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長官!国家あっての政治です。決断を!

「バトルオーバー北海道」、1989年11月25日初版第一刷発行、であります。

「1995年。ついに悪夢は始まった!ソ連の反書記長派がクーデターを決行、その新政権は反動的な国内政策を行う。それに脅威を覚えた西側諸国は再び大規模な対ソ経済制裁を実施した。かくして世界の孤児となったソ連は、西側の対ソ包囲網を打破すべく、西ヨーロッパ、そして北海道への侵略を開始した--!!」

ベルリンの壁が崩壊したのが1989年11月9日です。この本のマンガは1989年のコンバットマガジンに掲載された作品なのですが、まさか作者もその年の内に東西冷戦が終わりを告げるとは思わなかったでしょう。

わたしは小林源文先生の作品が大変好きですが、特にこの「BATTLE OVER 北海道」は好きです。なんてったってセリフが良いんですよ。

ちょっと長いけど引用しちゃおう。なお小林先生のセリフは句読点に特徴があって、引用するとちょっと読みづらい場合があるのでわたしが適当に句読点を振ってある部分があることをお断りしておきます。

「敵は孤立無援だ。我方の降伏勧告を無視した。2230時に攻撃を開始し再び降伏を迫る。」
「攻撃する栄誉は我々の部隊に与えられた。これを最後の戦闘にしたい。全員最善を尽くせ!」
「準備陣地に入り待機しろ。攻撃合図は緑の信号弾で銃剣突撃だ。」
「着剣しろ。突撃のときは大声を出せ。わかったな。」
「マジかよ。」

自衛隊の反撃で押し返されたソ連軍は補給も途絶え、市街地に立てこもります。明朝6時の停戦発効をひかえ、最後の攻撃に臨む自衛隊員のセリフ。ああ、たまらん。w

タイトルは戦争開始を悟った斉藤三弥統幕議長が防衛庁長官に言うセリフ。長官の返事は「わしの任期中にえらい事になってしもた。」です。
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by namatee_namatee | 2006-04-13 19:56 | book | Comments(4)

高速船といえば

高速船がクジラだかなんだかにぶつかって大事故になりましたが、あれはジェットフォイルという奴で水中翼船の一種らしいですね。
ネットでちょっと探したぐらいではトッピー4の諸元が見つからなかったので、ボーイングのジェットフォイルの諸元をこちらからどうぞ

写真の「大西洋ブルーリボン史話」は、はるか昔、アメリカ大陸とヨーロッパの間を行き来する交通手段として船が主役だった時代のエピソードをまとめた本です。
初期の汽船というものはそれはもう情けないもので、当時の高速帆船よりも速力が遅かった上に機関の効率が悪かったせいで燃料消費が大きく、大西洋を横断するのは大変な事業でした。1819年にアメリカの外輪蒸気船サヴァナ(320総トン)が汽船としてはじめて大西洋を横断したのですが、要した時間は実に29日と11時間。しかも蒸気機関を使用したのは85時間だけ。他の時間はどうして走っていたのかって?帆を張って風を受けて走っていたのでした。w
時代が進むにつれてアメリカ・ヨーロッパ両大陸間の交通はどんどん発展し、おまけに技術もどんどん進み、最終的に航空機との競争に敗れて定期客船(オーシャンライナー)が姿を消す1960年以前には総トン数80000トンを超える巨船が就航していたのでした。
それらの巨船の中でも有名な2船のスペックをあげると

・ノルマンディ(フランス)
83433総トン。タービンエレクトリック推進、4軸、計画速力29ノット(約53.7km/h)、乗客定員1972人
・クインメリィ(イギリス)
81237総トン。ギアードタービン、4軸、計画速力28.5ノット(約52.8km/h)、乗客定員2139人

50km/hぐらいでたいした事無いと思うかもしれませんが、なんてったって80000トン。大洗港にいる「さんふらわぁ」が12000トンで24ノットぐらいです。7倍近い大きさですからね。
大西洋横断の記録競争を「ブルーリボン競争」と呼びましたが、代表的なものとしてはクインメリィが1938年に平均速力30.99ノット(57.4km/h)、5383kmを3日と21時間で走りきりました。
その後、航空機の性能が良くなって船舶による定期旅客運送は成り立たなくなるのですが、最終的な大西洋横断の記録はユナイテッドステーツ(米国・53329総トン)が出した3日と12時間、平均速力34.51ノット(63.9km/h)というのが最速となりました。ユナイテッドステーツは最高速力約40ノット(74km/h)を発揮したそうで、これだとジェットフォイルとあまり変わりませんね。
最近はクルーズ客船で10万トンを越えるものがあり、これら過去の巨船よりもずっと大きいのですが、クルーズ客船は高速力で走ることを考慮していないので単に大きさだけで比較するわけにはいきません。わたしは志の高いオーシャンライナーが好き。

で、ながながと書いてきましたが、これは前フリ。
この本の奥付を見ると1976年6月15日第1版発行とあります。わたしはこの本を約6年前の2000年に出版社の至誠堂から直接買ったんですけど、24年たって第1版がまだ手に入るってどうよ。(汗
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by namatee_namatee | 2006-04-12 21:21 | book | Comments(4)

薔薇と十字の祝福のあらんことを

「姑獲鳥の夏 京極堂BOX」であります。上に乗っているのはもちろん原作の「姑獲鳥の夏」。ブックオフで¥100也。w
「姑獲鳥の夏 京極堂BOX」は頼みもしないのに嫁が買ってきました。

中には「姑獲鳥の夏」のDVDと「画図百鬼夜行」(ちゃんと和綴なのが笑える)が桐の箱に入っております。購入してからかれこれ3ヶ月になりますが、いまだにDVDは見ていません。w

それはそれとして、古いHDDのデータをあさっておりましたらば、クラリスワークスで作られたDBのファイルがいくつか出てきました。どうもわたしは以前にウチにあった本・コミックス・ビデオ・DVDなどをDB化しようとしていたらしいのです。すっかり忘れてましたが。およそ10年ぐらい前のことのようです。
当時所有していた本・ビデオ・DVDにそれぞれ短いコメントがついてます。当時の心境がうかがわれてけっこう面白いのですが、その中にこの「姑獲鳥の夏」も入ってました。

さらに書きかけのSSとも小説ともつかないようなものまで・・・文章が京極夏彦風なのが笑えます。恥ずかしいので一切合財まとめて初期化してやりました。
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by namatee_namatee | 2006-03-24 20:56 | book | Comments(2)

フォロー

昨日の続き。これがそのわたしが好きだという昔の作品。
「ジェットストリームミッション」です。黒い三連星とは関係有りません。

要約するとB29の東京大空襲のお話であります。B29に爆撃してもらって式年遷宮をするというめちゃくちゃ荒唐無稽なお話ですが。

この作品が稀有な点はB29が悪役ではないということでしょう。
兵器の中でも戦艦大和・零式艦上戦闘機・グラマンF6Fヘルキャット、それにB29は大東亜戦争を語るときに、日本人特有の思い入れを持って語られることが多いと思うのですが、特に米国の兵器はそれらに打ち負かされたということもあって、あまり冷静な観察というか評価というか、ぶっちゃけいつでも悪役扱いなんですよね。
でもこの作品に登場するB29は違います。なんつったって神器ですから。w
ストーリーはとにかく、それがへそ曲がりのわたしに強くアピールしてこの作品が好きになったのでした。

作者がコミケに出展していると聞いて、ウチの奥さんにこの本を持っていって表紙の裏にサインをもらいましたよ。本そのものはブックオフで500円で買った古本なのは内緒ですが。

この作品は1989年ごろのものです。当時、作者が本当にこういう作品を書きたくて書いたのかどうかは分かりません。昨日の投稿の同人誌みたいなのが本当に書きたかったのかもしれないし、時間が経つにつれて書きたいものが変わってきたのかもしれません。そんなことを言っても、本人に聞いて見なければ分からないし、聞いても本当のことを答えてくれるかどうかも分からないし・・・結局、読む側が好きにすればよい事なんではないだろうかと思う次第。

と、まとまりの付かないことを書いてみました。
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by namatee_namatee | 2005-10-13 20:18 | book | Comments(4)

なんていうか・・・

・・・嫁さんのコミケ土産です。
この人の昔の作品は好きなんですけどね。こういった類のモノは理解するのが難しい一面が・・・歯切れが悪いな。w

まあそう言わずになんかリアクションくださいよ。>誰となく
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by namatee_namatee | 2005-10-12 20:25 | book | Comments(7)

またつまらぬものを

掘り出し物。文字通り、本棚の奥の本が縦になったり横になったりしているところから出てまいりました。w
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by namatee_namatee | 2005-10-08 18:58 | book | Comments(7)

「メカニックがヘボだったからだ。」(ピッコロ親父の声で)

「紅の豚」原作ではRRのケストレルに換装しますが、劇場版アニメではフィアットAS2に載せ変えてます。どっちが良いんでしょうか。

ケストレルも何種類かあるんですが、そのなかの一つケストレル14のスペックは
エンジン形式:液冷V12
排気量:24.1L
弁駆動方式:SOHC
吸・排気弁数:吸気2・排気2
過給形式:機械駆動、一段一速
出力:715馬力/2750回転(高度3734m)
その他:れっきとした実用エンジン。

対するフィアットAS2は
エンジン形式:液冷V12
排気量:25.13L
弁駆動方式:SOHC
吸・排気弁数:吸気2・排気2
過給形式:不明(装備されたのは間違いなし)
出力:883馬力/?回転(高度?m)
その他:シュナイダーカップ用特製エンジン。

AS2の883馬力はシュナイダーカップ用チューンの場合ではないかと思われます。空賊狩りの状況からいくと、こんなハイチューンは無理でしょう。となると、どちらもスペック上では良い勝負ですね。パーツの入手性や整備の受けやすさからフィアットが有利かも。ストーリー的にもカーチスのV-1440と対決するのなら、フィアットの方が面白いですね。

フィアットAS2は1926年ごろのエンジンです。「紅の豚」のストーリーの時代(1931年ごろ?)から1~2年ちょっと経ったころのシュナイダーカップ用のイタリアのエンジンは、フィアットAS6で排気量50.26L(AS5×2台)、出力は最終的に3100馬力/3200rpmでした。1934年にこのエンジンを装備したマッキMC72が出した708.9km/hという水上機の速度記録は今でも破られていないそうです。
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by namatee_namatee | 2005-09-30 21:00 | book | Comments(16)

読んだ本2

見ての通り管理釣り場のフライフィッシングの本。なんていうか、管理釣り場のフライフィッシングってがんばらなくてもある程度はつれてしまうので、テクニックといっても特に無いような気がしていたんですが、条件を設けることでいろいろと楽しめるということがわかりました。

条件とは例えば
・数釣りに徹する
・特定のフライしか使わない
とかです。

数釣りに関してはハゼ釣りにも通じるところがあり、あんまり興味がわきませんでしたが、さまざまなパターンを試してみるのはなかなか面白いのではないかと思いました。管理釣り場でいろんな釣り方を試して渓流とか湖の練習にするというのも面白いですね。実際に渓流や湖に行くかどうかは別として。
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by namatee_namatee | 2005-07-21 19:15 | book | Comments(0)

読んだ本

「江戸前のハゼ釣り上達法」 著:鈴木和明 ISBN4-8355-8975-0 1300円であります。
江戸川でハゼを最高1,900匹/日釣るという人の本。具体的な仕掛とか釣り方に目新しいものはありませんでしたが、綿密なポイントのリサーチとか冷静な釣果の分析とか、ハゼ釣りというイメージからは思いがけない合理的なアプローチでこれはなかなか真似しようと思っても真似できるものではないですね。

なんていうか、趣味においても当たり前のことを手抜きせずにきっちりやると結果はついてくる、ってことでしょうか。しかし同じように同じ事をしてもおそらく人によって差が出てくるのでしょうが、その前に同じ土俵に立てませんよ。
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by namatee_namatee | 2005-07-14 19:38 | book | Comments(0)