縁の島

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例の「VR戦艦大和」で横須賀へいったついでに見物に行った「猿島」の図。
わたくしはあまりよく知りません。「ヨコハマ買い出し紀行」研究の大家、ふき氏のサイトで「ヨコハマ買い出し紀行」の第22話「ヨコスカ巡行」、第28話「縁(ゆかり)」で、「北の町の公園」からの眺めに出てくるということを知ったぐらい。

わたくしとしては「猿島」よりも「北の町の公園」が横須賀の中央公園、そして作中に描かれているのは昔の姿の中央公園であるという研究結果、あとそれを執拗に追求するふき氏の執念に心打たれるのと同時にちょっと怖いとも思いました。w
そこまで突き詰めなければならんのか、と。わたくしはちょっと真似できそうにないです。「ヨコハマ買い出し紀行」の現地系で最も衝撃を受けた案件かもしれません。

昔の姿で描くとか、その芦奈野先生のいけずっぷりと、でもアルファさんに「なんか感じがちがうけど ここだ」と言わせて、ちょっとヒントをくれて・・・そしてそれを見抜くふき氏の鋭さに心打たれました。

それはそれ。猿島のお話。三笠公園の隣に船着場があって、そこから猿島行きの渡船がでています。運賃は1,300円ですけど、入島料みたいなのが200円でトータル1,500円。10分ほどで到着ですけど、この日は天候が悪く、結構揺れる上に飛沫が思いっきり飛んでくる。寒いのなんのって。w
島にはなんか小洒落たお店があり、通路もこの通り整備されております。野趣みたいなのはだいぶ薄れておりますなぁ。ここはかつての要塞で、それ自体は興味深いんですけど、この小洒落た感じの演出はムカつく。w
もっと野っ原のままにして、廃墟特有の寂れた感じが欲しいところ。まあ、廃墟というとなんでもかんでもサバゲのフィールドに見立ててしまうわたくしが変なのでしょうけど。

なぜ1,500円も払ってこんな小洒落た島に行ったのか。それはタカ氏がかつて仮面ライダーの撮影に使われていたと言っていたから。まあ、わたくしは世代的にはドンピシャなんですけど、なんといっても特撮は苦手なので仮面ライダーはろくに観てないんですけどね。わたしゃこう見えてもアニメに傾倒した人間なんですよ。前にも書いた通り、ゴジラとかウルトラマンとか、グロい怪獣や怪人がどうも苦手でして。アニメの無駄のないスルッとした表現が好きだったんでしょう。あとアニメには女の子が主役の話が多かったからかも。

タカ氏にネットで検索した画像を見せてもらうと、確かに猿島の各所、特に展望台でゲルショッカーの結成式をしている印象的な図があります。そうか、ここで撮影したのか、と感慨・・・いや、覚えてないし、そもそも観てないかもしれませんけどね。>仮面ライダー
その展望台、現在は立ち入り禁止になっております。撮影時には背景がスカッと抜けていて、遠くまで見通せますけど、現在はかなり木が生い茂ってきており時間の経過を感じさせます。

一通り見て回って、1時間ほどで帰投。寒かったけど、まさか仮面ライダーの撮影場所を訪れることができるとは思いませんでした。仮面ライダーはあまり詳しくないと言ってもさすがにちょっとは知ってますので、それなりの感慨はありますね。
こういう機会でもないと一生行くことのない場所であろうと思われますので、声をかけてもらってよかったです。

by namatee_namatee | 2016-11-04 22:06 | diary? | Comments(9)
Commented by ふき at 2016-11-05 12:52 x
■なまさん(1/2)
> 例の「VR戦艦大和」で横須賀へいったついでに見物に行った「猿島」の図。

先日、「今回の旅については、ネタを小出しにしていきます」的なことをおっしゃっておいででしたので、「あ、これは北の公園か 猿島あたりが来るな?」と期待しておりました。(^^

> あとそれを執拗に追求するふき氏の執念に心打たれるのと同時にちょっと怖いとも思いました。w

怖い思いをさせてしまい、申し訳ないです(笑)

あの頃は丁度、自分のヨコハマサイトを立ち上げて半年ほどが経ち、三浦半島の写真資料・現地経験もかなりたまって、それまでどちらかといえば古参のファンの意見をなぞっていた自分にも、そろそろ『本当に、以前から言われている情報は正しいのか?』という疑問が湧きはじめた時期だったのです。

結果的に「北の公園」は『横須賀中央公園』で正解でしたが、たとえばカフェアルファは「黒崎」か「三戸」かで今でも議論されていますし、第4話の最後のコマに出てくる道は「野比」ではなく実は「金田」と判明したりしました。 過去からある情報を参考にするのは大事だけど、鵜呑みにするのは危険なのだなぁ と、しみじみ思い知らされた時期でもありました(^^
Commented by ふき at 2016-11-05 12:54 x
■なまさん(2/2)
> それはタカ氏がかつて仮面ライダーの撮影に使われていたと言っていたから

僕も その話は聞いたことがあります。 「黒崎の鼻」もそうなのですが、三浦半島って都内からのアクセスは比較的容易なのに、そこに広がる光景には すごい異国感というか画面映えするものが多いので、それが映画やドラマのロケ地として頻繁に使われる理由のように考えています。 訪れた者の心をつかんで離さない、凝縮した魅力を持つ土地だと思っています(^^

> その展望台、現在は立ち入り禁止になっております

これには驚きました。 老朽化しているとはいえ、あんな小さな(低い)展望台、気を付けていれば まず事故は起こらないように思うのですが… そういえば「大楠山」の展望台も 立入禁止になっているようですし(あそこは高いので危ないですが。 もう改装されて、今では登れるのだろうか?)、10年ほど前に自分が撮影した風景が 今では一般には体験できないとは、寂しくもあり、不思議な気持ちでもあります。
Commented by namatee_namatee at 2016-11-05 21:36
>ふきさま
わたくしはなんていいますか、手法を学びました。>ふきさんの記事
それとふきさんの意見とは反対になるかもしれませんけど、なにもかも自分で調査し、世界観を一から構築する必要はないとも思いました。先人の残してくれた情報をありがたく利用させていただいて、それを検証することで自分のものにするというような。
その上で自分なりの意見の発展というのはアリだと思います。

>三浦半島
海に突き出た場所なので、表裏というか、相対する面で景色の変化が大きいのも魅力的ですね。前にも書きましたけど、千葉県の銚子にも同じような印象を受けます。ただ湘南の入り口の三浦半島ほどにはおしゃれではありませんけど。w

大楠山の展望台・・・道を間違って隣のゴルフ場に行ってしまったせいで、見れなかったんですよ。次はと思いつつ、もう3年も経ってしまいました。(汗
「ヨコハマ買い出し紀行」の風景は、この中央公園のように作品に描かれているのが過去のものだったり、いつのまにかリアルの方が変わってしまったり、芦奈野先生がどこまでそれを織り込んだのかはわかりませんけど、なかなか奥深いと感じます。「聖地」を明確に意識した最近の作品と違って一筋縄でいかないところが面白いです。
Commented by ふき at 2016-11-05 23:00 x
■ なまさん
> 先人の残してくれた情報をありがたく利用させていただいて、
> それを検証することで自分のものにするというような。

はい。 僕も決して、「自分の手柄にしたいから、他人の調査に難癖をつける」のではなく、
あくまで『客観的に見て、おかしい・矛盾のあるもの』にだけ指摘をするようにしています。

考察は、勝負ではないのですから…(^^

> 前にも書きましたけど、千葉県の銚子にも同じような印象を受けます。

「銚子」は、僕も一度だけ(2001年11月)訪れたことがあります。

銚子近辺と三浦半島の違いは、内陸に丘や山があるかどうか ではないでしょうか?
(土地に高さが無いわけではないのですが、そういう場所は
 海からの浸食で「崖」になっているケースが多いように思うのです)

ちょっと内陸に進むことで グッと標高が上がれば、近隣の風景も俯瞰しやすくなり、
(旅先としての)銚子の風景も より伸びやかなものになるように思えるのです(^^

> 「ヨコハマ買い出し紀行」の風景は ~ いつのまにかリアルの方が変わってしまったり

10年前に三浦半島に足しげく通っていたときには、
まさかここまで変化するとは思ってもおりませんでした。

堤防の一部が崩落した「野比海岸」(砂浜)…
「最後の丘」があったと思われる森が、ゴッソリ伐採されて農地になった「三戸~引橋」…

風景というものは、驚くほどに一期一会なのですね…
Commented by namatee_namatee at 2016-11-06 22:02
>ふきさま
そうですね、勝負じゃないんですよね。なぜか意地の張り合いになってしまう場面を何度か見てしまって・・・議論で熱くなるのは仕方ないし悪いことばかりじゃないと思うんですけど、なんてうか、意地が原因で人と人の関係がブツッと途切れてしまうのはとても惜しい気がします。

>銚子と三浦半島
角を曲がる感じとでもいうのか、二輪車で走っていると突端の手前とその先で日の当たる方向とか、風向きとかが変わるんで、それが似た感じですね。開発の度合いとでもいうのか、三浦半島の方が絵になる施設が多いです。あとおっしゃる通り、高い山や深い谷がないので立体感ではものたりません。>銚子

>一期一会
無神経な人間なので、そういう風景の変化など、ほとんど気に留めずに生きてまいりましたけど、「ヨコハマ買い出し紀行」とふきさんの記事のおかげで「旬のもの」の風情を楽しむ気になりました。w
Commented by ふき at 2016-11-06 22:49 x
■なまさん
> なぜか意地の張り合いになってしまう場面を何度か見てしまって・・・

「自分が発見した新しい説だから、それが正解だと思いたい」という個人的な欲求が、「本当に第三者から見ても、その説の整合性は高いのか?」という客観的視点にフタをしてしまっている考察ファンが、一部にいますものね…

そういう人は、他人とも「議論」ではなく「意地の張り合い」(正しいのは 常に自分だという妄信)になってしまうので、まともな話し合いにならず、ケンカ別れも起こりやすいのだと思います。
Commented by namatee_namatee at 2016-11-07 13:21
>ふきさま
「議論」も物別れとか絶縁の可能性を秘めてますけど、お互いの意見を尊重する姿勢があれば、頭を冷やして再開もあります。が、意地の張り合いはその余地もなくて、それじゃせっかく持っている知識が積みあがっていかないと、外野から観ていてやきもきしたりしました。

それはそうと、遅ればせながらHPの10周年おめでとうございます。
GoogleMapは大変助かります。でも、そのものずばりの場所を示すことに抵抗があったというのは良くわかります。わたくしもふきさんの示してくれた情報から、具体的な場所を推測して訪れるのが楽しみだったクチですから。
しかし、おっしゃるとおり連載終了10年ということで、敷居を下げるというか便利な方法も良いと思いました。
これからも内容の濃い記事を楽しみにさせていただきます。
Commented by ふき at 2016-11-07 17:37 x
■なまさん
> GoogleMap ~ そのものずばりの場所を示すことに抵抗があったというのは良くわかります。
> わたくしもふきさんの示してくれた情報から、具体的な場所を推測して訪れるのが楽しみだった

そうなのです。 サイトに載せる情報を「ヒント」にとどめることで、他のファンの『推理する楽しみ』を残しておきたかったんですよね。 おそらく作者である芦奈野先生も、同様に考えていらっしゃると思いますし…

ただ、(東京に住んでいた頃も もちろん少しは感じていたのですが)三重という「三浦半島からすれば遠方」で暮らすようになってみると、三浦に足しげく通うのが時間的・金銭的に困難なファンにとって、「現地で、モデルとなった場所を探す時間」自体が旅の大きなネックになるケースがあり… それでは現地巡りを気軽に楽しめないのでは? という懸念を感じるようになってきたのです。

僕たち「推測が好きなファン」が現地探しを楽しみ、「作品の空気が好きなファン」は現地まわりを楽しむ…
それで良いのではないか? と考えたのが、今回の MAP作りの始まりだったのです。(僕は 推測・空気、両方とも好きですがw)

> これからも内容の濃い記事を楽しみにさせていただきます。

ありがとうございます(^^
こちらのブログで議論を楽しんだ「ターボンの役割」などについても まだまとめ終わっていなかったりと、本当に「ヨコハマ」を語る楽しみは底なしで、僕もまったく足を止める余裕が無いのですが(笑)、この「幸せな忙しさ」に感謝しつつ、記事を書き続けていきたいと思っています。

またいつでも覗きに来てくださいね(^^
Commented by namatee_namatee at 2016-11-07 22:49
>ふきさま
>現地巡りを気軽に楽しめないのでは? という懸念
難しいところですね。わたくしの好みは探す楽しみのある方ですけど、今となっては時間の節約を考慮した方が良いとも思えます。あと、今はそれに適したツールがあるわけですから、それを使わない手はないですね。

わたくしは力不足で、賑やかしぐらいしかできませんけど、また掲示板にもお邪魔させていただきます。
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