2017年 11月 10日 ( 1 )

天才


ツアー「STARTING LEGEND "DASH"」(1995年)で「攻撃は最大の防御」を歌う椎名さんの図。変な構図だけど、あまりに表情が生き生きとしているので。

椎名さんはある種の天才だと思うんですけど、それが何の才に恵まれているのかがはっきりと言葉にできない。演技とか歌とか、あるいは見た目、ラジオパーソナリティとしてのトーク、天然ボケw・・・どれもお見事なモノをお持ちですけれども、それではなにか普遍的というか断り書きなしに超一流なものがあるのかというと、ファンのわたくしから見てもこれだと言えるものはない。不思議ですなぁ。とても好きなわたくしの目で見ても、ひいき目でも、これ!と指摘することができません。なので好きじゃ無い人から言えばいくらでもケチがつけられるんじゃないかと思います。ここら辺が毀誉褒貶が極端になる原因だったのかなぁ、と。

個人的には椎名さんの天才たる所以は突き詰めて言うならば「声」だと思うんですけど・・・ほら「突き詰めて言うならば」という言葉が頭に付いちゃいますでしょ。w
なので人間としての存在(=キャラクターというのかな?)が天才=奇跡的な才能と思うことにしております。いや実際、目の前で見たときの存在感は大変なもんですよ。体は小さいけど。w>椎名さん

その椎名さんの「天才」を実感したのが、「STARTING LEGEND "DASH"」でのこのシーン。大好き。w
大好きですけど、かなりプレッシャーがあります。迫力に負けないように全身に力が入ります。あと下手すると感動して泣くのでそれを堪えるも大変。
それはそれ。このパートでの椎名さんはすごく楽しそうに生き生きと「攻撃は最大の防御」を歌う。アルバム「Respiration」の音源よりも声にパワーが感じられます。よっぽど肝が据わってないと少なからぬ観衆の前でこれだけ声に力を乗せるなんてことはできないんじゃ無いかと思うんですよね。話に聞いたところでは、このほんの数ヶ月前の1stツアー「STARTING LEGEND」では現場入りする時まで嫌だ嫌だと駄々をこねていたそうです。それがわずか数ヶ月でこの堂々とした歌いっぷり。いったい何があったのか。w
このものすごい速さの変化もこの時期の椎名さんの特色で、過去の例から導くしかない、聞いたようなカテゴライズとかではとてもその変化についていけなくて実態を表すことができずに無意味です。ある一瞬を切り取った評価や表現は次の瞬間には体を表すことができなくなるスピードとパワーがある。>この時期の椎名さん
つまり従来の物差しで測ることができないということで、これも誤解される原因になったのかと思います。

今の椎名さんのファンとなれば、当時このライブに行ったという人も多いと思うんですけど、わたくしは2013年に映像で観たわけでして、当時のブームの渦中にあったわけではなし、また懐かしいという気持ちも無いので、客観的(限定的ですけど)に見れる部分があると思っております。のちの状況を知っているという意味では冷めた目で眺めることもできるわけなんですけど、実際は前述の通り、とても冷静に観ることができないんですよ。
掛け値なしに、少なくとも南東北(本当は北関東)在住のおっさん一人、それを20年近く時を経て泣くほど感動させることができるというのは、やっぱり何か特別なものを持っているんですよ。>椎名さん

by namatee_namatee | 2017-11-10 22:33 | music | Comments(2)