コンプリート

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悲願、であります 一佐!!!
承諾した。全員志願ご苦労。派手にやろう。

「ヨルムンガンド」第45話「嘘の城 phase.1」より。日野木一佐と「SR班」メンバーの会話。格好良いですなぁ。

というわけで図は「黄色魔術オリエンタルガール」第12話が収録されている「COMICパピポ」1994年1月号でございます。ついにやってまいりました。これで単行本未収録分はコンプリート。
「黄色魔術オリエンタルガール」関連のネタは今年の4月26日あたりから始まりました。「戦え!!イクサー1」が発端のように偽装しておりましたけれども、本命は「黄色魔術オリエンタルガール」で、しかも更に舞台裏を明かすと、実は数年前から間欠的にネタにしたい衝動にかられていたのでした。なんとなくネットで検索するのが億劫というか、引け目みたいなのを感じてまして(その心理についてはこちらで述べております。ヒロインのオリエンタルガールに対する思い入れが関係している)、特に目新しい情報がなく、よって決め手もなくてネタにできずにいたんですけど・・・うっかりネットで検索したら、打ち切りだとばっかり思っていたのが実は完結していたというとんでもない情報に取り込まれてしまい、あとは一気に(ry
それから3ヶ月ちょっとで、単行本未収録分が手元に集まったわけでして、これは予想よりも早い展開でした。当初は絶望的だと思っていたんですけどね。なんといっても国会図書館にもないし、古書店も最近は余裕がなく、こういったどうでも良い作品や雑誌をストックしておくことはできないといったアリサマ。日本中のどこかの古書店には眠っている可能性はあるんですけど、見つけることができなければ無いのと同じです。
かつて「月刊アフタヌーン」のアルファさんが表紙の号を探した時よりも期間的には短い。コストは段違いですけど。orz

いずれにせよ、思い知るのは大量生産大量消費の時代に、変に凝ったものを探すとなるとどえらい苦労をするということです。オタクの時代などと言われますけど、本当に変な路地裏みたいなところに踏み込むと、あっという間に世でいうオタクなどちゃんちゃら可笑しいレベルでマニアックな領域に突入してしまいます。そういった世界にはほんの一握りのメンバーしかいない。なので、これまたあっという間にハイエンドレベルに到達してしまうのですけれども、同時に助けてくれる人も皆無なのでございます。w
なにもかも自分で切り開き、なんとかしていかなければなりません。今回の例で言いますと、恥も外聞もなく(もとからありませんけど)友人・知人に伝手と情報提供を求め、考えられる範囲でネット上にも網をはる。オークションの出品者にも取引連絡で足りない分は持っていないかを問い合わせるという外道ぶり。こうなったらなんでもやりますよ?
・・・この例で人の善意を疑ったり悪く言うつもりはありませんけど、所詮は他人事。わたくし自身がかたむける情熱とは比べ物になりません。善意に頼り、探して欲しいと誰かに依頼しても、なかなか思うように見つかるものではありません。ちょっと気に留めておいてもらって、何かのはずみに思い出したら知らせて欲しいぐらいの期待と思っておくのが吉かと。
ここは、やはり金銭による報酬という普遍的に人を動かすことのできる要素に頼らないと思うような結果は出づらいように感じます。

予想外の出来事は、「黄色魔術オリエンタルガール」という文字列の検索でこのブログへお見えになった方がいらっしゃったこと。まさかわたくしの他にこの作品に興味を持っている人がいるとは思わなかったので、すごく驚くと同時にネタにしたことがなにか報われたような気持ちにもなりましたね。
いらっしゃったばかりか、貴重な情報まで提供していただき、モチベーションもあがりました。大変ありがたいことです。

今回のこれは某オークションで手にいれたものです。例によって平野耕太先生の初期の作品、「COYOTE 反逆のレジスタンス」が掲載されているというのが出品の趣旨。1994年1月号から10月号までのセット。以前、「COYOTE 反逆のレジスタンス」は単行本化されていないと書きましたけど、本当は単行本化されているそうです。なので、今回の出品はさほど競争は激しくないと予想・・・それが正しかったのかどうかは後述。w
で、これまた例によってわたくしが必要なのは1994年1月号の1冊だけという。w
そればかりか、先日大枚をはたいて購入した33冊セットに含まれていた1994年3月号も、奇跡的に駿河屋さんで見つけた1994年5月号も、今回のこのセットに含まれているという。w
なので、現在ウチには「COMICパピポ」の1994年3月号と5月号は2冊ずつあるのでございます。w

某オークションには「呼び水」とでもいう効果があるように思います。それはたまたま出品されたものが比較的高額で落札されると、同じような出品が続くというもの。一時的にホットなマーケットが形成されるとでもいうんでしょうか。
かつて「月刊アフタヌーン」を探している時に、必要な分が含まれる出品でどこかの誰かと熾烈な入札合戦になりまして、結局、その時はわたくしは敗北したのですけれども、すぐに同じような出品がありまして、今度は最初の時の数分の一の出費で落札することができたのでした。
今回もそれと同じような現象が起きたような気がします。もっとも呼び水になったのはわたくし自身の落札で、さらにそれで出てきた出品でも熾烈な入札合戦になったのは「月刊アフタヌーン」の時とは違う経過ですけど。(汗
3,000円でスタートしたんですけれども、最終的にはその8.5倍までいきました。わたくしが自分に課しているルールとして、絶対に落札しなければならない物については開始価格の10倍を入札金額の目安とするというのがありまして、今回も30,000円までは応じるつもりでした。場合によってはもっといったかもしれません。次の出品があるかどうか、こればかりは誰にもわかりませんので、なんとしても落としておかないとならないという気持ちはありましたし。
まあそこまではいかずに済んだわけですけど、冷静に考えてみれば22年前のエロ漫画雑誌に3万円近い金額を投じるというのは正気の沙汰ではありません。いやぁ、オークションって怖いなぁ。(棒

今回で必要なすべての「COMICパピポ」は揃いましたので、もうこの件では某オークションに用はありません。前述の「呼び水効果」、なんていうか、ここ最近、「平野耕太先生の単行本未収録作品」というものがトレンドというかホットなテーマみたいなのになったような気がしますけど、もしかするとその発端になったのかもしれないわたくしが欲しかったのは「黄色魔術オリエンタルガール」の単行本未収録分ですので、このあと某オークションでなにがあっても知ったことではありません。どこかの誰かが高値で売れるかもと思って平野耕太先生の作品が掲載された「COMICパピポ」や「快楽天」をこれから出品しても、もう売れないかもしれませんけど、わたくしの関知するところではありません。w

わたくしが「オリエンタルガール」と連呼しているので、このブログにお見えになる方には「黄色魔術オリエンタルガール」は普通に知られていた作品のように思われるかもしれませんけど、それは錯覚です。w
本来はスーパーマイナーな作品であります。>黄色魔術オリエンタルガール
そしてそのマイナーな印象とは裏腹に、とても味わい深い作品であるということが、20数年経ってわかりました。最初に読んだ当時はほぼこれに近い印象だったんですよ。「アクションもエロも中途半端で、作品にここだという力点がみつけられない。」これです。
ところが、いくつかの要素をキーに(特に不可解なクイン戦での敗北)改めて細部を検証してみると、非常にきめ細やかに描き込まれた作品であるというのがわかってまいりました。正直、無駄に凝っていると感じます。
おそらく気鋭だった完顔阿骨打先生の才能が強く反映されているのだと思いますけれども、それを理解するものはそんなに多くなかったのでしょう。

この作品の魅力を理解できるかどうかはヒロインの「オリエンタルガール」にどれだけ思い入れを持つことができるかどうかにかかっているような気がします。世界観とか設定とか、そんな細かいところはどうでもよくて、あの妙なコスチュームの「オリエンタルガール」が気にいるかどうか。これで表面的なエロ要素やヒロイックな格闘戦とか、そういった表向きの体裁の下に流れている、超個性的なスーパーヒロインの素顔に触れられるかどうかが決まります。

というわけで長くなってまいりましたので、第12話の内容についてはまた別なエントリーにいたします。例によって、わたくしの想像していたのとほとんど変わらない展開で、驚くのを通り越して薄気味悪いような気さえしたとだけ申し上げておきます。w
by namatee_namatee | 2016-08-05 22:01 | book | Comments(10)
Commented by colonel-mogy0079 at 2016-08-05 22:16
おめでとうございます。

その探求心たるや。私程度がオタクを名乗るのはおこがましいですね。そこまでの情熱の源って何だろう、でも熱い思いがあるのは素晴らしいことだと思いますし、ある意味羨ましくもあります。
Commented by namatee_namatee at 2016-08-05 22:41
>colonel-mogy0079さま
ありがとうございます。
これで明日はライブも宴会もスッキリと楽しめそうです。w

情熱というか、本気出しちゃうのは、前に書いたようにオリエンタルガールは想像上の理想的な女性とか、場合によっては自分の分身とか、そういう存在だからです。最初は見た目とか表面的なキャラとかだけだったんですけど、探求していくうちに物語のストーリーと同様に彼女の行動パターンはわたくしの感覚とシンクロしているのがわかってきて、それはおそらく作者のあぐだ先生のセンスがわたくしと同じ方向にあるということなのでしょうけれども、まるで自分が考えているようにオリエンタルガールの考えていることがわかるからです。これはなかなか得難いことだと思います。
Commented by フラフープ at 2016-08-05 23:14 x
おめでとうございます。
これで、明日のネタはどちらにするか迷っちゃいますね。まあ、嬉しい悲鳴ってやつですか。w

この本が捨てられたら、納豆の国殺人事件が?w
Commented by colonel-mogy0079 at 2016-08-05 23:56
あしたは夜はいい番号が来ました。
9時30には最寄駅から電車にのらにゃならんのですが、お祭りの前は眠れませんw
Commented by フラフープ at 2016-08-06 00:52 x
その気持ち、よく分かります。しかしながら、やはり早く寝ましょう。
ちなみに、僕は昼のみですが、36番でした。普段なら間違いなく良い番号ですが。w
Commented by namatee_namatee at 2016-08-06 08:48
>フラフープさま
ありがとうございます!
いずれにしても出先なので複雑で長いエントリーは無理ですね。(汗
こういうどうにもならない雑誌はなんて言うか、古書界のエアポケットみたいなものでして、もっと古いとかメジャーなモノなら保存されるか、あるいは流通するかなんですけど、この手は・・・にもかかわらず、この手のマイナーな雑誌に限って単行本未収録作品とかが多いというのがなんとも。
Commented by miroku5670000000 at 2016-08-06 21:47 x
コンプリートされましたか! おめでとうございます!
完顔阿骨打先生に直接お会いしに行かれたコトといい、20数年手をこまねいていた自分からすると見事な行動力ですね。
パピポのバックナンバーを求められるらしい、といった情報を掴んだものの、その時点で在庫切れが多いとの話もあり、結局行動には移せなかった私です…

5年ぐらい前からでしょうか? ネットを覚えてから、何ヶ月かに一度は「黄色魔術オリエンタルガール」で検索をかけてみるようになったのは。
横着して「オリエンタルガール」だけで検索すると全然関係ないのがゾロゾロ釣れてしまうので、キッチリ「黄色魔術」と付けないといけないのはご存知かと思います。
今年の6月初め頃「久しぶりに」でも「いつもどおりに」検索をかけてみたらこのブログが出現していて… といった経緯で訪問した次第であります。 

なお、先日のお申し出は大変有難いのですが、自分は結構アナログ人間でして、デジタル的な環境が全く整っておりませんので(ケータイもガラケー)
惜しいですがひとまず辞退させていただきます。申し訳ありません。
Commented by namatee_namatee at 2016-08-07 19:00
>miroku5670000000さま
なんとか全て見つけられたのは平野耕太先生の作品が掲載されていた時期だということが大きいと思います。有名な作家さんの単行本未収録作品とかデビュー作が掲載されているということで比較的流通する要素があったのでしょう。ラッキーだったと思います。これがなければ古紙(資源)として処理されてしまった可能性が高いです。
その反面、人気作家の特殊な作品掲載誌ということで、コストがうなぎのぼりということになりますけど。orz

以前から別件でこねくり回している「ヨコハマ買い出し紀行」でイロイロと得たノウハウというか作品への向き合い方みたいなものも、少ない可能性に賭けてみる気になった原動力でした。特に「ヨコハマ買い出し紀行」の掲載誌の「月刊アフタヌーン」を探すという、まさに今回と同じ類のイベントの時に知り合いになったある方の尋常では無い執念を知って、自分も同じレベルまでなにかを追求したという欲求が生まれました。
「ヨコハマ買い出し紀行」の場合、作者の芦奈野先生の考えていることは作品上から読み取るのが本道と感じます。「黄色魔術オリエンタルガール」に比べると「健全」な環境で掲載されたメジャーな作品だし、内容もわかりやすいので(作品内での謎は多いけど)、まず作品そのものを楽しめば良いかなと思います。作者がどんな人で何を考えていたかなんていうのはさほど重要な問題ではなくて、余裕があったらというか興味があったら考えてみるぐらいで良いと思われます。
Commented by namatee_namatee at 2016-08-07 19:01
それに対して「黄色魔術オリエンタルガール」は作品そのものが完顔阿骨打先生と強く結びついているように感じました。わたくし自身がオリエンタルガールに投影する心の中のキャラクターの話を書きましたけど、完顔阿骨打先生にとってオリエンタルガールは同じような感じで存在するキャラなんじゃないかと推測しました。作家さんですから、どうしても具体的な姿として描くことができなかったわたくしと違って具体化できるスキルがある。先生の他の作品との作風の違いも合わせて考えると、「黄色魔術オリエンタルガール」という作品はその妄想のようなものを作品にしたんじゃないかと考えまして(好きな音楽との関係もあるはずですけど)、それならば実際にお会いしてどんな人なのか見てみたいと思った次第です。
先生のブースへ行って「単なる一作品の一ファンに過ぎませんけど・・・」と前置きして「これについてお話をうかがいたい」と「黄色魔術オリエンタルガール」の単行本を見せた時の「うわ、それかよ!」という先生の表情が忘れられません。w
後のツイッターのリプライでも「まさかあの作品についてお話することがあるとは夢にも思ってませんでした」といただきましたので、かなり意表をついたことだったようです。w
Commented by namatee_namatee at 2016-08-07 19:01
「オリエンタルガール」で検索すると風俗店とか楽曲名とかがヒットしてしまうんですよね。w
友人の中にも読みたいという方がいらっしゃいまして、ネット上に違法コピー版があるかもよと教えはしますけど、だからといってurlを示すのはさすがにアレなので、「自分で検索してみてね」と言うわけですけど、大抵は「オリエンタルガール」で検索してみつからなかったという返事です。
あと画像検索とかすると思いっきり自分のブログばかりヒットして焦ります。まあ他にネタにしているところが無いので致し方ないのではありますけれども。

環境が揃う、その気になるなどなにか状況に変化がありましたら、遠慮なくおっしゃってください。いつでも必要な対応をとらさせていただきます。
今までは存在しなかったも同然の単行本未収録分、これからはその気になれば読むことができる。miroku5670000000さんにそれをお知らせできることは幸いと考えております。
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