いたたまれない経験

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「IDIOM 0」のポンプを購入。物置かどこか引っ掻き回すと、この手のポンプは数本は出てくるはずですけど、もはや探すのが面倒。w
ものはサドルバッグに合わせて、同じブランド「トピーク」のミニモーフというヤツです。っていうか、トピークのなんとかモーフってまだあるのか。15年ぐらい前には「ターボモーフ」や「ロードモーフ」がすでに定番だったはず。「ミニモーフ」はどうだったか知らない。w
某巨大掲示板では「なんとか毛布」って言ってましたなぁ。息が長いなぁ。
それはそうと、このミニモーフは「IDIOM 0」のシートチューブの長さギリギリ。本当に1mmとかしか余裕が無い。あまりにタイトなので、一旦はダウンチューブの下に装着してみましたけど、そこは前輪が巻き上げた砂やら水やらがモロにかかる位置なのでボツ。肝心なときに汚れのせいで使えなかったら困りますからね。

ところで、本日は会社でいたたまれない経験の話になりましてね。わたくしも仕事がらみで何回かあるんですよ。>どうにも居心地が悪くていたたまれない経験
一つは前に書いたような気がしますけど、取引先の社長と営業部長がわたくしの勤めていた会社に支援をしてほしいということで土下座されたとき。映像ではよく見かけますけど、実際に目の当たりにすると引きますよ。>土下座
これがまた土下座された方はお約束みたいに「まあまあ、お顔を上げて。」って自然に言うんですよね。おそらく土下座されたのは初めてだったはずなのに。で、その場はそれで一旦収まるというか、お互いの立場が確認されたというか、それでいて懸案事項については全くもって何ら決定されていないという。極めて日本的な行為に感じますね。>土下座
その後、実務レベルでの打ち合わせがあって、我々が出した結論は「これは無理!」というもので、土下座は全くの無駄骨になってしまったんですけどね。様式美の一つですね。>土下座

次はわたくしが最初に勤めた会社を辞めて2番目に勤めた会社での話。とある商社の子会社に転職したわけですけど、その親会社の商社の業績がもうヨレヨレでしてね。かろうじてわたくしのいた子会社(グループ内で唯一好調だった。)の上がりで資金繰りが回っていたようなもんでした。
よくあるお話ですけど、親会社の社長(我々は会長と呼んでました。)が子会社の社長の父親で、まあ実際には一つの会社としてごっちゃに経営されていました。親会社の経営陣は親会社子会社の区別なんてついてませんでした。
で、何故かその親会社の経理会議に呼ばれたことがありまして、これが気まずかった。前述の通り、親会社の経営状況はもう断末魔と言って良いレベルでして、1945年4月20日の総統大本営みたいな有様でございました。w
しかもこの時の会議の議題は会社の売上金を横領してクビになった営業部長の後始末から始まりまして、荒れるの荒れないのって(ry
よくネタにされるあの「ヒトラー最後の12日間」のシーンを思い出していただければ、ほぼ同じ状況かと。w
で、わたくしはあくまで別会社の人間なのでオブザーバー的な立ち位置、しかも業績については好調なので、それを引き合いに出されるわけですよ。「お前らはこんな有様なのに、N(わたくしのこと)の○○(わたくしの居た会社の名前)はこんなに売り上げも利益もあるんだぞ。雁首そろえてなにやってんだお前らは!」ってな感じで社長が怒る怒る。怒られている役員や部長あたりの視線がこっちに向いて、なんていうかどういう顔してい良いかわからない。さすがのわたくしも参りました。

その半年ぐらい後に親会社はついに資金繰りがショートして倒産、そのあおりを食って子会社のわたくしがいたところも事実上の破産となりました。辛い。w
仕事自体は順調だったので、今までのお客さんに迷惑をかけないためにも、サービス部門の業務や諸々の権利などを別な会社へ移管する必要がありましたけど、権利を手放したく無い件の親会社からの妨害がありましてね。街宣車がどうのの騒ぎになって往生しました。わたくしは子会社(会社としては親会社の意向にそって移管を妨害する立場)に在籍したままで、その別会社への移管の手伝いをさせられまして、まるでスパイのような役割でした。親会社の会議や打ち合わせに出席して、その内容をそのまま移管先へ横流ししてました。ドキドキしましたよ。w
こういう非常時には一見、会社や会社オーナーに忠実に見える社員や下手すると役員(多くは社長の親族だったりする)も、いろいろ思惑のある動きをしてまして、人間なんて信用できないもんだなぁと思いましたよ。そういっているわたくしも二心ある者だったわけですけど。まあ、わたくしが忠誠を誓っていたのは子会社の社長(別会社への業務の移管に前向き)に対してなので、筋は通したつもりですけどね。
会社と社員の関係とか、いろいろ考えさせられる出来事でございました。>遠い目

by namatee_namatee | 2017-04-25 22:29 | bicycle | Comments(6)
Commented by colonel-mogy0079 at 2017-04-26 00:28
うーん。
なんとも言えませんなぁw

世の中としては割とあるある話なんでしょうね。

うちは、、、今のところ創業者のカリスマが凄いのですが、、10年後のイメージはなんとも言えません。ただ、何とか出来そうな社風なだけ、救いがありますが(笑)
Commented by namatee_namatee at 2017-04-26 13:15
>colonel-mogy0079さま
今だから笑っていられますけど、当時はちょっとショックでもありました。>土下座の件
「本当に土下座する人っているんだ!」という感じ。w
2番目の事例は追い詰められた経営者が何をするか、世の中には公正明大、男らしい人ばかりじゃないということを学びました。あと社員はダメな会社にはさっさと見切りつけるべきということも。
Commented by フラフープ at 2017-04-26 17:31 x
職場の性質上、経営が傾くことによる苦労は(今のところ)しなくてすみそうです。ただ、その性質ゆえの嫌な話は沢山あります。書かないけど。w

2番目の事例ですが、むしろ、公明正大、男らしい人と一緒に仕事をしたことがあるんですか?w
Commented by namatee_namatee at 2017-04-26 19:39
>フラフープさま
例が無いわけでは無いけど全くなくも無い、しかも今後は増えないとも限らない、そして今の時点では想定しづらい事態なのでみなさん不慣れで、そうなったときの混乱の度合いは大きかもしれませんね。>職場
どこで見限るか、その見極めが難しいんですよ。無給でも最後まで、なんて思ってしまうのが人情だったりしますけど、それはダメな組織を無駄に生きながらえさせることになって、害悪といっても良いぐらいのダメな行為だと思います。ここら辺の話は経験の無い人には難しいかな。w

>公明正大、男らしい人と一緒に仕事をしたことがあるんですか?w
わたくしは平気ですけど、この発言は人によっては侮辱と受け取る可能性があります。(汗

まあ、本当のところ、平常時は良い人でも、追い詰められるとほとんどはアレな身の振り方になるんですよね。人間は弱いモノですなぁ。w
でも、それで良いとも思います。生活が第一ですからね。
Commented by フラフープ at 2017-04-26 22:17 x
失言でしたm(__)m

平常時から(保身のために?)アレな人が、身の回りに多いもので。もっとも、僕自身も他人のことは言えないんでしょうけども。w
Commented by namatee_namatee at 2017-04-27 12:40
>フラフープさま
平常時からアレな人はもうアレな人とわかるので大丈夫。w
綺麗ごとを言いながら、いざとなるとってのがどうにも許しがたいですねぇ。偉い立場の人に多いんですよね。みっともないと思います。
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