愛の行方

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ついにやってきました。w
「COMICパピポ」の1993年11月号と1994年5月号。「駿河屋」さんに5/21に発注して、到着が本日(6/1)。およそ10日ですね。1993年9月号のときもほぼ同じ日数で届きました。これを普通と思うか、時間がかかり過ぎと思うか。Amazonとかヨドバシさんとかを基準にすると、ちょっと遅い?
駿河屋さんにはもうだいぶ前からお世話になっておりますけど、届かなかったり、一方的にキャンセルされたりしたことは一度もないので、待っていればいずれは来るという感じですかね。その点では信頼できると思います。
ただ、ほぼ毎日「タイムセール」のメールが来るのがなぁ。さっさと発送しろと言いたくなるのが人情ってもんでしょう。w

愛が必要。
さて本題の「黄色魔術オリエンタルガール」。最終話の掲載されている「COMICパピポ 1994年5月号」が手に入ったことで、ついに20数年を経て結末を知ることができたわけですけど・・・え?そういうオチ?という感じ。w

順を追って説明しましょう。w
無駄に長い上に、なにか役にたつとか、教養が深まるとか、そういうことは一切ありませんので、興味がない人はここから先を読む必要はないと思います。(汗
いやまあ、わたくしの「ヨコハマ買い出し紀行」の考察で得たノウハウと能力を無駄につぎ込んで20数年前のどうということはない、作者ですら成功したとは言い難いというスーパーマイナーなエロマンガを解説・考察するとどうなるのかという顛末を見るのも一興かも。w

とりあえず単行本での話の流れはこちら。このざっくりとしたあらすじに書いたことがかなりの部分で伏線になっております。もちろん、わたくしは知らずにあらすじを書いたわけですけど、それが思いっきり伏線になっています。
例えば一番最初に登場する雑魚キャラ、これが雑魚とも言い切れないと申し上げましたけど、話が進むにつれて最強の敵となって立ちはだかるという。1994年1月号と3月号が抜けているので、話が繋がらなくて詳しい経過はわからないのですけれども、最終話ではレズビオナンの首領のレズビオナから首領の座を奪っている。
また、相手を殺さないのが不思議なんですけど、その理由も(正当かどうかは別として)明らかになる。

あらすじに書きましたとおり、「オリエンタルガール」を作り出したのはレズビオナン帝国に属するレイ=バッハ博士で、その「オリエンタルガール」がレズビオナの配下のアクトレスと戦うのはなぜか。当然ながら「オリエンタルガール」をレイ=バッハ博士が調整しているのはレズビオナを始めとするレズビオナン帝国の首脳部には秘密にされております。そして「COMICパピポ」1993年9月号の時点で、それがバレかかっている。
雑魚キャラ(名をフローリアンという)が、話の最初で「オリエンタルガール」に一蹴されて、レイ=バッハ博士のところで「調整」というか治療されているうちに、「オリエンタルガール」に妹を再起不能にされたレズビオナン最強のアクトレス「クイン」と「オリエンタルガール」が戦って、「クイン」が気合いでスペックの差をヒックリ返して「オリエンタルガール」を破る。が、この話の主役の少女、最初に「オリエンタルガール」に助けられた少女(優という)が「オリエンタルガール」の落とした変身用のカードで「オリエンタルガール2号」みたいになって「クイン」を破るけれども、自分も力の制御ができずに倒れて、結局「オリエンタルガール」も「クイン」も「優」もダウンして終了。捕らえられた「オリエンタルガール」はレズビオナの寝室で正体をはかせるために陵辱されてメロメロになりながらまだ抵抗し続ける、というところがが単行本に描かれている「黄色魔術オリエンタルガール」のストーリーです。

そして「COMICパピポ 1993年9月号」では「クイン」はなぜ「優」があのような能力を発揮したのか不可解に思い、任務は遂行したものの納得していない。っていうか、「優」に思いっきりやられたのにダメージないのが不思議です。>クイン
そんなことをしているうちに調整が終わったフローリアンが登場。フローリアンは未熟なんですけれどももともと野心家で、いずれはクインなどのより上級のアクトレスを蹴落として、自分がレズビオナのお気に入りになろうと思っている。なので、急いでアクトレスとしての能力upをしたいのですけれども、急激なアップデートは身体的な負担が大きいということでレイ=バッハ博士に諌められている。だがしかし、血気にはやるフローリアンはレイ=バッハ博士がいない間に勝手に自分のアップデートをしようと画策し、その過程で「オリエンタルガール」と戦ってダメージを受けてレイ=バッハ博士に調整を受けたアクトレスが能力をなくす方向にチューニングされていることを知る。これがレイ=バッハ博士の陰謀(のひとつ)です。
そして自分で勝手にアップデートしたフローリアンはその強大な能力で今まで歯が立たなかったクインを一蹴して陵辱、レイ=バッハ博士に陰謀の理由を問い詰める。というか、アップデートで得た能力で相手の心を読んで、すべての真相を知る。

次が「COMICパピポ 1993年11月号」。相変わらずレズビオナに陵辱され続けているオリエンタルガール。だがしかし、レズビオナの興味は優の方に移り始める。それをオリエンタルガールが「知りたいのはオリエンタルガールの正体じゃないのか」と訴える。ここでそもそもレズビオナが優に固執するのはレズビオナが優に一目惚れしていたからということが判明。・・・うーん、という感じ。嫌な予感がします。w
そこへフローリアンに捕らえられたレイ=バッハ博士が現れる。フローリアンは以前にやられた仕返しで弱っているオリエンタルガールに打撃(どういう技なのかは不明)を与えて完全に変身を解く。と同時に、レイ=バッハ博士が裏切っていたこと、オリエンタルガールの正体はミニス=トゥリーという女性ということをレズビオナに告げる。そしてオリエンタルガールの反論で、レイ=バッハ博士の陰謀の全貌が完全に明らかになる。どうもオリエンタルガールは変身を解くと普通の女の子の口調になり、弱気というか従順になるようですね。それまで呼び捨てだったのがここでは「レズビオナ様」となっています。

そのオリエンタルガールによると「レイ=バッハ博士はレズビオナ様を愛していたので、他のアクトレスを無力化して自分だけのものにしたかった」という。ちょ、おま。w
まったく自分の利にならない戦いに身を投じるのはなぜだというレズビオナの問いにオリエンタルガールは「レイ=バッハ博士を愛しているから」と。ちょ、おま。ww
「オリエンタルガール」の使命は日本の少女を守るんじゃなかったのかと。

それを聞いたフローリアンは自分も同じでレズビオナの歓心が欲しかったんだけど、レイ=バッハ博士のために自分を犠牲にして戦う道を選んだオリエンタルガールを見て、これからは自分が首領になると宣言。首領になればレズビオナも自分のものになるからですと。ここで1993年11月号の「黄色魔術オリエンタルガール」は終わります。

次の2号分、つまり1994年1月号と1994年3月号でどのようにストーリーが展開したのかがわからないのが残念なところ。
そして「COMICパピポ 1994年5月号」の最終話。当然ながら最終決戦になっております。当たり前ですけど、対決しているのは「オリエンタルガール」と「フローリアン」。クインも登場しますけど、やられているようなのでフローリアンに歯が立たなかった模様。
オリエンタルガールは変身しているので、1994年1月号と1994年3月号のどこかで復活しているのでしょう。たぶん優の持つ不思議な力が関係していると読んでいますけど・・・以前と衣装が変わっているので、よりパワーアップしている可能性が高い。
ここでオリエンタルガールの攻撃を受けたフローリアンが錯乱する。それまでこの「黄色魔術オリエンタルガール」では誰も相手を殺すという意図を持つことはありませんでした。妹を再起不能にされたクインですら、仇のオリエンタルガールを殺すことはないと言い切ってますし、そもそもその妹のクエスもオリエンタルガールは行動不能にしただけでそれ以上の危害は加えておらず、それどころか動けなくなったクエスをレズビオナンのアジトの近くまで送っていっている。前述の通り、このお話では優を除く全ての登場人物は直接的間接的にレズビオナの歓心を得たいと考えているので、行動の目的が殺す殺さないという問題ではないんですよね。
だがしかし、フローリアンは明確にオリエンタルガールと優を殺すと宣言する。オリエンタルガールも「優ちゃんに手をだすことは許さないわ!」とかいって最終最強の必殺技「M16」(なんだろ、このネーミング。やっぱり「YMO」関連かな?雷電の10倍の電荷だそうです。)を出す。これが通じなければ次はないというところで、フローリアンは大ダメージを受けるものの、ギリギリ耐えちゃう。そして反撃。オリエンタルガールを弾き飛ばし、かばう優もろとも次の一撃で殺そうとしたところへレズビオナが介入するものの、これも弾き飛ばされる。いよいよ優とオリエンタルガールにとどめというところで、それまでに蓄積されたダメージや無理なパワーアップのせいか、崩壊(collapse)を起こして自滅しちゃう。ただし気絶しただけで命は落とさない。
そして、レズビオナは全ての事態の終了を宣言。オリエンタルガールの怪我を気遣いながら優を家に送るように頼み、レイ=バッハ博士にはクインたちの面倒をみるように言う。
最後に優はオリエンタルガールとはもう会えないのかと問い、オリエンタルガールは優にキスをしてお終い。数週間後、優の家の机にオリエンタルガールのカードが・・・

これが2002年ごろの某巨大掲示板のヒロピンスレでほんのちょっとだけ話題になった「黄色魔術オリエンタルガール」の単行本の続きということになりますね。あの書き込みをした方(18番目のレスの人)、読んでますかー。完全ではありませんけど、こういう結末だったんですよー。w
そして20数年間、わたくしが心のどこかで恋をし続けた「オリエンタルガール」の結末でもあります。

とはいえ、突っ込みどころが多すぎて、どこから突っ込んだらよいか。w
まずなんといっても「オリエンタルガール」の正体があっさり知れちゃうのがつまらない。いずれ知れるにしても、それに意味をもたせて欲しいところですね。レズビオナ様はオリエンタルガールの本名がミニス=トゥリーだということを知っても特になにか変化をおこすわけでもない。全体の話の流れから行くと、ミニス=トゥリーもレズビオナン帝国の一員のような気がするんですけど、それを知っても特に反応も示さないし、これは正体を知りたかったというより、「オリエンタルガール」の特別な能力について知りたかったのかもしれませんね。
その能力、他のアクトレスが変身しないのに対してオリエンタルガールは変身という特別な能力を持っているようです。正体を隠蔽するための能力なんでしょうけど、上記のとおり、変身前と変身後では口調を始め人格も変わるようで、変身した状態では凛々しくて、変身を解いた状態では普通にレズビオナ様に従順という二面性はよろしいですね。萌える。w

戦いというか騒動(これは騒動というのがふさわしいと思います。w)の原因がレイ=バッハ博士がレズビオナ様を独占したかったというのは、これはちょっとなぁ。まあ全体として、殺す殺さないの話がほとんどでてこないということで、そういう愛憎とかの甘い理由付けのお話でも整合性はあると考えられないこともないんですけど、やっぱりここはもう少しシリアスに行って欲しいところでした。
このお話、登場人物のうちフローリアンを除いては本当に悪い奴がいないんですよ。レイ=バッハ博士はなんらかの復讐のため(例えば恋人として愛していたアクトレスをレズビオナに奪われたとか、無理な指示に従って調整して死なせてしまったとか)に陰謀をめぐらして欲しかったですね。オリエンタルガールはレイ=バッハ博士と利害が一致する(奪われた、あるいは死んじゃったアクトレスの妹だとかで同じようにレズビオナに復讐を誓っているとか)立場の方が面白いと思います。
レズビオナ様も最後の方では良い人になってるし。唯一の悪役のフローリアンも含めて、もちろん優やオリエンタルガールも気にかけているようです。
となるとフローリアンが気の毒ですよ。人一倍、レズビオナへの執着が強いだけなのにレイ=バッハ博士の容赦ない妨害の犠牲になっただけ。ちょっとかわいそう。

最強の存在である「オリエンタルガール」の強さがはっきりしないのも残念なところです。一応、最終話の段階で安定した能力を発揮できる最強のアクトレスであるということはわかります。以前、オリエンタルガールを破ったクインはフローリアンにやれているようで、そのフローリアンはオリエンタルガールの最終技に耐えますけど、とどめの一撃を加える寸前に崩壊を起こしてしまいます。レズビオナが妨害していますけど、オリエンタルガールはとどめの一撃に耐える可能性がありそう(ただし庇っている優は危険)。安定した能力を発揮するということでは、やはりオリエンタルガールの方が強いということなんでしょうけど、わかりづらいですよね。

わたくしだったら「オリエンタルガール」は完全無敵、能力的には他のアクトレスとは隔絶した存在にしておいて、それを逆転させるとしたら、クインのように身内をやられた憤りとか、あるいは人質をとっていうことを聞かせる、決定的な弱点を設定してそれをつく、そんな感じで、敗北の屈辱を演出します。スーパーヒロインってのは強さと脆さのコントラストが強くないと。w

なにはともあれ、グッドエンドで良かったと思います。この手の話で後味の悪い終わり方は嫌いなんですよ。ましてや、こんなに長い間気にし続けたお話がひどい終わり方だったりしたらガッカリです。その点において、わたくしは「黄色魔術オリエンタルガール」を気に入って良かったと思っております。

そしてこの結末が「黄色魔術オリエンタルガール(小)」の存在をより際立たせる。w
おそらく10年後ぐらいに描かれた「黄色魔術オリエンタルガール(小)」、散りばめられたオリジナルの「黄色魔術オリエンタルガール」のエッセンスみたいなものをたまらなく愛おしく感じます。なにより優の前を去ったオリエンタルガールが10年後にロリ化して現れるんですから、アクトレスは歳をとらないどころか(ry
優に再会する可能性もあるわけで、それを想像しただけでwktkが止まりません。

っていうか、わたくし、本気出したら二次創作で小説とか書けちゃいそうなぐらい好きです。>黄色魔術オリエンタルガール
書かないし、書いても誰にも見せませんけどね。w
by namatee_namatee | 2016-06-01 23:09 | book | Comments(6)
Commented by 猿実 at 2016-06-02 00:06 x
私なんてアメリカAmazonで物買ったら、4個買った内のひとつが、2か月も待たされてますよ(まだ届かず)
それに比べたら10日なんて可愛いもんだと思いますよ(ToT)
Commented by namatee_namatee at 2016-06-02 08:35
>猿実さま
海外と比べられるとは駿河屋さんもなかなかのものですなぁ。w
実はわたくしも米国Amazonで買い物をしたことがあるんですけど、Amazonってすぐに来るイメージで、それは米国でも同じと思い込んでいたら、まあ普通の通販なみに時間がかかったのを思い出しました。
あ、日本のAmazonでも1,000円ぐらいのタブレットPCのカバーを買ったら、中国から発送で3週間待ちとかありましたね。プライムなのに。w
Commented by colonel-mogy0079 at 2016-06-03 01:08
長い、長いっす!長すぎます!

ということで、あとでもう一回読みます。
わたしは10thアニバーサリーライブのDVDでムフフしておる最中ゆえ。
Commented by namatee_namatee at 2016-06-03 10:28
>colonel-mogy0079さま
もともとはもう少し長かったんですよ。w

恐ろしくマイナー、でもネットを詳しく検索していくと、数は少ないながらこの作品になんらかの影響を受けた人がいらっしゃるのがわかります。もっともその影響ってのが後半分の単行本が出なかったことで、打ち切りと思っていた(わたくしもその一人)というのが大半ってのがなんともですけど。
それでも続きが読みたいという心残りがある人がいるということは、狭い範囲の嗜好を持つ人になんらかの魅力があったということで、それにわたくしも共感するので、入手できた資料からできるだけ詳しくレポしようと思った次第です。
文章にすると長くなってしまうんですけど、スキャンしてupはさすがにできませんし。w
Commented by フラフープ at 2016-06-04 14:53 x
スキャンしてメールというのは?w
Commented by namatee_namatee at 2016-06-04 20:15
>フラフープさま
いやだから、そういうあからさまな違法行為はダメですって。w
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