図は先日やってきたKIMBER KABLEのAXIOSというケーブルの端子。見づらいですけど「AXIOS」って書いてあります。この部分は木製でいくつか選べる木材のうちからオーソドックスな黒檀を選んだというのもネタにしました。この「AXIOS」という文字はどうやってか彫ってあります。反対側には「KIMBER KABLE」と入ってます。細かいところですけど、意外に格好良くて嬉しい。 端子の材質も選べまして、これは金メッキです。標準と金メッキが選べるんですけど、特に価格に変わりはない。なにか理由があるはずですけど、お店の人に聞いてもよく分かりませんでした。どうせなら金メッキの方が高級だし耐久性もあるはずなので、そちらにしておいたらいかがですか、と言われましたので素直に金メッキにしましたけど、やっぱり音に違いがあるんでしょうかねぇ。(汗 その音の方はどうかというと・・・前回の感想と同じです。w つくずく思うのは、音源の持つ情報をどこまで再現できるかというのが解像度の差というものであるなぁということ。このケーブルを繋いだT5p 2ndとK545(それでも一応ケーブルはアップグレードリケーブルというのにかえてある。)では全域にわたって解像度にかなりの差があるわけですけど、それはすなわちT5pとK545の性能の差であります。別にT5pが解像度が高く感じるように、おおざっぱに一般的にいうと高域を強調気味に、しているわけではない。演出しているわけではなくて、ドライバをはじめケーブルまで、音源の持つ情報をT5pの方がK545より正確に再現する性能に優れているということなんですねぇ。当たり前と言えば当たり前すぎる話なんですけど、わたくしはここのところを誤解しておりました。解像度の高い低いはヘッドホンを作った側の演出だと思っていたんですよ。w というわけで解像度の高い低いはヘッドホンの重要な性能のひとつでございます。低価格のモデルの場合はさまざまな制約からどうしても必要とするレベルまで解像度を得ることができずに、特定の音域を強調したりして解像度があるように感じさせているものがあると思いますけど、そいうのはこのT5pなどと比べてみれば一目瞭然。あっという間に演出がバレちゃいます。 その解像度。高い音でそれの差が目立つのは確かなんですけど、当然ながら全域にわたって影響があります。この「AXIOS」でよく分かりました。例えばベースの音がすぐに拾えるとか、椎名さんの場合はライブでのツインギターの聴き分けが容易とか。いやこれ、マジで感動しますから。本当に今まで聴こえなかった音が聴こえますからね。しかも、この音!ってフォーカスを合わせるのが簡単。一眼レフのものすごく速いAFみたいに、狙った音に素早くピントが合います。驚き。 T5pのノーマルケーブルはどちらかというと中高音寄りに感じまして、低域の量感が物足りないと思ってました。この部分でAKG K545の方が聴いていて楽しく感じたわけですけど、ケーブルをAXIOSに換えたらT5pもちょうど良い感じに低域の量感が出てきて、しかもその低音も超高解像度というわけで、もう文句無しですね。 そして当然ボーカルも良く聴こえます。ライブではその場の勢いで流されてしまう感のある、椎名さんの歌声のすごく微妙な力の抜き方とか、声が裏返るように(実際は裏返らない)跳ねるような表現とかがはっきり認識できます。歌っているんだけど同時に語っているとでもいうのか、そのどちらでもあるみたいな絶妙な歌い方。歌唱力?いや表現力の高さというべきか、椎名さんならではの個性を強く感じる部分ですけど、それがとてもよく分かります。>T5p+AXIOS たぶん、そういうのは今までもはっきりとはわからないまでもなんとなく感じていたんでしょうけれども、T5pとAXIOSの組み合わせだともっと具体的にここ!と指摘できるぐらいに分かっちゃいます。 困るのは・・・まあ困るほどではないんですけど、ピアノだけの演奏とかはピアノの音色だけじゃなくてピアノの各部が動く音がはっきりとわかってしまうこと。例えば「メモリーズ」のイントロのところとか、かなりはっきりとピアノの音がする。別に嫌でもありませんけど、最初に聴いたときはちょっとぎょっとしました。w そういえばmixiのニュースを眺めていたら「一番歌唱力が高い!女性声優ランキング」というネタがありまして。w またまたご冗談を(AA略)と思って4位以下の順位を見てみたら10位に椎名さんの名前が。w っていうか、これ前にもやってなかったっけ?どこかでみたような気がするんですけど・・・ まあ、それはそれ。こういうものに順位をつけるとか無粋な、これだから声オタは(言いがかり)と思いましたけど、よく考えてみればこれは投じられた票の順位であって、歌唱力そのものの順位ではないんですよね。当たり前。 大体が以前にさんざんこね回した通り、歌唱力というものそのものが得体の知れないものですから。それが明確に規定できない以上、優劣を競っても仕方ないんだよ、ビチ(ry(byセレスティア・ルーデンベルク) 先日のライブの後にフラフープ氏とさんざん討論しましたけど、譜面というか、作曲・編曲・作詞した方の意図通りに歌えるという技術、これの優劣は存在するかもしれません。がしかし、それは同じ楽曲で比べなければ意味がありません。そして、仮にそれが苦手だったとしても、最終的な作品として問題がなければ我々聴く側にとってはどうでも良いことでもあります。 椎名さんに限らず、アーティストのオリジナルソングの場合はそれこそ企画から始まって関わった全ての人の作品でしょうから、この世界で唯一のものであって、誰かと比べることには意味がない。ここら辺はクラシックとは違うところですなぁ。 ファンの数や思い入れの強さでもこの投票結果は変わってしまいます。声優さんの場合は作品に関連した歌を歌うことも多いので、その作品の人気や評価も関連してきそう。そんな中で、そういったものとはとんと縁の薄い&あまり派手に表に出てこない椎名さんの名前が10番目に出てきたのはちょっと面白いな、と思った次第。っていうか、これファンの多い少ないだけry 個人的な意見として、ファンならばその女性(ひと)の歌唱力(楽曲・声質も含めての歌唱力)最高!って思えなかったらファンやっている意味ないじゃんと思います。もちろん異論は認めます。w
by namatee_namatee
| 2017-08-10 21:57
| audio
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Comments(6)
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フラフープ
at 2017-08-11 07:20
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最後に異論を認めていただけなかったら、ファンとして窮地に立たされるところでした。w
歌唱力云々は、人の数だけ意見がありそうですね。一つ確実なことは、あんな美しい女性は他にいないということです。それでいいじゃないですか。w
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namatee_namatee at 2017-08-11 14:14
>フラフープさま
基本的に異論はいつでも認めます。w 歌唱力云々を「美しい」と言い換えても同じことですし。なにかのどの部分までもなんと呼ぶかは人それぞれなので、その点で相手を否定しても不毛ですもの。w
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colonel-mogy0079 at 2017-08-11 14:58
確かに、ファンの多さと一般認知度の高さで決まりそうなランキングですが、
最近のランキングで10位に入ってるのは凄いことですね。ちなみに私は4位~9位の人の歌声はほとんど聞いたことが無いですけど。。 3位の人の歌は昔から好きだな。 CD持ってないけど店。 やはり曲、声その他含めた世界観を持ってる人が素敵だと思います。
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namatee_namatee at 2017-08-11 18:08
>colonel-mogy0079さま
そうなんですよ。このランキングで10位ってすごいなと思いました。田村さんが12位ですから。わたくし的に田村ゆかりさんは限定的なジャンルというか、彼女の世界観の中では極めて歌唱力が高いし古典的なアイドルの要素を今でも持っていると感じていて、かなり高評価だったりするんですけど、そういう方面とは全く違うところで勝負している椎名さんの評価が高いってのは解せないとすら思いました。w
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フラフープ
at 2017-08-12 08:56
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動員数はともかく、毎月へきってるのが効いてるんですかね?CDとかのリリースも少ないし。>10位
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namatee_namatee at 2017-08-12 11:31
>フラフープさま
アコースティックライブで椎名さんの「歌唱力」が評価されているのは確かだと思います。 それは毎月とか回数の問題じゃなくていわゆる「普通のライブ」より質の向上がわかりやすいからじゃないでしょうか。それに多くの人が感づいたんだと思います。 だから、わたくしもその多くの人の意見を背景に「椎名さんの歌唱力は高い」と言い張るわけでして。
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