不謹慎

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あいかわらずウチのタイムラインでは気違い沙汰の自粛ネタとマスコミ叩きネタと、ここ1-2日はMV-22オスプレイのネタが飛び交っております。はたから見ている分にはどうってことないけど、変なこと呟いて当事者になるのはまっぴら御免なので、厳しく自制しているところ。なので、ネタはわたくしの王国であるこのブログで書くのでした。w>卑怯者

「クライマーズ・ハイ」という映画がありましてね。原作は小説ですけど、TVドラマと映画(2008年公開)があって、わたくしが観たのは映画の方。日航123便の事故のときの群馬県の新聞社を舞台としたお話です。
ここのところのマスコミ叩きネタを見ていて思い出したのが、この「クライマーズ・ハイ」でした。ここで描かれる新聞社の人々の考えていることや行動に対してわたくしが感じた違和感が、今のマスコミ叩きをしている方々にも共通するものなんじゃないかなぁ、と思いまして。

「クライマーズ・ハイ」の主な登場人物は当然ながら新聞社、それも記者の方々が多いのですけれど、彼らのテンションの高さは大変なもの。そこには上記の何か大きな事故・事件があったときの自粛などという概念はない。いやまあ、それらを報道するのが仕事なのですから当たり前です。w
それにしても、単純すぎやしないかと。「伝えること」が至上なんですよね。その使命感たるや、昼夜を問わず仕事に打ち込むというか身をすり減らすというか、そういうことを厭う感は全くありません。2016年現在の一般的な職場ではありえない熱気に満ちております。
全てがその「伝えること」に収斂していく感がありまして、ありがちなことなんですけど、その結果までの行動に問題があっても「伝えること」という大義名分の前には些細なことと断じられる傾向がある。ちょっと怖いんですよ。
すごい勢いで突っ走っていく彼らも、ふとそういうことに気がつく瞬間があるみたいで、それがドラマのネタになっているんですけど、結局は「報道とはこういうものだ」と無理やり気味に言い聞かせて、それまでの行動に邁進するという。
スクープをとること、独自に取材すること、こういったことに異常にこだわりがあるようで、絶対に譲れない線があるみたいなんですよね。それでも記者の方それぞれに考え方の相違はあるようで、それが原因で軋轢になったりします。わたくしのような外野のものにとっては、報道なんてものは主観を交えずに淡々と起きていることを伝えてくれれば良い、ぐらいに思っているんですけど、実際は取材や編集方針とか、伝える側の主観が思いっきり入っておりまして、彼らはそれこそが自分たちの存在理由だと思っている節がある。そう思ってないと、それこそ存在理由がなくなりますからね。w
なんていうか「文系」のわるいところ全開みたいな有り様。

航空機の事故の話なので、新聞社にとってはそれがどこに落ちたのかが極めて重要な問題らしい。これ、すごく違和感がありました。警察とか消防などの救出・救命を担う方々には事故の起きた地点は極めて重要な情報ですけど、新聞の読者にとっては群馬でも長野でも、とにかく事故がどんな状況なのかということがもっとも重要なのに、記者の方々にはまず「群馬か長野か」が大事みたいな感じ。ここら辺は地方紙ということもあるわけですけど。地方紙ならではの独自性を維持できないと全国紙、朝日新聞などがあれば良いということになりかねないわけで。
それにしても、どうも一般人の感覚とはかけ離れているんですよね。そういうこと言ってる場合か?と言いたくなるわけですけど、テンションとエネルギーは有り余っているみたいで、動き始めるとすごい勢いで突っ走っていくわけです。そして、突っ走っていく記者に対して、各ポジションの責任者の思惑みたいなものがあれこれと干渉して面倒臭いことになるわけですけど、ここら辺もわたくしなどからみると「そんなことどうでも良いじゃん」と思うようなことなんですよね。

そういった感じで、この「クライマーズ・ハイ」では「伝えること」「報道すること」に邁進する、なんていうか「狂信」みたいなものが、彼らにはあるような印象を受けました。日航123便の事故は1985年ですから、時代的にまだまだ「熱血」なころでした。それは現代ではかなり時代遅れに感じるわけですけど、もしかして現在の彼らはまだその世界にいるのではないかとも思います。
これを時代遅れと感じるか否かの認識の落差が、今回のマスコミ叩きの大元にあるんじゃないかなぁ、などと思う次第でございます。完全なネット世代とはいえないわたくしですら、この映画でみた彼らの価値観は時代錯誤的に感じるわけですから、純然たるネット世代の人々には理解しがたいメンタリティである可能性が高い。前述の通り、今や報道なんて主観を交えず必要な情報をそのまま伝えてくれれば良いと思っている人が多いと思われますので、かたや「報道とは!」といきり立っている世界の方々とのその意識の相違たるや大変なものでしょう。

実際にはマスコミの人間がすべて害悪なわけはありません。当然ですけど。わたくしですら感じる、この時代感覚の変化を優秀な彼らが感じていないはずはなくて、当然対応した行動を取っている人が大半なわけですけど、それでも「伝えること」という分野に関する彼らの優位の低下とか、それに伴う予算の減少などにより、全体の質の低下みたいなものはあるのかもしれません。そして別に報道がどうのなんて意識を持たない我々にも、テクノロジーの進化によって、多くの人に何かを伝える手段が手に入ってしまいました。これらが重なり合って、今回のような事態になっているのだろうなぁ、と思います。

などと真面目っぽいことを書いてますけど、実はネタがないだけで(ry
図は本日行ってきたFIATのディーラー。ウチのFIAT 500s「シイナ2号」の初回点検でございました。一階の商談用テーブルとは別に、点検などの待合用にロフト状のラウンジがあるんですって。FIAT 500程度で大げさな、とは思いましたけどありがたくアイスティーをいただいておりました。ちなみに仕事もお休みをいただき、待ち時間にはkindleでDLした環望先生の「ウチのムスメに手を出すな」を読んでました。1巻はだいぶまえに普通に単行本で買ったんですけど、2-3巻をkindleで。こういうちょいエロのスーパーヒロインもの大好き。w
不謹慎にもほどが(ry
by namatee_namatee | 2016-04-20 23:00 | diary? | Comments(2)
Commented by at 2016-04-21 00:07 x
テーマとオチの落差がひどいw
Commented by namatee_namatee at 2016-04-21 07:47
> 暴さま
本質的に不謹慎な人間ですので、こういう落とし方しかできませぬ。w
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