2017年 09月 10日 ( 1 )

細かいところ


本日は特になにもせず。
Vespa LX150ie 3Vのメンテナンスをしておりました。メンテといってもプラグを交換しただけですけど。

図はそのLX150ie 3Vの取説。日本語版をレッドバロンが作ったらしい。諸元のページですな。これ、よーく見てみるとPIAGGIO JAPANのサイトに書いて有る諸元と違うんですよ。特に出力。PIAGGIO JAPANの該当ページではLX150ie 3Vは9.5KW(12.9HP)/7,750rpmで、この取説では8.9KW(11.9HP)/8,000rpm、トルクも12.8Nm/6,250rpm(PIAGGIO JAPAN)と11.8Nm/6,250rpm(取説)となっております。そもそも排気量やボア・ストロークが違う。PIAGGIO JAPANではボア・ストロークが58/58.6mmで155cc、取説では62.8/48.6mmで151cc。なんでだ。w

この排気量で出力で1HP、トルクで1Nmの差は大きいですよ。原因は何でしょうねぇ。取説の方が出力の回転数が低くて最大トルクの回転数は同じということで、騒音規制かなにかでマフラーの違いでもあるんでしょうか。ボア・ストロークが違うということで、レッドバロンのモデルはエンジンが別物なのかなぁ。

どうも腑に落ちないのでいろいろ調べてみると、この取説のスペックはLX125ieとLX150ieのもののようです。つまり2Vのもの。3VのスペックはPIAGGIO JAPANの方が正しいようです。肝心なところで間違うなよ。w>レッドバロン

まあ世間一般ではマイナーなLXシリーズの2Vと3Vの違いなど認識されようもないわけですけどね。パーツの適合を調べていても2Vと3Vを区別しているものは少なく、複数の角度から調べないとそのパーツが合うのかどうかに確信が持てなかったりします。
2Vと3V、両方のオーナーになってみればわかるんですけど(そんな奇特な奴はあまりいないと思いますけど。)、2Vと3Vの違いは意外に大きく、エンジンはヘッドが2Vから3Vになっただけでなはなくて、オイルの注入口が左側から右側に変わってますし、ギアオイルのドレンボルトの位置もホイール側から反対に移ってます。前述の通り、ボア・ストロークも違うということで、2Vと3Vでは少なくともシリンダーが違う。もしかするとクランクも違うかもしれませんね。っていうか、別物ですね。>エンジン
艤装関連ではイグニッションコイルが2Vは車体側に装着されてましたけど、3Vはエンジンに取り付けられており、振動でケーブルが痛まないようになってたり。
Vespaとかイタリアブランドだからどうせイロイロいい加減だろなんて思っていたんですけど、実は細かいところを真面目に改良してきてるなという印象。さらに後発のSprint 150になると、全体の見た目は似ているものの、ホイールが12インチになったり(LXは前11インチ、後ろ10インチ)、ブレーキキャリパーがLXのシングルから2ポッドになったりしてます。なにかと脱着が多いハンドルのカバーもSprintはライト周りだけ取り外せるようになっていたりして、全体的に洗練されてきてますね。エンジンのパワーと車重はLX150ie 3V(12.9HPで110kg)の方が勝る(Sprintは11.6HPで130kg)んですけど、実際の走行性能はSprintの方が上かと。特に高速での操縦安定性は12インチのSprintの圧勝の予感。

さらに細かい所ですと、いつからかはわかりませんけどヘッドライトバルブがH4になってます。ネットの情報を調べてみると以前のモデルはすくなくともH4ではなかったようです。古いインプレではヘッドライトが暗いというものがあるんですけど、H4になってからはそういうことはありません。
あとは・・・プラグですかね。これは2Vも3Vも同じCR8EBというものですけど、これをイリジウムプラグに替えようとすると問題が。w
NGKにCR8EBに対応するイリジウムプラグが無いんですよ。CR8EIXというのがあるんですけど、NGKの対応表ではCR8Eには互換性があるものの、CR8EBとは互換性がないことになってます。これもいろいろ調べてみると、CR8EBの最後の「B」が問題なんですね。これはプラグとしての規格はCR8Eと同じで、端子のキャップが一体型という意味だそうです。二輪車用のプラグでよくある、端子の部分が細めのネジを切った奴、LX150ie 3Vのプラグはあのギザギザのネジじゃなくて四輪車と同じようなキャップが固定(普通はキャップはねじって取り外し可能ですけど、CR8EBは固定されていて取り外し不可。)のものなんですよ。で、イリジウムプラグのCR8EIXは端子にキャップがないタイプなので対応しないと。
CR8EとCR8EBはキャップを除けばプラグとしては同じ。だったらCR8Eに対応しているCR8EIXはキャップを別に用意してねじ込めば使えるんじゃね?ということで、キャップを購入して対応。
ちなみに2Vはプラグの位置が変なところにあって、シロウトでは事実上プラグ交換が不可能でしたけどw、3Vはとてもやりやすい位置にあります。それこそ、車載工具を使ってパーツ屋さんの駐車場で交換できちゃうぐらい。これも有用な改良点ですね。

うーむ、オーナーにしか役に立たない小ネタですなぁ。w

by namatee_namatee | 2017-09-10 21:44 | motorcycle | Comments(2)