カテゴリ:book( 276 )

あとは若いお二人で

c0019089_20050710.jpg
「黄色魔術オリエンタルガール」はその曖昧な第一印象と裏腹に細部まで描き込まれた作品であるというのは繰り返し述べてまいりました。この作品を描いた当時の完顔阿骨打先生がそれをどこまで意識・意図していたのかはわかりませんけれども。
制作の意図や環境について直接に先生にうかがったところでは「思いつくままに好き勝手に描いた」ということです。まあ完全になにからなにまで先生自身で考えたストーリーや設定ということはないとは思います。現にヒロインの「オリエンタルガール」は「不知火舞」からインスピレーションを得たとおっしゃってますし、単行本の付録ページにもそれらしきイラストがあったりします。古今東西の物語や音楽、映画、ゲーム他の知識が下敷きになっているのであろうというのは容易く想像がつきます。ただしベースになっているものが具体的に何なのかまではとてもわたくしでは調べきれません。なんといっても、そちら方面のわたくしは未開人そのものですので。(汗

完顔阿骨打先生の他の作品を読んでみると、基本的にコミカルなものが多く感じますけど、その割にはプロットはかなりしっかりとしていて、ストーリー内での個別の事象については矛盾が少ない印象を受けます。先ほどまで、たまたま手元にある「ふたなりイエスタディ」(うわぁ。w)という単行本を読んでおりました。これは2002年頃の作品を集めたものなんですけど(刊行は2008年。なぜこんなに間が空いているのか不可解)、まあタイトル通り、およそこの世に存在しえない設定で、その意味では「黄色魔術オリエンタルガール」と良い勝負な世界なわけですけど、その枠組みさえ許容してしまえば、中で行われている行為や展開についてはスジが通っている。キャラの描き分けっていうんですか、判別がつくように適切に特徴が与えられているし、見た目だけでなく性格や口調などもブレたりせずに一貫しております。
意外と言っては大変申し訳ないのですけれど、この点に関してはエロ漫画だけでなく、わたくしの知っている多くの漫画作品の中でもわかりやすい方だと感じます。
思うに完顔阿骨打先生の作品の特徴の一つとして、荒唐無稽な設定・世界観の中でもかっちりと真面目にストーリーを描くというのがあるような気がします。先生が意識してそうしているのかどうかはわかりませんけど。
この作風・姿勢(それがその通りあるとすれば、ですけど)は、「バカをやるときは徹底的に」というわたくしのポリシーwにも似たところがあるような気がしてちょっとシンパシーを感じます。w

ちなみに「ふたなりイエスタディ」は大分前にネットの怪しいサイトで読んだことがあり、すごく面白く感じたのを覚えています。エロ漫画なんですけど、エロいというよりは無茶な設定と展開に笑ってしまう。その時は作者が誰なのかとかはまったく気にせずにいたんですけど、単行本として購入して読んでみて「あれ?これ前に読んだことが(ry」とすぐに思い出しました。まさかこれが「黄色魔術オリエンタルガール」と同じ作者の作品だとは・・・

さて、その「黄色魔術オリエンタルガール」、これまた荒唐無稽な世界でのお話なわけですけど、前述の通り、その枠組みの中では謎は解明されていくし、意味不明な事象は少ない。ストーリーの冒頭ではまったくの謎の存在だった「オリエンタルガール」というヒロインについても、それがアクトレスの一種で、そのシステムを完全に把握している人(レイ博士)がいるということが描かれております。その描かれ方も必要にして十分な範囲から大きくはみ出すこともなく、また説明的な記述が多くなることもなく、話の流れの中で必然的に明らかになっていく形をとっており、とても巧みな描写と感じます。

他の作品を含めよくある話ですけど「黄色魔術オリエンタルガール」でも戦闘力のインフレみたいなのが起きます。敵味方ともに強力になってきて最初の頃には有効だった武器や技がストーリーが進むにつれて通用しなくなるってヤツですね。>インフレ
それもうまく処理されていると思いますよ。レズビオナが戦力を逐次投入すること、優の能力の影響、オリエンタルガールの復活と二段階変身・・・上手にまとめてあると思います。

そういったことを前提として、「黄色魔術オリエンタルガール」の残る不可思議な点は何かあるのか?というのが本日のネタ。前ふり長いね。w
不可思議な点というのは、作品の枠組みの中で描かれていてもおかしくないのに描かれず、読んだこちらがもう少し詳しく解明したいという欲求が起きるような事項とでもいいますか。くどいな。w

それはなにかと言うと、なんといっても「オリエンタルガール」その人についてです。
中の人はミニス=トゥリーという女性(ひと)ということはわかっております。「オリエンタルカード」というカードを使って、素の状態から変身するというのもわかっております。レイ博士の調整を受けている描写から、ミニスそのものもアクトレスであるということもわかっております。安定した能力を経常的に発揮できるアクトレスとして最強のポテンシャルを持った存在であるというのも、戦いの経緯から明らかです。
またミニスと優は個体データは数億分の一の確率でほぼ一致しているということも判明しており、その結果、当然ながらミニスと優しかオリエンタルガールになれない。そしてミニスが自分を犠牲にしてまでオリエンタルガールになって戦うのはレイ博士を慕っているからだというのも描かれております。

当初は謎の存在だったオリエンタルガールについて、ストーリーが進むにつれてここまで詳細に明らかになっていくわけですけれども、その反面、彼女が駆使する「黄色魔術」という技・武器の体系についてはまったく不明のままです。「M16」を「未完成(テストタイプ)の超高度黄色魔術」と言っていることから、レイ博士は「黄色魔術」について詳しく知っているはずですけど説明はない。レイ博士からオリエンタルガールについての情報を詳しく読み取ったはずのフローリアンも「黄色魔術シムーン」や「サウザンド・ナイブズ」については知りませんでした。これだけ印象的に使われていて、あまつさえタイトルにもなっている「黄色魔術(イエローマジック)」について、一言ぐらい説明があっても良いような気がしますね。

またミニスについても謎が多い。何者なのかはほとんどわかりません。前述の通り、レイ博士を慕っている女性(ひと)で、一途で気立てもよさそうですけど、東洋系なのかとか、普段はどこで何をしているのかとか、どういう経緯でレイ博士の元に来たのかとかはわかりません。
同じ個体データを持つ優がオリエンタルガールというシステムに特別な適性があるようなので、どうみてもミニスも特別な存在なのはわかります。が、それをレイ博士がどうやって見出したのかは不明。ミニスに特別な適性があったからこそ、レイ博士がこの騒動を起こす気になった・・・のかもしれませんけど推測の域を出ません。

思えばオリエンタルガールはヒロインのはずなのに立場が曖昧です。それはなんと呼ばれるかにも象徴的に現れていたりします。
登場人物の中でもっとも上の立場にあるレズビオナは「オリエンタルガール」と呼び、ミニスと呼ぶことはありませんでした。優はミニスと直接の関わりがほとんどない。そして優はフローリアンに強引に変身が解かれた後も(ほんの一瞬だけですけど・・あれはオリエンタルガールのままの認識かも)「オリエンタルガール様」と呼んでいます。優が持っていた「オリエンタルカード」をミニスがひょいっと取り上げるときだけ、ミニスと優はちょっと接点みたいなものがあるんですけど、当然ながらミニスはすぐにオリエンタルガールに変身してしまう。
その反面、レイ博士は一貫してミニスと呼び続けます。フローリアン他はもちろんオリエンタルガールとしての認識が支配的でしょう。
ミニス本人がオリエンタルガールのときと素のときでなにか違いを意識しているのかどうかもよくわかりません。変身を解くと気が解放されたような感じがする(byレズビオナ)そうなので、なにか意識が高揚するようなことがあるのかも知れず、レズビオナに対する態度や抵抗もそういう感じがありますけど、本当のところは謎です。またオリエンタルガールとして優を好きなのか、ミニスとしてなのかも不明。どうやって折り合いをつけるのか心配になるレベルで立ち位置がはっきりしません。>オリエンタルガール
わかっているようでよく分からない、それがヒロインとしての立場ですらよくわからないという不思議な女性(ひと)なんですよ。>オリエンタルガール

そして、その分かりづらいところがそのまま作品としての分かりづらい印象になっているような気がします。オリエンタルガールが好きで思い入れがないと、そんなややこしい細かいところまで興味を持って読まないと思うので、それがイマイチ人気が出なかった原因かなぁと思うんですよ。単行本が出る前、COMICパピポで2ヶ月にいっぺんしか読めなかったとしたら、こんなややこしい話はわからないでしょう。
もっとも分かりやすくして人気が出たとなると、それはそれで今度はわたくしがハマらないということになり、22年後の2016年にこのブログでネタにすることもないわけです。w

他に謎というと、レズビオナの寝室の広さとか?w
でっかいベッドが2つ置けて、宙に浮かんだオリエンタルガールと床に立ったフローリアンの位置関係から推測すると天井の高さは5mぐらいありそう。「黄色魔術 東風」+「集中環」で大穴やら「シムーン」の火炎、あげくに「M16」の「雷電」×10倍の電荷など、その他にもフローリアンの強力無比な「気」で床を破壊されてもなお、部屋として無事なことを考えると、体育館なみの広さをもった極めて頑丈な部屋であろうと。w

レズビオナンの資金源はなんだろ?とか日本支部の場所は?なんてのも謎ではありますけれども、それはどちらかというと「荒唐無稽な世界観」の方に含まれる事項と感じますので、こねくり回しても仕方がないと思います。w
あとは・・・脱がされたはずのオリエンタルガールのコスチュームはどこへ行ったのか?とか次から次へと出てくる扇子の謎とか。こういった変な要素を詰め込んで、なお複雑なわりにストーリーとして破綻していないと感じるのは、上の方に書いた「荒唐無稽な設定・世界観の中でもかっちりと真面目にストーリーを描く」という完顔阿骨打先生の姿勢とか才能のようなものがあるからと考えております。

図は「黄色魔術オリエンタルガール」の最終話、Vol.14から。ここからもレズビオナの寝室の規模の大きさがうかがえるかと。手前側にはフローリアンが「気」でクインとスキニー&ザミアを倒した時のものとオリエンタルガールが「黄色魔術 東風」+「集中環」でこしらえた大穴が2つあいているはずです。w
ダウンしていたクインのダメージは大したことなかったようで、レイ博士に助け起こされた直後なのに誰かを抱えて立ってます。抱えられているのはたぶんフローリアンでしょう。フローリアンには直前まであれだけひどい目に遭わされたのにレズビオナもクインも寛大ですね。それはまた、フローリアンが深刻な状態にあるということの裏返しでもあります。おそらくアクトレスとしては再起不能、記憶も失っているのではないでしょうか。こういう細かいところもちゃんと描いてあるのがすごいんですよ。>オリエンタルガール

そして、レイ博士もこの部屋から出て行き、残るのはオリエンタルガールと優の2人だけなんですけど、みんなが出ていく様子は、いかにもオリエンタルガールと優に後は2人でよろしくやってね(何を?)みたいな気をまわしている感じで微笑ましい。w

by namatee_namatee | 2016-08-27 20:30 | book | Comments(13)

精進

台風一過の晴天・・・どころか、こと雨に関しては台風よりタチが悪い大雨ですよ。>南東北(本当は北関東)の納豆の国海岸地方
庭が水浸し(水深10cmといったところか)で車から降りると靴がびしょ濡れになります。orz
ただいまも激しく雷がなっておりまして、いきなり停電になるんじゃないかと気が気じゃありません。一応、UPSはあるんですけど、会社で5年ほど酷使した中古なもんで、すでにバッテリーが死にかけております。たまにバッテリー不調のアラームがなるんですけど、その頻度が高まってきているような気がする。(汗

それはそれ。先日の人生初のコミケ(C90)の戦利品をネタにしておこうかと。
c0019089_20062549.jpg
まずは「殿下切手」。w
いわずとしれたE国の石油王こと殿下?・・・まあわたくしの知っている方なんですけれども。w
そのお姿を印した郵便切手でございます。「日本郵便」とあるとおり、ちゃんと切手として使えます。よく見ると電話している殿下の背景は爆破の炎が・・・これ本当に爆破を撮影したと聞いております。そういうイベントがあったとか。馬鹿(ここでは褒め言葉)をやるときはどこまでも本気でやる、それが尊敬と賞賛を得る唯一の方法なのだ。

c0019089_20063494.jpg
つぎは見ての通り「スク水あならいず」by ぼつよん氏(サークルEnsonode)。こちらは有名・・・ですかね。
実は作者のぼつよん氏とは知り合いのようなそうでないような。夜の謎工場で名刺を交換して、一晩中、エアガンやスバルのエンジン(主にEN07型)、オーディオについてお話をしたことがあります。が、その機会は一度だけだったので、先方がわたくしを覚えておられるかどうかはわかりません。

タイトルの通り、スク水に関する書籍であります。だがしかし、一般的に想像するその手の同人誌ではありません。内容は以下の通り。
c0019089_20064325.jpg
文字どおり、スク水をアナライズしております。スク水のそれぞれのタイプやスペックはもちろん、包装まで類型化してあります。
この本の存在を知ったときの衝撃は忘れられません。上記の殿下切手とは別な方向で、馬鹿(ここでは褒め言葉)をやるときは徹底的に、の典型かと。
っていうか、わたくしが「ヨコハマ買い出し紀行」や「黄色魔術オリエンタルガール」で、無駄に本気出すのはこの「スク水あならいず」の影響が大きい。やるからには徹底してエネルギーと時間を投下しなければならないということを学びました。
方法は違いますけど、わたくしもこの域を目指して精進してまいりたいと思います。


by namatee_namatee | 2016-08-23 20:46 | book | Comments(2)

呼称問題

c0019089_19083125.jpg
以前、レスでオリエンタルガールと優の会話および優の呼び方について、違和感があるというお話をいただき、わたくしもなんとなく気になっていたところなので、ちょいと調べてみました。
作中の会話・セリフをチェックしていくだけの簡単なお仕事・・・楽勝と思いまして、実際に作業は簡単ではありましたけど、結果が(ry

調査の結果、オリエンタルガールは基本的に優のことは「優ちゃん」と呼んでます。例外はVol.1〜Vol.2で、フローリアンに対して「その娘」、優本人に対して「あなた」と言っているだけです。前者は本人に対してじゃないので当たり前。後者がこのテーマに関連する事案と思いきや、それ以降は一貫して「優ちゃん」となる。最後の最後まで「優ちゃん」で終わります。
もう一件、例外がありまして、それはVol.4終盤のレイ博士との会話、優本人の居ない場面で「優」と呼び捨てにしてます。オリエンタルガールはレイ博士に従属している立場ですし、報告という会話の性質上も「優ちゃん」と呼ぶわけにはいかないでしょう。なのでここら辺も特に変だとは感じません。

なんとなく引っかかるところは、オリエンタルガールが優を「優ちゃん」と最初に呼んだのが優自身の妄想の中のこと(Vol.3)というところでしょうか。
その時点ではまだ半信半疑というか、優はオリエンタルガールがどんな女性(ひと)なのかイメージがはっきりとしていないはずですけど、その曖昧なイメージのはずのオリエンタルガールが優のことを「優ちゃん♡(ハート)」と呼ぶ女性という風に描かれています。これはオリエンタルガールに対する優の一方的な憧れの現れということなんだろうと思っていますけど・・・どうなんでしょうね。

この時点までのオリエンタルガールの優への接し方は丁寧ではあるもののかなりの紋切型で優を特別に意識している様子は見せなかったのが(実際はストーカー並みにマークしまくりなのは既述)、ワイト&ナースとの闘いでピンチを救ってくれた優に対して一気に親愛の情を見せる。>オリエンタルガール
口調も普通というか、守る側として気遣っている感じがより強くなります。優のことを「優ちゃん」と呼び始めるのもワイト&ナース戦が終わったところでです。

まあ実際のところ、「優」という名前は「優ちゃん」が一番呼びやすいでしょう。「優さん」は語呂が悪い。「唐色さん」も変。そんなだったらむしろ「優」と呼び捨ての方がまだマシな感じ。w

そういえば守る側と守られる側のなんとなくぎこちない関係も趣があると、これまたレスで言われました。確かにお互いに踏み込めない、見ていて微笑ましいというかもどかしい感じがあります。
これも分析してしまえば、オリエンタルガールは優にたいしては好意で守っているように見せかけてますけど、実際はアクトレスをおびき出すための「餌」にしているわけで、その引け目があるのが原因ではないかという、身も蓋もない結果になるという。w
が、闘いを重ねていく中で、優に特有の例の特性が現れてくると次第に親密さと信頼感が増していき、最終的には死ぬ覚悟で手を取り合うところまで行くわけです。ここら辺の絶妙な関係の変化も「黄色魔術オリエンタルガール」の愉しみのひとつ・・・ですけど、なかなか分かりづらいでしょうなぁ。

呼称問題に話をもどすと、この問題で注目すべきは、優の呼び方ではなくオリエンタルガールの口調の方なのではないか、ということになりました。
もっともこれもさほど複雑ではないですね。オリエンタルガールは基本的に余裕のあるときは丁寧な口調で、それは優に対しても敵対する相手に対しても同様です。例外は優にレズビオナンの目的を説明するときぐらいで、このときは余裕のある状態にもかかわらず、妙に感情的な口調になってます。が、それはレズビオナンの脅威を強調するためとも考えられるので、口調の規則性としては例外とすべきかと思います。まあ、本当に「個人的には」レズビオナンのやり方を快く思っていない可能性も高いですけど。>オリエンタルガール
緊迫した闘いの中でも丁寧ですけど、強化フローリアンとの最終決戦時では「私が相手だ フローリアン」「いくぞ フローリアン!!」と珍しく厳しい口調になってます。まあ、ここは決死の覚悟ですからね。

というわけで、こねくり回した割には当たり前の結果しか出てこなかったわけですけど、呼称問題としては実はもう一つ、別なネタがございます。それは・・・次回に詳しくまいりましょう。w
いやなに、まだまとまっていないだけですけど。

図は見ての通り、「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.2の最後のページ。不本意ながら怪しいサイトの画像です。(汗
このストーリーでオリエンタルガールが優に残したもの、それは「オリエンタルカード」なわけですけど、実はもう一つ残していったアイテムがあります。このシーンで優が来ているコスチュームです。
そのコスチューム、フローリアンに裸に剥かれてしまった優のために、オリエンタルガールがどこからともなく取り出したものですけど、寒さを凌ぐためにはほとんど役に立ちそうにないシロモノ。それでいて優は寒さに震えている様子もないので、もしかするとオリエンタルガールは例の「気」で優も含めて寒気を遮断していたのかもしれません。
それはそれとして、そのコスチュームは返す暇はなかったはずなので、優の手元に残っているはずです。

と、最後まで実にどうでもよいネタで終わります。w

by namatee_namatee | 2016-08-22 20:19 | book | Comments(10)

revolution

c0019089_19365267.jpg

「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.14最終話より。
二段変身したオリエンタルガール(改)の「超高度黄色魔術 M16」(おそらく2連発)でフローリアンが崩壊した直後のシーン。
他人事のようにすまして「終わったわ すべてね」じゃねーよ!あんたが始めたんでしょうに。w>この騒動

このレイ博士とレズビオナの会話、どうにも解せなくないですか?
これだけ大騒ぎしておいて「レイ クイン達を看てやってくれ」「あ はい」ですよ?
事実上の叛乱に対して不問かよ?と。オリエンタルガールなんて死にかけているのに。(汗
この騒動はこの二人の出来レースだったんじゃないかと疑う根拠でございます。

オリエンタルガールと抱き合って喜ぶ優(うらやましいな。w)を見て、レズビオナは優を諦めたようです。ここで諦められるところがレズビオナの人としての徳の高さ、あるいは指導者としてのカリスマの現れみたいなものでしょうか。あるいはもともとは分別のある人物だったのに何かバランスを崩していて、それが今回の騒動で我に返ったのかもしれません。レイ博士の狙いはそれだったのかもとも考えられますけれども・・・作者の完顔阿骨打先生が原因はレイ博士の「クレイジーサイコレズ」だって言ってるしなぁ。w

もっとも優はあと一押しすればレズビオナンのメンバーになった可能性が高いですけど。w
なんといってもオリエンタルガールのすぐ側に居られるわけですし、優本人がオリエンタルガールになれるぐらいですからアクトレスとしての素質は高く極めて有望。レズビオナン内での地位は約束されてます。わたくしの意見としては、未だLGBTに否定的な面のある一般社会に戻るよりは、最愛の女性とそれを許容する組織の中にいた方が面倒ごとはないし幸せと思います。
この次のコマでレズビオナは「優を送ってきてくれないか」と言います。ここで優に「どうする?」とか聞いちゃうとその後の話の展開はがらっと変わります。前述の通り、優はレズビオナンに居たいと思うかもしれませんし、オリエンタルガールはそれに反対するかもしれません。そうなると、もうひと騒動持ち上がってもおかしくないわけですけど、レズビオナの決断は「優をあきらめる」でした。その上、オリエンタルガールの功績も認めて、傷を気遣いながら命令でなく要請の形をとってます。こうしないと関わったメンバーの顔が立たないと判断しております。やっぱり無能でも悪い人でもないですなぁ。>レズビオナ

いやしかしレズビオナンのダブルオリエンタルガールとして活躍する優もみてみたいような気もしますなぁ。w
その場合は世界各地で少女の失踪事件が続く可能性があるわけですけれども。

細かいところですけどレズビオナの「優を送ってきてくれないか」というセリフそのものにも引っかかります。レズビオナはオリエンタルガールはここへ戻って来ると思っているんですよね。あるいは戻ってきて良いと言っている。どうも居場所のはっきりしないオリエンタルガール(中の人のミニスも)の居場所というか地位がこれではっきりしたわけです。めでたしめでたし。

この後の処理がどうなったのかに興味がありますね。クインとスキニー&ザミアはレズビオナに絶対服従のようですから、レズビオナの裁定に従うでしょう。オリエンタルガールの地位はレズビオナが調整するはず。クインの下にも上にも置きづらいので、妥当なのはレイ博士直属かな。
そしてオリエンタルカードが1枚しかなく、それが優のところに行ったとすれば、オリエンタルガールはもう存在しないことになります。残念ながらその可能性は高く、しかもその方が事後の処理としてはスムーズです。
・・・レイ博士はマッドサイエンティストの気が濃厚なので、予備のカードを作ってそうなんですよね。この後、ミニスを正式に直属として何気なく業務をこなしながら、またそのうちやらかすような気もします。w

・・・と相変わらずgdgdと妄想を垂れ流しておりますけど、「黄色魔術オリエンタルガール」は22年前の成功しなかったエロ漫画でございます。そんなにややこしい描き込みがあるはずがないと思うのが普通です。w

by namatee_namatee | 2016-08-18 21:19 | book | Comments(6)

能力(ちから)とは

c0019089_19263940.jpg
「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.1(第1話)より。不本意ながら怪しいサイトの画像です。orz
ああ、わたくしはこのオリエンタルガールが一番好きだ。前髪に隠れて見えない瞳と微笑んでいる口元のせいでことさらに表情が謎めいているのが素敵。大好き。w
余裕たっぷりのオリエンタルガールと対照的に優はフローリアンに尾行けられて必死ですけど。

その優の能力(ちから)とは何か?これを考察してみたいと思います。
優の不思議な能力の具体的な初出は第4話のワイト&ナースとの闘いの時。この闘いはスピード勝負の格闘戦。動きが止まった方が負けなんですけど、ワイトの念動力(サイコキネシス)による瞬間移動+自身の高速移動で背後を取ったナースがオリエンタルガールの背中に一撃を加え、それでオリエンタルガールの動きを封じます。次にお腹に一撃。これで意識を失ったオリエンタルガールの髪をつかんで空中に吊るす。図でいうと纏められた長い髪の根元にあるリボンの背後の曲がっているあたりを掴む。よくわかりませんけど、アクトレスの方々はかなりの腕力があるようですね。片手で楽々と吊るしてますからね。
この時に、心配した優がお経を唱えると、オリエンタルガールは意識を取り戻す。
ストーリーのかなり早い段階で優の持つ謎の能力(ちから)は重要な要素として描かれているんですねぇ。

ちなみに優の立場は、レズビオナンに襲われた日本で4人目の犠牲者です。襲ったのは全てフローリアン。他の3人については、なぜ襲われたのかが明確にされておりませんけど(おそらくランダムに選ばれた)、優については後にレズビオナが「一目惚れ」と言っております。迷惑千万な話です。(汗

っていうか、レイ博士にしろレズビオナにしろ、大概にしろと。レイ博士はレズビオナを独り占めしたいがために、オリエンタルガールを巻き込んでこんな騒ぎを起こすし、レズビオナはレズビオナでさっさと最強のアクトレスのクインを出して決着つければ良いのに(でもその場合はオリエンタルガールが勝ってしまう)、余裕こいてずるずると戦力の逐次投入をして、いたずらに傷口を広げてるし。ワイトもナースもクエスもクインも(そしてオリエンタルガールや優も)レイ博士とレズビオナの意味不明な行動の犠牲になったようなもんですよ。
フローリアンは悪役ですけど、行動を起こす動機や理由については十分に同情の余地があります。そして最終的におそらく再起不能ですからね。ほとんど気の毒と言って良いです。(汗
レイ博士とレズビオナ、この二人はつるんでゲームみたいな感覚で駆け引きしていたんじゃないかと思うぐらいです。二人はなあなあで終わりにするつもりだったのかもしれませんけど、フローリアンが本気出しちゃってそれどころじゃなくなっちゃったという。ざまぁ。w

さて、その優ですけどフローリアンによると先の3人とは違うという。前の3人では襲う気にならなかったのに優の場合は思わず手を出したくなってしまうほどの魅力があるらしいのです。で、優本人はそれを全く意識していない。この優が自分の魅力や能力(ちから)を理解していないのは、第13話の最終局面まで続きます。
というわけで優には何かあるというのは実は第1話からふれられていたわけです。

ワイト&ナース戦の時の優の不思議な能力(ちから)についてはミニスがレイ博士に報告してます。ミニスは距離があるので聞こえるはずがない「声」が聞こえたと言ってます。それで意識が戻り、その後に力がみなぎるような感覚があったと。
この報告を受けてレイ博士は調査をすると言ってますけど、その暇はなかったようです。クエス戦の後に「心配なのは唐色 優の妙な能力(ちから)か」と言ってます。
実際に調べることができたのはクインとの闘いで3人共倒れになって担ぎ込まれた時以降です。

話が前後しますけど次に優の能力(ちから)が出てくるのはクエスとの闘い。こちらはさらに詳しく描かれております。離れたところから音声ではなく、テレパスみたいな感じでオリエンタルガールと会話でき、そればかりか、オリエンタルガールの動きを止めてしまう。会話は双方向で優もオリエンタルガールも自然に(緊迫してますけど)意思の疎通ができ、しかも極めて短時間にそれができます。もう完全にアクトレス並みの能力の持ち主ですな。とはいえ、この時点では能動的に使うことができません。オリエンタルガールとの関係が緊迫する事態にならないと発動しない。それは最後まで変わりません。>優の能力(ちから)

ちょっと話がそれますけど、優が無理にオリエンタルガールの動きを止めたせいで、オリエンタルガールの「黄色魔術 雷電」のコントロールが狂って、クエスに必要以上のダメージを与える結果になったような気がしないでもない・・・ここでクエスがワイト&ナースのように軽いダメージだけで帰還するような展開だと、クインの怒りもだいぶ薄まって、次のクイン戦の結果が変わってくると思うんですけど・・・その意味では優は自身がオリエンタルガールになったことでケジメをつけたとも言えるかも。

そして山場のクインとの闘い。優は能力(ちから)の発現どころか、前述の通り自身がオリエンタルガールになってしまいます。たまたまカードを持っていたからなんですけど、これも怒りにまかせて周りが見えなくなっていたようで意識してそうしたわけでもなさそうです。おまけに崩壊(コラプス)を起こしてしまって、記憶も残っていないという。ここで優が自身の能力(ちから)の使い方を知っておくと後々の展開がややこしいことになって面白いんですけど。w
残念ながらそうはならず、3人とも共倒れになってレイ博士のところに担ぎ込まれます。クインとオリエンタルガールがどういう処置を受けたかは今回のネタとは関係ないので追求せずに、優に絞って考察しますと、崩壊(コラプス)によるダメージの治療と能力(ちから)についての調査をしたはずです。>レイ博士
その結果はどうだったのか。レイ博士から情報を読み取ったフローリアンの言によると「ミニスにあるカード起動因子が優にもあり、2人の個体データは数億分の一の確率でほぼ一致している」とのこと。なので優はオリエンタルカードを使ってオリエンタルガールになることができるのだと。ただ、ここではオリエンタルガール(ミニス)との間のテレパスみたいな通信能力とか、パワーアップ&スポイル能力については触れていないんですよね。それらについてフローリアンはレイ博士から読み取れなかったのでしょう。

レイ博士はそれを突き止めていたのかどうか。ここが最大の問題です。
大詰めの第13話で強化フローリアンに歯が立たなくて、劣勢に陥ったオリエンタルガールを救うためにレイ博士は優に対して「しっかりして!約束したんでしょう!?ミニスを助けるって!!あなたの能力(ちから)で!!」とほとんど絶叫しているんですけど(いつも冷静なレイ博士らしくない)、これは取り乱してしまってそう言ったような気がします。優の能力の全貌について、薄々は感づいていたのかもしれませんけど、完全には掴んでいなかったとするのが一番自然ではないでしょうか。科学者とかエンジニアとか、論理的に証明できないものは在るとは認めないみたいな考えで、レイ博士は冷静な時には具体的に調査結果の出ていない優の変身以外の能力(ちから)については考慮しない・あるとは認めないのではないかと思います。それがミニスが追い詰められているのを見て冷静さを失った結果、具体的な裏付けは分からないけど、優にはなにかあるはずだから、とにかくなんとかしろと感情的になって言ったんじゃないかと思います。ここで少しはミニスのことを気にしているのがわかるんですよね。>レイ博士

ではオリエンタルガールはどうなのか。最終決戦の直前にミニスからオリエンタルガールに変身して優と短い会話を交わします。
「いつかみたいに助けてね・・・優ちゃんが力を貸してくれれば・・・私は無敵よ!」
オリエンタルガールは自分が体験したことだからか、優の能力(ちから)をレイ博士よりは具体的に理解しているようです。ただ、それに期待していたかどうかは・・・ワイト&ナース戦、クエス戦と実際に経験してますからね。もしかしたら、ぐらいの期待はしていたはず。でも二段変身までとは思わなかったかもしれません。
それでもそれに対応してすかさず「黄色魔術 M16」を使える!と判断できるところが、さすがオリエンタルガール様ってところですよ。w
それまでのオリエンタルガールは練度不足と思ってましたけど、優と親密になっていくのにともなってパワー以外の面でも飛躍的な成長をしています。

優がオリエンタルガールに対して妙な影響を持つことは、レイ博士とオリエンタルガールしか知りません。レイ博士は半信半疑で、具体的に把握していなかった。なのでレイ博士の心を読んだフローリアンはそれを読み取ることができなかった。そして優を殺すと言ってオリエンタルガールの心を折ろうとしましたけど、それはすでに優と強い結びつきを構築していたオリエンタルガールに対しては的外れで失敗だった。そればかりか、優の能力(ちから)を発動させてしまう。その結果、敗北する。
オリエンタルガールは優の能力(ちから)を信じていた。なので一見、勝ち目のないように見える闘いに臨む気力を得ることができた。結果は予想どおりで、大成功ということになります。ヒロインが最後には勝つ。そうこなくちゃね。w

優の能力(ちから)の不思議なところは、オリエンタルガールのパワーアップをしても優自身は消耗しないことです。最終話の第14話でオリエンタルガールは「M16」を二連発してかなり消耗していますけど、殺される寸前から「未完成(テストタイプ)の超高度黄色魔術」の「M16」を出せるほどの二段変身をオリエンタルガールにさせた優には特に変わった様子がありません。優のキャパシティはものすごい容量があって、そのぐらいでは影響が出ない可能性はありますけど、やっぱりそれは不自然でしょう。
なので優の能力(ちから)のうち、オリエンタルガールに影響を与える部分については、優の力やエネルギーをオリエンタルガールに分け与えるというよりは、オリエンタルガールそのものの潜在的なパワーをさらに引き出す働きをするものということになるんじゃないかと思います。
クインとの闘いでダメージを受けて倒れたとき、優はオリエンタルガールに駆け寄って声をかけていますが、この時はなにも起きませんでした。
最終話でフローリアンの最後のあがきに対して、オリエンタルガールは防御も反撃もできない(しない?もしかして様子をみている?)ぐらい消耗した状態になっていて、優はすぐそばにいるんですけど、やはりパワーアップ現象は起きませんでした。
このことから、優の能力(ちから)は優のパワーやエネルギーをオリエンタルガールに分け与えるというものではなく、オリエンタルガールそのものにある潜在的なパワーを引き出すものではないかと思われます。なので、オリエンタルガール自身にわずかでも余力がないと効果が出ないのではないでしょうか。

というわけで、優の能力(ちから)についての考察でございました。
最終話の最後で優は「あたしの机の上に一枚の見覚えのあるカードが・・・たぶんただのカードになっているそのカードはあたしの宝物です」と言っていますけど、本当にそうなのかどうか。わたくしはそのオリエンタルカードは「使える」と思います。だってもったいないじゃないですか。w>優の能力(ちから)

by namatee_namatee | 2016-08-16 22:50 | book | Comments(8)

16年

c0019089_14195346.jpg
人生初のコミケ(C90)から帰ってまいりました。
今までもワンフェスや同人誌のイベントには普通に行ってましたけど(例としてはこれとか)、コミケはなんとなく腰が引けておりまして。w

今回は目的がありました。
ひとつは友人が石油王として参加しているので、それが周りにどのような影響を与えているのかを直に見てみたかったというもの。わかりやすくいうとこれとかですね。
なんていうか、サバゲの友人たちなわけですけれども、この方々が暴走活躍されているおかげでサバゲつながりのわたくしにもとばっちりご利益みたいなものがありまして。それは、その筋のハイエンドな方々と知り合いになってしまうという。普通にしていたら親しくお話をする機会など絶対にないような、狭い世界ではあるものの、どこまでも突き詰めた方々とつながりができます。そして、この方々はプロフェッショナルではないんですよね。
わたくしにとってのプロフェッショナルな方々というのは、わたくしの要求をその通りにかなえてくれる存在でございます。それ以上は期待しないですね。こちらのやって欲しいことを可能なかぎりの低コストでかなえてくれる存在。それに対して、こういったつながりの方々の提示するものには、共鳴というか、感心するというか、コストのことなど考えずに思わず手にしてしまう魅力があります。これはどちらが優れているとかいう問題ではなく、お金の使い方の性質の違いみたいなものですね。
まあそういったわけで、石油王とその側近の皆様には感謝している次第でございます。

もうひとつのミッション。それはあびゅうきょ先生のブースへ行って「ジェット・ストリーム・ミッション」(以下JSM)について、ある質問をしてくること。
その質問とは「JSMという作品は今も過去も通して、先生の作風とはちょっと違うように思いますけど、それには何か理由があったのか?」です。これはずっと思っていたことで、嫁さんがコミケに行っていたころは毎度必ずあびゅうきょ先生の同人誌を買ってきてもらってまして、それらはJSMとはぜんぜん違う作風なんですよ。商業誌の作品と同人作品では違って当たり前だというのはわかります。わかりますが、それでもあまりの差に一体何があったのか?と思っていたんです。
その疑問を抱いて16年ぐらい。ついにコミケヴァージンと引き換えにこの質問をする次第となりました。w

果たして先生のお答えは・・・
「当時、そういうものが描きたかったから。(意訳)」でした。w
JSMという作品は掲載誌がなんども変わっているんですよ。第1話〜6話が「コミックバンバン」増刊、第7〜8話が「ヤングメタル」、第9〜20話が「コンバットコミック」といった具合。諸般の事情があったのでしょうけれども、ここまでブレずに描き続けたにもかかわらず、他の作品とはかなり風合いが異なる気がするのが不思議でした。なにか、出版社や編集さんからこういうものを描け!と強要されていたんじゃないかとすら思ってました。

結論としては、ごく当たり前の「描きたいテーマを描いた」ということでしたけど、長年の疑問が氷解してとてもスッキリいたしました。もういつ死んでも悔いはないな。w

図はその「ジェット・ストリーム・ミッション」にいただいたサイン。16年前のサインの隣にサインしていただきました。我ながら執念深いと思います。w
「ジェット・ストリーム・ミッション」について当ブログではタグは付いておりませんけど、下記のような感じでたびたびネタにしております。本当に好きなんですよ。>ジェット・ストリーム・ミッション

これこれこれこれこれこれ

by namatee_namatee | 2016-08-15 15:50 | book | Comments(4)

コソコソ作戦

c0019089_15465045.jpg
親戚が来ていて鬱陶しいのでウチから逃走。w
まあ、夕方には帰るそうなので、なにか土産になりそうなものを買ってきてあげようと思って、大洗のアウトレットへ。
・・・半分嘘ですね。ツイッターのタイムラインを眺めていて、完顔阿骨打先生が大洗に来ているらしいという情報をキャッチ。w
すかさずLx150ie 3Vで様子を見に行くという。我ながらなかなかのストーカー気質ですなぁ。

サバゲと「ヨコハマ買い出し紀行」で鍛えたわたくしの捜索能力をなめてはいけません。w
軽食喫茶「ブロンズ」さんが営業時間外だったというツイートや位置情報から推測して、まずアウトレットに当たりをつけます。当然、二輪車の駐輪場からチェック。で、一発でヒット。w

ブラブラと見物を装って、アウトレットの二階通路を行く。サバゲで鍛えた捜索能力を(ry
実際のところ、見つけたからといってどうするということも無いんですけど。変なおっさんに声かけられても、はっきり言って迷惑でしょうし。>先生
わたくしとて、そういう分別はあります。と、まいわい市場の真上あたりの通路で(ry
「あぐだ先生、こんにちわ!」
分別はどうした、分別は。w

ちょっとだけ立ち話におつきあいいただきました。そんなにお聞きすることもないんですけどね。先生自身、すでに細かい部分は忘れたとおっしゃってますので、それはそういうこととしておくべきものですし。
お伝えしたのは前回のサンライズクリェイション以降、探していた単行本未収録分を全て手に入れたこと、「黄色魔術オリエンタルガール」を描いてくださってありがとうございましたとの謝意。あと、ブログのネタにさせていただいていることと、ネタにしたら検索でお見えになった方がいて、この地球上には少なくとも2人のオリエンタルガールファンが存在するということ。w

一件だけ確認したかったのはレイ博士の真意。あれは純粋にレズビオナの愛を独り占めしたかったのか、それとも組織内での権力闘争のようなものがからんでいたのか。これがどうしてもわからなかったんですよ。
で、先生のお答えは
「純粋にレズビオナを独り占めしたかったから。今でいうところのクレイジーサイコレズってやつです。」とのこと。

その他、当時の「COMICパピポ」編集者との関係や編集方針など、あと作品の構想についてもお聞きしました。
編集方針については、連載当初はエロはダメとのことだったものの、第2話か3話あたりから突然エロも入れてくれとなったそうです。そういわれても急にエロシーンを増やすわけにもいかず、数話後から増やしていったとのこと。これまた前にもそうおっしゃっていましたけど、わたくしの感想では増えたようにも見えません。オリエンタルガールが捕まってレズビオナに陵辱されるあたりは確かにエロ要素多めに感じますけど、話の流れからいってあそこはそうしないといかんところだと思いますし、エロ要素の割合は基本的に一定に感じます。最後の方なんて、絵の中に裸の女性は多数いるものの、やっているのは「能力」と「黄色魔術」のぶつけ合いですし。w

編集者さんからは基本的に好きにやって良いということだったそうで、思いついた通り、最初から最後まで好き勝手に描いたのだそうです。ただし、ラストは書き始めた段階でああすると決まっていたのと、レイ博士のあのような行動も構想通りだったとのこと。つまりフローリアンは最初に負けて、復讐のために成り上り、最後に崩壊する。これは最初からの構想通りだったということです。ちゃんとスジが通っていると感じるのは、やっぱりスジが通っているお話だからなんですね。>黄色魔術オリエンタルガール

そしてとにかく売れなかったそうです。(汗
同時期に「ペンギンクラブ山賊版」で連載していた「嘆きの健康優良児」がどんどん売れたのに比べると「黄色魔術オリエンタルガール」は全く売れなかったとのこと。そういえば「COMICパピポ」のプロモーションも雑でしたね、というと「そうでしたね。w」と。

最後に「黄色魔術オリエンタルガール」を描いてくださって本当にありがとうございました、とお礼を言ってお別れしました。本当に心の底から誰かに感謝するのって、あまりないですからね。「黄色魔術オリエンタルガール」は自分以外のファンの人と出会ったり、作者の方とこうやってお話ができたり、なんていうか人生の終盤に差し掛かりつつあるこの時期に、いろいろと本当の感謝というものを与えてくれた作品で、これは20数年間もオリエンタルガールを想い続けた甲斐があったというものです。

by namatee_namatee | 2016-08-13 17:44 | book | Comments(21)

UFO(未確認飛行物体)×戦闘機(F-4ファントム)×美少女(異星人)ときたか。

c0019089_19365080.jpg

お休み2日目。特に何も(ry
最近話題のゴジラの映画でも観てこようかと思いましたけど、よく考えてみればわたくしは怪獣嫌いなんですよ。「パシフィック・リム」は映画館から逃げ出したいほど怖かった。ましてやゴジラときた日にゃ・・・子供のころ映画館に連れて行かれて、泣きわめいたのを思い出します。文字どおりトラウマです。w
ツイッターのタイムラインでいろいろ情報は入ってきておりますので、レンタルなどで観られるようになったら、いつでも逃げられる環境で楽しもうかと。

Vespa Lx150ie 3Vのオイル交換をしようと思い立ちました。たぶん1年ぐらいやってません。走行距離は微々たるもの(1,000km程度)なので、距離的には問題ありませんけど(規定では4,000kmごとだったか)さすがに1年もクランクケースの中に放置ってのは不安があります。空冷エンジンだし、オイルの管理は重要・・・しょせんスクーターだから平気という話もありますけどね。
で、適当なオイルを買ってきてドレンプラグを確認・・・場所悪いなぁ。スタンドに接近していてオイルを受ける入れ物がうまく入らない。無理にやると思いっきりこぼすとみた。ネットで検索してみると、オイル受けの中にスタンド立ててやってるのを見つけました。なるほどと感心しましたけど、ウチにはそんなでかいオイルパンがないのでオイル交換は断念。後日改めてチャレンジということに。

ほかには・・・「黄色魔術オリエンタルガール」ネタはありますけど、今日はお休み。今の所ちょっと落ち着いた感じです。勢いで書き散らした分を再度検証してまとめたいところ。単行本未収録の読めない部分を推測で書いたのが、実際に読めるようになってみるとおおよそはその予測どおりで、それは大げさに言うと鳥肌が立つような快感があったのですけれども、多少ですけどニュアンスが異なっていると感じる部分がある。そこら辺を修正しながらまとめたいですね。「黄色魔術オリエンタルガール」に関して日本、いや世界で一番詳しいブログを目指しておりますので、情報も正確でなければならないのです。w

図はあびゅうきょ先生の「STRANGER」。あびゅうきょ先生は好きですけど、特に熱心なファンというわけでは無いので、今現在どんな作品を描かれているのかなどは把握しておりません。たまにチェックして新刊が出ていたら買う感じです。
こちらは2013年から2015年にかけて連載された作品ということで、先生の最も新しく、そして久しぶりの単行本のようですね。この作品は原作があり、そのコミカライズということです。原作は佐藤守氏の同名の小説とのこと。残念ながら知りませんでした。
作品のストーリーについては、図の帯に書いてあることで大体は(ry

わたくしにとってあびゅうきょ先生といえば「ジェット・ストリーム・ミッション」(以下JSM)なわけですけれども、そのJSM、先生の他の作品を読んでみると、全くと言って良いほど作風が違います。JSMはかなりしっかりとしたプロットみたいなのがあって、最初から最後まで一貫してストーリーが展開していくんですけど、他の作品ではそういう感じが薄く、よく言えば感覚的、悪く言うと散漫な展開が多いんですよね。一回読んだだけでは話の筋が読めないというか、難解というか。
JSMはそういうことがなくて、すっきりと最後の最後までそうなるべきものはそのように収まるところに収まって終わります。後日譚的なものすらありますけど、必要最低限の表現で十分に納得というか満足するという、この世に数多くあるあまたの作品でも珍しい良い終わり方だと思います。とても味わい深い。
あびゅうきょ先生の他の作品とのこの違いはなんなんだろ?と常々考えておりまして、もしかしてJSMは先生の本意ではないところで描かれた作品なのかなどとも思ったりしているんですけど・・・この「STRANGER」のあとがきに珍しくもJSMについて触れている部分がありまして、JSMは特に疎外されるような作品でもない様子。さらにわからなくなってしまいました。

で、この「STRANGER」。読んでみると、一瞬でそのJSMを思い出しました。
冒頭でTu-95がでてくるんですけど、その構図とかJSMそっくり。Tu-95はB29の遠い遠い親戚と聞きましたので、その面からも胸熱。広角レンズのパースペクティブをそのまま絵にしたような表現がJSMのころと変わりません。そうかと思えば、機体が折り重なるように描かれて、わざと遠近感をなくしたような構図もあり、これまたJSMを彷彿とさせるんですよ。素晴らしい。歳のせいか涙もろくなってきておりまして、この絵柄を見ただけで目から汗が(ry

大体が「UFO」「戦闘機」「美少女」の組み合わせなんて、あびゅうきょ先生の独断場じゃないですか。w
ただし、ストーリーの展開はJSMとは全く違う性質のものです。前述した、あびゅうきょ先生特有の感覚的な展開で、読み方を誤ると混乱します。誤らなくてもちょっと混乱するかな。w
元々が幻想的というか、SFというよりはファンタジーに近いと思われるんですけど、そこへあびゅうきょ先生特有のストーリー展開と絵の組み合わせはかなり個性的だと思います。

絶対に一般受けするとは思えませんけど、読んでみるともしかしてハマっちゃうかもしれないという、なんとも言えない味わいの作品と感じますね。
あびゅうきょ先生の作品として個人的には「ジェット・ストリーム・ミッション」を推しますけど、前述の通り、あびゅうきょ先生の本質的な作風からは外れた作品と感じます。その点、この「STRANGER」はあびゅうきょ先生らしい面も強くあるし、ストーリーも比較的わかりやすいのでオススメ・・・かなぁ。やっぱりかなり癖はありますので、自己責任で。w

by namatee_namatee | 2016-08-12 22:15 | book | Comments(4)

c0019089_20221245.jpg
本日からお休みでございます。初日の今日は比較的涼しく、空模様も安定しておりました。が、どこへもでかけません。w
ほぼ部屋から出ませんでした。やっていたことといえばトレポンM16A2のレシーバーを先日いただいたFN刻印のものにコンバートしてM16A4にする、これが自力でできるかどうかをチェック。で、ハンドガード外す段階で挫折。ものすごくがっちりと組んであって、不慣れなわたくしには無理。これは無理にやると壊す、専門の方に頼んだ方が安全という結論になりました。あとは鉄砲関連の情報を収集してお勉強。

「COMICパピポ」は全てそろったと言ったな、あれは嘘だ。w
そうこうしていうちに郵便屋さんがなにか持ってきましたよ。開封してみると駿河屋さんにオーダーしておいた「COMICパピポ」1992年5月号でございます。「黄色魔術オリエンタルガール」のVol.2(第2話)掲載号。単行本に収録されている部分ですけど、ご覧の通りオリジナルはカラー(最初の数ページだけですけど)なんですよ。なので入荷待ちリストに入れておきました。まあ、特にこだわるということもないんですけど(単行本にもカラーのカットはありますし)、単行本の様子だとオリジナルはカラーみたいなのでなんとなく見てみたいなと思いまして。
そうしましたら思いがけなく入荷の案内があったので購入した次第。価格は180円でございます。で、送料が340円とか。w
単行本未収録分に比べるといろいろと気が楽ですなぁ。そして例によって忘れた頃に発送されるという。今回は発送が遅れたことについてのメールがきましたから特別に時間がかかったようです。すでに内容を知っている分ですので、全く気にしてませんけど。ていうか、買ったのを忘れてました。w

で、そのカラーで見るオリエンタルガールはどんななのかというとご覧の通り。w
裸同然ですな。一応、戦闘用のコスチュームなんですよね、これ。動きやすいかもしれませんけど、防御に関してはまったく考慮されておりません。オリエンタルガールはこれで、身体への直接の打撃はもちろん、地面に叩きつけられたりしているわけですけど、特に怪我をしている様子はありません。クインにショックナックルで殴られた時はさすがに血を吐いてましたけど、それを除くと擦り傷のような小さい怪我もしていないようです。最終決戦時のフローリアンもいろいろ直撃で受けても、かすり傷もつかないようでしたので、アクトレスの皆さんは例の「気」のようなものを身にまとっていて、それが「装甲」のような役割を果たしているのかもしれません。
大体が裸足じゃないですか。(汗
オリエンタルガールがいつもフワフワと空を飛んでいるのは裸足で地面に降りると足が痛いからかもしれません。w

この「気」の「装甲」という概念になんとなくわたくしは魅かれるところがありまして、それは主力艦の戦艦のスペック比較みたいな感じを受けるから。あちらは砲の威力と装甲の防御力、あとは機動力で優劣が決まるという、単純といえば単純な世界なわけですけれども、このオリエンタルガールの序盤の世界観に同じものを感じております。能力が強いものは強い、という絶対的なルールがあってそれは覆らないという。ストーリーとして単純で子供っぽいとか、薄っぺらいとか思われるかもしれませんけど、これはこれでわたくしは気に入っております。クインとの戦い以降になると切迫&切実な戦いになってまいりまして、それはそれで味わい深い良いお話ではありますけれども、わたくしがオリエンタルガールにいだく無垢のアイドルというイメージに合うのは前半の圧倒的な強さでございます。だから終盤も終盤、勝ち目のない戦いに臨む時の「私は無敵よ!」に思いが重なって泣いちゃうんですよ。w
おっと、これは完全に個人的な思い込み、感想でございます。実際はゲームなどの影響が強いと思いますけれど、わたくしはそっち方面はからきしなもんで、このような解釈をしているということです。

モノクロのページだと髪は黒いんですけど、カラーだとこの通り、緑色なんですよね。まあ緑色の髪は翠髪ともいいまして、黒髪の別称であります。なので実際は黒髪だと、これまた勝手に思っております。w
そういえば緑色の髪の魅力的な女性って他にもいたような・・・うっ頭が(ry

実は「COMICパピポ」は他にも買い集めておりまして、これで全14冊中13冊まで揃いました。無いのは「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.1つまり第1話が掲載された1992年3月号だけです。これもカラーページでして、その2ページ目の見開きのオリエンタルガール、今回のカットと同じ背中からのものなんですけど、肩から上だけで目が前髪に隠れていて、扇子をもって微笑む姿こそ、オリエンタルガールの格好よさと美しさをもっとも端的に現していると思います。なので、1992年3月号もなんとか手に入れたいところ。

わたくしのオリエンタルガールの業は深いのでございます。

by namatee_namatee | 2016-08-11 21:53 | book | Comments(8)

九死に一生を得る

c0019089_18394312.jpg

「黄色魔術オリエンタルガール」第12話(Vol.12)より。
当然ながら第11話の続きから始まります。フローリアンは第11話ではあっさりクインを退けてレイプ、レイ博士も同様にレイプし、例のリーディング能力でオリエンタルガールの正体とシステムを把握。レズビオナと優とオリエンタルガールのいる寝室へレイ博士を抱えて乱入。レズビオナにアレコレされて弱っているオリエンタルガールの変身を無理やり解いてレズビオナにその正体がミニスという女性であるということを告げる。
そして第11話の終盤から第12話の冒頭で、レズビオナに代わって帝国の大首領になると宣言するフローリアン。そのフローリアンを見て優は最初に自分のところにやってきた奴だと思い出し、なぜか新しい大首領?と半分納得するようなしないような。w
そこへクインと彼女に率いられたスキニー&ザミアが乱入してまいります。

話が逸れますけど、スキニーとザミアって脇役も脇役なんですけど、多くの重要な場面に登場し、2人とも意外なほど可愛いいんですよね。しかも健気。w
それなりの能力(後述)もあるようなので、ワイトやナースよりは上位で(つまり強化されていないフローリアンよりは上位)クエスよりは下のアクトレスのようです。ちなみにこの二人はいつも一緒に行動しているので見分けがつきづらいんですけど、お腹が見えて首元まであるコスチュームなのがスキニーで、ワンダーウーマンみたいなワンピースのコスチュームなのがザミアです。どちらもお気に入りだったりしますけど、どうしてもというのならザミアの方が(ry
そういえばアクトレスの皆さんはコスチュームは自分で選んだりデザインしたりするのかなぁ。
20年以上前のスーパーマイナーな作品の脇役の脇役のこんなネタ、どうにもなりませんわな。w

さて、戦いの経過にもどります。
クインは怒り心頭で、ブレードを構え、スキニーとザミアがレズビオナの前面に出てガードする。そしてクインのブレードから「ニードル」という技を繰り出します。細く集中した「気」のようなものに見えますけど詳細は不明。また、技の一覧に付け加えておかなきゃ。w
標的のフローリアンを通り越して、背後にいるレズビオナやレイ博士、優、ついでにミニスに被害が及ばないようにザミアとスキニーがガードに苦労するぐらいの威力があるんですけれども、フローリアンはあっさりと跳ね返してしてしまいます。すかさず、クインがブレードで攻撃、呼応してスキニーとザミアも「気」で攻撃をかけますけど・・・全て効きません。フローリアンの反撃(自分の全周に「気」を放出するような)で、クインとスキニー、ザミアの3人は一気にダウン。

またしても話が逸れますけど、「黄色魔術オリエンタルガール」で最もひどい目に遭ったのは誰かというと、巻き込まれてとばっちりを受けた優をのぞくと、実はクインが一番ひどい目に遭ってるんですよね。オリエンタルガールには勝利したものの、優のオリエンタルガール2号にやられ、フローリアンにやられてレイプ、さらにこの戦いでもやられてます。おまけに妹のクエスのことを考えると、この騒動で一番貧乏クジ引いたのはクインです。(汗
優は完全に巻き込まれてしまった感じですけど、おそらく一生慕っていく対象としてオリエンタルガールに出会えましたし、オリエンタルガールも自分の使命を見つけました。フローリアンとて、一瞬だけにせよ、自分の面目を潰したオリエンタルガールを殺す寸前まで追い込み、意趣返しはできましたし、勝ち誇った気分にはなれたはず。それに対してクインは全くのやられ損ですからね。レイ博士は事態の収束後にはクインに篤く謝罪しないといけません。レズビオナもクインをケアしてあげないといけません。

ここでレイ博士の意識が戻ります。開口一番「私は裏切ったつもりでは」とか言ってますけど、今はそんな場合じゃない。レズビオナはレイ博士にフローリアンの異常な能力について尋ねる。レイ博士はフローリアンが二週間で(この期間についてはまた別途に考察したいところ)無理やりに能力を引き出したこと、今のフローリアンに勝るパワーを持つ者はいないこと、その反面、無理な調整で身体に負担がかかっているはずで、強いパワーを長時間出すと「崩壊(コラプス)」を起こすと告げる。つまりこれがフローリアンに対する勝利条件なんですね。フローリアンを倒すには「長時間フルパワーを出させて崩壊(コラプス)を起こさせる」です。
フローリアン曰く、そんなことはまず起こらない。彼女にフルパワーを出させる奴はもう居ない・・・いや、一人だけ居る。それは優だと。例の「オリエンタルガール2号」の件で、クインを倒した優ならその可能性があると。
以前に予測した通り、優のオリエンタルガール2号がクインを倒したことについてはレズビオナは初耳でした。それどころか優自身も覚えていない。2人して「なんだと!?」とか「え?」とか言ってます。
そしてフローリアンは例のカードを取り出します。レイ博士から取り上げたんでしょう。フローリアンは言います。優がオリエンタルガール2号に変身できたのはミニスにあるカード起動因子が優にもあり、2人の個体データは数億分の一の確率でほぼ一致しているのだと。これはもちろん、レイ博士から読み取った情報。レズビオナがレイ博士に尋ねると「全て事実です 優の治療の時に調べました。」
ああ、やっぱり優の治療をして、能力の解析もしていたんですね。>レイ博士
しかも予想通り内緒にしているし。後で怒られるぞ。w

この時点で、「オリエンタルガール」という戦闘システムの概要は明らかになりました。ミニスと優の2人だけがカードを使って「オリエンタルガール」に変身でき、フローリアンに対抗できる可能性があるのはクインを倒せた優のオリエンタルガール2号だけだということですね。

私見になりますけど、この認識は間違いだと思います。優とミニスがほとんど同じ個体データならば、ミニスにも優のオリエンタルガール2号と同じだけのポテンシャルがあるはず。レイ博士すら、この時点ではその可能性については考えが及んでいないようなんですけど(だからフローリアンもそう考えることが出来なかった。しょせんは無理やり読み取った知識、いわゆる付け焼き刃って奴ですね)、もともとはクインよりミニスのオリエンタルガールの方がスペックでは勝っていたんです。オリエンタルガールに欠けていたのは戦う使命とか意義などのメンタルの強さだった。優のオリエンタルガール2号にはオリエンタルガールを守るという切実な使命と意義がありました。それであれだけのパワーを発揮したわけです。なので条件が揃えば、オリエンタルガール(ミニス)も優のオリエンタルガール2号に負けず劣らずの強大なパワーを発揮する可能性がある。フローリアンのこの認識の甘さがこの後の展開の見えない伏線になっていると思います。

オリエンタルガールを守るために強大なパワーを発揮した優のオリエンタルガール2号、その優を守るために二段変身で逆転の大技を決めるオリエンタルガール、ここでもお話しが対になっているんですよね。深いなー。w

ちなみにオリエンタルガールに変身するための例のカードは「オリエンタルカード」というのだそうです。ひねりないなー。
まあ変に凝ったネーミングにすると説明が面倒ですからね。w

さて、ちょっと遡ってフローリアンがカードを取り出した時、ミニスの目が光ってます。後の展開の伏線です。
フローリアンは優にカードを渡してオリエンタルガールに変身するように促します。変身して自分と戦えと。最強にこだわる彼女らしいですなぁ。困ったのは優。なにしろ記憶がないわけで、カードを貰ってもどうやって変身したらよいかわかりません。
戸惑う優を遮って、レズビオナが勝負を受けると言いだす。が、もちろんフローリアンは拒否します。レズビオナは「能力」は同等でも「格闘」で差がありすぎるから。そして彼女の目的はレズビオナを手に入れることなので、傷つけてしまっては元も子もない。レズビオナが手を出せば優の頭を潰すと宣言。(恐

さて、いよいよ最終決戦の条件が積み上がってまいりました。
変身しなければ直接にはなんの害もない優ですけど、フローリアンのこの宣言で、変身して戦うか、誰かがフローリアンを止めないとこのまま頭を潰される危険にさらされるか、どちらにしても極めて危険な状態に置かれる羽目になってしまいました。いずれにせよ、フローリアンが第13話で言うように彼女にとって優は邪魔でしかないので、このままだと殺されてしまう可能性が極めて高い。

ここでまたしても話がそれます。w
アクトレスの戦闘能力についてですけど、フローリアンの言によると「能力」と「格闘」という2つの要素があるようです。これまたひねりがないネーミングですけど、凝ったネーミングにすると説明が(ry
「能力」というのは「念動力」とか「気」のような、物理的な打撃とは違うものでしょうか。クエスの「ソリッドエア」や先ほどのクインの「ニードル」、ワイトの「サイコキネシス」などですかね。
「格闘」というのは文字どおり殴る蹴るの威力とスピードでしょう。ただ「能力」は「格闘」にも影響しているようにみえます。物理的な打撃だけでなく、「能力」で威力がかさ上げされているはず。そして防御力も「能力」が影響しているようです。
オリエンタルガールの「黄色魔術」がアクトレスの「能力」と同じものなのかどうかはよくわかりません。オリエンタルガールもアクトレスではあるので、同じものと考えるのが筋が通りますけど、普通のアクトレスの「能力」とは性格が異なるように見えます。アクトレスの「能力」の多くは武器を介するものが多いのに対して、「黄色魔術」は介在するアイテムはせいぜい扇子ぐらい。「黄色魔術」はバリエーションも豊富です。
アクトレスの「能力」もオリエンタルガールの「黄色魔術」もレイ博士が絡んでいるのは間違いない。アクトレスについては調整しているのがレイ博士なんですから当然把握しているし開発もレイ博士の手によるものでしょう。オリエンタルガールの「黄色魔術」についても「M16」を「未完成(テストタイプ)の超高度黄色魔術」と見抜いていますから、詳しく知っているのは間違いありません。では「能力」と「黄色魔術」、どこがどう違うのか・・・
優のオリエンタルガール2号は「黄色魔術」は使わなかったし、第13話の冒頭でのオリエンタルガールの攻勢で「黄色魔術シムーン」などの技をフローリアンが知らなかったようなので、もしかすると基本的にミニスのオリジナルなのかもしれません。>黄色魔術

さらに話をそらすと。w
まずミニスってレズビオナンのメンバーだと思うんですけど東洋系なんですかね?
オリエンタルガールはあくまで戦闘システムとしての存在でああいう東洋っぽいスタイルとして発現し、中の人は関係ないのかなぁ。その割にはオリエンタルガールにはミニスの面影が残っているように見えるし、オリエンタルガール2号も優に似ている。どうなんでしょう。
あとオリエンタルガールの呼び方もちょっとややこしい。フローリアンは優のオリエンタルガール2号もミニスのオリエンタルガールも「オリエンタルガール」と呼んでます。レズビオナはオリエンタルガールの中の人がミニスだと知ってもオリエンタルガールと呼びます。もっともミニスの姿で名前を呼ぶ機会はほとんどありませんでしたけど。レイ博士はミニスと呼ぶ。その割にはクイン戦の時にはオリエンタルガールと呼んでました。

話を戻します。w
カードを貰ったものの戸惑う優。そこへするっと手が伸びて・・・ミニスがカードを取ってオリエンタルガールに変身しちゃいました。w
そして「私が相手だ フローリアン」、うわ!格好良い。いつもは丁寧な口調のオリエンタルガールですけど、優の危機にさすがに熱くなっているようです。そのファイトとガッツが今までオリエンタルガールに足りなかったものなんですよ。
そして、図の頭につながります。「笑わせるわ クインすら倒せなかった奴が・・・」、フローリアンのこの煽りも良いですなぁ。続けて「今度は私が貴女を地面に叩き付けてあげるわ」ですよ。痺れます。第13話の終盤で、オリエンタルガールの扇子を奪って殴りつけ、さらに強力な「気」で地面に叩き付ける、これが第2話の裏返しになっているのはすでに述べました。その伏線です。

彼我の能力の差は明白。それでも優のために戦おうとするオリエンタルガールが格好良いですね。「優ちゃんが力を貸してくれれば・・・私は無敵よ!」・・・泣かせる。これが「彼女の言うとおりです すぐに済みます」とか他人行儀な口調だった同じ人物とは思えません。真の意味での最強のアクトレスになる条件は揃いつつある。>オリエンタルガール

がっちりと大柄で力強く描かれるフローリアンに対して、明らかに線が細く繊細なオリエンタルガールの対比も良いところ。髪型とか優との手の合わせ方とか、わたくしは作者の強い思い入れを感じます。もちろん、わたくしもたまりません。最後のコマとか、「いつかみたいに助けてね」とか泣きそう。っていうか、泣きました。w

もっともオリエンタルガールは勝ち目がないとは思っていないようです。「特攻」ではなく「九死に一生」ぐらいの勝算でしょうか。優と交わすこの「約束」が次回で大きな意味を持つのはすでに明らかになってます。

結局のところ、オリエンタルガールのクイン戦の敗因について、つまり戦いに使命を見出せないというメンタル面での弱さについて、この時点では誰も気がついていないということなんでしょう。レイ博士は原因を解析したはずですけど、わからなかったようです。なのでフローリアンも知らない。フローリアンの情報源はレイ博士ですから。
オリエンタルガール本人はそれどころじゃない。優は何が何だかわからない。レズビオナは第11話でのミニスとの会話からもしかするとミニスの空虚な心には薄々感づいていたかもしれませんけど、それを現在の状況に結びつけることはできなかったようです。
レイ博士がそれに気がつくのは第13話の途中、オリエンタルガールがピンチになった時。オリエンタルガール自身がはっきり理解するのはさらにちょっと後、殺される寸前。フローリアンはオリエンタルガールの心を読みましたけど、理解はできず心を折ることもできなかった。
ただ優の能力の影響はわかっていたはずです。>レイ博士
だからこそ「ミニスを助けてあげて」と優に懇願するわけです。
優の能力をフローリアンが知っていたのかどうかは謎。知っていればこの2人を一緒にしておくようなことはしないはずですけど・・・

まあ、そういった事情で第13話の最終局面に向かって、段階的にオリエンタルガール自身の意識の変化と優の能力の発動条件という2つの逆転の要素が整ってまいります。そして優の「いやあああああああ」でついに臨界に達すると。
あの時、オリエンタルガールが優を守るという使命を意識していなければ、フローリアンはそれを読み取って優を殺すと口に出すことはなかった。なのでオリエンタルガールは自分の使命に対して決定的に認識することはなかったし、フローリアンがオリエンタルガールを殺すと言って左手に「気」をためるのを見なければ優の「能力」は発動しなかったはず。
フローリアン、下手踏んだなぁ。(汗

といった具合に、単純に一発逆転、さすが最強のアクトレスのオリエンタルガール、強ぇーという話ではないんですよ。なんでこんなに凝った展開なのか、こうやって書いていて腑に落ません。(汗
by namatee_namatee | 2016-08-08 22:40 | book | Comments(2)