2008年 04月 26日 ( 1 )

シャレになりません

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今日は仕事で、特にネタがないので本棚から。

「THE BLACK BOX」(邦題:「墜落!の瞬間」ボイスレコーダーが語る真実)

見ての通り、飛行機事故の時の「ボイスレコーダー」の内容を淡々とつづった書。
大韓航空機007便(領空侵犯の疑いで旧ソ連の戦闘機に撃墜された)や日本航空123便(後部与圧隔壁の破損で墜落)など、有名な飛行機事故の記録が収録されています。変わったところではスペースシャトル・チャレンジャーの爆発事故のものもあります。

これがね、ボイスレコーダーの内容が変な脚色や解説無しで本当に淡々と書いてあるんですよ。大抵は最後に「テープ終了」「乗客乗員は全員死亡した。」とかなっていて、鬱々とした気分になること請け合い。特に日本航空123便の事故は、ニュースをリアルタイムで見ましたし日本国内の話ですから、わたしのようなガサツな者の心にも響くものがあります。機長の「これはだめかもわからんね。」とか「どーんといこう。」とかの言葉、まあネタの時に使いますけど、さすがにちょっと後ろめたい部分がありますわな。(汗

ちょっと救われる気がするのが、この本の最後に紹介されるユナイテッド航空232便の事故。この事故では日航123便と同じように油圧を失ってしまうんですが、日航123便の教訓からエンジンパワーで操縦する訓練を受けた機長(当機の機長ではなく非番の人)が乗り合わせており、彼ら乗務員の協力でなんとか不時着し、乗員乗客296名中185名が生き残ることができました。この話を最後に持ってきたところに、編者・作者の優しさを感じます。
by namatee_namatee | 2008-04-26 20:19 | book | Comments(2)