコ」です。
亡くなった家族などを口寄せで呼び出してもらうというのが一般的なイタコのイメージでしょう。これを声優さんに重ね合わせると、例えばアニメ作品とすると、その中のキャラクターが憑依するのが声優さんということになります。
役者さん(俳優)と違うのは役者さんがビジュアルと一体なのに対して、声優さんは声だけの存在であるということ。そしてそれはイタコも同じ。イタコは呼び出された、例えば亡くなった家族の依り代・依巫ですから、存在は声だけです。でも、それを望むものにとっては家族そのものなんですよね。
アニメのキャラクターも同様で、視聴しているものにとっては目に見えるキャラとその声は一体で、キャラはそのままキャラとして認識されると。

これはなかなか含蓄のあるお話です。声優さんを好きな方々のその声優さんを語るときに感じられる厳しい姿勢、それがわたくしにはちょっと不思議なんですけど、作品の中のキャラクターと自分を結ぶ、極めて重要な役割として考えれば、そういった厳しい姿勢もわかるような・・・簡単に言えばイタコ、巫女としての神聖な存在とアニメ作品の声優さんは同等であると。
これ、茶化しているわけではありませんからね。タカ氏と2人で真面目に語ったことです。その結果、このように理解したらどうかというお話です。

声優さんという視点から離れて、わたくしにもそれなりに理解できるアーティストとして椎名さんを見たとき、やはり巫女と似たような感じを受けるのが面白い。前にも書きましたが、あのライブってのは宗教的な意味合いさえ感じる熱狂ぶりなんですよね。椎名さんの場合(他の人もそうなのかもしれませんけど)、楽曲としては心に響かない人はまったく響かないという極端さ。それと対照的なライブでの熱狂、その落差はやっぱりあの方を特別な存在と認識するからなのだろうなぁ、と思います。

といったわけで、長文が消えてしまって心が折れたのでダイジェスト版でお送りしました。またまとまってきたら改めてネタにしようと思います。

図はたまたま手元にあったPick-up Voice 2013年12月号より、「HEKIRU FILE 2」発売のときのインタビュー。これなー、椎名さん、すごく落ち着いた良いこと言ってるんですよね。
下手すると「もう自分の役割は終わった」というような、なんていうか、悟りの境地みたいな。尊敬いたします。
by namatee_namatee | 2015-06-09 22:36 | diary? | Comments(2)
Commented by 猿実 at 2015-06-10 00:11 x
声優の林原めぐみ氏は、自らの事を「イタコ声優」と言ってますよ。
Commented by namatee_namatee at 2015-06-10 08:49
>猿実さま
ややニュアンスが違うと思うんです。>林原さんのイタコ声優
演じる側ではなくて、観る側からの視点として「イタコ」に重ね合わせるという意味ではないかと。>友人のタカ氏の主張
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