じゃじゃ馬


本日は仕事。天気が悪いこともあってお客さんは1人だけ。暇でした。
明日も悪天候(っていうか、明日の方が)だそうなので、まったりとボルトアクションライフルのメンテナンスでもして過ごそうかと思いまして、その下準備をしているところ。

これ、おなじみのPDIのチャンバーです。VSR-10のチューンの上で最もキーになるパーツですかね。ノーマルのチャンバーを弄り倒すってのもアリなわけですけど、細かいノウハウが必要なので、わたくしはこのチャンバーに交換しちゃいます。理由は電動ガン規格のバレルが使えるから。当然HOPパッキンも電動ガン規格。バレルは長さ・内径、なんでも選び放題。パッキンも電動用はいろんな奴がありますし。この多様性こそがPDIのチャンバーのキモなのだ。
本当のところ、このチャンバーは気難しい面もあって、手なづけるには慣れが必要なんですけど、バレル・パッキン選択の多様性はその欠点を補って余りあります。

その気難しい一面のひとつが、右側の黄色いクリップに挟まれている物体。これはHOPの押しゴムを押すアーム。チャンバー本体に見えるOリングがこのアームを締め付けることで押しゴムを押し込んでHOPがかかる仕組み。チャンバーの下からイモネジを締めこんで、このアームの下がる距離を規制することでHOPの効きを調整するようになっている。左右を独立して調整できるように2本あるんですけど(当然、イモネジも2本ある)、運用上ややこしいだけで、実効があるのかどうかよく分からない機構であります。イモネジの締込み具合を変えることによって、HOPの効きを左右どちらかに偏らせることが出来るわけですけど、押しゴムが1本なせいか、イマイチはっきりと効果が出ない。効果が出ない割には左右のイモネジの締込み具合を均等にしないといけないわけで、チャンバーの奥まったところにあってよく見えないイモネジでそれをするは極めて難しい。
というわけで、わたくしは左右のアームを接着してしまって1本のアームとして動作するようにするわけです。すでに施工済みで、その時は瞬間接着剤を使ったんですけど、なぜか剥がれてしまったので、再度より強力な接着剤で試みているところ。これがちゃんと固まってくれないと、他の部分のメンテができないので、事前の下準備というわけでございます。

このチャンバーには他にも癖がありまして、デフォルトのOリングだとHOPのかかりが弱い。Oリングが細く、直径も大きいので、イモネジをゆるめきってHOP最強の位置にしてもHOPアームが下がり切るまで押し込むことができない。HOP最強で使うことはないんですけど、適正HOPにするにも苦労するぐらいです。なので、ウチではOリングを太くて直径の小さいものに替えてあります。いろんなOリングの規格を調べてみたんですけど、もっとも身近で手に入りやすいのはVSR-10のノーマルピストンヘッドのもの。ほどほどの太さでちゃんとHOPアームを下まで押し付けることが出来るようになりました。
あとは・・・銀色のマイナスネジ。これはBB弾の逆流防止の突起をスプリングを介して後ろから押しているものなんですけど、これも丁度良い締込み具合ってのがありまして、奥まで締めすぎちゃうとノズルがBB弾をチャンバー内に押し込む時に変な暴れ方をするらしく、運が悪いとチャンバーパッキンの入り口を巻き込んじゃうことがあります。そうなると分解しないと復旧できず、さらに運が悪いとパッキンが傷ついてしまって交換するハメになるという。

ね、面倒臭いでしょ。w>PDIのチャンバー
でも性能は良いので、気難しい点には目をつぶって採用しております。

by namatee_namatee | 2017-10-21 22:09 | survival game | Comments(0)
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