胸熱

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Galaxy A8のカメラ、こうしてみると意外にやりますね。ちょっとピントの合う範囲、いわゆる被写界深度が浅いような気がしますけど、たぶんF1.9というレンズのせいでしょうな。
まあiPhone 6(Sじゃない)と同等と言ってもよろしいのではないでしょうか。iPhone 6の方にはちょっとカメラらしい味わいみたいなものを感じ、Galaxy A8はもっと無味乾燥な印象ではありますけど。

図は月刊アフタヌーン2006年7月号に掲載された「峠」。(出典は「ヨコハマ買い出し紀行」新装版第10巻より)
「ヨコハマ買い出し紀行」は2006年4月号まで連載されていましたので、その3号あとになります。見て分かる通り、セリフの内容から言っても「ヨコハマ買い出し紀行」の後日譚であるのは明白。おそらく最終話よりさらに数十年から100年ぐらい後の話ではないかと思います。最終話の時点ではまだヨコハマには人や物資の交流があり、東国エリアは北国(みちのく)への抜け道ではなかったですからね。

この短い作品からわかる事は
・最終話の後も人口は順調に?減り続け、関東地方(東国エリア)はほぼ無人と化している
・カフェアルファは存在し、その存在は他の地方(まだ人の住んでいる)で語り継がれている
・そんな状況でも人類は秘湯探検する余裕があり、穏やかな余生を送っている様子
こんなところでしょうか。

反対に謎としては
・登場するカマス、アヤセの相棒なのか、それともその子なのか、それとも全く違う個体なのか
・三浦半島が東のどんづまりと言われているという事は、関東地方の他の地域は水没している?

そもそも、この女の子が何者なのかが謎ですね。なんとなくサエッタか、その子孫のような気がしますが、それは希望的な見解ではあります。まあカフェアルファについて「いつも話に聞いていた」とありますので、タカヒロ&マッキの直系と考えるのが自然かなと。じいさんばあさんになったタカヒロとマッキが、孫だかひ孫だかのこの子に「東のどんづまりにカフェアルファという喫茶店があって、そこにはアルファというロボットの人が(ry」とか言い聞かせていたと思うと泣きたくなるぐらいに胸熱です。

そしてその数十年か数百年後に今度はオメガがカフェアルファを目指すことになるのでした。
by namatee_namatee | 2016-01-21 20:57 | book | Comments(19)
Commented by ふき at 2016-01-22 01:00 x
お久しぶりです。(^^

僕は、『峠』の中では、
「全長が夕凪時代よりも10倍近くにもなってしまっているカマス」を、
最も謎に感じています。

40話でカマスたちが集団婚活(笑)していましたが、
飛び交うカマスたちのサイズは似たり寄ったりで、
「峠」のような巨大な個体はいなかったようです。

また、「あれは『カブのイサキ』への伏線だ」と考えているファンも一部にいるようですが、
イサキ世界で10倍になっているものは、ほとんどが「地面と関連しているもの」ですから、
飛行生物であるカマスが10倍になるのはおかしいように思えます。

(また、少女の周りに生えている植物は、特に大きくなっているようには思えません。
 『峠』を読む限り、カマスだけが特異な変貌を遂げているんですよね…)

いつか、納得できる答えに辿りつきたい… と思っています。(^^
Commented by シロ at 2016-01-22 09:50 x
>なまさん
私も昨日、ふと思い出してこのページを開いてみました。>峠
崖から飛び降りるシーンではいつも「おいおい!」と思ってしまいますw
でも、これは逆にいえば、少女とカマスの間には強い信頼関係が築かれていることの証でもあるでしょう。

少女は西の方から東国にアクセスしていますし、出身が浜松あたりだとしても矛盾は生じません。
タカヒロ、マッキの子孫だったとすると、アルファは出会ったら泣いてよろこびそうです。

カマスの大きさの違いについてはなんとなく例の相変異も絡めて考えているのですが、それにしてもちょっと差がありすぎますね。
Commented by namatee_namatee at 2016-01-22 12:58
>ふきさま
お世話になっております。今年もよろしくお願いいたします。

カマス・・・アヤセの相方だった彼(彼女?)が、いろんな事情でマッキ→この女の子と順番に主人(カマスがそう認識しているかどうかは不明ですけど)を受け継いできているのかもと考えたりしました。時間の経過で大きく成長したのかな、と。ただ、その場合はあの霞ヶ浦湖畔にいた野生のカマスもみんな巨大化しているということになり、あそこら辺はちょっと人が近寄れる場所ではなくなっている可能性がありますね。(汗
カマスの生息地が霞ヶ浦湖畔のあの場所のみというのならとにかく、日本中にあんな巨大な肉食魚、しかも飛ぶ奴がいたら大変です。w

「カブのイサキ」につなげる話は、わたくしも3割ぐらいは賛同します。ただし直接ではなくて、なんだかわからないけどでかくなった生物やモノというような、作品の元ネタというかプロットというか、原案?アイディアみたいなものが当時の芦奈野先生が持っていたんじゃないかぐらいです。カマスは「カブのイサキ」では飛行機になったんだろうなぁ、と思ってます。

突然「ヨコハマ買い出し紀行」の読み切りとかが出ることがあれば、あるいは明らかになるかもしれません。w>カマスの謎
Commented by namatee_namatee at 2016-01-22 13:03
>シロさま
この女の子は「カマス使い」の末裔なんでしょう。アヤセとカマスの関係は対等に見えましたので、まさにお互いの信頼の上に成り立っている行為ですよね。>崖からダイブ

マッキは「カマス使い」の道は諦めたようですけど、たぶん未練みたいなのはあってなにかの折にサエッタかその子、あるいは親戚にアヤセとカマスの話をしたりして、そういう繋がりではないかと想像しております。
この線で「ヨコハマ買い出し紀行」の続編を・・・これ以降、お話の展開がなかったという事はもう続きは無いということなんでしょう。(汗
Commented by ふき at 2016-01-22 23:15 x
■ なまさん
> アヤセの相方だった彼(彼女?)が ~ 時間の経過で大きく成長したのかな、と

(うろ憶えですが)太古の恐竜などは、哺乳類のような高度な成長管理を持っておらず、
歳をとるに比例して際限なくドンドン大きくなっていったそうです。
(そのせいで、長生きが困難だったのだとか)

ただ、すべてのカマスがあのような巨大な体躯になるとは、
作中で10年ほど描写されてきたアヤセとカマスの様子からして考えづらいので、
ごく少数存在する奇形なのかもしれませんね。(^^


天性のカマス使いの資質を持っていた「マッキの直系の子孫」が、
特異な成長をとげた巨大カマスと親しくなって、
(アヤセのように)世界の真実を自分の目で確かめるために一人旅を続けている…
というのが、『峠』の構図なのかもしれません。


> 「カブのイサキ」につなげる話 ~ 作品の元ネタというかプロットというか、
> 原案?アイディアみたいなものが当時の芦奈野先生が持っていたんじゃないかぐらいです。

僕もそう思います。

「ヨコハマ」と「イサキ」の2つをカッチリつなぐのではなく、
「(人間以外の一部のものが)極端に大きくなったら、新たな物語がつむげそうだぞ」
といったヒラメキを加えたのが、『峠』ではないかと思っております。

そもそも、「イサキ」はどう見ても、
『ヨコハマより後の時代の話とは思えません』し…(笑)
Commented by ふき at 2016-01-23 00:00 x
■ シロさん
> 崖から飛び降りるシーンではいつも「おいおい!」と思ってしまいますw

★よくアニメなどで、女性キャラが転落してしまい、
それを助けるためにパラシュートなどを装備した男性キャラ(彼氏とか)が
追いかけるように飛び降りて、

『俺は絶対にお前を助ける! うおおおおおおおお!!』などと気合を入れると、
「落下速度が増して」彼女に追いつき、見事 救助成功というのがありますが、
あんなことは絶対にありえません(笑)

というのも、一度 自由落下をはじめた物体は、
その大小・質量にかかわらず「毎秒 9.8メートル」の一定割合で加速を続けるので、
『先に落下を始めたもののほうが、後から落下を始めたものより、常に速度が速い』
ためです。


★つまり、先に崖からダイブした少女に、巨大カマスが追いつくことは決して無く、
(少女は特に空気抵抗の大きそうな服装ではありませんでしたし、
 むしろ巨大な羽を持つカマスのほうが、空気抵抗を受けて速度が落ちそうです)

憐れ、少女は崖下で絶命…

「峠」の最後のコマは、「小田原あたりまで 一気に行けるかな」「せめて湯本…」
と言いながらフワフワ飛んでいく少女の魂、という図が、正しい結末になります(←ひどい)


★抜け道があるとしたら、
『少女の落下前から、すでに巨大カマスが近辺を高速で飛行していた』ケースです。

これなら、たとえば落下して 1.5秒後 ぐらいであれば、
少女の速度は「時速53キロ」、落下距離は「11メートル」 ぐらいなので、

時速80キロぐらいで近くを滑空していたカマスが、接近して少女をキャッチ…
という流れの可能性はありそうです。(^^
Commented by namatee_namatee at 2016-01-23 08:02
>ふきさま
せめてアヤセのカマスの子の成長が描かれていれば多少の手がかりになるんですけど、それもありませんし・・・
仮にこの巨大カマスがアヤセのカマスそのものかその子孫だとすると、奇形というかなにか特別な個体ということなのかもしれません。子を産む(卵生かもしれませんけど)というのが珍しいような雰囲気もありましたし、そもそもカマスが人間に慣れるのが珍しいのかも。

もしや、人に飼われる(飼われているという意識があるかどうかは疑問ですけど)カマスは野生のカマスより良好な環境にあり、特に長生きするとかでしょうか。そうなると野生のカマスのおかれている環境は厳しいということになりますけど「夕凪の時代」で特に水資源が枯渇しているという感じもないし謎が増えるだけです。w
Commented by シロ at 2016-01-25 15:28 x
>なまさん
カマス使いも素質がいるんでしょうね。マッキは苦も無く子カマスを引っ張り出してましたし。

>ふきさん
少女とカマスの信頼関係は物理学をも超えるのかもしれませんw
じつはカマスは別に推進力を持っているとか。
Commented by namatee_namatee at 2016-01-25 20:40
>シロさま
マッキは特別な素質をもっているのでしょうね。そこでなぜマッキが?ということになって、また謎が増えると。w
カマスは飼い主?の視線を読んで飛ぶらしいので、この巨大カマスも少女が飛び出す前に呼ばれていると思います。「行こうか!」の時点ですでに加速して背後に接近中なんですよ、きっと。
Commented by シロ at 2016-01-26 10:33 x
>なまさん
アヤセとマッキはどこかで血がつながっているのかもしれませんw
カマス使いという職業?はあの時代でもそこまでポピュラーではないようですし、誰でもできるものではないのではないかと思います。
Commented by ふき at 2016-01-26 18:26 x
■なまさん
> そこでなぜマッキが?ということになって、また謎が増えると。w

多分、そこにはあまり深い意味はなく、
「天性」のものだったのではないでしょうか?

誰に教わったわけでもないのに、なぜかある分野に関して
若い頃からズバ抜けた才能を発揮する子って… たまにいますよね(^^

それでアヤセも、けっこう本気で「マッキに弟子入り」を勧めたのだと思います。
「野に置くには惜しい才能」と感じたのでしょう…


■シロさん
> アヤセとマッキはどこかで血がつながっているのかもしれませんw

でもアヤセは、「マッキぐらいの実力になるまでに何年もかかった」そうですから、
血縁だとしたら「かなり出来の悪い子」ということにならないでしょうか?(笑)

カマスがなかなかバッグから身を出してくれないなど、
かなりナメられているフシもありますし…
Commented by namatee_namatee at 2016-01-26 19:16
>ふきさま&シロさま
天性といえば天性なのでしょうけれど、特に他に取り柄のない(失礼)マッキにカマスとの特別な相性の良さのようなものを描くということに芦奈野先生の伏線みたいなものを感じます。
それが「峠」につながるのではないかと思います。

「カマス使い」という職業?について、あれはまだ歴史の浅いものだと思います。例えば鵜飼のように何代もの歴史があるのではないと。なのでまだまだカマスとの関係が完全でない・・・ナメられたりするのかなぁ、と。
Commented by ふき at 2016-01-27 09:03 x
■なまさん(1/3)
> 特に他に取り柄のない(失礼)マッキにカマスとの特別な相性の良さのようなものを
> 描くということに芦奈野先生の伏線みたいなものを感じます。

★僕は、芦奈野先生は、
「作中に新たな人間関係(アヤセ - マッキ)を作りたかった」ことから
こうした展開にしたのでは…? と個人的に見ています。

アルファさんが旧版8巻の「中部旅行」を終えて、
作中で語りたいところも大方語ってしまった芦奈野先生としては、
今後は「今まで謎だったものを少しずつ明かしていく」
といった流れが主になることが予想され、

連載として読者の興味を維持する「華」をどうするか、
ちょっと悩んでしまったのではないでしょうか?


★(以下はもちろん、僕の憶測なのですが)
そんなときに先生が思いついたのが、

アルファさんとココネ… そしてマッキという、
人気女性キャラ3人による『トリプル主人公』構成だったのだと思います。

従来の主人公であり、語り手的存在の「アルファさん」…

独自にロボットの歴史を追い続けることで、
作中の謎ときの牽引役になってくれる「ココネ」…

そして、上記の2人では表現が難しい「今後の人間的成長」
を表現できる「マッキ」の、3パターンの主要キャラで、
連載の柱を作っていこうと考えられたのでしょう。
Commented by ふき at 2016-01-27 09:06 x
■なまさん(2/3)

★その際、この3人の中で最も能力が低く、
したがって話を自主的に回していくのが困難なキャラが、マッキでした。
(アヤセと会った時点で、まだ11歳の少女なのですから、当然といえば当然ですね)


そこで芦奈野先生が思いつかれたのが、
『カマス使いとしての資質』でした。

それをマッキに与えることによって、
「今までタカヒロが担ってくれていた役割」を彼女に引き継がせ、
「世界の謎」を追っている(したがって、ココネ同様 謎ときの牽引役になれる)
アヤセとの絡みを引き出せるようになります。

(これが無ければ、一人旅を続ける見ず知らずの成人男性と11歳の少女が
 親しく会話をする展開は、やはり無理があります。

 男のタカヒロと違い、マッキはそこまでミサゴにご執心ではないようですし、
 アヤセが「一歩おそかった」と語っている通り、
 11歳のマッキは、もうミサゴに会うには成長しすぎているため、
 ミサゴ話題で両者をつなげることもできません)

さらに、「マッキの将来」についても1つの展望が生まれてくるわけで、
これは(後付けだと思いますが、だとしたらよけいに)
うならされざるをえない、見事な設定アイディアではないでしょうか?
Commented by ふき at 2016-01-27 09:08 x
■なまさん(3/3)

★ちなみに、もし「カマス使いの資質」が、
もっと作品の今後(外伝なども含めて)に大きくかかわる設定であったとしたら、
マッキはもっと本格的に「カマス使いの練習」に励んだはずです。

ところが実際のマッキは、
114話で飛行機による「上空だけの里帰り」をしたタカヒロを見た直後、
カフェアルファでのバイトを決意するなど あきらかに
「現実味のある自立」に向かって歩み始めています。


このことからも残念ながら、マッキが見せた資質は、
『タカヒロのもとで主婦におさまるゴール』に至る過程の、
「一時的な横道」にすぎなかったのではないでしょうか?

それを証明するかのように、123話以後、
マッキとカマスのかかわりが作中で描かれることは無かっt…

(と、ここまで書いた時点で、今さらながら大変なことに気が付きました。
 「マッキとカマス」どころか、「アヤセとカマス」についても、
 123話以降は描かれていなかったのですね…(汗)

 アヤセ自身は、半年後の128話に最後の登場をしていますが、
 「カマスを連れていない」のです。

 マッキを後継者にする望みが無くなったので、
 相棒のカマスと別れ、カマス使いを辞めてしまったのかもしれません)
Commented by シロ at 2016-01-27 10:11 x
>なまさん
カマス使いの素質がなかったとするとマッキは今一つインパクトに欠けるキャラ、ということになってしまうんでしょうね。
プライドが高そうな生き物ですw>カマス

>ふきさん
失礼!見落としてました(汗)>マッキぐらいの実力になるまでに何年もかかった
これはマッキが特別であることの一つの証ということになりそうですね。
Commented by namatee_namatee at 2016-01-27 12:56
>ふきさま
マッキが第3の女性キャラというお話は大変理解しやすく共感いたします。ロボットの人では起こしえない変化(子を生す)が可能ということ、一度メインの舞台から退場すること。おっしゃる通り、芦奈野先生のストーリー展開の素晴らしいアイディアだと思います。

まあアヤセについていっちゃうと、もう話はおしまい同然でおっしゃる通りマッキの存在が生きてこないので、タカヒロのお嫁さんの道を選ぶのが妥当。
ただマッキがカマスと相性が良いという特性を持つというのはふきさんが言うよりは少し伏線としての重要度はあるかなと感じます。その資質を次の世代に遺すことができるというのは人間ならではの機能wですので後の子孫と関連付けるため。それがこの「峠」という作品に繋がる・・・そこまで考えていたかどうかはわかりませんけど、ミサゴとサエッタの出会いだけじゃない、また別の繋がりを描きたかったのかな、ぐらいに思います。

芦奈野先生がかっちりと話のスジを決めて描く方かどうか、わたくしは判断がつきませんけど、結果的にストーリーとして抜け目ないというか見事な展開ですよね。(汗
Commented by namatee_namatee at 2016-01-27 13:11
>シロさま
個人的にはマッキはあまり好きなタイプじゃありません。w
マルコとはまた違った感じの辛口なキャラで存在感はあると思います。人間の女性がロボットの人を見るときにどういう感じになるのか、シバちゃんとはまた違うタイプの(より現実的な)目線で興味深いと思うんです。
Commented by シロ at 2016-01-28 09:58 x
>なまさん
ヨコハマにおける代表的な人間の女性といえば、子海石先生、シバちゃん、そしてマッキの3人ですね。老女の目線、若い女性の目線、そして女児(最終的に大人になりますけど)の目線、それぞれにおけるロボットの人に対する見方の違いをあらわすのも登場させた目的の一つなのかもしれません。
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