「ヨコハマ買い出し紀行」第4巻第28話「縁」より。 「ヨコハマ買い出し紀行」に登場するロボットは「ロボットの人」と呼ばれるほどで、普通の人間の間に違和感なく存在しているように描かれております。では、本当に違和感がないのか? 仮に自分の同僚が「ロボットの人」だと想像してみてください。どんな風なのか。 まず、髪の色が緑だったりピンクだったり赤だったりします。w まあ今でもそんな髪の色の人は珍しくもないかもしれませんね。椎名さんのバンドメンバーにも強烈な金髪のギタリストがいらっしゃいますし。 あと雰囲気が人間とは違うらしい。雰囲気と言っても具体的にどういうことなのか、明確に描かれてはいないのですけど、あえて雰囲気と表現されていることなので、人間とは違う存在感みたいなものなんでしょう。想像するに、人間と同じぐらいの大きさの人型のもので、でも生物じゃない感じ? さっと部屋に入って、そこにマネキンが立っていたとして、最初は人がいると思ったのがマネキンだと気がついた一瞬の感覚とか? よく考えてみると、これは難題かもしれませんね。>ロボットの人の違和感とは何か ココネは人間らしくありたいと努力していたようですから、人がロボットの人を見て違和感を覚えるのは間違いないようですけど(つまり違和感はある)、その違和感がどのようなものなのかは例によって一切描かれておらず、全く何もわかりません。 もしかして「不気味の谷現象」みたいなものでしょうか。いやしかし、ココネに限って言えば同僚にも街中でも不気味だと思われている様子はない。むしろ年頃の男性からは異性として慕われている様子があります。 アルファさんの場合だと、おじさんに言わせると「本当は人間なんじゃないかと思う」というぐらいなので、裏がえしてみれば普段は人間じゃないと認識しているのでしょう。それが「ロボットの人であると知っているから」なのか、雰囲気が人とは違うのかははっきりしませんけど。 より感覚的に鋭く直感的と思われる子供のタカヒロやマッキにも気味悪がられたりはしてません。むしろ慕われてますよね。となると違和感は「ロボットの人であるという意識」とか先入観から生まれるものかもしれません。 新たな謎ですなぁ。>ロボットの人の違和感 そんなロボットの人が同僚だったら・・・いやぁ、アルファさんやココネ、マルコみたいなロボットの人が同僚だったら違和感どころか嬉しくて仕事が手につかず(ry それはそれ。図の子海石先生のいうところのロボットの人のスペックについてです。 スペックは諸元とも言いますね。機械の性能のことだそうです。なのでここでいうロボットの人のスペックとはロボットの人の性能のことに他なりません。 子海石先生のこの記述を見る限り、本来のロボットの人の性能は人間に及ばないところがあるらしい。そして「自律心」は当然のように持っているらしいですね。あと「趣味」があっても別に驚くことではない。その上で人間には及ばないこととは何か? 子海石先生は「自分なりの楽しみ方をほじくり出す彼女の心情は(ry」とおっしゃっておりますので、心情という面で人間には及ばないのかもしれませんね。じゃあ「心情」ってなんだろ?となると、言葉の意味としては「心の中にある思いや感情」だそうです。 ってことはロボットの人は感情の起伏が少ないとかになるんですかね。まあロボットのイメージ通りではあります。 ただ、子海石先生はアルファさんにキーホルダーをもらった場面でこう言っているので、単純な言葉としての「心情」よりも、自分の面倒を見てくれた人を恩人と認識し、何かを作ろうと考えてそれを実行し、何よりもお礼をしようと思いつく、その「行動」を本来のスペックを超えた性能の発揮であると言っているのでしょう。 これらから想像するに、すごく簡単に言うとロボットの人は人間ほどきめ細やかな感情の変化がなく、それによって行動することもない、ということになりますか。 前述の「違和感」は、人間の側から見て、ロボットの人のそのような反応のことも含まれるかもしれません。 ではアルファさんはなぜ、本来のスペックを超えて能力を発揮することができたのか。ロボットの人にスペックがあるのならば、通常はそれを逸脱した性能の発揮はないはずです。人間や動物と違って、ロボットには厳密な性能の限界みたいなものがあるはずですから。 PCで言う所のOSのようなソフトウェアがあるとして、それが学習していくことによって当初より性能が向上することはありえるかも。でもPCの場合では放っておいたらハードウェアの処理能力は向上しないですよね。今以上の性能を発揮するとしたら、人為的にパーツをアップグレードしたりしないといけません。 PCは人間に対して文字とか動画とか音をアウトプットするだけですけど、ロボットの人は言動とか行動だけでなく表情とか雰囲気とか、その存在全体で人間と接するので、ソフトウェア(それがあるとして、ですけど)とハードウェアが一体になって性能が向上したことになりますか。 それが学習によってもたらされたものなのか、あるいは人為的な何かがあったからなのか・・・わたくしはスペックが決まっている以上、学習によってもたらされたものとするのは無理があると思います。なので人為的に何かアップグレードされたのではないかと推測しておりまして、それが例の「初瀬野先生の陰謀」によるものだと思っております。w ちなみに「ロボットの人」のスペックは一般的に知られているようです。ロボットの人自身が知っていることでしょうし、ココネが読んでいた本にもA7シリーズのデータのものがあったはず。 そういった機械としての限界を知った上で、人として受け入れるとは「夕凪の時代」の人々の懐の深さは大したもんだと思います。
by namatee_namatee
| 2015-11-25 22:31
| book
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Comments(30)
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まるちか
at 2015-11-25 22:45
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有機CPU(ってぇんでしょうか、有機コンピューターってな感じのもの)だったばあい、
なんとなくですが学習でアップグレード可能なのかもなぁと読んでいました〜。
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namatee_namatee at 2015-11-26 08:04
>まるちかさま
作中の描写では人間や動物と同じと考えるのが普通だと思うんですよ。>ロボットの人 でもロボットの人に詳しいはずの子海石先生が「スペック」と言っているのですから、なにか明確な性能の限界のようなものは存在するのだろうなぁ、というところからの疑問でした。 あと定説とされる人類の後継者、人類の存在した痕跡を後に残す、というような任務を担わせる対象として、学習して勝手に発展していってしまうような仕様では困る、とそのような任務を想定した人々は考えるのではないかとも。 世が世ならアルファさんは不良品とか危険要素として抹殺されている存在かもしれません。w
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シロ
at 2015-11-26 08:46
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namatee_namatee at 2015-11-26 11:49
>シロさま
良くできた人ということらしいので、穏やかなんでしょうね。>ロボットの人 まあ他の人々もすっかり穏やかになっている可能性が高いですけど。 「自律心」という表現から推測すると、人と同じように少なくとも自分の身の回りのことは処理できるということだと思われます。ということは放っておいても勝手に生きていくわけで、それは生存しつづけようとする意欲というか意思を持つことになり、つまり生命があるということになるんでしょう。 人間とロボットの人が一緒に居て、同時に生命の危機にさらされるような状況になった時、ロボットの人がどのような行動をするのかとか、人間と敵対したとき(襲われたとき)に何をするのかとか、想像してみると面白いですね。 後者の場合、ココネの例をみると、自分の身を守るためには人間でもロボットの人でもお構いなしに自衛戦闘をするようですけど。つまり「ロボット三原則」はロボットの人には適用されていないということですね。w
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シロ
at 2015-11-26 15:28
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>なまさん
そういう意味でもあの時代に生まれたかったと思う今日この頃ですw>夕凪の時代のおだやかな人々 ロボットの人の自衛行動もその自律心からくるものではないでしょうか。 ロボットの人って人間と同じような安心感を他人にあたえられるんですよね。そこがやっぱり現段階での人型ロボットとは違うところだと思います。「不気味の谷」をはるかに越えた存在なんでしょう。機械だけど機械じゃない、というような。
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namatee_namatee at 2015-11-26 19:13
>シロさま
とりあえず生きていくのには苦労はなさそうですしね。>夕凪の時代 現代から見ると退屈かもしれませんけど、楽しみ方次第のような気がします。多分釣りとかの自然に親しむ遊びには良い環境だと思います。w 「ロボットの人」が実質、肉体的には人間と同じで、思考とか精神的な部分にのみ制限がある可能性も考えられますね。その場合は見た目に関しては違和感は少ないはず。 人間とロボットの人の違いは生物的な起源を持つかどうかだけしか差がないとかで、あとはその精神的な拡張機能が付け加えられれば人間と同じとか。
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シロ
at 2015-11-27 08:33
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>なまさん
私は退屈しなさそうですw>夕凪の時代 まぁ、実際にあの時代に生まれてみれば世の中はこんな物だと思えるでしょうし(いつの時代でもそうですけど) 肉体的に生物的な要素はあるんでしょうかね。>ロボットの人 小説版みたいに動かないで放置されたら腐敗したりして(いやだなw)。 そういや、ココネのスクーターに「人工筋肉」ってのがありました。ロボットの人もあれが使われているんでしょうな。 「人工脳」もあるんだろうな。いや、「人工心」かな?
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namatee_namatee at 2015-11-27 22:23
>シロさま
のんびりしただけの時代かどうかは不明な点もありますけど。>夕凪の時代 どんどん人が減っていく、あの寂しさに耐えられるかどうかとか。(汗 心臓についての言及がありますから、やはり人間とは違う構造だと思います。でも、皮膚とか筋肉とか、人間に近い構成要素もあると思います。メカと生体のハイブリッドみたいなイメージですね。人間と同じように老化した部分は新しい組織に置き換えられていくような仕組みじゃないでしょうか。そうでないと長い寿命を期待できないと思います。 「脳」はどうなんでしょう。データを処理するのには今のPCのような仕組みが便利ですけど、「自律心」を実現しなければならないので、かなり高度なハードウェアが必要で、そうなるとエネルギー供給の問題がありそうです。これも人間に脳に準じた素材と構造のような気がします。
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シロ
at 2015-11-30 08:42
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>なまさん
人が死んでいくのはいつの時代も同じですからね。いま、我々がつきあっている人々ともいずれは別れはきます。夕凪の時代といえど、いちおう新しい命は育まれているので、耐えられる気がします。自分がロボットの人だったら、と思うとちょっと考えてしまいますけど。 ちょっといやな話ですが、垢がでたりもするのでしょうかw ケガの自然治癒力みたいなものはあるみたいですね。日焼けもしかり。 エネルギーが必要だったとすると、やはり食物からの吸収でしょうか。でも、あんまり食べないっていうからな・・・。 アンサイクロペディアにあるように裏で他のものを食べているか、もしくは光合成でもしているんでしょうかw
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namatee_namatee at 2015-11-30 12:57
>シロさま
子供がすごく貴重な時代ということになりますか。>夕凪の時代 わたくしはロボットの人に生まれて、あの世界をずーっと眺めていたい気がしますね。 人間同様に新陳代謝が行われていれば垢も出るはず。お風呂に入るのはそういう理由もあるのではないかと思います。 仮定の話ですけど、ロボットの人は人間と同じような構造・物質でできているけど、それがとても高性能&高機能なのかもしれません。燃費が良くて長持ちな人間なのかもしれませんね。 となると、内臓もあるということになりますけど、アルファさんは無いようなことを言ってるのが謎です。w
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シロ
at 2015-11-30 16:34
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>なまさん
でも案外、いるんですよね。子ども。特にムサシノの方とかヨコハマとか人が多いところのコマにはけっこう描かれてます。 いわゆる「人の夜」の時代の到来は意外と先のことなんじゃないでしょうか。 機械としても気になりますよね。>ロボットの人 いちおう、2期のOVAでアルファさんがトイレから出てくるシーンがあるので、そういう面は人間に近いようにも思いますが。 まさか、食べたものがそのまま出でくるわけではないでしょうから、人間に準じた消化機能があると思います。ちょっと避けたいテーマではありますw
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namatee_namatee at 2015-11-30 21:24
>シロさま
子供の問題は世界観につながる重要な問題なんですよね。子供がいるのに人口が減り続ける理由ってなんでしょう。若い世代になるほど寿命が短くなってしまうとか・・・ 仮に「人の夜」が人口減少のために社会の維持が不可能になった世界ということにすると、第140話の時点ではまだ「人の夜」になっていないですね。あそこから人間社会の崩壊までにはさらに50年とか100年とかかかりそうです。 「赤い水」でのアルファさんの「心臓?」というセリフをアルファさんの勘違いで、なかったことにすれば全て丸く収まるのですけど。w 人間が製作した人間というところが妥当な落とし所だと思います。>ロボットの人 ちなみに前にネタにした「エクス アーム」の「アルマ」は味覚があって食事もできるそうです。食べたものがどうなるかは描かれておりません。w エドマンド・クーパーの「アンドロイド」のヒロイン、マリオンAも人間と同様に食事ができます。食べたものは袋に入っていて、後に取り出すのだそうです。 ロボットの人はとても小食なので、出るものもほとんどないとかじゃないでしょうか。進化した人類は排泄物は出ないと。w
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シロ
at 2015-12-01 15:14
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>なまさん
遺伝子の異常とかですかね。>子どもが減り続ける理由 たしかに、子どもは大人に比べて精神的にも肉体的にも影響を受けやすいでしょうが。 あれはあまりに人間社会に溶け込みすぎたためについ、出た言葉だったんではないかと思います。>心臓の台詞 アルファさんは自分がロボットだということもあまり意識して生きているわけではなさそうですので、そういうことはあってもおかしくないかと。 ロボットの人たちも味覚はありますね。 トイレで何をやっているかを考えたときに、私も袋に詰めてとりだして捨てることも考えはしました。(掃除機みたいに) でも、腹も減るようですのでそれはないでしょうね。
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namatee_namatee at 2015-12-01 23:22
>シロさま
全くヒントがないんですよね。>人口減少=子供が生まれない またしても話が戻ってしまいますけど、以前に何があったのかから推測していくしかないかなぁ、と。あれこれと好き勝手に想像することは可能ですけど、やはり何か拠り所というか納得できる経過みたいなものが欲しいです。 ほぼ不死のロボットの人は心臓が止まることはありえないので、ああ言ったという説はどうでしょう。 >味覚 視覚・聴覚・嗅覚・味覚を記録するために研究されたようなものですから、むしろ人間より優れているのではないかと思います。>ロボットの人 アルファさんも表面上はボケてますけど、実はしっかり記録しているかもしれません。w
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シロ
at 2015-12-02 08:32
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>なまさん
どこから攻めても、けっきょくこの問題にいきあたってしまいますねw>人工減少 この件についてはやはり芦奈野先生ご本人のお考えを聞いてみたいところです。なんでもそうなんですが。 そのものは分からないですけど、それに準ずる器官はあるのではないでしょうか。>心臓 一応、血液もあるようですし、循環用のポンプみたいなものは必要なんじゃないかと。 そうですね。>五感 データとしても記録してるんでしょうかね。
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namatee_namatee at 2015-12-02 14:45
>シロさま
芦奈野先生も原因を具体的に考えていたかどうかは怪しいですね。w さまざまな作品の影響はかならずあると思うので、こちらも知識を身につけて少しでも核心に迫りたい・・・大げさですけど。w わたくしの想像では人間とほとんど同じ構成のような気がします。>ロボットの人 例の舌のI/Fも人間でも持てないわけではないみたいので、なんていうかロボットの人だけが進化しているのではなくて、人間(特定の人だけでしょうけど)もそれなりに機能が強化・進化しているのではないかなどと思います。その上で、決定的な違いが人工的に作られたかどうか、とか。ハードとしてはあまり差が無いくて曖昧とか。まあ妄想の域を出ませんね。(汗
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シロ
at 2015-12-02 15:50
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>なまさん
芦奈野先生は描き始めると筆がのる、というようなことをおっしゃていましたから、当初、予定していなかった展開に行き着くこともあるのかもしれませんね。 人が生物学的な進化を遂げた、というようなことはないかもしれませんが、なんらかの改造はなされていてもおかしくないですね。ちょっと、こわいですけど。
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namatee_namatee at 2015-12-02 19:04
>シロさま
作者の意図をどこまで汲み取るか、みたいな話で、ちょっと前のわたくしのツイッターのTLでもネタになってました。あまりに深く考察が進んでしまうと、そこまで考えてなかったよみたいなツッコミが作者本人から入るとか。w もっとも「ヨコハマ買い出し紀行」についてはわたくしなりよりはるかに先人の方々が、もう微に入り細に入り考察をしていただいてますので、芦奈野先生のツッコミはそちらへ向かいべきものであり、2015年の今になってあれこれしているわたくし達に責任はありません。w 考え方次第ですけど、ロボットの人という理想的な解があるわけですので、そのテクノロジーを人間にフィードバックしないとも限りませんよね。アンドロイドに対するサイボーグみたいな感じで、人間でも機能を拡張した人がいたとしても不思議はないような気はします。ただ、限界はあったと思います。寿命は伸ばせなかったとか。
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シロ
at 2015-12-03 08:42
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>なまさん
まぁ、正直、ヨコハマの考察は一生かかっても終らないと思います。謎が謎を呼ぶ世界ですのでw 我々、読者が色々と考察して、それを元に続編を出してくださればありがたいですんですけどw 人間の寿命に関することだと倫理的な問題もありますね。いや、そもそも人体に新た機構を入れるさいにも一悶着ありそうです。それを克服すれば技術的には可能であるかもしれません。パワードスーツの延長とか。
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namatee_namatee at 2015-12-03 22:19
>シロさま
ぜひ「ヨコハマ買い出し紀行」のスピンオフを書いてください。w 「攻殻機動隊」になってきますね。>人間の機能拡張 あれも法で定められた限度みたいなものはあるようですけど、誰もそんなことは守っていない世界ですね。もし、目の前に全身義体化が可能なテクノロジーがあるとしたら、それは事実上の不死なわけで、倫理の問題などたやすく脇に押しのけられてしまうのではないかと思います。w
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シロ
at 2015-12-04 07:17
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namatee_namatee at 2015-12-04 11:43
>シロさま
あの小説版はあれはあれでなかなか味わい深いとは思いますけど、もう少し地続き感があるというか、登場人物に繋がりのある形のものが欲しいですね。今から画は無理ですから文章ということになりますね・・・ 倫理的な問題ということで、各人の良識に頼っていたのでは人類のあくなき欲望を抑えることは無理かもしれません。結局は法による規制が必要になって、取り締まる側とのパワーゲームが起きそうです。完全に攻殻機動隊の世界です。w
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シロ
at 2015-12-04 17:10
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>なまさん
本という形でだせるかどうか。それこそサイトなんかに掲示する方式の方が柔軟性がありそうです。 いたちごっこになりますね。>法 攻殻機動隊はタチコマが出てくることくらいしか知りませんけど、重そう(よくいえば奥が深い)な作品ですね。
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namatee_namatee at 2015-12-04 22:00
>シロさま
そういえば掲示板を使った連続小説みたいなのがありました。みんなで分担して話を進めていくという。でもgdgdになっていたような。w 攻殻機動隊は重いですかね? アニメ版は確かにペシミスティックな雰囲気がありますね。原作は全然能天気で、どちらかというとエロ漫画っぽいです。何をどうすると、あの原作がこんなに暗ーい話になってしまうのか、不思議な作品ではあります。
■なまさん ・ シロさん
★お久しぶりです(^^ 『攻殻』の原作はエロ漫画、といった話は聞いたことがあったのですが、 本当だったのですね…(自分はアニメ版しか見たことが無いのです) ★『攻殻』(アニメ)という作品は、 「人間を、電子戦向けのサイボーグとして起用化していった場合、 どういう利点や社会問題が予想されるか?」という視点で見ると、 非常に面白い(というより同類の作品ではズバ抜けた精密さを持つ)作品だと思っています 反面、ある程度シッカリとしたパソコン・ネット知識や、作品世界の専門用語の理解… これにできれば趣味レベルの心理学・社会学あたりを持っていないと、 作中で表現されている内容の「本来の意味」が理解できず、 銃撃戦やアクションに高いキレを持った作品… ぐらいに評価がとどまってしまうと思います とりあえず1話1話を自分の目でサラッと見てみて、 その後に、該当話の解説・レビューページをネットで探して内容を確認… しかる後に改めて2度目の視聴をしてみるのが、自分のオススメの見方です(^^ ★なお、主人公たちと敵対する犯人が、 「結構シッカリとした(あるはシッカリとしているように見える)思想」 を持っていたりするので、 自分なりの「思考の背骨」を持っていない若い子が見ると、 「登場している犯罪者に感化」されてしまう恐れはあるかもしれません(笑) あと、「現実(未来)にありえそうな話」が多い分、 「単なる娯楽作品」として距離を開けてみるのが困難で、 ドキュメンタリーアニメを見ているような辛さを感じることが ままあります 「本物の大人の視聴」に耐えうる、数少ない名作の1つと言えると思います
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namatee_namatee at 2015-12-05 13:41
>ふきさま
ふきさんが攻殻好きとは・・・わたくしはもちろん嫌いではないのですけど、ふきさんのいう「銃撃戦やアクションに高いキレを持った作品」としての側面において、そこに散りばめられたエピソードがどこかでみたようなものが多くて、ちょっとあざとい感じを受けてしまいます。 なので、ハマってしまう人の中には、深くハマってから「あのエピソードは「映画ブラックホークダウン」からの引用だったのか!」などと気が付いてしまい、残念に思う人もいるのではないかなどと余計な心配をしてしまいます。 その反面、ネットの発達とか義体化とかクラッキングの怖さとか、今後起こりうるトラブルをリアリティをもって表現してくれていると思いますので、ふきさんのおっしゃるように正しく理解して観ることができれば、一気に視野が広がるキッカケになる作品だと思います。 原作は・・・エロ漫画ですね。w 9課から姿を消した少佐は、後に再登場するんですけど、完全にお金のために動いてますし、怪しげなビジネスや薬物使ってオンラインのsexとかしてます。能天気といえば能天気、前述のネットや義体化やクラッキングなどが普通に起きる世界がさらに果てしなく未来に向かって発展していく、というような話です。 といった感じでちょっと複雑な想いを持っている作品です。>攻殻機動隊
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シロ
at 2015-12-07 07:30
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>なまさん、ふきさん
やっぱり微妙に重いテーマを扱っている気がするのですが・・・>攻殻機動隊 逆にいえば、奥が深そう、という感じですね。 原作もアニメ版も見たことがないのでお二人のお話からの推論です。
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namatee_namatee at 2015-12-07 20:24
>シロさま
いやいや娯楽作品には違いないですよ。>攻殻機動隊のアニメ版 わたくしとしてはアニメ版の全体を覆っている暗ーい雰囲気が微妙に気になるといた程度で、基本的には楽しめる作品だと思います。格好つけているようで結構穴もありますし、そんなに深く考えることもないと思います。 ちりばめられたエピソードはそれなりの知識がないと理解しづらい面もありますので、そういう意味では大人向きで奥の深い作品であると思います。
■シロさん
★たとえば「食べもの」というジャンルには、 「お寿司」「カレー」「ステーキ」などさまざまな種類があり、それを販売する店も多いですが、 「とりあえずお寿司なら、あの店に行けばハズレは無い」という名店が、必ず何軒かはありますよね? 『攻殻機動隊』はいわば、「近未来 社会派モノ」としてハズレがほとんど無いアニメなのです。 これ1作(といっても、地上波、劇場版、OVA を含めると結構な数になってきますが)をこなしておけば、 とりあえず同系列の作品を語る・考えるときに、大きな柱になることを保証いたします。(^^ ★名作・良作に、「軽い」ものは存在しません。 なぜなら、「人間社会や人生の縮図」という、重みを感じさせる要素が盛り込まれているからこそ、 その作品は普遍的な名作・良作になりえる可能性を持つのであって、 そうしたものを内包していない(見た目の刺激などばかりに注力した)「軽い」商品は、 すべからく「ユーザーの一時的な興味で消費され、短時間で忘れ去られる」からです。 「ヨコハマ」だって、作品背景を知れば「重い」作品です。 でも だからこそ、何年経って読み返してみても、そのたびに「新たな味わい」がしみ出てきます。 その中で描かれている内容が、「普遍的な人生の真理の1面」をたしかに捉えているからです。 アニメ版『攻殻機動隊』も、そんな作品の1つです。 機会があれば、ぜひ ふれてみてくださいね。(^^
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シロ
at 2015-12-09 08:40
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>なまさん・ふきさん
好みは人それぞれ、とは言っても、良作(良い店)には多くの人をひきつける理由がちゃんとあるんですね。 今、いくつかみているアニメがあるので、それらが一段落したら手を出してみます。>攻殻機動隊
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