「メカニックがヘボだったからだ。」(ピッコロ親父の声で)

「紅の豚」原作ではRRのケストレルに換装しますが、劇場版アニメではフィアットAS2に載せ変えてます。どっちが良いんでしょうか。

ケストレルも何種類かあるんですが、そのなかの一つケストレル14のスペックは
エンジン形式:液冷V12
排気量:24.1L
弁駆動方式:SOHC
吸・排気弁数:吸気2・排気2
過給形式:機械駆動、一段一速
出力:715馬力/2750回転(高度3734m)
その他:れっきとした実用エンジン。

対するフィアットAS2は
エンジン形式:液冷V12
排気量:25.13L
弁駆動方式:SOHC
吸・排気弁数:吸気2・排気2
過給形式:不明(装備されたのは間違いなし)
出力:883馬力/?回転(高度?m)
その他:シュナイダーカップ用特製エンジン。

AS2の883馬力はシュナイダーカップ用チューンの場合ではないかと思われます。空賊狩りの状況からいくと、こんなハイチューンは無理でしょう。となると、どちらもスペック上では良い勝負ですね。パーツの入手性や整備の受けやすさからフィアットが有利かも。ストーリー的にもカーチスのV-1440と対決するのなら、フィアットの方が面白いですね。

フィアットAS2は1926年ごろのエンジンです。「紅の豚」のストーリーの時代(1931年ごろ?)から1~2年ちょっと経ったころのシュナイダーカップ用のイタリアのエンジンは、フィアットAS6で排気量50.26L(AS5×2台)、出力は最終的に3100馬力/3200rpmでした。1934年にこのエンジンを装備したマッキMC72が出した708.9km/hという水上機の速度記録は今でも破られていないそうです。
c0019089_20595962.jpg

by namatee_namatee | 2005-09-30 21:00 | book | Comments(16)
Commented by まねきねこ at 2005-10-01 06:38 x
イタリア軍はヘタリアとか何とか言われて、弱い軍隊のように言われていますけれど、こういうマイナーチェンジは繰り返して、最終的にグレードアップしているのは褒められますね。
ドイツのやり方を間近で見られるんだし。
だが、わが日本の栄えある工業技術はといえば、「栄21型」の
マイナーチェンジも殆ど行われず、大戦さなかにあれこれ弱点が露見されてはじめて後継型が開発されているようではねー。
防弾装備も非力なままのエンジンでは結局装備されなかったし。
重ね重ね残念。 とマジレス。
そういや、戦艦ローマって綺麗な船ですよね。

紅の豚とラピュタは今でも好き。
Commented by namatee_namatee at 2005-10-01 18:33
ところがですね、わたしがWebやらいくつかの書籍などから得た情報によると、どうもイタリアの実用エンジンは第二次世界大戦時には技術的に取り残されてしまっていたようなのです。フィアットのエンジンは排気量を拡大する方向に進み、技術の進化は停滞してしまったのでした。おかげでドイツからDB601や605のライセンスを買うはめになったりしてますね。まあ同じようにDB601のライセンスを買ったは良いが使い物にならなかった日本よりはマシという言い方も出来ますけれども。
そもそも、そのドイツからしてベルサイユ条約時代の影響からか、過給器・シリンダー・燃焼室・燃料などの基礎的な技術で英米に遅れをとっており、これまた排気量を拡大する方向でパワーアップするしかなかったという・・・イメージではドイツ=高性能・高効率、英米=大排気量・低効率ですが、その実態はまるで正反対だったのでした。
Commented by namatee_namatee at 2005-10-01 18:44
フィアットAS6については、その3100馬力という出力は、AS5×2と書いたとおり、V12のAS5を二基つないだもので、それに「魔女の醸造品(by ビル・ガンストン)」といわれたスペシャル燃料で搾り出したモノで、まあ
イタリア人はレースとなると見境をなくしますので。w

日本の空冷星型エンジンについては、こういった独伊のモノに比べれば実用性に富んでいて良いモノだと思いますけど。日本もまた基礎的な技術・工業力において立ち遅れていたのは間違いないのでしょうが、ヨーロッパの各国のようにシュナイダーカップの実績(と幻想)に縛られて液冷エンジン一辺倒にならなかったのは大した見識だと思います。だって液冷エンジンって使えないもん。空冷星型エンジンを主力に置いた米国と日本は真剣に戦争しようとしていたんだなぁ、と思うのです。
Commented by namatee_namatee at 2005-10-01 18:51
防弾装備に関しては、少なくとも要求・設計・製造の段階では考慮されていたようです。>日本の航空機
防漏タンクなども欧米に比較して決して導入が立ち遅れたわけではない、とのこと。ただ戦争の進展の速さと苛烈さが、そういったものの役に立つ余地をなくしてしまった、というのが実情のようです。

考えてみれば分かりますが、陸軍にせよ海軍にせよ、巨大で強力な官僚組織で、当時のトップレベルの人々が動かしていたわけで、科学的・論理的な運用方針がないわけがないのです。
Commented by まねきねこ at 2005-10-01 18:54 x
そうなんですかー。
なんとなくドイツの技術は世界一ぃぃぃー!な印象でしたが、連合軍の技術のほうが勝っていたのですね。
船舶に関しては、海軍国である日本が少々上手かな?とも思ったんですが、静音技術などやレーダー技術では2歩も3歩も遅れを取っていましたよね。
またその運用の技術なども、日露戦争時代の艦隊決戦の夢が捨てきれず、大砲巨艦主義がまかり通っていたし。
せっかく世界で初の空母による機動部隊の運用を行ったのに、中の人が古すぎたわけで。
兵器の性能もこのあたりが影響しているように思います。

我々しかの分野でも、ドイツの工業製品は高いけど高性能のものが多数ありますが、近年、日本の製品がその製品に迫るものが出てきています。
が、しかし、やはり国内では認可がなかなか下りず、先端技術となると欧米に敵わない部分があります。
やはりまだ、中の人が古いのかしら?
Commented by まねきねこ at 2005-10-01 19:01 x
それと、陸・海の仲の悪さも効率の上でマイナスになりましたよね。
それから先に述べられているように、基礎技術の遅れと、工作機械の精度の悪さも。
いい職人はいたのだから、技術的に低いのでなく、やはり基礎工業力の遅れはなんともしがたいですね。

大戦後の今日、日本はそのあたりを強化して、また運用面でも技術屋を育てているように思います。
かっての大戦では、技術屋の職人などが徴兵され、2等兵で全くお門違いの戦場に送り込まれ無駄死にをさせてしまっていますから。
このあたりは士官学校・兵学校絶対主義の悪しき影響ですね。
Commented by namatee_namatee at 2005-10-01 19:06
伍長閣下がもうちょっと(5年ぐらい)自重すれば、事情が変わったのかもしれません。

日本海軍の大艦巨砲主義についても、実は誤解があるのでした。実のところ、日米開戦のずいぶん前(いつだったのか明示できないところが耳学問の悲しいところ)の時点で、日本海軍は主力艦同士の決戦という構図を捨てていたのでした。その証拠が漸減作戦であり、重雷装艦だったのでした。実際に空母を中心とした機動部隊同士で戦ったし、日米双方が総力を挙げて戦おうということになれば戦艦だってもっと必要です。

と、いうようなことはここ↓あたりを参考にしてください。
http://www.warbirds.jp/truth/torpedo4.html
Commented by グゥ at 2005-10-04 08:55 x
一番大事なのは人ですよ人
というわけでこれ
http://2chart.fc2web.com/itaria.html
Commented by まねきねこ at 2005-10-04 23:55 x
>グゥ様
iさすがヘタリア・・・・・・l||li _| ̄|○ il||li ・・・・・・・・・・・・・
Commented by namatee_namatee at 2005-10-05 07:17
まああれですね「次はイタリア抜きでやろうぜ!」ということで。
Commented by まるちか at 2005-10-06 13:34 x
え、原作あったんだ、と約一名間抜けなコメント。
Commented by namatee_namatee at 2005-10-06 18:48
>まるちかさま
「紅の豚」の原作は月刊モデルグラフィックス1990年3~5月号に連載されていた宮崎駿の「飛行艇時代」でありましょう。ストーリーはほぼ「紅の豚」通り。掲載誌の関係上、もうちょっとマニアックですが。
Commented by まるちか at 2005-10-07 11:47 x
そういえば、エンディングのテロップで、その作名をみかけたような。

紅の豚、トトロ、ラピュタ、魔女の宅急便、は、子供達のお気に入りでして、
もー、飽きるほど見てます(^^; 小僧的には、飛行機の出てくる紅の豚と
列車が出てくる、宅急便&ラピュタがツボらしいんだが。

てなわけで、気になっちゃったんで原作を買いました(笑)まだ届いてないけど。
Commented by namatee_namatee at 2005-10-07 12:48
>まるちかさま
ウチにあるジブリ作品は
・紅の豚
・ラピュタ
・耳をすませば
・茄子
でございます。どれも同じぐらい好きですが、一番気に入っているのは「紅の豚」の後のほうのシーンで、フィオがジーナの艇の上から、ポルコにキスするシーンのエンジンの音。あの音が一番好きです。あの音だけでもう幸せ。w
Commented by まるちか at 2005-10-14 11:02 x
音だけで、ま氏を萌えさせられるとは(笑)

製作者も流石ですね。
Commented by namatee_namatee at 2005-10-15 07:41
>まるちかさま
「紅の豚」ではちゃんと実物のエンジンの音を使っていると聞きましたが・・・

原作の「雑想ノート」は届きましたか?絶版じゃなかったんですね。ウチにはなぜか最初に出た奴と後に出た奴の2冊があります。
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