SLR時代の終焉が見える

SLR時代の終焉が見える_c0019089_20355568.jpg
なま家の新型デジカメはPanasonic DMC-GX7Mk.2との熾烈な指名争いを勝ち抜いたPanasonic DMC-GX8ということになりました。いやなに、性能ではGX8の方が上なのは明らかなので、問題は大きさだけだったんですけどね。駅前のビックカメラさんで触りまくって出した結論は「なんとかなるんじゃね?」でした。で、マップカメラで買うという。w

図はLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.を装着しております。見ての通りレンズはシルバーなんですけど、あえてボディは黒で。なんていうか、ライカっぽいでしょ。w
こんな感じのLEICA M2とか、クラシックカメラ雑誌によく載ってましたよ。こういう形態のカメラはなんだかんだいってもLEICAリスペクトなのが多く、DMC-GX8もその例にもれない、っていうか、ある意味、血統に連なる存在でもありますね。まあ、名前だけですけどね。w

そういえばブラックボディが特別だった時代もありました。かつての銀塩カメラの時代、一般的にシルバー(白)が標準でブラックボディは少し高かったりしたんです。今はカメラといえば黒ということになったのは、その時代の名残で黒は特別だったことからじゃないかなぁと思います。

個人的に将来はレンズ交換式のカメラはミラーレスになるんじゃないかと思っております。デジタルカメラの場合、直接センサーから出力されている画像を見る方が合理的ですからね。現状は技術的な限界でまだ不便な点も多いといいますけど、それはいずれ解決されるでしょう。ミラーレスは構造的にシンプルで合理的なのは間違いないので、ミラーボックスとかクイックリターンミラーとか、まるで銀塩時代の尻尾のような余計なものがあるSLRは廃れていくでしょう。長きにわたって続いたSLRの時代はそろそろ終焉に向かいつつあるのです。

オスカー・バルナックが現代に生きていたら、まちがいなくミラーレスを作ったと思います。彼の時代にはフィルム(そもそも135自体が彼のカメラで広まったもの)だったので、別体のファインダーが必要でしたけど、デジタルカメラなら前述のとおり、センサーを通して直接「見る」ことができます。カメラとして最もシンプルで合理的な形態であるミラーレスはバルナックライカの流れを汲み最終進化したものだと思いますね。
そして、これは正月にチームメイトのタカ氏に聞いてはたと膝を打った話なんですけど、フォーサーズ(4/3)のセンサーの小ささを揶揄し、フルサイズセンサーを至高のものする人がいるけど、そもそもの「フルサイズセンサー」自体が135、つまりライカ判が元で、ライカ判こそ、当時の大判カメラや120フィルムに対してコンパクトさが特徴・特色であったことを考えると、その主張は噴飯物であると。w
センサーの大きさ云々、スペックで語るならせめて中判デジカメを使ってから寝言を言え、ということですね。

バルナックライカが当時としてはコンパクト・軽量なことを評価されたように4/3も現代の技術でセンサーの小さいことによるデメリットを解決しながら、ミラーレスという物理的に有利な特色を生かして、現代のバルナックライカ的な存在になるんじゃないかと思っております。
そうはいってもレンズの焦点距離については長いこと親しんだ「フルサイズ」つまり35mm版に換算してしまうわけですけどね。

DMC-GX8の使用感・・・まだろくに使ってないので。やっぱりボディは大きいですね。デジカメSLRほどではありませんけど持ち出すときには持ち出すぞと決意が必要。ただし、大いことの良い点もあり、なんといっても持ちやすい。LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.はさして大きからぬレンズですけど、DMC-GM1sではそれでも不釣り合いに感じてしまい、実際に変なところに触って誤作動を起こすこともありました。それがGX8だと安心して持っていられます。
持った感じもM型ライカに似ているような気がしますね。EVFの位置もMライカ風でやっぱりリスペクトしてますねぇ。

by namatee_namatee | 2017-01-16 21:25 | camera | Comments(3)
Commented by at 2017-01-16 22:43 x
なぜシグマにしないのか
Commented by aohige_the_great at 2017-01-16 23:19
なぜシグマに(ry
Commented by namatee_namatee at 2017-01-17 07:47
>タ氏&&さま
実用的なのがないと困るでしょ。w
名前
URL
削除用パスワード


<< 初詣 The Legend >>