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呼称問題

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以前、レスでオリエンタルガールと優の会話および優の呼び方について、違和感があるというお話をいただき、わたくしもなんとなく気になっていたところなので、ちょいと調べてみました。
作中の会話・セリフをチェックしていくだけの簡単なお仕事・・・楽勝と思いまして、実際に作業は簡単ではありましたけど、結果が(ry

調査の結果、オリエンタルガールは基本的に優のことは「優ちゃん」と呼んでます。例外はVol.1〜Vol.2で、フローリアンに対して「その娘」、優本人に対して「あなた」と言っているだけです。前者は本人に対してじゃないので当たり前。後者がこのテーマに関連する事案と思いきや、それ以降は一貫して「優ちゃん」となる。最後の最後まで「優ちゃん」で終わります。
もう一件、例外がありまして、それはVol.4終盤のレイ博士との会話、優本人の居ない場面で「優」と呼び捨てにしてます。オリエンタルガールはレイ博士に従属している立場ですし、報告という会話の性質上も「優ちゃん」と呼ぶわけにはいかないでしょう。なのでここら辺も特に変だとは感じません。

なんとなく引っかかるところは、オリエンタルガールが優を「優ちゃん」と最初に呼んだのが優自身の妄想の中のこと(Vol.3)というところでしょうか。
その時点ではまだ半信半疑というか、優はオリエンタルガールがどんな女性(ひと)なのかイメージがはっきりとしていないはずですけど、その曖昧なイメージのはずのオリエンタルガールが優のことを「優ちゃん♡(ハート)」と呼ぶ女性という風に描かれています。これはオリエンタルガールに対する優の一方的な憧れの現れということなんだろうと思っていますけど・・・どうなんでしょうね。

この時点までのオリエンタルガールの優への接し方は丁寧ではあるもののかなりの紋切型で優を特別に意識している様子は見せなかったのが(実際はストーカー並みにマークしまくりなのは既述)、ワイト&ナースとの闘いでピンチを救ってくれた優に対して一気に親愛の情を見せる。>オリエンタルガール
口調も普通というか、守る側として気遣っている感じがより強くなります。優のことを「優ちゃん」と呼び始めるのもワイト&ナース戦が終わったところでです。

まあ実際のところ、「優」という名前は「優ちゃん」が一番呼びやすいでしょう。「優さん」は語呂が悪い。「唐色さん」も変。そんなだったらむしろ「優」と呼び捨ての方がまだマシな感じ。w

そういえば守る側と守られる側のなんとなくぎこちない関係も趣があると、これまたレスで言われました。確かにお互いに踏み込めない、見ていて微笑ましいというかもどかしい感じがあります。
これも分析してしまえば、オリエンタルガールは優にたいしては好意で守っているように見せかけてますけど、実際はアクトレスをおびき出すための「餌」にしているわけで、その引け目があるのが原因ではないかという、身も蓋もない結果になるという。w
が、闘いを重ねていく中で、優に特有の例の特性が現れてくると次第に親密さと信頼感が増していき、最終的には死ぬ覚悟で手を取り合うところまで行くわけです。ここら辺の絶妙な関係の変化も「黄色魔術オリエンタルガール」の愉しみのひとつ・・・ですけど、なかなか分かりづらいでしょうなぁ。

呼称問題に話をもどすと、この問題で注目すべきは、優の呼び方ではなくオリエンタルガールの口調の方なのではないか、ということになりました。
もっともこれもさほど複雑ではないですね。オリエンタルガールは基本的に余裕のあるときは丁寧な口調で、それは優に対しても敵対する相手に対しても同様です。例外は優にレズビオナンの目的を説明するときぐらいで、このときは余裕のある状態にもかかわらず、妙に感情的な口調になってます。が、それはレズビオナンの脅威を強調するためとも考えられるので、口調の規則性としては例外とすべきかと思います。まあ、本当に「個人的には」レズビオナンのやり方を快く思っていない可能性も高いですけど。>オリエンタルガール
緊迫した闘いの中でも丁寧ですけど、強化フローリアンとの最終決戦時では「私が相手だ フローリアン」「いくぞ フローリアン!!」と珍しく厳しい口調になってます。まあ、ここは決死の覚悟ですからね。

というわけで、こねくり回した割には当たり前の結果しか出てこなかったわけですけど、呼称問題としては実はもう一つ、別なネタがございます。それは・・・次回に詳しくまいりましょう。w
いやなに、まだまとまっていないだけですけど。

図は見ての通り、「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.2の最後のページ。不本意ながら怪しいサイトの画像です。(汗
このストーリーでオリエンタルガールが優に残したもの、それは「オリエンタルカード」なわけですけど、実はもう一つ残していったアイテムがあります。このシーンで優が来ているコスチュームです。
そのコスチューム、フローリアンに裸に剥かれてしまった優のために、オリエンタルガールがどこからともなく取り出したものですけど、寒さを凌ぐためにはほとんど役に立ちそうにないシロモノ。それでいて優は寒さに震えている様子もないので、もしかするとオリエンタルガールは例の「気」で優も含めて寒気を遮断していたのかもしれません。
それはそれとして、そのコスチュームは返す暇はなかったはずなので、優の手元に残っているはずです。

と、最後まで実にどうでもよいネタで終わります。w

by namatee_namatee | 2016-08-22 20:19 | book | Comments(10)

revolution

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「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.14最終話より。
二段変身したオリエンタルガール(改)の「超高度黄色魔術 M16」(おそらく2連発)でフローリアンが崩壊した直後のシーン。
他人事のようにすまして「終わったわ すべてね」じゃねーよ!あんたが始めたんでしょうに。w>この騒動

このレイ博士とレズビオナの会話、どうにも解せなくないですか?
これだけ大騒ぎしておいて「レイ クイン達を看てやってくれ」「あ はい」ですよ?
事実上の叛乱に対して不問かよ?と。オリエンタルガールなんて死にかけているのに。(汗
この騒動はこの二人の出来レースだったんじゃないかと疑う根拠でございます。

オリエンタルガールと抱き合って喜ぶ優(うらやましいな。w)を見て、レズビオナは優を諦めたようです。ここで諦められるところがレズビオナの人としての徳の高さ、あるいは指導者としてのカリスマの現れみたいなものでしょうか。あるいはもともとは分別のある人物だったのに何かバランスを崩していて、それが今回の騒動で我に返ったのかもしれません。レイ博士の狙いはそれだったのかもとも考えられますけれども・・・作者の完顔阿骨打先生が原因はレイ博士の「クレイジーサイコレズ」だって言ってるしなぁ。w

もっとも優はあと一押しすればレズビオナンのメンバーになった可能性が高いですけど。w
なんといってもオリエンタルガールのすぐ側に居られるわけですし、優本人がオリエンタルガールになれるぐらいですからアクトレスとしての素質は高く極めて有望。レズビオナン内での地位は約束されてます。わたくしの意見としては、未だLGBTに否定的な面のある一般社会に戻るよりは、最愛の女性とそれを許容する組織の中にいた方が面倒ごとはないし幸せと思います。
この次のコマでレズビオナは「優を送ってきてくれないか」と言います。ここで優に「どうする?」とか聞いちゃうとその後の話の展開はがらっと変わります。前述の通り、優はレズビオナンに居たいと思うかもしれませんし、オリエンタルガールはそれに反対するかもしれません。そうなると、もうひと騒動持ち上がってもおかしくないわけですけど、レズビオナの決断は「優をあきらめる」でした。その上、オリエンタルガールの功績も認めて、傷を気遣いながら命令でなく要請の形をとってます。こうしないと関わったメンバーの顔が立たないと判断しております。やっぱり無能でも悪い人でもないですなぁ。>レズビオナ

いやしかしレズビオナンのダブルオリエンタルガールとして活躍する優もみてみたいような気もしますなぁ。w
その場合は世界各地で少女の失踪事件が続く可能性があるわけですけれども。

細かいところですけどレズビオナの「優を送ってきてくれないか」というセリフそのものにも引っかかります。レズビオナはオリエンタルガールはここへ戻って来ると思っているんですよね。あるいは戻ってきて良いと言っている。どうも居場所のはっきりしないオリエンタルガール(中の人のミニスも)の居場所というか地位がこれではっきりしたわけです。めでたしめでたし。

この後の処理がどうなったのかに興味がありますね。クインとスキニー&ザミアはレズビオナに絶対服従のようですから、レズビオナの裁定に従うでしょう。オリエンタルガールの地位はレズビオナが調整するはず。クインの下にも上にも置きづらいので、妥当なのはレイ博士直属かな。
そしてオリエンタルカードが1枚しかなく、それが優のところに行ったとすれば、オリエンタルガールはもう存在しないことになります。残念ながらその可能性は高く、しかもその方が事後の処理としてはスムーズです。
・・・レイ博士はマッドサイエンティストの気が濃厚なので、予備のカードを作ってそうなんですよね。この後、ミニスを正式に直属として何気なく業務をこなしながら、またそのうちやらかすような気もします。w

・・・と相変わらずgdgdと妄想を垂れ流しておりますけど、「黄色魔術オリエンタルガール」は22年前の成功しなかったエロ漫画でございます。そんなにややこしい描き込みがあるはずがないと思うのが普通です。w

by namatee_namatee | 2016-08-18 21:19 | book | Comments(6)

能力(ちから)とは

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「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.1(第1話)より。不本意ながら怪しいサイトの画像です。orz
ああ、わたくしはこのオリエンタルガールが一番好きだ。前髪に隠れて見えない瞳と微笑んでいる口元のせいでことさらに表情が謎めいているのが素敵。大好き。w
余裕たっぷりのオリエンタルガールと対照的に優はフローリアンに尾行けられて必死ですけど。

その優の能力(ちから)とは何か?これを考察してみたいと思います。
優の不思議な能力の具体的な初出は第4話のワイト&ナースとの闘いの時。この闘いはスピード勝負の格闘戦。動きが止まった方が負けなんですけど、ワイトの念動力(サイコキネシス)による瞬間移動+自身の高速移動で背後を取ったナースがオリエンタルガールの背中に一撃を加え、それでオリエンタルガールの動きを封じます。次にお腹に一撃。これで意識を失ったオリエンタルガールの髪をつかんで空中に吊るす。図でいうと纏められた長い髪の根元にあるリボンの背後の曲がっているあたりを掴む。よくわかりませんけど、アクトレスの方々はかなりの腕力があるようですね。片手で楽々と吊るしてますからね。
この時に、心配した優がお経を唱えると、オリエンタルガールは意識を取り戻す。
ストーリーのかなり早い段階で優の持つ謎の能力(ちから)は重要な要素として描かれているんですねぇ。

ちなみに優の立場は、レズビオナンに襲われた日本で4人目の犠牲者です。襲ったのは全てフローリアン。他の3人については、なぜ襲われたのかが明確にされておりませんけど(おそらくランダムに選ばれた)、優については後にレズビオナが「一目惚れ」と言っております。迷惑千万な話です。(汗

っていうか、レイ博士にしろレズビオナにしろ、大概にしろと。レイ博士はレズビオナを独り占めしたいがために、オリエンタルガールを巻き込んでこんな騒ぎを起こすし、レズビオナはレズビオナでさっさと最強のアクトレスのクインを出して決着つければ良いのに(でもその場合はオリエンタルガールが勝ってしまう)、余裕こいてずるずると戦力の逐次投入をして、いたずらに傷口を広げてるし。ワイトもナースもクエスもクインも(そしてオリエンタルガールや優も)レイ博士とレズビオナの意味不明な行動の犠牲になったようなもんですよ。
フローリアンは悪役ですけど、行動を起こす動機や理由については十分に同情の余地があります。そして最終的におそらく再起不能ですからね。ほとんど気の毒と言って良いです。(汗
レイ博士とレズビオナ、この二人はつるんでゲームみたいな感覚で駆け引きしていたんじゃないかと思うぐらいです。二人はなあなあで終わりにするつもりだったのかもしれませんけど、フローリアンが本気出しちゃってそれどころじゃなくなっちゃったという。ざまぁ。w

さて、その優ですけどフローリアンによると先の3人とは違うという。前の3人では襲う気にならなかったのに優の場合は思わず手を出したくなってしまうほどの魅力があるらしいのです。で、優本人はそれを全く意識していない。この優が自分の魅力や能力(ちから)を理解していないのは、第13話の最終局面まで続きます。
というわけで優には何かあるというのは実は第1話からふれられていたわけです。

ワイト&ナース戦の時の優の不思議な能力(ちから)についてはミニスがレイ博士に報告してます。ミニスは距離があるので聞こえるはずがない「声」が聞こえたと言ってます。それで意識が戻り、その後に力がみなぎるような感覚があったと。
この報告を受けてレイ博士は調査をすると言ってますけど、その暇はなかったようです。クエス戦の後に「心配なのは唐色 優の妙な能力(ちから)か」と言ってます。
実際に調べることができたのはクインとの闘いで3人共倒れになって担ぎ込まれた時以降です。

話が前後しますけど次に優の能力(ちから)が出てくるのはクエスとの闘い。こちらはさらに詳しく描かれております。離れたところから音声ではなく、テレパスみたいな感じでオリエンタルガールと会話でき、そればかりか、オリエンタルガールの動きを止めてしまう。会話は双方向で優もオリエンタルガールも自然に(緊迫してますけど)意思の疎通ができ、しかも極めて短時間にそれができます。もう完全にアクトレス並みの能力の持ち主ですな。とはいえ、この時点では能動的に使うことができません。オリエンタルガールとの関係が緊迫する事態にならないと発動しない。それは最後まで変わりません。>優の能力(ちから)

ちょっと話がそれますけど、優が無理にオリエンタルガールの動きを止めたせいで、オリエンタルガールの「黄色魔術 雷電」のコントロールが狂って、クエスに必要以上のダメージを与える結果になったような気がしないでもない・・・ここでクエスがワイト&ナースのように軽いダメージだけで帰還するような展開だと、クインの怒りもだいぶ薄まって、次のクイン戦の結果が変わってくると思うんですけど・・・その意味では優は自身がオリエンタルガールになったことでケジメをつけたとも言えるかも。

そして山場のクインとの闘い。優は能力(ちから)の発現どころか、前述の通り自身がオリエンタルガールになってしまいます。たまたまカードを持っていたからなんですけど、これも怒りにまかせて周りが見えなくなっていたようで意識してそうしたわけでもなさそうです。おまけに崩壊(コラプス)を起こしてしまって、記憶も残っていないという。ここで優が自身の能力(ちから)の使い方を知っておくと後々の展開がややこしいことになって面白いんですけど。w
残念ながらそうはならず、3人とも共倒れになってレイ博士のところに担ぎ込まれます。クインとオリエンタルガールがどういう処置を受けたかは今回のネタとは関係ないので追求せずに、優に絞って考察しますと、崩壊(コラプス)によるダメージの治療と能力(ちから)についての調査をしたはずです。>レイ博士
その結果はどうだったのか。レイ博士から情報を読み取ったフローリアンの言によると「ミニスにあるカード起動因子が優にもあり、2人の個体データは数億分の一の確率でほぼ一致している」とのこと。なので優はオリエンタルカードを使ってオリエンタルガールになることができるのだと。ただ、ここではオリエンタルガール(ミニス)との間のテレパスみたいな通信能力とか、パワーアップ&スポイル能力については触れていないんですよね。それらについてフローリアンはレイ博士から読み取れなかったのでしょう。

レイ博士はそれを突き止めていたのかどうか。ここが最大の問題です。
大詰めの第13話で強化フローリアンに歯が立たなくて、劣勢に陥ったオリエンタルガールを救うためにレイ博士は優に対して「しっかりして!約束したんでしょう!?ミニスを助けるって!!あなたの能力(ちから)で!!」とほとんど絶叫しているんですけど(いつも冷静なレイ博士らしくない)、これは取り乱してしまってそう言ったような気がします。優の能力の全貌について、薄々は感づいていたのかもしれませんけど、完全には掴んでいなかったとするのが一番自然ではないでしょうか。科学者とかエンジニアとか、論理的に証明できないものは在るとは認めないみたいな考えで、レイ博士は冷静な時には具体的に調査結果の出ていない優の変身以外の能力(ちから)については考慮しない・あるとは認めないのではないかと思います。それがミニスが追い詰められているのを見て冷静さを失った結果、具体的な裏付けは分からないけど、優にはなにかあるはずだから、とにかくなんとかしろと感情的になって言ったんじゃないかと思います。ここで少しはミニスのことを気にしているのがわかるんですよね。>レイ博士

ではオリエンタルガールはどうなのか。最終決戦の直前にミニスからオリエンタルガールに変身して優と短い会話を交わします。
「いつかみたいに助けてね・・・優ちゃんが力を貸してくれれば・・・私は無敵よ!」
オリエンタルガールは自分が体験したことだからか、優の能力(ちから)をレイ博士よりは具体的に理解しているようです。ただ、それに期待していたかどうかは・・・ワイト&ナース戦、クエス戦と実際に経験してますからね。もしかしたら、ぐらいの期待はしていたはず。でも二段変身までとは思わなかったかもしれません。
それでもそれに対応してすかさず「黄色魔術 M16」を使える!と判断できるところが、さすがオリエンタルガール様ってところですよ。w
それまでのオリエンタルガールは練度不足と思ってましたけど、優と親密になっていくのにともなってパワー以外の面でも飛躍的な成長をしています。

優がオリエンタルガールに対して妙な影響を持つことは、レイ博士とオリエンタルガールしか知りません。レイ博士は半信半疑で、具体的に把握していなかった。なのでレイ博士の心を読んだフローリアンはそれを読み取ることができなかった。そして優を殺すと言ってオリエンタルガールの心を折ろうとしましたけど、それはすでに優と強い結びつきを構築していたオリエンタルガールに対しては的外れで失敗だった。そればかりか、優の能力(ちから)を発動させてしまう。その結果、敗北する。
オリエンタルガールは優の能力(ちから)を信じていた。なので一見、勝ち目のないように見える闘いに臨む気力を得ることができた。結果は予想どおりで、大成功ということになります。ヒロインが最後には勝つ。そうこなくちゃね。w

優の能力(ちから)の不思議なところは、オリエンタルガールのパワーアップをしても優自身は消耗しないことです。最終話の第14話でオリエンタルガールは「M16」を二連発してかなり消耗していますけど、殺される寸前から「未完成(テストタイプ)の超高度黄色魔術」の「M16」を出せるほどの二段変身をオリエンタルガールにさせた優には特に変わった様子がありません。優のキャパシティはものすごい容量があって、そのぐらいでは影響が出ない可能性はありますけど、やっぱりそれは不自然でしょう。
なので優の能力(ちから)のうち、オリエンタルガールに影響を与える部分については、優の力やエネルギーをオリエンタルガールに分け与えるというよりは、オリエンタルガールそのものの潜在的なパワーをさらに引き出す働きをするものということになるんじゃないかと思います。
クインとの闘いでダメージを受けて倒れたとき、優はオリエンタルガールに駆け寄って声をかけていますが、この時はなにも起きませんでした。
最終話でフローリアンの最後のあがきに対して、オリエンタルガールは防御も反撃もできない(しない?もしかして様子をみている?)ぐらい消耗した状態になっていて、優はすぐそばにいるんですけど、やはりパワーアップ現象は起きませんでした。
このことから、優の能力(ちから)は優のパワーやエネルギーをオリエンタルガールに分け与えるというものではなく、オリエンタルガールそのものにある潜在的なパワーを引き出すものではないかと思われます。なので、オリエンタルガール自身にわずかでも余力がないと効果が出ないのではないでしょうか。

というわけで、優の能力(ちから)についての考察でございました。
最終話の最後で優は「あたしの机の上に一枚の見覚えのあるカードが・・・たぶんただのカードになっているそのカードはあたしの宝物です」と言っていますけど、本当にそうなのかどうか。わたくしはそのオリエンタルカードは「使える」と思います。だってもったいないじゃないですか。w>優の能力(ちから)

by namatee_namatee | 2016-08-16 22:50 | book | Comments(8)

16年

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人生初のコミケ(C90)から帰ってまいりました。
今までもワンフェスや同人誌のイベントには普通に行ってましたけど(例としてはこれとか)、コミケはなんとなく腰が引けておりまして。w

今回は目的がありました。
ひとつは友人が石油王として参加しているので、それが周りにどのような影響を与えているのかを直に見てみたかったというもの。わかりやすくいうとこれとかですね。
なんていうか、サバゲの友人たちなわけですけれども、この方々が暴走活躍されているおかげでサバゲつながりのわたくしにもとばっちりご利益みたいなものがありまして。それは、その筋のハイエンドな方々と知り合いになってしまうという。普通にしていたら親しくお話をする機会など絶対にないような、狭い世界ではあるものの、どこまでも突き詰めた方々とつながりができます。そして、この方々はプロフェッショナルではないんですよね。
わたくしにとってのプロフェッショナルな方々というのは、わたくしの要求をその通りにかなえてくれる存在でございます。それ以上は期待しないですね。こちらのやって欲しいことを可能なかぎりの低コストでかなえてくれる存在。それに対して、こういったつながりの方々の提示するものには、共鳴というか、感心するというか、コストのことなど考えずに思わず手にしてしまう魅力があります。これはどちらが優れているとかいう問題ではなく、お金の使い方の性質の違いみたいなものですね。
まあそういったわけで、石油王とその側近の皆様には感謝している次第でございます。

もうひとつのミッション。それはあびゅうきょ先生のブースへ行って「ジェット・ストリーム・ミッション」(以下JSM)について、ある質問をしてくること。
その質問とは「JSMという作品は今も過去も通して、先生の作風とはちょっと違うように思いますけど、それには何か理由があったのか?」です。これはずっと思っていたことで、嫁さんがコミケに行っていたころは毎度必ずあびゅうきょ先生の同人誌を買ってきてもらってまして、それらはJSMとはぜんぜん違う作風なんですよ。商業誌の作品と同人作品では違って当たり前だというのはわかります。わかりますが、それでもあまりの差に一体何があったのか?と思っていたんです。
その疑問を抱いて16年ぐらい。ついにコミケヴァージンと引き換えにこの質問をする次第となりました。w

果たして先生のお答えは・・・
「当時、そういうものが描きたかったから。(意訳)」でした。w
JSMという作品は掲載誌がなんども変わっているんですよ。第1話〜6話が「コミックバンバン」増刊、第7〜8話が「ヤングメタル」、第9〜20話が「コンバットコミック」といった具合。諸般の事情があったのでしょうけれども、ここまでブレずに描き続けたにもかかわらず、他の作品とはかなり風合いが異なる気がするのが不思議でした。なにか、出版社や編集さんからこういうものを描け!と強要されていたんじゃないかとすら思ってました。

結論としては、ごく当たり前の「描きたいテーマを描いた」ということでしたけど、長年の疑問が氷解してとてもスッキリいたしました。もういつ死んでも悔いはないな。w

図はその「ジェット・ストリーム・ミッション」にいただいたサイン。16年前のサインの隣にサインしていただきました。我ながら執念深いと思います。w
「ジェット・ストリーム・ミッション」について当ブログではタグは付いておりませんけど、下記のような感じでたびたびネタにしております。本当に好きなんですよ。>ジェット・ストリーム・ミッション

これこれこれこれこれこれ

by namatee_namatee | 2016-08-15 15:50 | book | Comments(4)

コソコソ作戦

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親戚が来ていて鬱陶しいのでウチから逃走。w
まあ、夕方には帰るそうなので、なにか土産になりそうなものを買ってきてあげようと思って、大洗のアウトレットへ。
・・・半分嘘ですね。ツイッターのタイムラインを眺めていて、完顔阿骨打先生が大洗に来ているらしいという情報をキャッチ。w
すかさずLx150ie 3Vで様子を見に行くという。我ながらなかなかのストーカー気質ですなぁ。

サバゲと「ヨコハマ買い出し紀行」で鍛えたわたくしの捜索能力をなめてはいけません。w
軽食喫茶「ブロンズ」さんが営業時間外だったというツイートや位置情報から推測して、まずアウトレットに当たりをつけます。当然、二輪車の駐輪場からチェック。で、一発でヒット。w

ブラブラと見物を装って、アウトレットの二階通路を行く。サバゲで鍛えた捜索能力を(ry
実際のところ、見つけたからといってどうするということも無いんですけど。変なおっさんに声かけられても、はっきり言って迷惑でしょうし。>先生
わたくしとて、そういう分別はあります。と、まいわい市場の真上あたりの通路で(ry
「あぐだ先生、こんにちわ!」
分別はどうした、分別は。w

ちょっとだけ立ち話におつきあいいただきました。そんなにお聞きすることもないんですけどね。先生自身、すでに細かい部分は忘れたとおっしゃってますので、それはそういうこととしておくべきものですし。
お伝えしたのは前回のサンライズクリェイション以降、探していた単行本未収録分を全て手に入れたこと、「黄色魔術オリエンタルガール」を描いてくださってありがとうございましたとの謝意。あと、ブログのネタにさせていただいていることと、ネタにしたら検索でお見えになった方がいて、この地球上には少なくとも2人のオリエンタルガールファンが存在するということ。w

一件だけ確認したかったのはレイ博士の真意。あれは純粋にレズビオナの愛を独り占めしたかったのか、それとも組織内での権力闘争のようなものがからんでいたのか。これがどうしてもわからなかったんですよ。
で、先生のお答えは
「純粋にレズビオナを独り占めしたかったから。今でいうところのクレイジーサイコレズってやつです。」とのこと。

その他、当時の「COMICパピポ」編集者との関係や編集方針など、あと作品の構想についてもお聞きしました。
編集方針については、連載当初はエロはダメとのことだったものの、第2話か3話あたりから突然エロも入れてくれとなったそうです。そういわれても急にエロシーンを増やすわけにもいかず、数話後から増やしていったとのこと。これまた前にもそうおっしゃっていましたけど、わたくしの感想では増えたようにも見えません。オリエンタルガールが捕まってレズビオナに陵辱されるあたりは確かにエロ要素多めに感じますけど、話の流れからいってあそこはそうしないといかんところだと思いますし、エロ要素の割合は基本的に一定に感じます。最後の方なんて、絵の中に裸の女性は多数いるものの、やっているのは「能力」と「黄色魔術」のぶつけ合いですし。w

編集者さんからは基本的に好きにやって良いということだったそうで、思いついた通り、最初から最後まで好き勝手に描いたのだそうです。ただし、ラストは書き始めた段階でああすると決まっていたのと、レイ博士のあのような行動も構想通りだったとのこと。つまりフローリアンは最初に負けて、復讐のために成り上り、最後に崩壊する。これは最初からの構想通りだったということです。ちゃんとスジが通っていると感じるのは、やっぱりスジが通っているお話だからなんですね。>黄色魔術オリエンタルガール

そしてとにかく売れなかったそうです。(汗
同時期に「ペンギンクラブ山賊版」で連載していた「嘆きの健康優良児」がどんどん売れたのに比べると「黄色魔術オリエンタルガール」は全く売れなかったとのこと。そういえば「COMICパピポ」のプロモーションも雑でしたね、というと「そうでしたね。w」と。

最後に「黄色魔術オリエンタルガール」を描いてくださって本当にありがとうございました、とお礼を言ってお別れしました。本当に心の底から誰かに感謝するのって、あまりないですからね。「黄色魔術オリエンタルガール」は自分以外のファンの人と出会ったり、作者の方とこうやってお話ができたり、なんていうか人生の終盤に差し掛かりつつあるこの時期に、いろいろと本当の感謝というものを与えてくれた作品で、これは20数年間もオリエンタルガールを想い続けた甲斐があったというものです。

by namatee_namatee | 2016-08-13 17:44 | book | Comments(21)

UFO(未確認飛行物体)×戦闘機(F-4ファントム)×美少女(異星人)ときたか。

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お休み2日目。特に何も(ry
最近話題のゴジラの映画でも観てこようかと思いましたけど、よく考えてみればわたくしは怪獣嫌いなんですよ。「パシフィック・リム」は映画館から逃げ出したいほど怖かった。ましてやゴジラときた日にゃ・・・子供のころ映画館に連れて行かれて、泣きわめいたのを思い出します。文字どおりトラウマです。w
ツイッターのタイムラインでいろいろ情報は入ってきておりますので、レンタルなどで観られるようになったら、いつでも逃げられる環境で楽しもうかと。

Vespa Lx150ie 3Vのオイル交換をしようと思い立ちました。たぶん1年ぐらいやってません。走行距離は微々たるもの(1,000km程度)なので、距離的には問題ありませんけど(規定では4,000kmごとだったか)さすがに1年もクランクケースの中に放置ってのは不安があります。空冷エンジンだし、オイルの管理は重要・・・しょせんスクーターだから平気という話もありますけどね。
で、適当なオイルを買ってきてドレンプラグを確認・・・場所悪いなぁ。スタンドに接近していてオイルを受ける入れ物がうまく入らない。無理にやると思いっきりこぼすとみた。ネットで検索してみると、オイル受けの中にスタンド立ててやってるのを見つけました。なるほどと感心しましたけど、ウチにはそんなでかいオイルパンがないのでオイル交換は断念。後日改めてチャレンジということに。

ほかには・・・「黄色魔術オリエンタルガール」ネタはありますけど、今日はお休み。今の所ちょっと落ち着いた感じです。勢いで書き散らした分を再度検証してまとめたいところ。単行本未収録の読めない部分を推測で書いたのが、実際に読めるようになってみるとおおよそはその予測どおりで、それは大げさに言うと鳥肌が立つような快感があったのですけれども、多少ですけどニュアンスが異なっていると感じる部分がある。そこら辺を修正しながらまとめたいですね。「黄色魔術オリエンタルガール」に関して日本、いや世界で一番詳しいブログを目指しておりますので、情報も正確でなければならないのです。w

図はあびゅうきょ先生の「STRANGER」。あびゅうきょ先生は好きですけど、特に熱心なファンというわけでは無いので、今現在どんな作品を描かれているのかなどは把握しておりません。たまにチェックして新刊が出ていたら買う感じです。
こちらは2013年から2015年にかけて連載された作品ということで、先生の最も新しく、そして久しぶりの単行本のようですね。この作品は原作があり、そのコミカライズということです。原作は佐藤守氏の同名の小説とのこと。残念ながら知りませんでした。
作品のストーリーについては、図の帯に書いてあることで大体は(ry

わたくしにとってあびゅうきょ先生といえば「ジェット・ストリーム・ミッション」(以下JSM)なわけですけれども、そのJSM、先生の他の作品を読んでみると、全くと言って良いほど作風が違います。JSMはかなりしっかりとしたプロットみたいなのがあって、最初から最後まで一貫してストーリーが展開していくんですけど、他の作品ではそういう感じが薄く、よく言えば感覚的、悪く言うと散漫な展開が多いんですよね。一回読んだだけでは話の筋が読めないというか、難解というか。
JSMはそういうことがなくて、すっきりと最後の最後までそうなるべきものはそのように収まるところに収まって終わります。後日譚的なものすらありますけど、必要最低限の表現で十分に納得というか満足するという、この世に数多くあるあまたの作品でも珍しい良い終わり方だと思います。とても味わい深い。
あびゅうきょ先生の他の作品とのこの違いはなんなんだろ?と常々考えておりまして、もしかしてJSMは先生の本意ではないところで描かれた作品なのかなどとも思ったりしているんですけど・・・この「STRANGER」のあとがきに珍しくもJSMについて触れている部分がありまして、JSMは特に疎外されるような作品でもない様子。さらにわからなくなってしまいました。

で、この「STRANGER」。読んでみると、一瞬でそのJSMを思い出しました。
冒頭でTu-95がでてくるんですけど、その構図とかJSMそっくり。Tu-95はB29の遠い遠い親戚と聞きましたので、その面からも胸熱。広角レンズのパースペクティブをそのまま絵にしたような表現がJSMのころと変わりません。そうかと思えば、機体が折り重なるように描かれて、わざと遠近感をなくしたような構図もあり、これまたJSMを彷彿とさせるんですよ。素晴らしい。歳のせいか涙もろくなってきておりまして、この絵柄を見ただけで目から汗が(ry

大体が「UFO」「戦闘機」「美少女」の組み合わせなんて、あびゅうきょ先生の独断場じゃないですか。w
ただし、ストーリーの展開はJSMとは全く違う性質のものです。前述した、あびゅうきょ先生特有の感覚的な展開で、読み方を誤ると混乱します。誤らなくてもちょっと混乱するかな。w
元々が幻想的というか、SFというよりはファンタジーに近いと思われるんですけど、そこへあびゅうきょ先生特有のストーリー展開と絵の組み合わせはかなり個性的だと思います。

絶対に一般受けするとは思えませんけど、読んでみるともしかしてハマっちゃうかもしれないという、なんとも言えない味わいの作品と感じますね。
あびゅうきょ先生の作品として個人的には「ジェット・ストリーム・ミッション」を推しますけど、前述の通り、あびゅうきょ先生の本質的な作風からは外れた作品と感じます。その点、この「STRANGER」はあびゅうきょ先生らしい面も強くあるし、ストーリーも比較的わかりやすいのでオススメ・・・かなぁ。やっぱりかなり癖はありますので、自己責任で。w

by namatee_namatee | 2016-08-12 22:15 | book | Comments(4)

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本日からお休みでございます。初日の今日は比較的涼しく、空模様も安定しておりました。が、どこへもでかけません。w
ほぼ部屋から出ませんでした。やっていたことといえばトレポンM16A2のレシーバーを先日いただいたFN刻印のものにコンバートしてM16A4にする、これが自力でできるかどうかをチェック。で、ハンドガード外す段階で挫折。ものすごくがっちりと組んであって、不慣れなわたくしには無理。これは無理にやると壊す、専門の方に頼んだ方が安全という結論になりました。あとは鉄砲関連の情報を収集してお勉強。

「COMICパピポ」は全てそろったと言ったな、あれは嘘だ。w
そうこうしていうちに郵便屋さんがなにか持ってきましたよ。開封してみると駿河屋さんにオーダーしておいた「COMICパピポ」1992年5月号でございます。「黄色魔術オリエンタルガール」のVol.2(第2話)掲載号。単行本に収録されている部分ですけど、ご覧の通りオリジナルはカラー(最初の数ページだけですけど)なんですよ。なので入荷待ちリストに入れておきました。まあ、特にこだわるということもないんですけど(単行本にもカラーのカットはありますし)、単行本の様子だとオリジナルはカラーみたいなのでなんとなく見てみたいなと思いまして。
そうしましたら思いがけなく入荷の案内があったので購入した次第。価格は180円でございます。で、送料が340円とか。w
単行本未収録分に比べるといろいろと気が楽ですなぁ。そして例によって忘れた頃に発送されるという。今回は発送が遅れたことについてのメールがきましたから特別に時間がかかったようです。すでに内容を知っている分ですので、全く気にしてませんけど。ていうか、買ったのを忘れてました。w

で、そのカラーで見るオリエンタルガールはどんななのかというとご覧の通り。w
裸同然ですな。一応、戦闘用のコスチュームなんですよね、これ。動きやすいかもしれませんけど、防御に関してはまったく考慮されておりません。オリエンタルガールはこれで、身体への直接の打撃はもちろん、地面に叩きつけられたりしているわけですけど、特に怪我をしている様子はありません。クインにショックナックルで殴られた時はさすがに血を吐いてましたけど、それを除くと擦り傷のような小さい怪我もしていないようです。最終決戦時のフローリアンもいろいろ直撃で受けても、かすり傷もつかないようでしたので、アクトレスの皆さんは例の「気」のようなものを身にまとっていて、それが「装甲」のような役割を果たしているのかもしれません。
大体が裸足じゃないですか。(汗
オリエンタルガールがいつもフワフワと空を飛んでいるのは裸足で地面に降りると足が痛いからかもしれません。w

この「気」の「装甲」という概念になんとなくわたくしは魅かれるところがありまして、それは主力艦の戦艦のスペック比較みたいな感じを受けるから。あちらは砲の威力と装甲の防御力、あとは機動力で優劣が決まるという、単純といえば単純な世界なわけですけれども、このオリエンタルガールの序盤の世界観に同じものを感じております。能力が強いものは強い、という絶対的なルールがあってそれは覆らないという。ストーリーとして単純で子供っぽいとか、薄っぺらいとか思われるかもしれませんけど、これはこれでわたくしは気に入っております。クインとの戦い以降になると切迫&切実な戦いになってまいりまして、それはそれで味わい深い良いお話ではありますけれども、わたくしがオリエンタルガールにいだく無垢のアイドルというイメージに合うのは前半の圧倒的な強さでございます。だから終盤も終盤、勝ち目のない戦いに臨む時の「私は無敵よ!」に思いが重なって泣いちゃうんですよ。w
おっと、これは完全に個人的な思い込み、感想でございます。実際はゲームなどの影響が強いと思いますけれど、わたくしはそっち方面はからきしなもんで、このような解釈をしているということです。

モノクロのページだと髪は黒いんですけど、カラーだとこの通り、緑色なんですよね。まあ緑色の髪は翠髪ともいいまして、黒髪の別称であります。なので実際は黒髪だと、これまた勝手に思っております。w
そういえば緑色の髪の魅力的な女性って他にもいたような・・・うっ頭が(ry

実は「COMICパピポ」は他にも買い集めておりまして、これで全14冊中13冊まで揃いました。無いのは「黄色魔術オリエンタルガール」Vol.1つまり第1話が掲載された1992年3月号だけです。これもカラーページでして、その2ページ目の見開きのオリエンタルガール、今回のカットと同じ背中からのものなんですけど、肩から上だけで目が前髪に隠れていて、扇子をもって微笑む姿こそ、オリエンタルガールの格好よさと美しさをもっとも端的に現していると思います。なので、1992年3月号もなんとか手に入れたいところ。

わたくしのオリエンタルガールの業は深いのでございます。

by namatee_namatee | 2016-08-11 21:53 | book | Comments(8)

九死に一生を得る

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「黄色魔術オリエンタルガール」第12話(Vol.12)より。
当然ながら第11話の続きから始まります。フローリアンは第11話ではあっさりクインを退けてレイプ、レイ博士も同様にレイプし、例のリーディング能力でオリエンタルガールの正体とシステムを把握。レズビオナと優とオリエンタルガールのいる寝室へレイ博士を抱えて乱入。レズビオナにアレコレされて弱っているオリエンタルガールの変身を無理やり解いてレズビオナにその正体がミニスという女性であるということを告げる。
そして第11話の終盤から第12話の冒頭で、レズビオナに代わって帝国の大首領になると宣言するフローリアン。そのフローリアンを見て優は最初に自分のところにやってきた奴だと思い出し、なぜか新しい大首領?と半分納得するようなしないような。w
そこへクインと彼女に率いられたスキニー&ザミアが乱入してまいります。

話が逸れますけど、スキニーとザミアって脇役も脇役なんですけど、多くの重要な場面に登場し、2人とも意外なほど可愛いいんですよね。しかも健気。w
それなりの能力(後述)もあるようなので、ワイトやナースよりは上位で(つまり強化されていないフローリアンよりは上位)クエスよりは下のアクトレスのようです。ちなみにこの二人はいつも一緒に行動しているので見分けがつきづらいんですけど、お腹が見えて首元まであるコスチュームなのがスキニーで、ワンダーウーマンみたいなワンピースのコスチュームなのがザミアです。どちらもお気に入りだったりしますけど、どうしてもというのならザミアの方が(ry
そういえばアクトレスの皆さんはコスチュームは自分で選んだりデザインしたりするのかなぁ。
20年以上前のスーパーマイナーな作品の脇役の脇役のこんなネタ、どうにもなりませんわな。w

さて、戦いの経過にもどります。
クインは怒り心頭で、ブレードを構え、スキニーとザミアがレズビオナの前面に出てガードする。そしてクインのブレードから「ニードル」という技を繰り出します。細く集中した「気」のようなものに見えますけど詳細は不明。また、技の一覧に付け加えておかなきゃ。w
標的のフローリアンを通り越して、背後にいるレズビオナやレイ博士、優、ついでにミニスに被害が及ばないようにザミアとスキニーがガードに苦労するぐらいの威力があるんですけれども、フローリアンはあっさりと跳ね返してしてしまいます。すかさず、クインがブレードで攻撃、呼応してスキニーとザミアも「気」で攻撃をかけますけど・・・全て効きません。フローリアンの反撃(自分の全周に「気」を放出するような)で、クインとスキニー、ザミアの3人は一気にダウン。

またしても話が逸れますけど、「黄色魔術オリエンタルガール」で最もひどい目に遭ったのは誰かというと、巻き込まれてとばっちりを受けた優をのぞくと、実はクインが一番ひどい目に遭ってるんですよね。オリエンタルガールには勝利したものの、優のオリエンタルガール2号にやられ、フローリアンにやられてレイプ、さらにこの戦いでもやられてます。おまけに妹のクエスのことを考えると、この騒動で一番貧乏クジ引いたのはクインです。(汗
優は完全に巻き込まれてしまった感じですけど、おそらく一生慕っていく対象としてオリエンタルガールに出会えましたし、オリエンタルガールも自分の使命を見つけました。フローリアンとて、一瞬だけにせよ、自分の面目を潰したオリエンタルガールを殺す寸前まで追い込み、意趣返しはできましたし、勝ち誇った気分にはなれたはず。それに対してクインは全くのやられ損ですからね。レイ博士は事態の収束後にはクインに篤く謝罪しないといけません。レズビオナもクインをケアしてあげないといけません。

ここでレイ博士の意識が戻ります。開口一番「私は裏切ったつもりでは」とか言ってますけど、今はそんな場合じゃない。レズビオナはレイ博士にフローリアンの異常な能力について尋ねる。レイ博士はフローリアンが二週間で(この期間についてはまた別途に考察したいところ)無理やりに能力を引き出したこと、今のフローリアンに勝るパワーを持つ者はいないこと、その反面、無理な調整で身体に負担がかかっているはずで、強いパワーを長時間出すと「崩壊(コラプス)」を起こすと告げる。つまりこれがフローリアンに対する勝利条件なんですね。フローリアンを倒すには「長時間フルパワーを出させて崩壊(コラプス)を起こさせる」です。
フローリアン曰く、そんなことはまず起こらない。彼女にフルパワーを出させる奴はもう居ない・・・いや、一人だけ居る。それは優だと。例の「オリエンタルガール2号」の件で、クインを倒した優ならその可能性があると。
以前に予測した通り、優のオリエンタルガール2号がクインを倒したことについてはレズビオナは初耳でした。それどころか優自身も覚えていない。2人して「なんだと!?」とか「え?」とか言ってます。
そしてフローリアンは例のカードを取り出します。レイ博士から取り上げたんでしょう。フローリアンは言います。優がオリエンタルガール2号に変身できたのはミニスにあるカード起動因子が優にもあり、2人の個体データは数億分の一の確率でほぼ一致しているのだと。これはもちろん、レイ博士から読み取った情報。レズビオナがレイ博士に尋ねると「全て事実です 優の治療の時に調べました。」
ああ、やっぱり優の治療をして、能力の解析もしていたんですね。>レイ博士
しかも予想通り内緒にしているし。後で怒られるぞ。w

この時点で、「オリエンタルガール」という戦闘システムの概要は明らかになりました。ミニスと優の2人だけがカードを使って「オリエンタルガール」に変身でき、フローリアンに対抗できる可能性があるのはクインを倒せた優のオリエンタルガール2号だけだということですね。

私見になりますけど、この認識は間違いだと思います。優とミニスがほとんど同じ個体データならば、ミニスにも優のオリエンタルガール2号と同じだけのポテンシャルがあるはず。レイ博士すら、この時点ではその可能性については考えが及んでいないようなんですけど(だからフローリアンもそう考えることが出来なかった。しょせんは無理やり読み取った知識、いわゆる付け焼き刃って奴ですね)、もともとはクインよりミニスのオリエンタルガールの方がスペックでは勝っていたんです。オリエンタルガールに欠けていたのは戦う使命とか意義などのメンタルの強さだった。優のオリエンタルガール2号にはオリエンタルガールを守るという切実な使命と意義がありました。それであれだけのパワーを発揮したわけです。なので条件が揃えば、オリエンタルガール(ミニス)も優のオリエンタルガール2号に負けず劣らずの強大なパワーを発揮する可能性がある。フローリアンのこの認識の甘さがこの後の展開の見えない伏線になっていると思います。

オリエンタルガールを守るために強大なパワーを発揮した優のオリエンタルガール2号、その優を守るために二段変身で逆転の大技を決めるオリエンタルガール、ここでもお話しが対になっているんですよね。深いなー。w

ちなみにオリエンタルガールに変身するための例のカードは「オリエンタルカード」というのだそうです。ひねりないなー。
まあ変に凝ったネーミングにすると説明が面倒ですからね。w

さて、ちょっと遡ってフローリアンがカードを取り出した時、ミニスの目が光ってます。後の展開の伏線です。
フローリアンは優にカードを渡してオリエンタルガールに変身するように促します。変身して自分と戦えと。最強にこだわる彼女らしいですなぁ。困ったのは優。なにしろ記憶がないわけで、カードを貰ってもどうやって変身したらよいかわかりません。
戸惑う優を遮って、レズビオナが勝負を受けると言いだす。が、もちろんフローリアンは拒否します。レズビオナは「能力」は同等でも「格闘」で差がありすぎるから。そして彼女の目的はレズビオナを手に入れることなので、傷つけてしまっては元も子もない。レズビオナが手を出せば優の頭を潰すと宣言。(恐

さて、いよいよ最終決戦の条件が積み上がってまいりました。
変身しなければ直接にはなんの害もない優ですけど、フローリアンのこの宣言で、変身して戦うか、誰かがフローリアンを止めないとこのまま頭を潰される危険にさらされるか、どちらにしても極めて危険な状態に置かれる羽目になってしまいました。いずれにせよ、フローリアンが第13話で言うように彼女にとって優は邪魔でしかないので、このままだと殺されてしまう可能性が極めて高い。

ここでまたしても話がそれます。w
アクトレスの戦闘能力についてですけど、フローリアンの言によると「能力」と「格闘」という2つの要素があるようです。これまたひねりがないネーミングですけど、凝ったネーミングにすると説明が(ry
「能力」というのは「念動力」とか「気」のような、物理的な打撃とは違うものでしょうか。クエスの「ソリッドエア」や先ほどのクインの「ニードル」、ワイトの「サイコキネシス」などですかね。
「格闘」というのは文字どおり殴る蹴るの威力とスピードでしょう。ただ「能力」は「格闘」にも影響しているようにみえます。物理的な打撃だけでなく、「能力」で威力がかさ上げされているはず。そして防御力も「能力」が影響しているようです。
オリエンタルガールの「黄色魔術」がアクトレスの「能力」と同じものなのかどうかはよくわかりません。オリエンタルガールもアクトレスではあるので、同じものと考えるのが筋が通りますけど、普通のアクトレスの「能力」とは性格が異なるように見えます。アクトレスの「能力」の多くは武器を介するものが多いのに対して、「黄色魔術」は介在するアイテムはせいぜい扇子ぐらい。「黄色魔術」はバリエーションも豊富です。
アクトレスの「能力」もオリエンタルガールの「黄色魔術」もレイ博士が絡んでいるのは間違いない。アクトレスについては調整しているのがレイ博士なんですから当然把握しているし開発もレイ博士の手によるものでしょう。オリエンタルガールの「黄色魔術」についても「M16」を「未完成(テストタイプ)の超高度黄色魔術」と見抜いていますから、詳しく知っているのは間違いありません。では「能力」と「黄色魔術」、どこがどう違うのか・・・
優のオリエンタルガール2号は「黄色魔術」は使わなかったし、第13話の冒頭でのオリエンタルガールの攻勢で「黄色魔術シムーン」などの技をフローリアンが知らなかったようなので、もしかすると基本的にミニスのオリジナルなのかもしれません。>黄色魔術

さらに話をそらすと。w
まずミニスってレズビオナンのメンバーだと思うんですけど東洋系なんですかね?
オリエンタルガールはあくまで戦闘システムとしての存在でああいう東洋っぽいスタイルとして発現し、中の人は関係ないのかなぁ。その割にはオリエンタルガールにはミニスの面影が残っているように見えるし、オリエンタルガール2号も優に似ている。どうなんでしょう。
あとオリエンタルガールの呼び方もちょっとややこしい。フローリアンは優のオリエンタルガール2号もミニスのオリエンタルガールも「オリエンタルガール」と呼んでます。レズビオナはオリエンタルガールの中の人がミニスだと知ってもオリエンタルガールと呼びます。もっともミニスの姿で名前を呼ぶ機会はほとんどありませんでしたけど。レイ博士はミニスと呼ぶ。その割にはクイン戦の時にはオリエンタルガールと呼んでました。

話を戻します。w
カードを貰ったものの戸惑う優。そこへするっと手が伸びて・・・ミニスがカードを取ってオリエンタルガールに変身しちゃいました。w
そして「私が相手だ フローリアン」、うわ!格好良い。いつもは丁寧な口調のオリエンタルガールですけど、優の危機にさすがに熱くなっているようです。そのファイトとガッツが今までオリエンタルガールに足りなかったものなんですよ。
そして、図の頭につながります。「笑わせるわ クインすら倒せなかった奴が・・・」、フローリアンのこの煽りも良いですなぁ。続けて「今度は私が貴女を地面に叩き付けてあげるわ」ですよ。痺れます。第13話の終盤で、オリエンタルガールの扇子を奪って殴りつけ、さらに強力な「気」で地面に叩き付ける、これが第2話の裏返しになっているのはすでに述べました。その伏線です。

彼我の能力の差は明白。それでも優のために戦おうとするオリエンタルガールが格好良いですね。「優ちゃんが力を貸してくれれば・・・私は無敵よ!」・・・泣かせる。これが「彼女の言うとおりです すぐに済みます」とか他人行儀な口調だった同じ人物とは思えません。真の意味での最強のアクトレスになる条件は揃いつつある。>オリエンタルガール

がっちりと大柄で力強く描かれるフローリアンに対して、明らかに線が細く繊細なオリエンタルガールの対比も良いところ。髪型とか優との手の合わせ方とか、わたくしは作者の強い思い入れを感じます。もちろん、わたくしもたまりません。最後のコマとか、「いつかみたいに助けてね」とか泣きそう。っていうか、泣きました。w

もっともオリエンタルガールは勝ち目がないとは思っていないようです。「特攻」ではなく「九死に一生」ぐらいの勝算でしょうか。優と交わすこの「約束」が次回で大きな意味を持つのはすでに明らかになってます。

結局のところ、オリエンタルガールのクイン戦の敗因について、つまり戦いに使命を見出せないというメンタル面での弱さについて、この時点では誰も気がついていないということなんでしょう。レイ博士は原因を解析したはずですけど、わからなかったようです。なのでフローリアンも知らない。フローリアンの情報源はレイ博士ですから。
オリエンタルガール本人はそれどころじゃない。優は何が何だかわからない。レズビオナは第11話でのミニスとの会話からもしかするとミニスの空虚な心には薄々感づいていたかもしれませんけど、それを現在の状況に結びつけることはできなかったようです。
レイ博士がそれに気がつくのは第13話の途中、オリエンタルガールがピンチになった時。オリエンタルガール自身がはっきり理解するのはさらにちょっと後、殺される寸前。フローリアンはオリエンタルガールの心を読みましたけど、理解はできず心を折ることもできなかった。
ただ優の能力の影響はわかっていたはずです。>レイ博士
だからこそ「ミニスを助けてあげて」と優に懇願するわけです。
優の能力をフローリアンが知っていたのかどうかは謎。知っていればこの2人を一緒にしておくようなことはしないはずですけど・・・

まあ、そういった事情で第13話の最終局面に向かって、段階的にオリエンタルガール自身の意識の変化と優の能力の発動条件という2つの逆転の要素が整ってまいります。そして優の「いやあああああああ」でついに臨界に達すると。
あの時、オリエンタルガールが優を守るという使命を意識していなければ、フローリアンはそれを読み取って優を殺すと口に出すことはなかった。なのでオリエンタルガールは自分の使命に対して決定的に認識することはなかったし、フローリアンがオリエンタルガールを殺すと言って左手に「気」をためるのを見なければ優の「能力」は発動しなかったはず。
フローリアン、下手踏んだなぁ。(汗

といった具合に、単純に一発逆転、さすが最強のアクトレスのオリエンタルガール、強ぇーという話ではないんですよ。なんでこんなに凝った展開なのか、こうやって書いていて腑に落ません。(汗
by namatee_namatee | 2016-08-08 22:40 | book | Comments(2)

コンプリート

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悲願、であります 一佐!!!
承諾した。全員志願ご苦労。派手にやろう。

「ヨルムンガンド」第45話「嘘の城 phase.1」より。日野木一佐と「SR班」メンバーの会話。格好良いですなぁ。

というわけで図は「黄色魔術オリエンタルガール」第12話が収録されている「COMICパピポ」1994年1月号でございます。ついにやってまいりました。これで単行本未収録分はコンプリート。
「黄色魔術オリエンタルガール」関連のネタは今年の4月26日あたりから始まりました。「戦え!!イクサー1」が発端のように偽装しておりましたけれども、本命は「黄色魔術オリエンタルガール」で、しかも更に舞台裏を明かすと、実は数年前から間欠的にネタにしたい衝動にかられていたのでした。なんとなくネットで検索するのが億劫というか、引け目みたいなのを感じてまして(その心理についてはこちらで述べております。ヒロインのオリエンタルガールに対する思い入れが関係している)、特に目新しい情報がなく、よって決め手もなくてネタにできずにいたんですけど・・・うっかりネットで検索したら、打ち切りだとばっかり思っていたのが実は完結していたというとんでもない情報に取り込まれてしまい、あとは一気に(ry
それから3ヶ月ちょっとで、単行本未収録分が手元に集まったわけでして、これは予想よりも早い展開でした。当初は絶望的だと思っていたんですけどね。なんといっても国会図書館にもないし、古書店も最近は余裕がなく、こういったどうでも良い作品や雑誌をストックしておくことはできないといったアリサマ。日本中のどこかの古書店には眠っている可能性はあるんですけど、見つけることができなければ無いのと同じです。
かつて「月刊アフタヌーン」のアルファさんが表紙の号を探した時よりも期間的には短い。コストは段違いですけど。orz

いずれにせよ、思い知るのは大量生産大量消費の時代に、変に凝ったものを探すとなるとどえらい苦労をするということです。オタクの時代などと言われますけど、本当に変な路地裏みたいなところに踏み込むと、あっという間に世でいうオタクなどちゃんちゃら可笑しいレベルでマニアックな領域に突入してしまいます。そういった世界にはほんの一握りのメンバーしかいない。なので、これまたあっという間にハイエンドレベルに到達してしまうのですけれども、同時に助けてくれる人も皆無なのでございます。w
なにもかも自分で切り開き、なんとかしていかなければなりません。今回の例で言いますと、恥も外聞もなく(もとからありませんけど)友人・知人に伝手と情報提供を求め、考えられる範囲でネット上にも網をはる。オークションの出品者にも取引連絡で足りない分は持っていないかを問い合わせるという外道ぶり。こうなったらなんでもやりますよ?
・・・この例で人の善意を疑ったり悪く言うつもりはありませんけど、所詮は他人事。わたくし自身がかたむける情熱とは比べ物になりません。善意に頼り、探して欲しいと誰かに依頼しても、なかなか思うように見つかるものではありません。ちょっと気に留めておいてもらって、何かのはずみに思い出したら知らせて欲しいぐらいの期待と思っておくのが吉かと。
ここは、やはり金銭による報酬という普遍的に人を動かすことのできる要素に頼らないと思うような結果は出づらいように感じます。

予想外の出来事は、「黄色魔術オリエンタルガール」という文字列の検索でこのブログへお見えになった方がいらっしゃったこと。まさかわたくしの他にこの作品に興味を持っている人がいるとは思わなかったので、すごく驚くと同時にネタにしたことがなにか報われたような気持ちにもなりましたね。
いらっしゃったばかりか、貴重な情報まで提供していただき、モチベーションもあがりました。大変ありがたいことです。

今回のこれは某オークションで手にいれたものです。例によって平野耕太先生の初期の作品、「COYOTE 反逆のレジスタンス」が掲載されているというのが出品の趣旨。1994年1月号から10月号までのセット。以前、「COYOTE 反逆のレジスタンス」は単行本化されていないと書きましたけど、本当は単行本化されているそうです。なので、今回の出品はさほど競争は激しくないと予想・・・それが正しかったのかどうかは後述。w
で、これまた例によってわたくしが必要なのは1994年1月号の1冊だけという。w
そればかりか、先日大枚をはたいて購入した33冊セットに含まれていた1994年3月号も、奇跡的に駿河屋さんで見つけた1994年5月号も、今回のこのセットに含まれているという。w
なので、現在ウチには「COMICパピポ」の1994年3月号と5月号は2冊ずつあるのでございます。w

某オークションには「呼び水」とでもいう効果があるように思います。それはたまたま出品されたものが比較的高額で落札されると、同じような出品が続くというもの。一時的にホットなマーケットが形成されるとでもいうんでしょうか。
かつて「月刊アフタヌーン」を探している時に、必要な分が含まれる出品でどこかの誰かと熾烈な入札合戦になりまして、結局、その時はわたくしは敗北したのですけれども、すぐに同じような出品がありまして、今度は最初の時の数分の一の出費で落札することができたのでした。
今回もそれと同じような現象が起きたような気がします。もっとも呼び水になったのはわたくし自身の落札で、さらにそれで出てきた出品でも熾烈な入札合戦になったのは「月刊アフタヌーン」の時とは違う経過ですけど。(汗
3,000円でスタートしたんですけれども、最終的にはその8.5倍までいきました。わたくしが自分に課しているルールとして、絶対に落札しなければならない物については開始価格の10倍を入札金額の目安とするというのがありまして、今回も30,000円までは応じるつもりでした。場合によってはもっといったかもしれません。次の出品があるかどうか、こればかりは誰にもわかりませんので、なんとしても落としておかないとならないという気持ちはありましたし。
まあそこまではいかずに済んだわけですけど、冷静に考えてみれば22年前のエロ漫画雑誌に3万円近い金額を投じるというのは正気の沙汰ではありません。いやぁ、オークションって怖いなぁ。(棒

今回で必要なすべての「COMICパピポ」は揃いましたので、もうこの件では某オークションに用はありません。前述の「呼び水効果」、なんていうか、ここ最近、「平野耕太先生の単行本未収録作品」というものがトレンドというかホットなテーマみたいなのになったような気がしますけど、もしかするとその発端になったのかもしれないわたくしが欲しかったのは「黄色魔術オリエンタルガール」の単行本未収録分ですので、このあと某オークションでなにがあっても知ったことではありません。どこかの誰かが高値で売れるかもと思って平野耕太先生の作品が掲載された「COMICパピポ」や「快楽天」をこれから出品しても、もう売れないかもしれませんけど、わたくしの関知するところではありません。w

わたくしが「オリエンタルガール」と連呼しているので、このブログにお見えになる方には「黄色魔術オリエンタルガール」は普通に知られていた作品のように思われるかもしれませんけど、それは錯覚です。w
本来はスーパーマイナーな作品であります。>黄色魔術オリエンタルガール
そしてそのマイナーな印象とは裏腹に、とても味わい深い作品であるということが、20数年経ってわかりました。最初に読んだ当時はほぼこれに近い印象だったんですよ。「アクションもエロも中途半端で、作品にここだという力点がみつけられない。」これです。
ところが、いくつかの要素をキーに(特に不可解なクイン戦での敗北)改めて細部を検証してみると、非常にきめ細やかに描き込まれた作品であるというのがわかってまいりました。正直、無駄に凝っていると感じます。
おそらく気鋭だった完顔阿骨打先生の才能が強く反映されているのだと思いますけれども、それを理解するものはそんなに多くなかったのでしょう。

この作品の魅力を理解できるかどうかはヒロインの「オリエンタルガール」にどれだけ思い入れを持つことができるかどうかにかかっているような気がします。世界観とか設定とか、そんな細かいところはどうでもよくて、あの妙なコスチュームの「オリエンタルガール」が気にいるかどうか。これで表面的なエロ要素やヒロイックな格闘戦とか、そういった表向きの体裁の下に流れている、超個性的なスーパーヒロインの素顔に触れられるかどうかが決まります。

というわけで長くなってまいりましたので、第12話の内容についてはまた別なエントリーにいたします。例によって、わたくしの想像していたのとほとんど変わらない展開で、驚くのを通り越して薄気味悪いような気さえしたとだけ申し上げておきます。w
by namatee_namatee | 2016-08-05 22:01 | book | Comments(10)

今日は何の日?

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完顔阿骨打先生の「黄色魔術オリエンタルガール」単行本第2話(Vol.2)より。不本意ながら怪しいサイトの画像から引用。(汗
右上はフローリアン。突然現れた妙なコスチュームのオリエンタルガールにあっけにとられております。その気持ちはよくわかる。いきなり現れたと思ったらこんな格好で扇子投げてスリングを切る、しかも宙に浮いているんですから。わたくしだったら腰を抜かしますよ。w

オリエンタルガールの魅力。
やっぱこれですよ。この余裕たっぷりな感じ。完全に敬語とまではいかないんですけど、敵にも味方にも基本的に丁寧な話し方をする。レズビオナンのアクトレスと違って感情にまかせた乱暴な口調にはなりません。
この後、あっけにとられているフローリアンに向かって「どうしました 言葉がわかりませんか?」と続くんですけど・・・うーん、たまりませんなぁ。オリエンタルガールにがっつりハマった20数年前の興奮を思い出します。やっぱり良いな、オリエンタルガール。本当に好きです。

単行本で読めないので、そう簡単には明らかにならなかったこともあり、終盤のドラマチックな展開に目を奪われがちですけど、わたくしはオリエンタルガールに余裕がある序盤のこの頃の方が好きです。なんだかよく分からない謎の存在のオリエンタルガールに対して、むしろ組織内の様子が詳しく描かるレズビオナンという普通とは反対な描写が良い。目的が優とオリエンタルガールをレズビオナの前に連れてくることってのも良いですなぁ。クインは妹を再起不能にされて怒り心頭ではありましたけど、だからといってオリエンタルガールを殺そうとは思っていない。妹のクエスがやられた分だけお返しをすれば、あとはレズビオナの前に連れてくるという任務を遂行するだけなんですよね。黙って付いてこないから動けなくするわけで。ここら辺、アクトレスたちの聞き分けの良さがちょっと不自然に感じるところで、レスの方で展開しておりましたけど、アクトレスはレズビオナに洗脳されている疑惑の根拠の一つになりそうなところです。
そしてレズビオナをはじめとした、これはこれで読んでいる側には不気味に強そうな印象の謎のメンバーがなんとかしてオリエンタルガールを捕えようと画策しているのも大変よろしいですね。もしかして次の話でオリエンタルガールが罠にはまって捕まっちゃうのかと、なんかとてもハラハラする。この先、無事で済むわけはないんだけど、それがどういう形で起きるのか、なんとなく感じられるオリエンタルガールの線の細さみたいなものも相まって、胃が痛くなるような期待感があります。
実際には捕まることは捕まるんですけど、激戦の末な上に優のオリエンタルガール2号が暴れるので、オリエンタルガールが負けちゃった、どうしよう、という感についてはちょっとピントが甘くなる印象。その後の展開を考えると致し方ないところではありますけれども、純粋にこの気位の高そうなオリエンタルガールのピンチということになると、余裕のある状態から一気にやられた方がインパクトが大きく、わたくしの望むところであります。w
まあそういうハラハラする感じがあるのが、この初期のオリエンタルガールで、わたくしには極めて魅力的というお話でございます。

「言葉がわかりませんか?」といえば彼女たちは何語で話しているんでしょう。直前のシーンでフローリアンと優は会話が成立しているのでやっぱり日本語なんでしょうね。
レズビオナンの内部では何語で話しているのかはわかりませんけど、最終決戦時にはこれまた優がからんでいて、レズビオナともレイ博士とも普通に会話が成立していますので、日本語で話している可能性が高い。レズビオナンは最近になって日本に進出してきたということなので、郷に入っては郷に従えという格言を真面目に踏襲しているということでしょうか。w
極悪なヒールのフローリアンとて、殺す殺さないの最終決戦の段階でも優にわかるようになのか、日本語で話してくれています。意外に親切。w

まあ、普段は英語とかなんでしょうねぇ。レズビオナンは西欧っぽいイメージや名前、見た目のメンバーだし。なので、みなさん背が高くてグラマラスな体型でいらっしゃる。物語の基本として、西洋vs東洋みたいな流れがあるようですけど、対抗するオリエンタルガールはスリムで背もそんなに高くないようです。優より顔半分ぐらい背が高い。優が日本人女性の平均身長(約155cm)ぐらいだとすると、オリエンタルガールの身長は165cm程度だと思われます。それでこの手足の長さと細さなので、実際にいたらすごく細身の女性なんじゃないでしょうか。
体型も前述の通り、かなりグラマラスで胸やお尻の大きいアクトレスの皆さんに比べると、オリエンタルガールはやっぱり細身で控えめ・・・いや、十分だと思います。w
後半でレズビオナに陵辱されているシーンで見る限り、巨乳ではないけど細い体からはっきりくっきりと盛り上がった、良い形のバストです。さすがヒロイン、明白に美しく描かれておりますな。w

というわけで「おっぱいの日」にふさわしいオチで終わります。w
by namatee_namatee | 2016-08-01 21:07 | book | Comments(5)