2014年 08月 31日 ( 1 )

とどのつまり

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さて本日はお出かけ。珍しくも秋葉原へ。

これは何かと申しますと、インプレッションといいます。カスタムイヤフォン(カスタムIEM)はその人その人の耳の形状に合わせて一つずつ作られる(それこそがカスタムの謂れ)のですが、その耳の形状を写し取るための耳型というやつですね。
基本的に耳鼻科とかで作るそうですよ。ただ耳鼻科では補聴器用としてが前提なんだそうで、イヤフォンとなると微妙に具合が悪い場合もあるとのこと。インプレッションを採取するときに口を閉じて取るのか口開けてとるのかとか、違いがあるんですって。イヤフォンの場合は口を開けてとるのが良いのだそうです。

今回はeイヤホンさんのインプレッション採取会というのがあるということで出かけた次第。
インプレッションを作ってすぐにカスタムIEMをオーダーしちゃえば話が早いですからね。って、オーダーするのが既定というのがなんとも。w
いやまあ、我が社は9月が決算でして、今ごろの時期にボーナスが出る時があるんですよ。本来は業績次第なんですが、最近は慣例化しちゃったなぁ。毎年8月のお盆休み明けにわたくしが重役に「今年はどうしますか?」と催促するという茶番。w
今年も無事ボーナスがでることが決まりましたので、それをカスタムIEMの資金に回すと言うわけでして。

予約受付(開店も)が11:00からということで、南東北(本当は北関東)を7時半ごろ発の電車で出かけます。10:00に秋葉原に到着。現場を偵察・・・あ、ゲロバナナさんの近くだ。不思議なのはとなりのビルの角に行列ができていること。最初、eイヤホンさんの待機列かと思ってビビりましたが、どうも様子が違う。3-40人(女性が多い)は並んでましたがあれはなんだったのか。
eイヤホンさんの前には数人がたむろって居るだけでした。適当に朝昼兼用の食事をしたりして時間をつぶす。11:05ぐらいにeイヤホンさんに行くと地下フロアの受付に数人が並んでいました。わたくしの受付順はおそらく3-4人目ぐらい。インプレッション採取会自体は13:00から。わたくしの時間は13:30からとなりました。
予約券を貰って地上フロアへ行ってお店の人をつかまえて、イヤフォン本体のオーダーをする。

今回のわたくしの装備wはさんざんネタにしたiPod classic+AlgoRhythm Solo-R+TU-HP01にShure SE535LTDの組み合わせ。電車の中ではこれで録音した「みたいラジオ」や「with a will」とか「Face to Face」あたりを聴いてました。が、eイヤホンさんに行く直前にiPod classicのみにチェンジ。ひとつは電車の中ならとにかく、歩き回るときに3段重ねは不便だから。もうひとつのは・・・店員さんの目を撹乱するため。w
カスタムIEMを作ろうなんて奇特な奴は当然イヤフォンにそれなりにこだわりがあるはずで、わたくしも一般的な基準で程度はどうだか知りませんが多少はあります。>拘り
お店の人はそれを察知してくるはずなので、それを外してやろうと。暇としか言いようがない。w

この作戦のポイントはiPod classic直刺でSE535LTDってところでしょう。DAPのiPod classicは世間一般ではマイナーな機種ですが、イヤホン好きの間ではメジャーなモデルで、SE535LTDも世間一般ではこんなものに5万円も出すのはキチガイ沙汰かも知れませんが、まあイヤフォン好きな人ならありふれたモノでしょう。あとわたくしのSE535LTDはオヤイデのHPC-SEというケーブル(赤)に交換してあるのもキモのひとつ。SE535LTDのケーブルはグレーなので赤いケーブルならばリケーブルしてあるのは一目でわかるはず。
つまりごく一般的、でもそれなりにハイグレードなイヤフォンでこれは健全な普通の人かな、いやでもケーブルが違うし、といった感じで混乱させてやろうという作戦であります。

結果はどうだったか。
まずまずの成果でした。チラチラッと首にぶら下げてある赤いケーブルのSE535LTDに視線がきます。オーダーが終って一段落したときに「SE535はどうですか?」とか聞かれました。わたくしの答えは「これはお出かけ用です。」嘘付け、いつもメインで使ってるじゃん。それに質問の答えになってないし。肝心なところでキモの小ささが出てしまいました。w
ちなみに服装の方はいつもの417Tシャツですが、今回のはとても控えめに胸のあたりに「Hekiru Shiina STERTING LEGEND 2000 ~BESIDE YOU~」と入っているもの。417とか大書されていない奴。お店の人がそれも見ているのも面白かったですな。何聴いているのか気になったのかな。この通り「椎名へきる」ですよ。それしか聴きませんよ?w

それはそれ。
今回オーダーしたのはカナルワークスのCW-L05QDというもの。かなり個性的なモデル。一般的にBA型ドライバのイヤフォンを複数のドライバにする場合はそれぞれ担当する音の高さを違えて、BA型の音域の狭さをカバーするようにするんですが、CW-L05QDは同じドライバを4つ束にしてまとめるという変態仕様。わたくしの理想のイヤフォンのひとつであるER-4SはシングルBAドライバの傑作ですが、やはりシングルでは限界もありまして、低音の量が少ないんですよね。低音が出ていないわけではないんですが、量が足りなく感じることがあります。音圧とでもいうんですか、押し出しが弱いみたいな。
そのER-4Sの弱点を克服した上で、シングルBAならではの解像度の高さとバランスの良さ(っていうかドライバが一つなので例えばXBA-40で気になったような各ドライバの出す音がバラバラな感じは起きようが無い。)を持つイヤフォンはないものかと、知り合いのB氏に聞いたところ勧められたのがこのCW-L05QDでした。
「春のヘッドフォン祭り」で試聴してみると、まさに思っていた通りの音。わらっちゃうぐらいER-4Sに似ていると思いました。それでいて、さすがに4つもドライバがあると低音も力強い。これは買うしか無い・・・だが予算が、というわけでした。

カスタムIEMですからシェルやフェイスプレートの色も選べるんですよ。お金はかかりますけど。
わたくしはフェイスプレートをカーボン(平織り)ってのにしてみました。って簡単に言うけど+10,000円(税抜)です。(汗
ケーブルその他はまあ普通の仕様でまいります。

11:30ごろにお店を出て時間をつぶす算段をする。なんといっても秋葉原ですからね、変なところへいくと散財してしまう可能性があるので、総武線に乗って信濃町へいく。例のソニーミュージック信濃町スタジオ跡地を見物に・・・ほとんど痕跡はありませんでしたね。残念。
なんだかんだやっているうちに13:20になったのでeイヤホンさんに行くと、奥のスペースへ通されていよいよインプレションの採取ですよ。
一通り説明を聞いた後、口を開けておくために割り箸を咥えさせられて、まず細い糸のついたガーゼか発泡スチロールの小片(写真の白い奴)を耳に押し込まれます。たぶんこれがインプレッションの樹脂?粘土?なんかそういうものが鼓膜に達してしまわないようにするんじゃないかなぁ。
で、次が樹脂みたいな奴を耳の穴に注入するんですが、これがアイスクリームみたいなんですよ。サーティーワンとかのアイスクリームを掬う丸いお玉みたいなので容器からきまった量を取り出すんです。どうもエポキシの接着剤みたいに2つ混ぜると固まるようなもののようで、白いのと緑のをそれぞれ別のアイスクリームのお玉みたいなので掬って手のひらで混ぜます。それを針のない樹脂製の注射器みたいなのに入れて耳に注入。注入されている方がどんな感じかというと、樹脂みたいなのが入ってくるとすーっと音が聴こえなくなる。低い音は聴こえますが高い音はまったく聴こえなくなりますね。SE535より遮音性は高い。
そのまま10分ぐらい待って、固まったインプレッションを引き抜きます。それをもう一回繰り返して2組のインプレッションを作ります。
わたくしは耳の穴が大きいのだそうで。また言われたよ。w
カスタムIEM向きの耳とも言われました。そんなの嬉しくないけど。

こういった感じでカスタムIEMのオーダーは終了いたしました。納期は2ヶ月はかからないぐらいだそうです。どんなのが出来るか楽しみですなぁ。
by namatee_namatee | 2014-08-31 21:13 | audio | Comments(7)