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いい加減歳とりましてね。それなりに審美眼(ちょっと大げさ?)とでも言いますか、普遍的に良いモノ/悪いモノを判断する能力は身に付いていると思うんですよ。

誰でもそうだと思いますが、歳を取って経験を積めばそれ相応の分別みたいなものが身に付くと思うんですよね。そのレベルというか、進捗具合は人それぞれとしても。20歳には20歳なりの、40歳には40歳の、そういった経験に基づいた物事の善し悪しの判断能力みたいなもの。これはやって良いことと悪いことみたいなややこしい話ではなく、あるものが良いモノか悪いモノかを判別する能力とでもいいますか。

ただ、それはずっと連続して経験を積んで来た分野についての話でして、わたくしのように突然「椎名へきる」に目覚めてしまったような場合はちと事情が違います。これが例えば車関連ならば、わたくしの場合はそれこそ30年以上はああでもないこうでもないと理屈をこねくり回して、実際に経験も積んでまいりましたから、それなりの重みのあるというか、普遍的に人を納得させるような気の利いたことも言える・・・言えるかなぁ。w
まあ言えるとしておいていただいて、これが椎名さんのネタになるとなんといっても半年ちょっとですからね。年甲斐も無く我を忘れるわけですよ。w

で、良い歳こいてwktkが止まらないのは、なんといっても椎名さんのライブの最初の一曲めでしょう。一体何が来るのか、これマジで本当にドキドキするんですよ。良い歳こいて。w
去年の8月のライブの時は「眠れる森」で意表をつかれました。これが来るとは全く思わなかったんですよ。アルバム「Ermitage」が出たばかりですから、その中から、例えば「Miracle Blue」とかで始まるのかなぁ、と漠然と思っていました。それが「眠れる森」のあのなんとなく「Eye Of The Tiger 」みたいなイントロが始まって「うわ!これかよ!」と心底驚いたのを覚えてます。当時でも既に大体の曲はイントロで区別がつく位にはなってましたので、最初の音でなんという曲なのかはわかりました。
が、なんといっても事実上人生最初のライブですからね。このインパクトは大きかった。「おお〜っ。」という会場のどよめきも印象的。

そして今回のツアーの最初の曲は「Phoenix」でした。これも特徴のあるイントロの曲で・・・そういったらどの曲のイントロも特徴はあるんですけどね。w
まあ、やっぱり知っている人には一発で分かる、あのイントロで「Phoenix」が始まる時が今回合計4回参加したライブで一番ドキドキしましたね。最初の大阪の昼の部はもちろん、その夜の部も、渋谷での2回も。この一曲目のwktkをまた経験したいがためにライブに行きたくなるという。w
おまけに「Phoenix」はいきなりサビから入るのがたまらない。いきなり「どうしようも ないくらいに〜」ってドラマチックに始まるのがこれまた。もう改めて惚れ直すほど格好良い。

意外かも知れないけど歌っている椎名さんは格好良いんですよ。レスでネタにしましたが、衣装とかは妙にアイドルっぽいんですけど、それでも可愛いとかじゃなくて格好良い。ラジオやMCの時のヘロヘロした感じとは全然違う。スパッとスイッチが入る感じとでもいうか、歌が始まると切り替わるんですね。なんか気持ち悪いぐらいキリッっとする。視線とかすごく鋭くてビビる。
・・・まるで何か憑き物がついたような。いや本当に、なにか憑いたか降りて来ちゃったんじゃないの、この人?っていうような豹変ぶり。

確か「HEKIRU FILE」だったと思うんですが、以前は歌に精一杯でろくにフリ(ふと思ったけど「フリ」って正しい用語なのかなぁ。)をしている余裕がないと言ってました。そして前回の8月の時はあまり激しく動き回ってはいなかったと記憶してます。ところが今回のカウントダウン〜新年会ライブではかなり激しくフリをしてました。これも意外かも知れないけど、すごくキレが良いんですよ。シャキッとかスパッとか、そういう音で表現される感じ。
しかもかなり激しく動き回ったり回転(あの長い髪を振り乱したりする。)したりするんですけど、音を外したりしないし息が乱れることも無い。なんていうか、純粋にその巧みさに感嘆いたしました。

そういえば「Phoenix」ってアルバムに入ってないんですよね。シングル「風が吹く丘」のCW。
これライブでもあまり使われていないんです。わたくしの確認出来る範囲(例の暗礁に乗り上げているセットリストの表)では1997年の「STARTING LEGEND'97 届けたい想い」と2006年の「HEKIRU SHIINA TOUR 2006 Power of Love」でしか演ってない。しかも後者の「HEKIRU SHIINA TOUR 2006 Power of Love」では2006年7月30日の東京公演のみのようです。これはかなりレアな曲じゃないかと。

そんなレアな曲、しかもタイトルは「Phoenix」・・・これにはなにかメッセージがあるとするのが妥当でしょうかね。「Phoenix」といえば「不死鳥」ですから、復活とか甦りとか、そういう意味合いなんでしょうか。歌い手として20周年を迎えて、難聴とかいろいろあったけど、まだまだ行きますよっていうメッセージ?

というわけで、良い歳こいてwktkが止まらないお話でした。
写真は先日のライブ福袋に入っていた2012年のツアーパンフ(SUMMER Ver)から。最近のステージの画像ってネット上では案外少ないんですよね。全く無くはないけど。
DVDなどで観る限り、以前はもっとハードな衣装(パンツルックとか)が多かった印象ですが、最近はこんなにアイドル然とした格好。さすが元祖アイドル声優。w
by namatee_namatee | 2014-01-16 22:06 | music | Comments(4)
Commented by 孫彰 at 2014-01-17 00:31 x
去年の夏はいわば「病み上がり」のステージでしたからね。フリも押さえ目にしたのかも・・

でも、確かに今回の、ツアーではよく動き回ってましたね。本当に歳を感じさせず若々しいw 自分もつくづく見習わなきゃ、なんていつも思います。色んな意味で・・

衣装も先日は自然体なんて書きましたが、今回の衣装は凄かった・・後半の方ですがね。ダンガンのイベの時も思いましたが若いアイドルが着そうな衣装を堂々と着こなしてますからねww似合ってるのにまた、ビックリ!!
Commented by くみちょ at 2014-01-17 09:26 x
Phoenixは鮮明に覚えてますね。衝撃を受けた記憶がありますよ。懐かしいです。当時はセットも結構お金がかかっていたみたいで、凝った作りでした。
Commented by namatee_namatee at 2014-01-17 16:22
>孫彰さま
難聴再発から8ヶ月も経っているので、もう病気は平気かなと思ったんですが、今回のあの激しいフリの様子や携帯ブログの記事をみると相当前から練習と準備が必要みたいですね。さすがプロだなぁ、と思いました。

衣装はなにげなく見てますけど、すごくフリフリなんですよね。w
全体に細めなのでああいう服も無理なく似合うんでしょう。男女の違いはありますけど、うらやましい。(汗
Commented by namatee_namatee at 2014-01-17 16:24
>くみちょさま
今回のツアーは懐かしい歌が多くて、ランティスが怒らないのか心配に。w
おっと、わたくしはどれも初めて聴く歌ばかりなので懐かしいということはないはずなんですけど。
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