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被害者(その3)

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心置きなく「黄色魔術オリエンタルガール」ネタ。
図は「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.1より。画像そのものは怪しいサイトから。(汗

「黄色魔術オリエンタルガール」のキーパーソンその4。
図は見てのとおり、優ちゃんとフローリアンでございます。今回のキーパーソンはフローリアン。
優はフローリアンにとっつかまって木につるされております。そしてこの後、ガマンできなくなったフローリアンに剥かれて裸にされちゃう。まあライトとはいえ、この作品はエロ漫画ですからね。w

一番最初に登場して最後まで居るという点で優と良い勝負です。>フローリアン
ここでの「私 フローリアンがお迎えにきたわけだが」というセリフに彼女のちょっと自意識過剰気味な感じがうかがえます。この時点のフローリアンはまだノーマルというか、アクトレスとしては最弱クラスで、実力に伴わない妙な自信があるように見えます。ただし、それでも常人の数倍の運動能力を持つらしいので、一般人の優に対して大きな口をきくのは当たり前かもしれません。
この自信は自意識過剰のせいなのか、当たり前なのか・・・どっちだろうなぁ。

まあ、このあとさらに強力な能力をもつオリエンタルガールに一蹴されてひどい目にあい、さらにレズビオナンのアジトに帰り着いても任務失敗ということでクインに殴る蹴るの目にあうという。他の少女3人の誘拐もフローリアンの仕業らしく、汚れ仕事を一手に引き受けていて、4回目の任務での最初の失敗なのにそんな仕打ちはちょっとかわいそうかも。(汗
もっとも任務に成功して優をつれて帰っても、勝手に手を出したということで、今度は大首領のレズビオナ様に怒られたかもしれません。

このレズビオナンという組織の対応、オリエンタルガールとのあまりに大きな力量の差、フローリアン自身の自信過剰気味というかプライドと勝敗に対する執心、これらが相まって後の「フローリアンの反乱」の原因となります。
フローリアンは戦闘能力の点ではより上級のアクトレスには劣りますけど、そのガッツとか野心、それとレイ博士の調整システムを使いこなしていること、リスクは大きいものの強大な「能力」を手にいれたこと、などから、彼女は決して無能ではありません。むしろアクトレスとしてのポテンシャルは高い。
また彼女の置かれた立場からして、当然の行動とも思えます。レイ博士によれば、フローリアンがアクトレスの最終段階に達するには短くて約1年、下手すると数年、そしてうまくいかなければ死ぬ可能性まであり、それでいてなお、クイン並みになれるとは限らないという。その上、気がつけば能力が0になる調整をされていたとか・・・信頼して身をまかせていたはずのレイ博士に裏切られた気持ちにもなったでしょう。
レズビオナとレイ博士は今回の教訓から、アクトレスのより柔軟な運用と功績に見合った褒章などの組織の改革、構成員個人の性格・特質に見合った任用を・・・なんか仕事の話しているみたいな気になってきた。w

それはそれ。
組織内での地位がどうのとかより、自身の存在意義が危うい不安定な状況が今後も続くのならば一か八か、リスクを冒しても勝負に出るというのはアリでしょう。その意気やよし、敵ながら天晴れといわざるを得ません。
そういった面からは自身の存在意義に気づくことなく、レイ博士に言われるままに優をストーキングしていたオリエンタルガールより意識高いかも。w

フローリアンは基本的に事件を起こした側なので、被害者とは言いづらい部分があるのですけれども、それでもレイ博士の不可解な行動によって結果的にひどい目にあったということではやっぱり被害者なのかもしれません。
そしてフローリアンの場合、反乱を決意するキッカケは直接にレイ博士とその眷属のオリエンタルガールの行動にあります。さまざまな状況から反乱を起こしたというのではなく、レイ博士とオリエンタルガールの行動・言動を目の当たりにして、まさにそれを目にした瞬間に戦ってレズビオナを奪取することを決意します。フローリアンは帝国全体を奪取するつもりは最初からはなかったようで、あそこでなにもなければレズビオナン内でのアクトレスの力関係が少し変わった程度で済んだものを。
・・・本当にレイ博士の罪は重い。(汗

そのレイ博士はアクトレスの調整に関しては保守的な考えを持つようで、フローリアンが自身に施したような無茶な調整はしないようです。むしろ、その限界を知っていたから「オリエンタルガール」という別系統の戦闘システムを調整(=開発)したのかも知れません。
そしてレイ博士は本当のところはミニスのことを案じていたのかも知れません。ミニスにフローリアン並の無茶なチューンをすれば、他のアクトレスには十分勝てた可能性はある。それをせずにより安全な「オリエンタルガール」という別の戦闘システムで調整し、なにかあってもミニス本人に累が及ばないようにしたのかも。やはり考えれば考えるほど「オリエンタルガール」という存在の儚さが(ry

はたして新型の「オリエンタルガール」と従来型アクトレスの究極進化形の「フローリアン」の対決はどうなったのかというと、結果はストーリーの通り。優の助太刀があったにせよ(むしろそのようなブーストupができるということにオリエンタルガールという戦闘システムの優位性が現れている)、ミニスのオリエンタルガールの勝利に終わりました。フローリアンも良い線まで行ったんですけどね。状況に対する柔軟性という点で、オリエンタルガールの方が勝っていました。あと力技だけでなく、あそこで「M16」という「黄色魔術」を使えるところが、器の差を感じさせます。>オリエンタルガール
旧型で新型を倒すってのは男のロマンとして「有り」なんですけれども、この場合、相手がオリエンタルガールでは仕方ない。わたくしはなにがあってもオリエンタルガールの味方ですから。w
その結果、推測ですけどアクトレスとしては再起不能、これまた優の例から推測するにおそらく記憶も無くしてしまったのではないかと思われます。>フローリアン
フローリアンが勝ち誇って、最強の座にあったのは第10話から第13話の間、時間にしたらほんの数時間のことでした。

完顔阿骨打先生にうかがったところでは、この「黄色魔術オリエンタルガール」という作品は最初に考えた構想どおりに最後まで描いたとおっしゃってました。
ということは、フローリアンの運命はこの第1話の時点で決まっていたわけで、これはストーリー上仕方がないことではありますけれども、やっぱりちょっと気の毒に感じます。

by namatee_namatee | 2016-09-17 17:00 | book | Comments(4)

「オリエンタルガール」と「しろがね」


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本日はネタがない。なので小ネタの集合体で。

図はいわずとしれた藤田和日郎先生の「からくりサーカス」単行本第1巻。ネットの怪しい画像サイトから。(汗
ウチのどこかに全巻あるはず。43巻まででしたっけ、やたらに長いお話なんですよね。もっともわたくしとしては序盤の加藤鳴海が行方不明になっちゃうところまでが「からくりサーカス」の一番美味しいところだと思ってますけど。
そこから先は「しろがね」がたくさん出てきたり時代が遡ったりして、話がどんどん広がっていってしまい、どうもついていけないというか・・・「しろがね」が化け物じみてきて、「俺のしろがねを返せ!」と心の中で叫びながら読んでました。w

詳細はあらすじをネットで検索していただきたいところですけど、「しろがね」というのはこの紫色のコスチュームの女性です。最初は「しろがね」といえばこの女性(ひと)だったんですけど、話が進むうちに他にも「しろがね」が登場しましてね。というか「しろがね」は人の名前ではなくてそういう職業ということになっちゃう。なのでこの「しろがね」は「才賀エレオノール」という名前になるんですけどね。わたくし的には前述の通り、「しろがね」はこの「しろがね」です。異論は認めない。w

この女性(ひと)も基本的に無表情で感情を現さない。ある目的を別にしては。
その目的に関係ない場合は他人には冷酷といってもよい接し方をするんですけど、それがたまらない。w
っていうか「しろがね」は笑えないんですよ。

「しろがね」は人形(懸糸傀儡)を操って「オートマータ(自動人形)」と戦うんですけど、なんていうか細い糸を介して人形を動かす、その不自由な印象と破壊力のアンバランスが素晴らしい。全くもって現実感のない設定ではあるのですけれども、そういう世界が本当にあってほしいと願うほど魅力的でした。図ではトランクの中からなにやら怪しい腕が出てますけど、これが人形(懸糸傀儡)です。「あるるかん」だったかな。このでっかいトランクをいつも持って歩き、何かあった時にはそこから「あるるかん」が出てきて、という絵面がすばらしい。
扱いづらそうな人形を細い糸を介して操るという危うい戦闘方式ですので、当然のことながら「しろがね」は線が細い印象です。後期には事実上の不死であるという設定になってしまうんですけど、初期のころは普通に怪我もするしピンチにもなる。でも「しろがね」は無表情で冷静。これがたまらんのですよ。w

オリエンタルガールに性格や役割が似ています。後期の変な設定がなければ「オリエンタルガール」と並ぶわたくしの心のヒロインになったはず。>しろがね
そしてぼけっと眺めていて「カレン・ロウ」にも似ていることに気がつきました。そうか、そういうタイプと見た目が好きだったのか。>自分

次のネタ。
8月に取引先の社長が路上で襲われましてね。鈍器で頭を殴られ、頭蓋骨陥没、意識不明で全治不明の重傷。(汗
そして犯人が逮捕され殺人未遂で送検されたという。それが被害者の社長の会社の営業部長という。(汗
わたくし何度かあってお話したことあるんですけど。>営業部長
いったい何があったのか。かなりやり手の社長と営業部長だったので、よっぽどのことがあったのだろうなと思いますけど、現時点では何もわからない。ネットのゴシップやネタと違って身近な事件ってのは、むしろなにがあったのかわからないもんだなぁと。(汗

さらに次。
ツイッターのタイムライン(以下TL)にAV関連のネタが流れてきまして、よく読んでないんですけどとあるAVメーカーが18歳未満の女性を出演させた疑いが(ryみたいな話。そんなバカなと思って、ざっと話の筋を追ってみるとNPO法人ヒューマンライツ・ナウ(HRN)というところが出した報告書にとあるAVメーカーが名指しで「児童ポルノ疑惑」があると言われたそうで。
常識的に考えて、「表」(あえて表と言いますよ)のAV作品に18歳
未満の女性が出演することはありえないです。このメーカーも言っているように年齢確認は厳重に行うし、比較的容易な確認項目でもあります。それをあえて指摘したのは、よっぽど極悪なことをしているメーカーなのかと思いきや・・・これがお粗末なことにHRNは調査するときにAVメーカーに女優さんの年齢確認をしていないとか、見た感じで児童ポルノだとか言っていたらしいんですよ。w
AVの業界がうさんくさい面があるのはわたくしも薄々感じてますし、実際に違法すれすれの何かがあったとしても特に驚きはしませんけど、同時に大半のメーカーは法律を守ってやっていると思うし、産業として成立しているわけですからね。そこへほとんど言いがかりに近いネタで報告書出すってのは、売名というか、本来の目的とは違う意図があったとしか思えないわけでして。
詳しくはこちらとかこちらをどうぞ。

っていうか、ネット舐めるなと言いたい。ネットに情報は溢れているんですよ。衝撃的だけどずさんな報告書なんて出したら寄ってたかってぶっ叩かれるに決まってます。今回もHRNの面目は丸つぶれ。それどころか関係者の繋がりというか背景というか、そっちの胡散臭さが明らかになってしまいました。もうアホかと。

そして、もしそんないい加減な基準がまかり通り、見た感じ18歳以下の女性が出演しているからこの作品は「児童ポルノ」ですとか言われたら、ウチには「つぼみ
」嬢や「中野ありさ」嬢の作品が多数wありますので摘発されちゃいますよ。w
「つぼみ」嬢はとにかく「中野ありさ」嬢は見た目幼いからなぁ。おまけに毛が(ry
中野ありさ嬢とはこういう方です。・・・「中野ありさ」で画像検索するとこのブログが一番最初にくる。orz

あとなんだっけ?
もっと他にもバカバカしいネタがあったような気がしますけど忘れてしまいました。まあ、ネットが発達した現代ではいい加減なこというとあっという間に証拠突きつけられて論破されちゃうということですね。世の有識者と言われる方々がなぜそれに気が付かないで適当なこと言って炎上を繰り返すのか、それが不思議でなりません。w

by namatee_namatee | 2016-09-14 20:07 | book | Comments(4)

被害者(その2)

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「黄色魔術オリエンタルガール」単行本、Vol.2(第2話)より。
例によって怪しいサイトの画像から。orz

こうやってみると、オリエンタルガールって「セーラームーン」の雰囲気が入っているような・・・セーラームーンはよく知らないので、的外れかもしれませんけど。
わたくし、こういう見た目なので、セーラームーンが全盛だった頃は「お前、こういうの詳しいんだろ。w」とさんざん言われましたけど、その実、全くわからないんですよね。w
あとシンメトリカルとでもいうのか、左右対称の均整のとれた美しさへのこだわりみたいなものも感じます。ここら辺、もしかして本当に仏像の影響があるのかも。

それはそれ。「黄色魔術オリエンタルガール」のキーパーソンその3。言わずと知れた「オリエンタルガール様」でございます。
タイトルになっているんで主役かと思いきや、先日ネタにした通り、このお話は優を中心に展開していくので、諸手を挙げてオリエンタルガールが主役であると言い切るのもなんとなく違うような。w

まぎれもないスーパーヒロインで格好良いし強いし美しいんですけど、ヒロインらしい決意とか強い意志みたいなものが感じられない。一見して、この通り、なにやら正義の味方っぽいことを言ってますけど、お話の展開から見るとレイ博士の手先として言われた通りに任務を遂行しているだけということで、彼女の意志があっての行動ではないということがわかります。少しづつ変化はあったものの、クインとの戦いまではその方向でした。
そういう意味ではオリエンタルガール(ミニス)も被害者の1人とも言えそうです。レイ博士を慕う心をうまく利用されて、特に自分にメリットのない危険な任務に身を投じたわけですから。レズビオナも不審に思ってか、ミニスに動機を問うてます。
また、その身の処し方からフローリアンの心を壊し、反逆の引き金を引いてしまったことにもなりました。その意味ではこの騒動の発端をつくった一人、加害者とも言えるのかもしれません。まあレイ博士の一味なので、当然と言えば当然ですけど、一見、主役に見えるスーパーヒロインがその状ってのもなんだかな、と。

そんな虚ろな心の持ち主のオリエンタルガールは、クインに敗北し強敵フローリアンとの死闘という苦難を乗り越え、自分の存在意義を見つけ、優と結ばれる(少なくとも心情的には)ことで、本当のスーパーヒロインになったということなのでしょう。もう心配ありません。

今更言うまでもないことですけど、わたくしはオリエンタルガールが好きです。w
後期の人間らしくなったオリエンタルガールも良いですけど、やっぱり初期のなんだかよく分からない胡散臭い感じがたまらなく好きです。強いんだけどなんとなく線が細く、見た目も繊細なのが良い。大好き。w

オリエンタルガールもアクトレスの一種で、おそらくレイ博士が入念に調整しているのでしょう。他のアクトレスとの違いはカードを使って変身することです。変身できるのはミニス=トゥリーと唐色 優の2人のみ。優の例から推測するに、中の人の通常時の能力は高くはないようです。つまりミニスも普通の女性、もしくは平凡なアクトレスである可能性が高い。それでいながら「調整」は変身後のオリエンタルガールにではなく素の状態の中の人に対して施すようです。これまた推測になりますけど、中の人の能力を大きく拡大する仕組みが「オリエンタルガール」なのではないかと思います。
そして「能力(ちから)」を発揮しすぎたときの安全装置、リミッター、ブレーカーあるいはヒューズみたいなものも兼ねているのではないかと思われます。>オリエンタルガール
優がオリエンタルガール2号になって能力(ちから)を過密させすぎて崩壊(コラプス)を起こした時も、治療を受けて回復してました。フローリアンはその優に決闘を申し込んでいましたので、崩壊を起こした後にもオリエンタルガールに変身する能力を保持していたことになります。フローリアンの知っていることはレイ博士の知っていることですから、これは正しい情報です。
それに対して例えばクエスの場合、崩壊ではありませんけど、手加減なしの「黄色魔術 雷電」をくらって命に別条はないもののダメージが大きすぎてアクトレスとしては再起不能になってしまいました。
優は変身が解除されて意識を失ったものの、本人に対するダメージは抑えられ、再度オリエンタルガールに変身する能力も残りました。ミニスの場合もフローリアンに強烈なプレッシャーをくらって変身を解除させられてしまいますけど、結果的にミニス本人のダメージはなかった。そしてこれまた再度オリエンタルガールに変身するのは周知の事実。つまりオリエンタルガールというシステムは非常時には変身を解除することによって、中の人の安全をはかるものなんじゃないかと推測します。そのおかげで中の人は強靭なアクトレスである必要はない。
クインは優のオリエンタルガール2号に巨大ソリッドエアらしきものでやられてますけど、本人が鍛え上げられた戦闘用アクトレスなので、あの程度の「調整」で復活できたのでしょう。同じダメージを一般人の優はもちろん素の状態のミニスが受けたら、再起不能どころかあっさり死んでしまうのではないでしょうか。
そして「M16」で思いっきり崩壊してしまったフローリアンは・・・おそらく再起不能。記憶も失ってしまっているのではないかと。フローリアンはあれだけ強かったわけですから、もともとのアクトレスとしてのポテンシャルも高かったはず。その彼女が再起不能になってしまうということは、レズビオナンとしては有用な人材を失ったことです。騒動を起こしたレイ博士の罪は重い。

改めて考えてみると「オリエンタルガール」という存在の儚さみたいなものが身にしみます。凛々しく「オリエンタルガール」といってますけど、これは中の人があってのものなんですなぁ。
その中の人、ミニスとはどういう女性(ひと)なのかというと、これがよくわかりません。あまり詳しい描写がない。肝心の優との絡みは全くありません。フローリアンによる変身解除後のレズビオナとの短い会話の様子では、オリエンタルガールの時の強気な雰囲気は影を潜め、かなり従順で控えめな性格に感じられます。
ヒントとしては優と個体データが一致しているということですから、比較的詳しくキャラクターが描かれている優の性格・性質が参考になるかもしれません。その優は天然で心優しく控えめな娘として描かれていますので、ミニスも似た傾向の女性(ひと)であると推測できるかも。優と違ってオリエンタルガールとしての「黄色魔術」や自分の能力、敵対するレズビオナンのメンバーについては詳しく知っているはずなので、天然の部分はあまり目立たないかもしれません。

いや本当にオリエンタルガールが好きなんですよ。w>わたくし

by namatee_namatee | 2016-09-09 22:29 | book | Comments(4)

被害者(その1)

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またしても心置きなく「黄色魔術オリエンタルガール」ネタ。
図は「黄色魔術オリエンタルガール」単行本の裏表紙。消費税が3%だ。w

キーパーソンその2。
この娘こそ、「黄色魔術オリエンタルガール」の実質的なヒロイン、「唐色 優(からしき ゆう)」でございます。ちなみに「唐色」という苗字の人は日本には存在しないようです。w
モノクロページだと黒髪ですけど、カラーだとこの通り茶髪・・・それほどでもないか。この当時は茶髪がまだ認知されたとは言いがたい時代だったはず。このイラストの表現上は茶髪だけど、キャラからいくとプレーンの黒髪なんじゃないかと。
少女といってますけど、本棚の書名やブックバンドを使っていること、私服で学校に行ったり帰ってきたりしている様子などから(高校生だとブックバンドはあまり使わないし、禁止されている場合も多いような気がします。私服の高校もありますけど(わたくしがそうでした)作品上は女子高生は制服で描くのが自然かと。)女子大生ぐらいに見えます。18-20歳ぐらいかなぁ。
前にも書きましたけど身長はオリエンタルガールより顔半分ぐらい低い。あくまで印象ですけど、日本女性の平均身長の約155cmぐらいかなぁ、と。オリエンタルガールはかなり細身なので、ならぶとちょっと太めに見えるかもしれませんけど、パーフェクト=モデル=アクトレスと一般人のプロポーションを比べては(ry
ちなみにこの図、パンツ穿いてる?w

彼女のことはレズビオナを始めとしたレズビオナンのメンバーは「優」と呼び、オリエンタルガールは「優ちゃん」と呼ぶ。そして優はオリエンタルガールを「オリエンタルガール様」と呼ぶ。あの世界では自分より上位にあるものは「様」と呼ぶのは普通らしいので(例:クイン様・レズビオナ様など)、優が「オリエンタルガール様」と呼ぶのは特別な意味があるわけではないのかもしれません。ではミニスのことはなんて呼ぶのかというと・・・わからないんだな、これが。w
たぶん「ミニスさん」でしょうね。レズビオナのことを「レズビオナさん」と言ってましたし。オリエンタルガールもミニスも同じ女性(ひと)なのはもちろんですけど、変身しているかどうかで呼び方(=優との立場)が変わると推測する気になるのはなかなか興味深いことです。

わたくしはオリエンタルガールに倣って必要な場合は「優ちゃん」と呼ぶことにします。w

その優、なぜ実質的なヒロインかというと、物語の最初、それこそ第1話の冒頭から最後の最後、第14話の最終ページまでずっと描かれているから。オリエンタルガールより登場している期間は長い。そしてオリエンタルガールとともに主要な戦いに参加しているという。第10話のフローリアンとクインの戦いは別として、オリエンタルガールがからむ戦いには全て参加してます。優の争奪戦なので当たり前といえば当たり前ですけど、一般人のはずなのに鉄火場くぐりすぎです。w
その上、ミニスと同じ個体データを持ち、オリエンタルガールとテレパスみたいな能力で会話が出来、能力(ちから)のブーストupや行動の制御も可能、きわめつけは「オリエンタルカード」が誤動作して、優自身がオリエンタルガールに変身してクインをやっつけるという大活躍。
これはとりもなおさず「オリエンタルガール」という戦闘システムが本質的に通常のアクトレスをはるかに凌駕する戦闘力を持つということの証明であります。それを知ったフローリアンは後に優に変身を促して対決を申し込みますけど、本当のところ、レイ博士が未調整の状態のフルパワーを出す優のオリエンタルガール2号にフローリアンが勝てたかどうかはわかりません。ましてや、それがフローリアンがミニスのオリエンタルガールを殺した後だったりすると、激昂しているはずの優のオリエンタルガール2号に敵うとは思えません。(汗

まあそれはわたくしの妄想上の話。
話を戻しますと、優ちゃんはかなりの天然のようです。あー、みんな好きでしょ、天然の女性。w
穏やかで自分のことより人のことを気にする、気立ての良い女性(ひと)のようですね。そして天然なんだけど変なところには突っ込む。オリエンタルガールがくれた衣装をどこから出したのかとか、「オリエンタルガール」の名前がどうして英語なのかとか。

そして最後まで自分の能力(ちから)に気づかず過小評価してます。自分の部屋に誰かが届けた「オリエンタルカード」についても「ただのカードになっている」と言ってますけど、本当はどうなんだか。
自分の能力(ちから)の過小評価と同時に、アクトレスやオリエンタルガールの能力(ちから)を過大評価しているきらいもあります。
あとすぐ死んだことにしたがる。w
空中でバチバチ能力(ちから)と「黄色魔術」のぶつけ合いをしているわけなので、これは無理もない話なんですけど、オリエンタルガールもアクトレスの方々も相手を殺すつもりはない(アクトレスにはレズビオナの命令がある&オリエンタルガールは自制している)わけで・・・これは「黄色魔術オリエンタルガール」のわかりづらい一面でもありますね。
ネットの書評でも「相手を殺さないのが腑に落ちない」みたいな評価を見かけます。描かれているのは緊迫した真剣勝負なわけで、それで相手にとどめをささないってのはどういうわけか分かりづらいですよね。これも「黄色魔術オリエンタルガール」という作品がイマイチ人気が出なかった理由の一つなのかなぁ、と思いますけど、ちゃんと説明はされていてスジも通っているんですよね・・・

優がなにかというとすぐに死にそうなことにしたがるために、クエスとの戦いではオリエンタルガールの行動を無意味に抑制することになり、結果的にオリエンタルガールは「黄色魔術 雷電」の制御が難しくなり、クエスに必要以上に大きなダメージを与えることになってしまったのではないかと思います。クエス、良い娘なのにかわいそう。(汗
強化フローリアンとの最終戦でも、優は自分でオリエンタルガール(ミニス)に加勢してオリエンタルガール(改)に二段変身させておきながら、崩壊(コラプス)を起こしたフローリアンを「死んじゃったの?」と気づかっています。フローリアンは自分と愛するオリエンタルガールを殺そうとした相手なのに。徹底的に天然だ。w

優ちゃんがレズビオナンに狙われた理由は大首領のレズビオナが一目惚れしたから。w
優にとっては大変な迷惑です。文句無しに最大の被害者。
推測になりますけど、レズビオナは優の持っている何か特別なモノに惹かれたのではないかと思います。直接、優に接触したフローリアンも前に誘拐した3人と優は違うと言ってます。
それは同じ個体データを持つオリエンタルガールにもあるモノで、だからこそ、レズビオナは優だけでなくオリエンタルガールも殺さずに客人として招きたいと言っているのではないかと。そうでなければ初戦のフローリアンはとにかく、ワイト&ナース、そしてクエスまでオリエンタルガールにやられた時点で、もうオリエンタルガールは殺してしまえとクインに命じてもおかしくないはず。
そして本当のところはオリエンタルガールの正体など解ろうが解るまいが、レズビオナとしてはどうでも良いことだったんじゃないかと思います。現にフローリアンに無理やり変身を解かれて、オリエンタルガールがミニス=トゥリーという女性(ひと)ということが判明しても、そのことについてはレズビオナには特になにも反応がありませんでした。なのでレズビオナは優ちゃんとオリエンタルガールそのものが欲しかったのでしょう。まあ優とオリエンタルガールを一緒にすると大変なことになるというのは、レズビオナもフローリアンも身をもって知ることになります。w

というわけで「黄色魔術オリエンタルガール」で最大の被害者であり、事実上のヒロインの優ちゃんについての考察でありました。こういう妄想ぶちまけるの本当に好き。w

by namatee_namatee | 2016-09-07 21:25 | book | Comments(11)

遠い目

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休み明けはネタが(ry
なのでとりとめのない話で。

わたくしがこの世で最も好きな歌、椎名さんの「風が吹く丘」は1997年7月21日にリリースされました。本日は、その頃わたくしが何をしていたか、それをぼんやりと考えておりました。
もう記憶が定かではないのですけれども、社会人になって最初に入って10年ほど勤めた会社を辞めたのが1996年の5月とか。2-3ヶ月はフラフラしていて、元いた会社の上司の紹介で再就職したのが1996年の9月だったと記憶しております。なので「風が吹く丘」がこの世に出る1年前に人生の大きな節目を迎えていたわけですね。>わたくし

1996年の該当する時期の椎名さんのツアーは「STARTING LEGEND'96 SUMMER SPECIAL」で8/31まででした。この年は年間35公演もしており、その最後のライブは「秩父ミューズパーク」でございました。この「秩父ミューズパーク」のライブは10曲と短く、他のイベントと同時開催だったんじゃなかったかな。
シングルでいうと「空をあきらめない」が1996年7月1日にリリースされておりますので、ラジオなんかで流れていたのかな。
わたくしは9月から新しい会社で仕事を始めたはずで、9月1日は日曜日ですので、9月2日にドキドキしながら新しい会社へ行ったはず。
これが海の近くの真新しい巨大なビルの中にある立派な事務所でしてねぇ。前の会社が質実剛健というか、事務所とか収益を生み出さないものには一切投資をしないところだったので、とても新鮮でした。まあ外見は立派だけど内情は・・・4年後には事実上の倒産状態になるんですけどね。w

わたくしは社会人になってから一貫して経理関連の仕事をしてまいりましたけれども、実は嫌いです。w>経理
最初の会社、製造業でしたけど、これがやたらに会計とか経理を重視する会社でして、なんていうか、経理部門の権限がとても大きいんですよね。その裏付けは実績を会計システムを通す事によって出来上がる数値なんですけど、その経過や手法、つまり裏側を知ってしまうと、こんなもので偉い人が会社の行く末をどうこうして良いものかという疑問がどうしても拭いきれませんでした。日本的というかなんていうか、言わなくてもわかるだろ?みたいな部分も多くあったし、個人的には現実に起こっていることを数値化する方法そのものにも疑問点が多かったんですよね。
まあ、今となっては会計情報にはもともとそういう要素があって、それを読み取れないのは経営陣の無能だと言い切るぐらいには肝が座りましたけど。w

そういったわけで、新しく入った会社ではできれば経理の仕事はしたくなかったのですけれども、そういう人材を欲しているところへ行ったんですから、それは無理な話。またしても経理課(わたくし以外には事務員のお姉ちゃん1人しかおりませんでしたけど)に配属されまして、それまで会計事務所に丸投げだった経理処理を社内で行えるように会計ソフトの導入から担当させられました。いろいろ検討した結果、確か応研さんの「大蔵大臣」を導入したんじゃなかったかな。
税務は知らんやらん、と言ってあったので、そちらは税理士にお願いして、わたくしは日常の会計処理をやっておりましたなぁ。会計の仕事って軌道に乗っちゃうとあとは同じことの繰り返しなんで暇そうに見えるんですよね。それを見て、オツムの弱い社長さんとかは、経理課の人員が勿体無いとか無駄とか言い出すんですけど、実際はそれなりのスキルがないと務まらないのでございます。会社の経営に会計情報が必要と考えるのならば、経理に専門の人員は必ず必要で、それが嫌なら社長自らそのセンスで経営していただくしかありません。まあ、そんなことは不可能ですけど。そういうことする社長の会社はすぐ潰れますよ。w

そして、新しい会社にも馴染んできたのが1997年の「風が吹く丘」のリリースのころだったろうなぁ、と。わたくしは2013年の4月までは椎名さんの楽曲はほとんど知らなかったんですけれども、この「風が吹く丘」だけは知っていたんですよね。それをどこで聴いたのかは謎。1997年8月29日の「ミュージックステーション」に出演された時に聴いたってのが一番信憑性が高いんですけど、前にも書きました通り、番組の内容については細かな記憶がありません。となるとラジオとかで流れていたのを聴いたんでしょうねぇ。

「風が吹く丘」をライブで演り始めるのはツアー「STARTING LEGEND'97 届けたい想い」、1997年7月15日の中野サンプラザで、シングルがリリースされる1週間前のことだったんですね。このツアーではアンコールでも「風が吹く丘」の+brass verというのを演っており、椎名さん陣営としても力が入っていたのがうかがえます。

といった感じで、当時のわたくしは椎名さんとの接点はほとんどありませんでした。もう少し後の2000年以降、名古屋の会社へ移ってから、同僚のお姉ちゃんが声優さんなどに詳しい人だったせいで、「椎名へきる」という名前を知ることになったのでした。いやまあ、よくある「へきる」って変な名前だな、ぐらいの印象にすぎませんでしたけれども。
さらに時代が降り、納豆の国へ戻ってきて、またしても経理の仕事、しかもやっぱり外注していた経理処理を社内に移管する業務をやらされて今に至ると。そして2012年の「ヨコハマ買い出し紀行」との邂逅、2013年4月の椎名さんショック、2016年の「黄色魔術オリエンタルガール」のリバイバルブーム、と90年代リスペクトが始まるのでした。

ちなみに「黄色魔術オリエンタルガール」は「COMICパピポ」1992年3月号から1994年5月号までの隔月掲載でしたので、椎名さんのCDデビュー、つまりアルバム「Shiena」のリリース、1994年8月21日にはとっくに連載終了しておりました。こう考えてみると時代というか時間の経過を感じますなぁ。w

by namatee_namatee | 2016-09-05 20:50 | diary? | Comments(15)

戦犯

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心置きなく「黄色魔術オリエンタルガール」ネタで。
図は「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.3、不本意ながら怪しいサイトの画像から。orz

「黄色魔術オリエンタルガール」におけるキーパーソン。
実はこのお話の登場人物は無駄がないのです。わたくしは多からぬ登場人物はほとんどがその役割を無駄なく演じる機会が与えられていると感じます。
今回ネタにするのはこの方。「オリエンタルガール」をパーフェクト=モデル=アクトレスとして調整(=開発)し、おそらく他のアクトレスの開発にも深く関わった人物、レイ=ヴァッハ博士。その立場からレズビオナの信頼もあついようです。極めて重要な登場人物ですなぁ。
ちなみに「パーフェクト=モデル=アクトレス」の元ネタは平沢進氏のバンド?音楽グループ?の「P-MODEL」でしょう。

なんといっても、レイ博士がレズビオナを独り占めしようとして、オリエンタルガールを使ってレイズビオナの寵愛を受けている邪魔なアクトレスを排除しようとしたのが事の発端ですからね。「黄色魔術オリエンタルガール」初期のオリエンタルガールは正義の味方みたいな描かれ方をしてますけど、その実はレイ博士の陰謀の片棒を担いでいるだけという。w

いや、中の人のミニスとしては彼女なりのなにか考え・意志があった可能性があります。確かに後の告白ではレイ博士のためにオリエンタルガールになって戦ったといってますけど、そう話は簡単じゃない。現にミニスは最終的に優のために勝ち目の薄い戦いに身を投じることになるわけですし。しかもそれはレイ博士公認です。強化フローリアンとの戦いで苦境に陥ったオリエンタルガールを前にして、優に「ミニスを助けてあげて・・・」というレイ博士はミニスは優のものだと認め、自分の眷属と言う立場から手放しました。

「黄色魔術オリエンタルガール」がオリエンタルガール(ミニス)の物語だとするのならば、彼女の意志がどう変化していったかこそが、このお話のキモでございます。どうにも居場所がなかったオリエンタルガール(=ミニス)が一方的に想いをよせる相手(=レイ博士)だけでなく、自分を想ってくれる相手(=優)を獲得し欠けていた心のパズルのピースを手にいれ、さらにはレイ博士やその上位にあるレズビオナからも認められるストーリーと考えるとわかりやすい。

いかん、オリエンタルガール(=ミニス)が好きすぎて本題からどんどん外れていっちゃう。w
話をレイ博士に戻すと。基本的にレイ博士はこの世界の全てを把握している存在です。全てのアクトレスの能力を把握しているし、それはオリエンタルガールについても同様。あの「黄色魔術」についても全て知っているはずです。「M16」を「未完成(テストタイプ)の超高度黄色魔術」と言っていることからもそれは明らかです。ミニスの特性から、こうするとああなるとか、MPがこのぐらい必要になるとか、いろいろとテストしてるんでしょう。

このお話はレイ博士の把握している要素とそうでない要素の対立と考えることができます。レイ博士が把握している要素とは、通常型のアクトレス、例えばクインとか。あとはもちろんオリエンタルガール(=ミニス)もそうです。この範囲についてはレイ博士は完全に把握しています。少なくともスペックについては。例外としてはアクトレスも人間ですので、その心理的な要素が能力に及ぼす影響とか。ここを読み間違えたせいでオリエンタルガールは能力で劣るはずのクインに敗北したのでしょう。
逆にレイ博士が把握しえない要素は、レイ博士なら絶対にしない無茶なチューンをしたフローリアンと個体データが数億分の一の確率でミニスと一致しちゃった優。
前者は敵で後者は味方。まあ優は味方と言っても考え方によってはミニスを奪っていく存在で、レイ博士は自分が起こした騒動の代償としてそこにケジメをつけないといけないわけですけど、さすがに正しい判断を下しました。
フローリアンについては、それでも問題点は看破してはいるんですけど(無理な調整の代償について)、短期的には対抗手段がない。打開できる可能性がある優の能力(ちから)についてレイ博士がどこまで期待していたのかはよくわかりません。優がオリエンタルカードでオリエンタルガールに変身できるのは分かっていた(=フローリアンも知っている)わけですけど、オリエンタルガール(ミニス)に対してパワーアップというかブースト能力があることについては分からなかったようです。2人の個体データが一致していて、片方にカードがない&お互いに特別な感情を持っている、この条件でなにが起きるかについては「具体的には」わからなかったのだと思います。大体がミニスが優に特別な感情を持っているのをレイ博士が知るのは、ミニスがオリエンタルガールに変身して強化フローリアンと戦いだしてからですし。
なので優に「ミニスを助けてあげて・・・」と懇願するのは、レイ博士らしい論理的な裏付けのある行動ではなく、ミニスを思いやる純粋に感情的な行動だったと考えるのが自然でしょう。

それはフローリアンが優のそちらの能力(ちから)に配慮していないことにも表れています。前にも書きました通り、優の危険性を知らないからそのままそこに置いておくわけで、わたくしだったら、優は殺さないまでも少なくとも意識を奪うとかして無力化しておきますね。
ちなみにフローリアンはレイ博士から「リーディング能力」を使って情報を引き出しているわけですけど、これは極めて重大な脅威です。前述の通り、レイ博士は全てのアクトレスの能力はおろかオリエンタルガールの詳細なスペックまで知っているわけですから、それを把握してさらに本人が強大な能力を持つフローリアンはこの上もなく危険な存在であります。
フローリアンは圧倒的なパワーと能力に目が行きがちですけど、実はレイ博士の知識と情報も身につけた厄介な存在なわけです。単純な脳筋じゃないんですよね。いずれはレズビオナからも情報と知識を引き出すでしょうから、レイ博士・レズビオナとしては、なんとしても早々に排除しておかないといけない存在です。そうしないとレズビオナン内にフローリアンの恐怖政治がまかり通ることになります。(汗
この2人は命をかけて戦ったオリエンタルガール(ミニス)には感謝しないといけません。っていうか、騒動を起こしたレイ博士は反省してください。w

最終話で優の机の上にあった「オリエンタルカード」。しつこいんですけど、あれは使えると思うんですよね。優の能力が勿体無いということもありますし、以前からレイ博士はミニスと「黄色魔術」を開発してきたわけですし、この騒動でその成果を手放す理由はないんですよ。レズビオナは不問に付すつもりのようですし、場合によってはミニスよりオリエンタルガールという認識の方が強いわけですし、あえて封印する必要はない。
まあ優の手元にあるカードは使えないようにしてあるとして、レズビオナン内にいると思われるミニスは別のカードを持っていてオリエンタルガールになる能力を保持していると思います。

by namatee_namatee | 2016-09-01 21:56 | book | Comments(6)

あとは若いお二人で

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「黄色魔術オリエンタルガール」はその曖昧な第一印象と裏腹に細部まで描き込まれた作品であるというのは繰り返し述べてまいりました。この作品を描いた当時の完顔阿骨打先生がそれをどこまで意識・意図していたのかはわかりませんけれども。
制作の意図や環境について直接に先生にうかがったところでは「思いつくままに好き勝手に描いた」ということです。まあ完全になにからなにまで先生自身で考えたストーリーや設定ということはないとは思います。現にヒロインの「オリエンタルガール」は「不知火舞」からインスピレーションを得たとおっしゃってますし、単行本の付録ページにもそれらしきイラストがあったりします。古今東西の物語や音楽、映画、ゲーム他の知識が下敷きになっているのであろうというのは容易く想像がつきます。ただしベースになっているものが具体的に何なのかまではとてもわたくしでは調べきれません。なんといっても、そちら方面のわたくしは未開人そのものですので。(汗

完顔阿骨打先生の他の作品を読んでみると、基本的にコミカルなものが多く感じますけど、その割にはプロットはかなりしっかりとしていて、ストーリー内での個別の事象については矛盾が少ない印象を受けます。先ほどまで、たまたま手元にある「ふたなりイエスタディ」(うわぁ。w)という単行本を読んでおりました。これは2002年頃の作品を集めたものなんですけど(刊行は2008年。なぜこんなに間が空いているのか不可解)、まあタイトル通り、およそこの世に存在しえない設定で、その意味では「黄色魔術オリエンタルガール」と良い勝負な世界なわけですけど、その枠組みさえ許容してしまえば、中で行われている行為や展開についてはスジが通っている。キャラの描き分けっていうんですか、判別がつくように適切に特徴が与えられているし、見た目だけでなく性格や口調などもブレたりせずに一貫しております。
意外と言っては大変申し訳ないのですけれど、この点に関してはエロ漫画だけでなく、わたくしの知っている多くの漫画作品の中でもわかりやすい方だと感じます。
思うに完顔阿骨打先生の作品の特徴の一つとして、荒唐無稽な設定・世界観の中でもかっちりと真面目にストーリーを描くというのがあるような気がします。先生が意識してそうしているのかどうかはわかりませんけど。
この作風・姿勢(それがその通りあるとすれば、ですけど)は、「バカをやるときは徹底的に」というわたくしのポリシーwにも似たところがあるような気がしてちょっとシンパシーを感じます。w

ちなみに「ふたなりイエスタディ」は大分前にネットの怪しいサイトで読んだことがあり、すごく面白く感じたのを覚えています。エロ漫画なんですけど、エロいというよりは無茶な設定と展開に笑ってしまう。その時は作者が誰なのかとかはまったく気にせずにいたんですけど、単行本として購入して読んでみて「あれ?これ前に読んだことが(ry」とすぐに思い出しました。まさかこれが「黄色魔術オリエンタルガール」と同じ作者の作品だとは・・・

さて、その「黄色魔術オリエンタルガール」、これまた荒唐無稽な世界でのお話なわけですけど、前述の通り、その枠組みの中では謎は解明されていくし、意味不明な事象は少ない。ストーリーの冒頭ではまったくの謎の存在だった「オリエンタルガール」というヒロインについても、それがアクトレスの一種で、そのシステムを完全に把握している人(レイ博士)がいるということが描かれております。その描かれ方も必要にして十分な範囲から大きくはみ出すこともなく、また説明的な記述が多くなることもなく、話の流れの中で必然的に明らかになっていく形をとっており、とても巧みな描写と感じます。

他の作品を含めよくある話ですけど「黄色魔術オリエンタルガール」でも戦闘力のインフレみたいなのが起きます。敵味方ともに強力になってきて最初の頃には有効だった武器や技がストーリーが進むにつれて通用しなくなるってヤツですね。>インフレ
それもうまく処理されていると思いますよ。レズビオナが戦力を逐次投入すること、優の能力の影響、オリエンタルガールの復活と二段階変身・・・上手にまとめてあると思います。

そういったことを前提として、「黄色魔術オリエンタルガール」の残る不可思議な点は何かあるのか?というのが本日のネタ。前ふり長いね。w
不可思議な点というのは、作品の枠組みの中で描かれていてもおかしくないのに描かれず、読んだこちらがもう少し詳しく解明したいという欲求が起きるような事項とでもいいますか。くどいな。w

それはなにかと言うと、なんといっても「オリエンタルガール」その人についてです。
中の人はミニス=トゥリーという女性(ひと)ということはわかっております。「オリエンタルカード」というカードを使って、素の状態から変身するというのもわかっております。レイ博士の調整を受けている描写から、ミニスそのものもアクトレスであるということもわかっております。安定した能力を経常的に発揮できるアクトレスとして最強のポテンシャルを持った存在であるというのも、戦いの経緯から明らかです。
またミニスと優は個体データは数億分の一の確率でほぼ一致しているということも判明しており、その結果、当然ながらミニスと優しかオリエンタルガールになれない。そしてミニスが自分を犠牲にしてまでオリエンタルガールになって戦うのはレイ博士を慕っているからだというのも描かれております。

当初は謎の存在だったオリエンタルガールについて、ストーリーが進むにつれてここまで詳細に明らかになっていくわけですけれども、その反面、彼女が駆使する「黄色魔術」という技・武器の体系についてはまったく不明のままです。「M16」を「未完成(テストタイプ)の超高度黄色魔術」と言っていることから、レイ博士は「黄色魔術」について詳しく知っているはずですけど説明はない。レイ博士からオリエンタルガールについての情報を詳しく読み取ったはずのフローリアンも「黄色魔術シムーン」や「サウザンド・ナイブズ」については知りませんでした。これだけ印象的に使われていて、あまつさえタイトルにもなっている「黄色魔術(イエローマジック)」について、一言ぐらい説明があっても良いような気がしますね。

またミニスについても謎が多い。何者なのかはほとんどわかりません。前述の通り、レイ博士を慕っている女性(ひと)で、一途で気立てもよさそうですけど、東洋系なのかとか、普段はどこで何をしているのかとか、どういう経緯でレイ博士の元に来たのかとかはわかりません。
同じ個体データを持つ優がオリエンタルガールというシステムに特別な適性があるようなので、どうみてもミニスも特別な存在なのはわかります。が、それをレイ博士がどうやって見出したのかは不明。ミニスに特別な適性があったからこそ、レイ博士がこの騒動を起こす気になった・・・のかもしれませんけど推測の域を出ません。

思えばオリエンタルガールはヒロインのはずなのに立場が曖昧です。それはなんと呼ばれるかにも象徴的に現れていたりします。
登場人物の中でもっとも上の立場にあるレズビオナは「オリエンタルガール」と呼び、ミニスと呼ぶことはありませんでした。優はミニスと直接の関わりがほとんどない。そして優はフローリアンに強引に変身が解かれた後も(ほんの一瞬だけですけど・・あれはオリエンタルガールのままの認識かも)「オリエンタルガール様」と呼んでいます。優が持っていた「オリエンタルカード」をミニスがひょいっと取り上げるときだけ、ミニスと優はちょっと接点みたいなものがあるんですけど、当然ながらミニスはすぐにオリエンタルガールに変身してしまう。
その反面、レイ博士は一貫してミニスと呼び続けます。フローリアン他はもちろんオリエンタルガールとしての認識が支配的でしょう。
ミニス本人がオリエンタルガールのときと素のときでなにか違いを意識しているのかどうかもよくわかりません。変身を解くと気が解放されたような感じがする(byレズビオナ)そうなので、なにか意識が高揚するようなことがあるのかも知れず、レズビオナに対する態度や抵抗もそういう感じがありますけど、本当のところは謎です。またオリエンタルガールとして優を好きなのか、ミニスとしてなのかも不明。どうやって折り合いをつけるのか心配になるレベルで立ち位置がはっきりしません。>オリエンタルガール
わかっているようでよく分からない、それがヒロインとしての立場ですらよくわからないという不思議な女性(ひと)なんですよ。>オリエンタルガール

そして、その分かりづらいところがそのまま作品としての分かりづらい印象になっているような気がします。オリエンタルガールが好きで思い入れがないと、そんなややこしい細かいところまで興味を持って読まないと思うので、それがイマイチ人気が出なかった原因かなぁと思うんですよ。単行本が出る前、COMICパピポで2ヶ月にいっぺんしか読めなかったとしたら、こんなややこしい話はわからないでしょう。
もっとも分かりやすくして人気が出たとなると、それはそれで今度はわたくしがハマらないということになり、22年後の2016年にこのブログでネタにすることもないわけです。w

他に謎というと、レズビオナの寝室の広さとか?w
でっかいベッドが2つ置けて、宙に浮かんだオリエンタルガールと床に立ったフローリアンの位置関係から推測すると天井の高さは5mぐらいありそう。「黄色魔術 東風」+「集中環」で大穴やら「シムーン」の火炎、あげくに「M16」の「雷電」×10倍の電荷など、その他にもフローリアンの強力無比な「気」で床を破壊されてもなお、部屋として無事なことを考えると、体育館なみの広さをもった極めて頑丈な部屋であろうと。w

レズビオナンの資金源はなんだろ?とか日本支部の場所は?なんてのも謎ではありますけれども、それはどちらかというと「荒唐無稽な世界観」の方に含まれる事項と感じますので、こねくり回しても仕方がないと思います。w
あとは・・・脱がされたはずのオリエンタルガールのコスチュームはどこへ行ったのか?とか次から次へと出てくる扇子の謎とか。こういった変な要素を詰め込んで、なお複雑なわりにストーリーとして破綻していないと感じるのは、上の方に書いた「荒唐無稽な設定・世界観の中でもかっちりと真面目にストーリーを描く」という完顔阿骨打先生の姿勢とか才能のようなものがあるからと考えております。

図は「黄色魔術オリエンタルガール」の最終話、Vol.14から。ここからもレズビオナの寝室の規模の大きさがうかがえるかと。手前側にはフローリアンが「気」でクインとスキニー&ザミアを倒した時のものとオリエンタルガールが「黄色魔術 東風」+「集中環」でこしらえた大穴が2つあいているはずです。w
ダウンしていたクインのダメージは大したことなかったようで、レイ博士に助け起こされた直後なのに誰かを抱えて立ってます。抱えられているのはたぶんフローリアンでしょう。フローリアンには直前まであれだけひどい目に遭わされたのにレズビオナもクインも寛大ですね。それはまた、フローリアンが深刻な状態にあるということの裏返しでもあります。おそらくアクトレスとしては再起不能、記憶も失っているのではないでしょうか。こういう細かいところもちゃんと描いてあるのがすごいんですよ。>オリエンタルガール

そして、レイ博士もこの部屋から出て行き、残るのはオリエンタルガールと優の2人だけなんですけど、みんなが出ていく様子は、いかにもオリエンタルガールと優に後は2人でよろしくやってね(何を?)みたいな気をまわしている感じで微笑ましい。w

by namatee_namatee | 2016-08-27 20:30 | book | Comments(13)

呼称問題

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以前、レスでオリエンタルガールと優の会話および優の呼び方について、違和感があるというお話をいただき、わたくしもなんとなく気になっていたところなので、ちょいと調べてみました。
作中の会話・セリフをチェックしていくだけの簡単なお仕事・・・楽勝と思いまして、実際に作業は簡単ではありましたけど、結果が(ry

調査の結果、オリエンタルガールは基本的に優のことは「優ちゃん」と呼んでます。例外はVol.1〜Vol.2で、フローリアンに対して「その娘」、優本人に対して「あなた」と言っているだけです。前者は本人に対してじゃないので当たり前。後者がこのテーマに関連する事案と思いきや、それ以降は一貫して「優ちゃん」となる。最後の最後まで「優ちゃん」で終わります。
もう一件、例外がありまして、それはVol.4終盤のレイ博士との会話、優本人の居ない場面で「優」と呼び捨てにしてます。オリエンタルガールはレイ博士に従属している立場ですし、報告という会話の性質上も「優ちゃん」と呼ぶわけにはいかないでしょう。なのでここら辺も特に変だとは感じません。

なんとなく引っかかるところは、オリエンタルガールが優を「優ちゃん」と最初に呼んだのが優自身の妄想の中のこと(Vol.3)というところでしょうか。
その時点ではまだ半信半疑というか、優はオリエンタルガールがどんな女性(ひと)なのかイメージがはっきりとしていないはずですけど、その曖昧なイメージのはずのオリエンタルガールが優のことを「優ちゃん♡(ハート)」と呼ぶ女性という風に描かれています。これはオリエンタルガールに対する優の一方的な憧れの現れということなんだろうと思っていますけど・・・どうなんでしょうね。

この時点までのオリエンタルガールの優への接し方は丁寧ではあるもののかなりの紋切型で優を特別に意識している様子は見せなかったのが(実際はストーカー並みにマークしまくりなのは既述)、ワイト&ナースとの闘いでピンチを救ってくれた優に対して一気に親愛の情を見せる。>オリエンタルガール
口調も普通というか、守る側として気遣っている感じがより強くなります。優のことを「優ちゃん」と呼び始めるのもワイト&ナース戦が終わったところでです。

まあ実際のところ、「優」という名前は「優ちゃん」が一番呼びやすいでしょう。「優さん」は語呂が悪い。「唐色さん」も変。そんなだったらむしろ「優」と呼び捨ての方がまだマシな感じ。w

そういえば守る側と守られる側のなんとなくぎこちない関係も趣があると、これまたレスで言われました。確かにお互いに踏み込めない、見ていて微笑ましいというかもどかしい感じがあります。
これも分析してしまえば、オリエンタルガールは優にたいしては好意で守っているように見せかけてますけど、実際はアクトレスをおびき出すための「餌」にしているわけで、その引け目があるのが原因ではないかという、身も蓋もない結果になるという。w
が、闘いを重ねていく中で、優に特有の例の特性が現れてくると次第に親密さと信頼感が増していき、最終的には死ぬ覚悟で手を取り合うところまで行くわけです。ここら辺の絶妙な関係の変化も「黄色魔術オリエンタルガール」の愉しみのひとつ・・・ですけど、なかなか分かりづらいでしょうなぁ。

呼称問題に話をもどすと、この問題で注目すべきは、優の呼び方ではなくオリエンタルガールの口調の方なのではないか、ということになりました。
もっともこれもさほど複雑ではないですね。オリエンタルガールは基本的に余裕のあるときは丁寧な口調で、それは優に対しても敵対する相手に対しても同様です。例外は優にレズビオナンの目的を説明するときぐらいで、このときは余裕のある状態にもかかわらず、妙に感情的な口調になってます。が、それはレズビオナンの脅威を強調するためとも考えられるので、口調の規則性としては例外とすべきかと思います。まあ、本当に「個人的には」レズビオナンのやり方を快く思っていない可能性も高いですけど。>オリエンタルガール
緊迫した闘いの中でも丁寧ですけど、強化フローリアンとの最終決戦時では「私が相手だ フローリアン」「いくぞ フローリアン!!」と珍しく厳しい口調になってます。まあ、ここは決死の覚悟ですからね。

というわけで、こねくり回した割には当たり前の結果しか出てこなかったわけですけど、呼称問題としては実はもう一つ、別なネタがございます。それは・・・次回に詳しくまいりましょう。w
いやなに、まだまとまっていないだけですけど。

図は見ての通り、「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.2の最後のページ。不本意ながら怪しいサイトの画像です。(汗
このストーリーでオリエンタルガールが優に残したもの、それは「オリエンタルカード」なわけですけど、実はもう一つ残していったアイテムがあります。このシーンで優が来ているコスチュームです。
そのコスチューム、フローリアンに裸に剥かれてしまった優のために、オリエンタルガールがどこからともなく取り出したものですけど、寒さを凌ぐためにはほとんど役に立ちそうにないシロモノ。それでいて優は寒さに震えている様子もないので、もしかするとオリエンタルガールは例の「気」で優も含めて寒気を遮断していたのかもしれません。
それはそれとして、そのコスチュームは返す暇はなかったはずなので、優の手元に残っているはずです。

と、最後まで実にどうでもよいネタで終わります。w

by namatee_namatee | 2016-08-22 20:19 | book | Comments(10)

revolution

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「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.14最終話より。
二段変身したオリエンタルガール(改)の「超高度黄色魔術 M16」(おそらく2連発)でフローリアンが崩壊した直後のシーン。
他人事のようにすまして「終わったわ すべてね」じゃねーよ!あんたが始めたんでしょうに。w>この騒動

このレイ博士とレズビオナの会話、どうにも解せなくないですか?
これだけ大騒ぎしておいて「レイ クイン達を看てやってくれ」「あ はい」ですよ?
事実上の叛乱に対して不問かよ?と。オリエンタルガールなんて死にかけているのに。(汗
この騒動はこの二人の出来レースだったんじゃないかと疑う根拠でございます。

オリエンタルガールと抱き合って喜ぶ優(うらやましいな。w)を見て、レズビオナは優を諦めたようです。ここで諦められるところがレズビオナの人としての徳の高さ、あるいは指導者としてのカリスマの現れみたいなものでしょうか。あるいはもともとは分別のある人物だったのに何かバランスを崩していて、それが今回の騒動で我に返ったのかもしれません。レイ博士の狙いはそれだったのかもとも考えられますけれども・・・作者の完顔阿骨打先生が原因はレイ博士の「クレイジーサイコレズ」だって言ってるしなぁ。w

もっとも優はあと一押しすればレズビオナンのメンバーになった可能性が高いですけど。w
なんといってもオリエンタルガールのすぐ側に居られるわけですし、優本人がオリエンタルガールになれるぐらいですからアクトレスとしての素質は高く極めて有望。レズビオナン内での地位は約束されてます。わたくしの意見としては、未だLGBTに否定的な面のある一般社会に戻るよりは、最愛の女性とそれを許容する組織の中にいた方が面倒ごとはないし幸せと思います。
この次のコマでレズビオナは「優を送ってきてくれないか」と言います。ここで優に「どうする?」とか聞いちゃうとその後の話の展開はがらっと変わります。前述の通り、優はレズビオナンに居たいと思うかもしれませんし、オリエンタルガールはそれに反対するかもしれません。そうなると、もうひと騒動持ち上がってもおかしくないわけですけど、レズビオナの決断は「優をあきらめる」でした。その上、オリエンタルガールの功績も認めて、傷を気遣いながら命令でなく要請の形をとってます。こうしないと関わったメンバーの顔が立たないと判断しております。やっぱり無能でも悪い人でもないですなぁ。>レズビオナ

いやしかしレズビオナンのダブルオリエンタルガールとして活躍する優もみてみたいような気もしますなぁ。w
その場合は世界各地で少女の失踪事件が続く可能性があるわけですけれども。

細かいところですけどレズビオナの「優を送ってきてくれないか」というセリフそのものにも引っかかります。レズビオナはオリエンタルガールはここへ戻って来ると思っているんですよね。あるいは戻ってきて良いと言っている。どうも居場所のはっきりしないオリエンタルガール(中の人のミニスも)の居場所というか地位がこれではっきりしたわけです。めでたしめでたし。

この後の処理がどうなったのかに興味がありますね。クインとスキニー&ザミアはレズビオナに絶対服従のようですから、レズビオナの裁定に従うでしょう。オリエンタルガールの地位はレズビオナが調整するはず。クインの下にも上にも置きづらいので、妥当なのはレイ博士直属かな。
そしてオリエンタルカードが1枚しかなく、それが優のところに行ったとすれば、オリエンタルガールはもう存在しないことになります。残念ながらその可能性は高く、しかもその方が事後の処理としてはスムーズです。
・・・レイ博士はマッドサイエンティストの気が濃厚なので、予備のカードを作ってそうなんですよね。この後、ミニスを正式に直属として何気なく業務をこなしながら、またそのうちやらかすような気もします。w

・・・と相変わらずgdgdと妄想を垂れ流しておりますけど、「黄色魔術オリエンタルガール」は22年前の成功しなかったエロ漫画でございます。そんなにややこしい描き込みがあるはずがないと思うのが普通です。w

by namatee_namatee | 2016-08-18 21:19 | book | Comments(6)

能力(ちから)とは

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「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.1(第1話)より。不本意ながら怪しいサイトの画像です。orz
ああ、わたくしはこのオリエンタルガールが一番好きだ。前髪に隠れて見えない瞳と微笑んでいる口元のせいでことさらに表情が謎めいているのが素敵。大好き。w
余裕たっぷりのオリエンタルガールと対照的に優はフローリアンに尾行けられて必死ですけど。

その優の能力(ちから)とは何か?これを考察してみたいと思います。
優の不思議な能力の具体的な初出は第4話のワイト&ナースとの闘いの時。この闘いはスピード勝負の格闘戦。動きが止まった方が負けなんですけど、ワイトの念動力(サイコキネシス)による瞬間移動+自身の高速移動で背後を取ったナースがオリエンタルガールの背中に一撃を加え、それでオリエンタルガールの動きを封じます。次にお腹に一撃。これで意識を失ったオリエンタルガールの髪をつかんで空中に吊るす。図でいうと纏められた長い髪の根元にあるリボンの背後の曲がっているあたりを掴む。よくわかりませんけど、アクトレスの方々はかなりの腕力があるようですね。片手で楽々と吊るしてますからね。
この時に、心配した優がお経を唱えると、オリエンタルガールは意識を取り戻す。
ストーリーのかなり早い段階で優の持つ謎の能力(ちから)は重要な要素として描かれているんですねぇ。

ちなみに優の立場は、レズビオナンに襲われた日本で4人目の犠牲者です。襲ったのは全てフローリアン。他の3人については、なぜ襲われたのかが明確にされておりませんけど(おそらくランダムに選ばれた)、優については後にレズビオナが「一目惚れ」と言っております。迷惑千万な話です。(汗

っていうか、レイ博士にしろレズビオナにしろ、大概にしろと。レイ博士はレズビオナを独り占めしたいがために、オリエンタルガールを巻き込んでこんな騒ぎを起こすし、レズビオナはレズビオナでさっさと最強のアクトレスのクインを出して決着つければ良いのに(でもその場合はオリエンタルガールが勝ってしまう)、余裕こいてずるずると戦力の逐次投入をして、いたずらに傷口を広げてるし。ワイトもナースもクエスもクインも(そしてオリエンタルガールや優も)レイ博士とレズビオナの意味不明な行動の犠牲になったようなもんですよ。
フローリアンは悪役ですけど、行動を起こす動機や理由については十分に同情の余地があります。そして最終的におそらく再起不能ですからね。ほとんど気の毒と言って良いです。(汗
レイ博士とレズビオナ、この二人はつるんでゲームみたいな感覚で駆け引きしていたんじゃないかと思うぐらいです。二人はなあなあで終わりにするつもりだったのかもしれませんけど、フローリアンが本気出しちゃってそれどころじゃなくなっちゃったという。ざまぁ。w

さて、その優ですけどフローリアンによると先の3人とは違うという。前の3人では襲う気にならなかったのに優の場合は思わず手を出したくなってしまうほどの魅力があるらしいのです。で、優本人はそれを全く意識していない。この優が自分の魅力や能力(ちから)を理解していないのは、第13話の最終局面まで続きます。
というわけで優には何かあるというのは実は第1話からふれられていたわけです。

ワイト&ナース戦の時の優の不思議な能力(ちから)についてはミニスがレイ博士に報告してます。ミニスは距離があるので聞こえるはずがない「声」が聞こえたと言ってます。それで意識が戻り、その後に力がみなぎるような感覚があったと。
この報告を受けてレイ博士は調査をすると言ってますけど、その暇はなかったようです。クエス戦の後に「心配なのは唐色 優の妙な能力(ちから)か」と言ってます。
実際に調べることができたのはクインとの闘いで3人共倒れになって担ぎ込まれた時以降です。

話が前後しますけど次に優の能力(ちから)が出てくるのはクエスとの闘い。こちらはさらに詳しく描かれております。離れたところから音声ではなく、テレパスみたいな感じでオリエンタルガールと会話でき、そればかりか、オリエンタルガールの動きを止めてしまう。会話は双方向で優もオリエンタルガールも自然に(緊迫してますけど)意思の疎通ができ、しかも極めて短時間にそれができます。もう完全にアクトレス並みの能力の持ち主ですな。とはいえ、この時点では能動的に使うことができません。オリエンタルガールとの関係が緊迫する事態にならないと発動しない。それは最後まで変わりません。>優の能力(ちから)

ちょっと話がそれますけど、優が無理にオリエンタルガールの動きを止めたせいで、オリエンタルガールの「黄色魔術 雷電」のコントロールが狂って、クエスに必要以上のダメージを与える結果になったような気がしないでもない・・・ここでクエスがワイト&ナースのように軽いダメージだけで帰還するような展開だと、クインの怒りもだいぶ薄まって、次のクイン戦の結果が変わってくると思うんですけど・・・その意味では優は自身がオリエンタルガールになったことでケジメをつけたとも言えるかも。

そして山場のクインとの闘い。優は能力(ちから)の発現どころか、前述の通り自身がオリエンタルガールになってしまいます。たまたまカードを持っていたからなんですけど、これも怒りにまかせて周りが見えなくなっていたようで意識してそうしたわけでもなさそうです。おまけに崩壊(コラプス)を起こしてしまって、記憶も残っていないという。ここで優が自身の能力(ちから)の使い方を知っておくと後々の展開がややこしいことになって面白いんですけど。w
残念ながらそうはならず、3人とも共倒れになってレイ博士のところに担ぎ込まれます。クインとオリエンタルガールがどういう処置を受けたかは今回のネタとは関係ないので追求せずに、優に絞って考察しますと、崩壊(コラプス)によるダメージの治療と能力(ちから)についての調査をしたはずです。>レイ博士
その結果はどうだったのか。レイ博士から情報を読み取ったフローリアンの言によると「ミニスにあるカード起動因子が優にもあり、2人の個体データは数億分の一の確率でほぼ一致している」とのこと。なので優はオリエンタルカードを使ってオリエンタルガールになることができるのだと。ただ、ここではオリエンタルガール(ミニス)との間のテレパスみたいな通信能力とか、パワーアップ&スポイル能力については触れていないんですよね。それらについてフローリアンはレイ博士から読み取れなかったのでしょう。

レイ博士はそれを突き止めていたのかどうか。ここが最大の問題です。
大詰めの第13話で強化フローリアンに歯が立たなくて、劣勢に陥ったオリエンタルガールを救うためにレイ博士は優に対して「しっかりして!約束したんでしょう!?ミニスを助けるって!!あなたの能力(ちから)で!!」とほとんど絶叫しているんですけど(いつも冷静なレイ博士らしくない)、これは取り乱してしまってそう言ったような気がします。優の能力の全貌について、薄々は感づいていたのかもしれませんけど、完全には掴んでいなかったとするのが一番自然ではないでしょうか。科学者とかエンジニアとか、論理的に証明できないものは在るとは認めないみたいな考えで、レイ博士は冷静な時には具体的に調査結果の出ていない優の変身以外の能力(ちから)については考慮しない・あるとは認めないのではないかと思います。それがミニスが追い詰められているのを見て冷静さを失った結果、具体的な裏付けは分からないけど、優にはなにかあるはずだから、とにかくなんとかしろと感情的になって言ったんじゃないかと思います。ここで少しはミニスのことを気にしているのがわかるんですよね。>レイ博士

ではオリエンタルガールはどうなのか。最終決戦の直前にミニスからオリエンタルガールに変身して優と短い会話を交わします。
「いつかみたいに助けてね・・・優ちゃんが力を貸してくれれば・・・私は無敵よ!」
オリエンタルガールは自分が体験したことだからか、優の能力(ちから)をレイ博士よりは具体的に理解しているようです。ただ、それに期待していたかどうかは・・・ワイト&ナース戦、クエス戦と実際に経験してますからね。もしかしたら、ぐらいの期待はしていたはず。でも二段変身までとは思わなかったかもしれません。
それでもそれに対応してすかさず「黄色魔術 M16」を使える!と判断できるところが、さすがオリエンタルガール様ってところですよ。w
それまでのオリエンタルガールは練度不足と思ってましたけど、優と親密になっていくのにともなってパワー以外の面でも飛躍的な成長をしています。

優がオリエンタルガールに対して妙な影響を持つことは、レイ博士とオリエンタルガールしか知りません。レイ博士は半信半疑で、具体的に把握していなかった。なのでレイ博士の心を読んだフローリアンはそれを読み取ることができなかった。そして優を殺すと言ってオリエンタルガールの心を折ろうとしましたけど、それはすでに優と強い結びつきを構築していたオリエンタルガールに対しては的外れで失敗だった。そればかりか、優の能力(ちから)を発動させてしまう。その結果、敗北する。
オリエンタルガールは優の能力(ちから)を信じていた。なので一見、勝ち目のないように見える闘いに臨む気力を得ることができた。結果は予想どおりで、大成功ということになります。ヒロインが最後には勝つ。そうこなくちゃね。w

優の能力(ちから)の不思議なところは、オリエンタルガールのパワーアップをしても優自身は消耗しないことです。最終話の第14話でオリエンタルガールは「M16」を二連発してかなり消耗していますけど、殺される寸前から「未完成(テストタイプ)の超高度黄色魔術」の「M16」を出せるほどの二段変身をオリエンタルガールにさせた優には特に変わった様子がありません。優のキャパシティはものすごい容量があって、そのぐらいでは影響が出ない可能性はありますけど、やっぱりそれは不自然でしょう。
なので優の能力(ちから)のうち、オリエンタルガールに影響を与える部分については、優の力やエネルギーをオリエンタルガールに分け与えるというよりは、オリエンタルガールそのものの潜在的なパワーをさらに引き出す働きをするものということになるんじゃないかと思います。
クインとの闘いでダメージを受けて倒れたとき、優はオリエンタルガールに駆け寄って声をかけていますが、この時はなにも起きませんでした。
最終話でフローリアンの最後のあがきに対して、オリエンタルガールは防御も反撃もできない(しない?もしかして様子をみている?)ぐらい消耗した状態になっていて、優はすぐそばにいるんですけど、やはりパワーアップ現象は起きませんでした。
このことから、優の能力(ちから)は優のパワーやエネルギーをオリエンタルガールに分け与えるというものではなく、オリエンタルガールそのものにある潜在的なパワーを引き出すものではないかと思われます。なので、オリエンタルガール自身にわずかでも余力がないと効果が出ないのではないでしょうか。

というわけで、優の能力(ちから)についての考察でございました。
最終話の最後で優は「あたしの机の上に一枚の見覚えのあるカードが・・・たぶんただのカードになっているそのカードはあたしの宝物です」と言っていますけど、本当にそうなのかどうか。わたくしはそのオリエンタルカードは「使える」と思います。だってもったいないじゃないですか。w>優の能力(ちから)

by namatee_namatee | 2016-08-16 22:50 | book | Comments(8)