敗因

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まだだ!まだ終わらん(ry
聞かれる前に行っておきます。↑は「機動戦士zガンダム」のクワトロ・バジーナのセリフです。実は「逆襲のシャア」でのセリフだと思っていたんですけど、勘違いでした。ついさっき、このエントリーを書こうと思って確認のために検索して気が付きました。w

図は「黄色魔術オリエンタルガール」単行本第5話より。
ミニスがカードを使用してオリエンタルガールに変身する様子。直前まで全裸です。っていうか、ミニスは全裸かオリエンタルガールの姿しか描かれていないので、普段の格好(着衣)がどんななのか不明です。
生身の体や顔つきはさほど変化していないようなので素の状態でもレズビオナのいう「美しい身体」の美しい女性なのでしょう。

「黄色魔術オリエンタルガール(小)」についてネタにしようと思いましたけど、もうちょっと練った方が良さそうなので、別なネタで。
といっても「黄色魔術オリエンタルガール」のネタではありますけど。w

今回は常人では考えられない能力を持つアクトレスの中でも最強を誇る「オリエンタルガール」、ずばり彼女について考察してみます。「黄色魔術オリエンタルガール」の用語・キャラクター他についてはこちらを参考にしてください。

もちろん作中の描写を基にしたわたくしの勝手な推測であります。
「オリエンタルガール」が他のアクトレスと異なるのは、図の通り「変身」というプロセスを経て出現することであります。中の人はミニス=トゥリーという女性ですけど、おそらくアクトレスだと思われます。「オリエンタルガール」がナースとワイトと対戦したのち、レイ博士のラボで調整を受けている描写があります。そしてカードを使って変身するのがこの図です。調整を受けるということはアクトレスであるということです。

中の人のミニスはレズビオナンに属するのか、レイ博士の秘蔵っ子で秘匿されている存在なのか、それはよくわかりません。レイ博士の思考を読み取って、オリエンタルガールの正体を知ったフローリアンは初見のようです。その暴露を聞いたレズビオナも特に思い当たるフシはないようです。自分の部下だったとしたら「ミニス!お前だったのか!」みたいな反応になるはずですけど、それはありませんでした。
実はこれが重要な問題でして、もしミニスが有力な戦闘力をもつアクトレスで、それに見あった戦績をもつならフローリアンもレズビオナも知らないはずがない。それが知られていないということは、地味な雑魚キャラ(スキニーやザミアより地味で目立たない)か、秘匿されていて全く知られていない存在なのか。後者の場合はレイ博士のラボに出入りしているわけで、その存在を隠し通すのはなかなかむずかしいでしょう。なのでわたくしはミニスはレズビオナンに属する目立たない(目立たないようにしている)アクトレスなのだろうと思います。
そして戦闘で活躍した履歴はないということになります。レズビオナンは世界各地で少女をさらって組織を拡大しており、何度も対立する組織(政府など)ともめ事を起こしているはずです。そいうときの「力づくの解決」のためにクインやフローリアンのような戦闘用アクトレスが存在するわけです。前述の通り、戦闘任務に参加して戦功があれば有能なクインや首領のレズビオナが覚えていないわけがない。なのでミニスはアクトレスではあるものの、戦闘に参加したことのない、もしかすると戦闘用ではないアクトレスであるというのがわたくしの推測。ただ、レイ博士はレズビオナの信頼があついようなので、アクトレスの管理は完全に任されており、好き勝手にミニスを強化しまくっていた可能性もあります。いずれにせよ、実戦での経験はないアクトレスだと思います。>ミニス

さて、そのミニスが変身するオリエンタルガール、繰り返し述べている通り、アクトレスとして最強です。なんといってもすべてのアクトレスの調整をしているレイ博士が言っているんだから間違いありません。例外は耐久性というか安全性を度外視して自分をチューンしちゃったフローリアン。これはレイ博士の予想外のことで、どのぐらいの能力を持つのかは博士にもわかりません。
通常型アクトレス?では最強のクインとの決戦の直前、レイ博士が危惧しているのはクインそのものの能力ではなく、優の妙な能力(例のオリエンタルガールのパワーupをしたり動きを規制する能力)の方です。オリエンタルガールとクインではそのぐらい隔絶した能力差があるということでしょう。

その隔絶して強いはずのオリエンタルガール、意外にもクインに敗北してしまいます。それはなぜか。
前にも書きましたけど、妹を再起不能にされたクインの復讐の執念、予想外の武器(ショックナックル)の装備などクインの側に有利な点がありましたけど、オリエンタルガールの側にも不備があったと思われます。
まず、上に書いたように彼女の経験不足。オリエンタルガールが現れたのはレズビオナンが日本に進出してきてからです。フローリアン、ナース&ワイト、クエスと3回しか実戦を経験してません。それに対してクインは世界各地を転戦してきているはずですので、経験値で勝っていた。

もう一つはオリエンタルガールって戦うことにあまり意義がないんですよね。表向きは日本の少女を守ると言ってますけど、実際の動機はミニスがレイ博士を愛しているという個人的な理由です。それで妹を酷い目にあわされた、しかも人一倍妹思いの経験も戦闘力も十分な相手に対するのは厳しい。
優のことを気にかけているようではありますけど、それもどちらかというとレイ博士の作戦、つまり優をつけねらわせることによってレズビオナンのアクトレスをおびき出すことの付け足しのような感じ。少なくともクインとの対決まではオリエンタルガールの優に対する感情はクインの妹に対する想いほどの強いものではないように見えます。

レズビオナは自分の帝国の版図を広げるために、フローリアンやクエス、クイン、レイ博士はそれぞれレズビオナの寵愛を受けるために戦ったり陰謀を巡らせたりしてます。それに対してオリエンタルガールはレイ博士の陰謀の手先に過ぎず、協力する理由は中の人のミニスがレイ博士を好きなだけという。つまりオリエンタルガールは実はこの作品の登場人物の中でもっとも虚しい戦いをしているのでした。ちょっとかわいそうです。

経験値・練度と士気で劣る、そんな状態ではスペック上で上回っていても、相手が強敵の場合、敗北してしまうのは致し方ないと思いますね。
Lv1のIowaでケッコン済の金剛(しかもキラキラ)となぐり合うようなものかな。>艦これ脳

前にも書きましたけど、変身して現れるオリエンタルガールは中の人の能力を多方面で強化する拡張機能や強化兵装のようなものかと思います。その点からも実体がない、哀しい存在です。

ただ、彼女の虚しい奮闘は最後に報われます。なんといっても自分を愛してくれる人(優)の存在を意識することで、戦うことに明確な意義を持てたこと。その優を自由の身にすることができたこと。あとはレズビオナに認められたことも一応報われたことになりそう。
優の存在を意識して戦うことによって、心身ともに完全に最強の存在になったというのがわたくしの意見であります。
フローリアン?
彼女は強いけどいずれ崩壊する運命にあったのは明白。あの戦いの趨勢では最終的にオリエンタルガールが勝利するのは確実です。

「黄色魔術オリエンタルガール」は確かにエロ漫画であります。そして読んでいるわたくしもエロ親父ではありますけど、実はそういうところだけではなく、意外な人物描写に惚れているというお話でございました。
by namatee_namatee | 2016-07-07 22:35 | book | Comments(2)
Commented by colonel-mogy0079 at 2016-07-08 00:06
一生懸命読みましたけど、途中でなぜか笑えたのです。赦して下さい。真面目すぎて。。。
そして、なまさんがブログのタイトルにガンダムの台詞を使っていたので、なんとなく違和感感じてました(とは言え、まだあなた様のことをそれほど知っているわけではないのですがw)
ガンダム、とくにファーストから逆シャア、F91までは専門なのでなんなりと。
「まだだ、まだ終わらんよ」、は、ご存知の通りZの最終局面で、かつて慕われたハマーンのキュベレイと一騎討ちした百式のクワトロが言った言葉ですね。

それはそうと、いまへきるさんの2004年武道館見てますけど、やはりこの人はただ事ではないですよね。他と比べても仕方ないですけど、やっぱこの当時でも今でも、なかなかこれだけのコンサートやれる人はいない。まぁいまより若いし体力的な面もありますが、魅力が弾けてますね。でも歌唱力は今の方が上と思いますから、いまできる形のバンド演奏も聴きたいな。
Commented by namatee_namatee at 2016-07-08 08:19
>colonel-mogy0079さま
いやぁ、本文にも書き、フラフープさんにも言いましたけど、普通にストーリーを解説したのではなんだか焦点の定まらない煮え切らないエロ漫画としてしか伝わらないんですよ。>黄色魔術オリエンタルガール
なのでこのエントリーと見比べながら単行本を実際に読んでみるともっと笑えると思います。w

ただ20数年間、ずーっと心の奥深くに「オリエンタルガール」という名前は在り続けてましたし(詳細は忘れながらも名前だけは覚えていた)読んだ当時もドキドキしたし、今でもそれは同じ。そして資料や証言が多く手に入るようになった今、再度見直してみると、煮え切らない、ストーリーやシチュエーションに穴・無理があると思っていたところが、意外にもまとまっている事がわかり、情熱に再点火といったところですね。
そして、レイ博士が内部の人間で陰謀を企てているとか、レズビオナンのアクトレスが西欧の女性なのにたいして、ライバルが「オリエンタルガール」だとか、完顔阿骨打先生の才能みたいなのが感じられるんです。

>ガンダム
違和感ありますか。w
一応、ガンダム関連では1stをリアルタイムで見ました。打ち切りになるほど人気がなかったあの番組を一人で熱狂して友人に勧めまくっていましたので、この点にかんしてなら先見の明があったと自慢できそうです。w
もっともZでついていけなくなりましたけど。(汗

2004年の武道館は良かったですね。>椎名さん
われわれは「ああ椎名さんだ」ぐらいに観てますけど、世間一般では「声優」という商売の人で、あの映像観ながら「この人、声優さんですよ」と教えたらみんなびっくりすると思います。
アコースティックライブ好きですけど、たまに右腕がムズムズするのは認めます。w
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