「ヨコハマ買い出し紀行」第6巻第54話「武蔵野通信」より。ずっと前にもネタにしましたけど。 このさりげない図でわかること。 この古式ゆかしい角のタバコ屋さんの名前は「かめや」ということ。「かめや」は郵便協力店であるということ・・・「郵便協力店」ってなんだろ? ずっと前に田舎のあぜ道で車の車輪が溝にはまっちゃいまして、サルベージを頼むのに近くの民家に電話を借りにいったんですけど(携帯電話時代のはるか前)、そこに「銀行協力店」とかいう看板があったのをかすかに覚えております。だがしかし、「銀行協力店」についてもよくわからないという。おそらく支店の支店みたいな感じなんでしょうね。市役所とかにある小さな窓口だけの銀行みたいなもののアウトドア版? でも立派な家ではあったものの、見た目は普通の民家だったけどなぁ。 まあ「郵便協力店」とは郵便局の業務を委託されて代行するお店なのではないかと。まあはがきや切手と看板に書かれているので、当たり前っちゃあ当たり前ですね。 次はもっと重要ですよ。アルファさんはこの時、初めて手紙を出すらしいということ。まあココネと知り合う前は手紙を出す人もいなかったでしょうからね・・・あれ?オーナーは? オーナーからは「おてもと便」でカメラが届いたりしましたけど、アルファさんの方からオーナーへ手紙を出すことはなかったんですね。なんででしょう? 居場所がわからないとかかな。でもオーナーのやりようでは手紙を受け取ることもできるはずなんですよね。アルファさんに直接居場所を連絡しなくても、カメラを送ったところから行き先を次々と転送するように手配するとか。それをしないということは、もうアルファさんとは縁を切るというか(言い方が悪いけど)、接することはないと考えているのかも知れませんね。いやまあ、アルファさんに一人で生きていけ、と教育しているのかもしれませんけど。 それはとにかく、アルファさんはこの時に初めて手紙を出すようです。POSTのどこに手紙を入れたら良いか、おばちゃんに訊いてますから。「ヨコハマ買い出し紀行」全体のテーマ、わかりやすいのは「本でわかることと現地で感じることは別物」とか「見て、歩き、よろこぶ者」ですかね、要するに知識だけでなく実際に経験しろ、みたいなこと、それがさりげなく表現されていると思います。 アルファさんは手紙はどうやって書いたら良いか、出すにはどうしたら良いか、その理屈は知っている。切手を買っている様子はないので、初瀬野邸には切手の在庫はあって、アルファさんはそれを封筒にはって投函すれば郵便は届くということを知っています。初瀬野先生が教えたのか、本で読んだのか。でも実際にPOSTのどこに入れたら良いかはわからない。なのでおばちゃんに訊いているんでしょう。 たった2コマでここまでいろいろと表現するとは。芦奈野先生、渋すぎ。w
by namatee_namatee
| 2015-09-15 21:14
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Comments(21)
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フラフープ
at 2015-09-15 23:10
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民営化してるんでしょうか。だとしたら、おてもと便とはライバル関係にあるわけですね。>郵便局
かめやにも、鉄砲を持った集配業務員さんが来るのかと考えると、ちょっと怖くないですか?
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> 「郵便協力店」とは郵便局の業務を委託されて代行するお店なのではないかと
僕もそのように思っています。(^^ でも考えてみると、郵送物にはお金や貴重品もあるわけで、 それを地元とはいえ個人の店に預けるというのは、結構勇気がいるというか、 お互いの信頼がシッカリしていないとできないことですよね… 受け取ったときに中身を確認して、証明書を発行したりとかしているのかな? ちなみに「かめや」という店名は、71話に出てきた水屋さん『かめ』と、似ていますね。 あちらは「水がめ」あたりから来た名前だとは思いますが… > オーナー ~ 居場所がわからないとかかな やはり、そうなのではないでしょうか? 第0話でもアルファさんは、オーナーについて、「どこにいるやら 何やってるやら」 と語っていますし、そういう間柄が日常化してしまっているのでしょうね。(^^ それもあって、物語中盤で富士山のほうに1年がかりの旅をした際も、 64話のように「初瀬野家に置手紙をして」出かけたのでしょう。 オーナーと確実に連絡を取れる可能性は、もう あの家しか無いのだと思います。
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namatee_namatee at 2015-09-16 07:52
>フラフープさま
現代の常識からいくと、人口が極端に少ない世界ではまともな収益をあげることは難しいと考えられますので、民営化は無理じゃないでしょうか。国営というか国策企業でしょう。>郵便事業 同様に「ムサシノ運送」もむさしのの国の国営企業で、マッキが外国産のコーヒー豆(現代でも比較的珍しいフォルモサとか)をこともなげにお土産にできるのとか、この話の元ネタ、ココネがカルーア(お酒)を送ってきたりするのも、勤務先の役得?なんじゃないかと思います。w そして、良く考えてみればかながわの国とむさしのの国は違う国なので、アルファさんが(おそらく)初めて出した手紙は国際郵便だという。 >武装した配達の人 身分がはっきりしている武装した人って逆に頼もしいと思うんですけど?w
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namatee_namatee at 2015-09-16 08:10
>ふきさま
通信のほうだけではなくて金融(ゆうちょ銀行の部分)の業務も代行していると考えると、委託先の信頼性は重要ですよね。かつての角のたばこ屋さんはそういう信頼を置ける存在だったということでしょうか。 「かめや」はカブのイサキにも出てきたような気がしますので、なんていうか芦奈野先生の定番ですね。どこかにオリジナルがあるのかも。w 郵便事業が健在だとして、それを使って連絡を取らないのはオーナーの意思だと思いますけど、その意図はとなると「もうアルファさんは一人で大丈夫」と思っているのか、単に面倒と思っているのか・・・なんとなく両方の気がします。w あとはおっしゃる通り、カフェアルファ・初瀬野邸を拠り所にすれば良いと双方共に思っているのでしょう。
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uwabaminoago
at 2015-09-16 08:24
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>なまさん
人口の減少で郵便局員が減ったから、こういった普通の店の前にポストをおく場所を借りているんでしょうか。でも、それだとわざわざ店の前に置く必要性がわかりませんね。ポストを置くだけならそこらの道端でも良い筈で。郵便物を勝手にとっていく輩でもいるんでしょうか?
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フラフープ
at 2015-09-16 09:48
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たしかに、防犯上好ましそうですね。>武装集配員
国際郵便、というのは少し違和感があります。経営が官民どちらであれ、郵便事業そのものは(この世界でも)日本全土を網羅していると思います。そうでないと、むさしのの国の職員であるココネが、かながわの国に配達に来るのは考えにくいかと(エアメールを我々に手渡すのは日本人であるのと同様)。w さらに、「〒」が健在なところから、郵便局も健在と考えられます。そうなってくると、おてもと便は郵便事業に付加価値(特殊案件にも対応、等)を付けた民営企業だと思うのです。佐川やクロネコよりサービスがはるかに良いですが。w
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フラフープ
at 2015-09-16 10:12
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>ふきさん、uwabaminoagoさん
横からごめんなさい。風邪で休んでいて暇なもので、口を挟みます。w かめやは、現代でいうところの、コンビニにポストを置いている感覚じゃないでしょうか。ポストの設置に加え、切手や葉書を販売することで郵便事業に協力、という。あのお婆ちゃんに、保険や金融の業務を取り扱わせるのは、さすがに酷ですよ。w>郵便協力店 多分、道端にもポストは置いてあるものの、慣れていなくて何となく不安だったので、人がいるポストで投函したのだと思います。>店の前に置く必要性 >主さま 横からの口出しで申し訳ないです。
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namatee_namatee at 2015-09-16 12:50
>uwabaminoagoさま&フラフープさま
横からでも縦からでも全く問題ないですよ。遠慮は必要ないです。こちらも遠慮しませんけれども。w っていうか、風邪ってもしかして先日のライブのダメージですか?(汗>フラフープさん ポストを置いておくだけだと協力店とは言い難いので、おそらくもう一歩進んで書留が出せるとか、切手・印紙を売っているとか、あるいは預金の預け入れ・引出ができるとか、そういう類の業務を委託されたところなんでしょう。 保険や金融の業務はなんていうのかな、例えば預金を下そうと思った場合だと、鍵のかかるバッグみたいなのがあって、それに払い戻し請求書とか通帳とかの書類を入れたのを「かめや」のおばちゃんが預かり、いずれ郵便局の職員が集めに来て、局で必要な処理が終わったら、下した現金と通帳の入った同じバッグが戻ってくるとか。かつてはそういう運用もあったと、どこかで誰かにきいたような気がします。まあ、今でも銀行さんの営業の人が同じようなことをやってますけどね。 >国際郵便 まあ言葉のアヤではあります。w ただし、ココネが直接配達に来たのは「おてもと便」ということをお忘れなく。あれはデータの受け渡しなので(ry この後にココネからのお酒が大量に配達された時は髭の配達人さんが持ってきてましたよね。 いずれにせよ、ココネが直接持ってくることと国際郵便という話が矛盾するとは思いません。郵便のシステム自体が微妙に危うくなっているとかで、モノによってはある拠点から先は特別な配達システムでもおかしくはないです。それにおてもと便と郵便が同じシステム上にあるとは限らないので。 もう一点、2015年の我々は郵政民有化の騒ぎ(2005年ぐらいから?)を経験済みですけど、この54話が描かれたころにそれが一般的だったのかどうかは考慮する必要があるかと。郵便事業はゆるぎない社会基盤の一つであるという認識が一般的だったはずで、だからこそ、こんなに衰退した「夕凪の時代」でも郵便のシステムは(かろうじてかも知れませんけど)維持されているように描かれているのだと思います。 あ、一点訂正させてください。「ムサシノ運送」を国営企業と書きましたが、「国策企業」の間違いです。そして国策企業が国営とは限らないということも追記させていだくと。
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namatee_namatee at 2015-09-16 12:55
あとポストの分布について。これはどうでしょうね。そこら辺にあってもおかしくないような気もしますが、実際は集配をする局員さんのことを考えるとどうかなぁ。防犯とかそういう問題ではなく、人手の制約があるような気がしますね。やはり、このように「郵便協力店」のそばにあるのが普通で、なくはないけど野良?のポストは少ないんじゃないかと。
だから「いつか会えたら」の「夕焼け ポストも(ry」という歌詞には微妙に違和感を感じるんですよ。
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uwabaminoago
at 2015-09-16 16:42
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>なまさん&フラフープさん
やはり、協力店である以上はただのポスト置き場提供者ではなさそうですね>かめや いつか会えたらの「まちかどポストも夕色にそまる」というのはこういう店先のポストのことではないんでしょうか。この歌詞の直前に「うたた寝さめたらもうこんな時間」というのがありますが、ここで歌い手が寝ていたのは自宅ではなく、どこかの町の路上や公園だった、という気がします。
■なまさん・uwabaminoagoさん・フラフープさん
> ポスト ~ それだとわざわざ店の前に置く必要性がわかりませんね もしかしたら この時代は、そもそも「手紙のやり取りをする」 という機会が極端に少ないのかもしれませんね。 それで各家庭でも「切手」などを買いためておらず、たまに必要ができたときは、 本文を書いた紙だけを「郵便協力店」などの窓口的な場に持参し、 封筒・切手を購入して手紙を出す… みたいな流れなのではないでしょうか? > あのお婆ちゃんに、保険や金融の業務を取り扱わせるのは、さすがに酷ですよ 思うのですが、「もう、そういうものが無い時代」なのではないでしょうか? 漫画内で見るかぎり、「手紙・チラシ」を扱っていてるのは郵便配達員で、 「物品」の配達はムサシノ運送が受け持っている傾向があるようです。 (おそらく段ボールいっぱいのカルーアのほうも) 明治時代の日本では、郵便配達員が現金書留を扱うこともあったので、 窃盗防止のために銃の携帯が認められていたそうですが、 以上から考えると、夕凪時代の郵便関係者は貴重品を取り扱っていないので銃は持たず、 運送屋であるココネたちは逆に帯銃して窃盗に備えていたのかもしれません。 そう考えてみると、人口が極端に減ったあの時代でも「郵便」と「運送屋」が それぞれ独立して残っていることに、1つの説明がつくように思えるのです。 (「郵送物にはお金や貴重品もある」と言いだした自分が言うのもアレですが(苦笑))
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namatee_namatee at 2015-09-16 21:46
>uwabaminoagoさま
あ、「いつか会えたら」の歌詞を間違えました。記憶に頼るとダメですね。(汗 歌詞の解釈は人によると思いますので、いろんな方の意見を聞いてみたいんですよ。>いつか会えたら 椎名さんのファンとしては文句ありませんけど、「ヨコハマ買い出し紀行」のファンという立場からいくとやや微妙にストーリーを外しているような歌詞で、わたくしのように椎名さんのファンで穏健な者でもそう思うわけでして、峻烈な「ヨコハマ買い出し紀行」のファンからすると「これだからへきるは(ry」と言われかねないという。別に椎名さんが悪いわけじゃなんですけどね。 このネタはフラフープさんに怒られそうですけど。(汗 わたくしの今持っているイメージでは歌詞の主役はもちろんアルファさんなわけですけど、そのアルファさんはポストというか郵便というものに疎いと感じているので、そのアルファさんの連想にポストが出てくることにまず違和感を感じるということなんです。そして行動範囲というかパターン?自販機のあるところとか、そういうところに出没wするイメージなので、強いてどちらかというと人気のないところにポツンと立っているポストなのかなぁ、とも。
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namatee_namatee at 2015-09-16 22:09
>ふきさま
たった2コマでこれだけのことを表現する芦奈野先生もすごいと思いますけど、こんなに食いつくファンの皆さんもすごいですね。w >手紙のやりとりが少ない 郵便のシステムというもの自体が人類の遺産のような特別な扱いになっていて、実際に利用されることはほとんどなくても維持されていると考えると良いかもしれません。電気ガス水道などのインフラもそういう扱いなのかも。そう考えれば民営か国営かとかは問題にならなくなりますし。 本文を書いた紙だけを持参となるとおばちゃんに手渡しすれば良いのでポストがいらなくなってしまいます。w ポストがある以上、切手やはがき(確か年賀ハガキはあったはず)は各家庭に在庫があるのではないかと思ってます。 銀行が出てこないんですよね。>ヨコハマ買い出し紀行 物々交換とかせいぜい小銭でなんとかなってしまうレベルまで経済活動が低下しているんでしょうか。それもあるとは思いますけど、わたくしとしては、銀行のような専門の金融機関(といってもせいぜい預金程度の業務しかしていない)はすでに成立しなくなってしまって、現実でも郵便事業と金融機関を兼ねている郵便局(郵便社)がその機能を受け持っていると考えてます。だからこその「郵便協力店」かなぁ、と。 では郵便については人類の遺産とされて存続しているのに金融機関はそうじゃないのはなぜだ、と言われると・・・ 武装と郵便と運送の両立についてはふきさんの意見に賛成です。ただ、郵便の人が武装しているかどうかは不明ですので、もしかしてココネと同様に拳銃を持っているかもしれません。 っていうか、このネタは思いのほか奥が深いですね。(汗
■ なまさん
> たった2コマでこれだけのことを表現する芦奈野先生もすごいと思いますけど、 > こんなに食いつくファンの皆さんもすごいですね。w 世界基板は提示しながら、読者の「想像する楽しみ」を作中に残してくれた、 芦奈野先生のおかげですね。(^^ > 本文を書いた紙だけを持参となるとおばちゃんに手渡しすれば良いのでポストがいらなくなってしまいます。w いえ、それぐらいの頻度でしか手紙を書かない人もいるような時代なのでは…? という意味でした。(^^ それに、「本文そのものを手渡し」では協力店の店員さんに手紙の中身を見られて、 恥ずかしかったり都合が悪かったりする人もいると思います。 はだかの「手紙」を持って行って、協力店で、封筒に入れたり切手を買ったり、 宛名を書いたりするのでは? と考え、「窓口」という言葉で表現してみました。 > ただ、郵便の人が武装しているかどうかは不明ですので 僕がこう考えたのは、「マルコがすごくビックリしていた」からなのです。 もし、配達関係の人々が全員 護身用の銃を持っていたとしたら、 それが一般的なので、マルコもあそこまでは驚かなかったのではないか? と。 だとすれば、「ムサシノ運送」だけ(多分)が帯銃している理由は何かと考えたとき、 『貴重品・物品』が理由なのではないだろうか、と考えたわけなのです。(^^
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uwabaminoago
at 2015-09-17 08:39
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>なまさん、ふきさん
もしも、芦奈野先生がここを見ていたとしたら、さぞニヤニヤされていることでしょう ww 私が作者だったらうれしいとおもいます。 「いつか会えたら」は私も大好きな曲ではありますが、アルファさん視点で考えると、たしかに微妙にずれを感じます。ただ、「古い道も波のむこうに」ということから、夕凪の時代を歌った物ではありそうです。ひょっとしたら、だいぶ後になってからのアルファさんの視点でつくられているんでしょうか。
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フラフープ
at 2015-09-17 12:08
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>ふきさん
あ~、そうか。マルコの話から、集配員の帯銃が一般的でないのは明らかですね。愚問でした。>1後半 >namateeさん 怒んないッスよ。w 「いつか会えたら」フラフープの視点 ストーリーを知らないときに聴いた印象は、ロマンチックな詞と曲調で、すごく悲しいことを包み隠しているような感じです(あくまでも個人的な主観です)。 僕がこの曲を聴いた時に浮かぶ情景は、経年か故障で意識をなくしたアルファさん(もしくはココネ)の体(もしくは首)を膝に載せ、これまた稼働の限界を迎えつつあるココネ(もしくはアルファさん)が、将来の希望や楽しい思い出について、あれこれ語りかけている場面。だいぶ後になってからの視点、という意味ではuwabaminoagoさんと共通しています。 小説?整合?知らん。w 昔から、曲を聴いたときに関係ない情景やストーリーを想像する癖があります。第三者的にマッチしているかは保証できませんが。w
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namatee_namatee at 2015-09-17 13:40
>みなさま
郵便のイメージの違いがあるのかもしれません。 わたくしにとっての郵便って社会基盤の一つで、電気ガス水道などのインフラと同じレベルのもの。 「夕凪の時代」にはTVはありません。ハードウェアとしてのTVは残っているけど、放送はしていない。でもラジオはあります。メディアとして今の世界より一段階後退しているんですよね。でも、ぎりぎりの線で人間社会を構成するものとして維持されているらしい。 同じ意味で現代の我々の通信手段としてのネット(描かれた当時にはまだ一般的ではなかったかも)あるいは近代的な郵便システム、それにくらべて、作中に描かれている郵便システムはいかにも旧式です。 そういったところから、芦奈野先生は現代より少しずつ旧式なものが現役な世界として「夕凪の時代」を描いたのではないかと思います。 さて、かつての郵便システムとはどのようなものだったか。通信手段の主役として何があっても維持されるべきものでした。現代の我々にとってはイマイチ実感がないかもしれませんけど、航空機や船舶の発達にすら影響を与えるような重要な通信手段でした。そして確実に届くことも重視されておりました。今でも「消印有効」とか言いますけど、あれは郵便システムが全面的に信頼できるから言えることであって、それがなければなにかの応募の当落の線引きに使えません。 何が言いたいのかわからなくなってまいりましたが、要するに「夕凪の時代」の郵便というものは、今の我々が接している郵便システムのちょっと前の姿じゃないかなぁ、ということです。なので現代と同じように封書に切手を貼って、ポストに投函すれば届く。現代だと翌日に届く範囲がとても広いですけど、「夕凪の時代」では少し足腰が弱くなっているのでw、むさしのの国あたりだと3日ぐらいかかる。ここで文明の衰退を匂わせますよね。 あくまでわたくしのイメージなので、違う考え方も全然ありですから。念のため。
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namatee_namatee at 2015-09-17 13:41
郵便の集配員の武装についてはまだ明白ではありませんぞ。愚問ということはないですよ。検討の余地があると思います。
マルコが驚いたのは単純にマルコが迂闊だったからかもしれません。w 拳銃や鉄砲の携帯・所持についてはおじさんとアルファさんとの会話、ヨコハマの様子、芦奈野先生の「物騒だった時代の名残」という話もあります。拳銃自体は一般的なんですよ。マルコが驚いたのは普段はのんびりしているココネが思いのほか機敏な動きで拳銃を突きつけたこと、つまり「動作」そのものかもしれません。 このネタはまとめるのが非常に難しいです。(汗
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namatee_namatee at 2015-09-17 14:08
>いつか会えたら
これは・・・こんなに見解が異なるとは思いませんでした。 フラフープさんの見解は大変新鮮です。>感心 整合性について知らないとおっしゃるならこちらもネタにするのが気が楽です。w わたくしのは・・・すごく生臭くて怒られそう。(汗 あれは原作をよく読まないで、もしくは最初の方だけ読んで(リリースの時期からして致し方ありませんけど)書いた歌詞、というもの。「ヨコハマ買い出し紀行」はほのぼのとした理想郷の日常を描いたストーリーで、登場する美しいロボットの人のアルファさんはロボットなのに恋をする、しかもその対象はオーナー、という、よくある見方、いわばステレオタイプな歌だなぁ、というものです。(汗 だって「暖炉」とかどこにも出てないし。w アルファさんがオーナーを好きなのも、帰ってくるのを待っているのも間違いありませんけど、「恋」という感情はない。おそらくタカヒロに対してすらそういう感情はいだかないのではないか。小説版の話がでましたけど、あれでタカヒロがハママツへ行って二度と帰ってこない理由はアルファさんにふられたとかではなくて、やっぱり人間とは違う異質な精神構造みたいなものを感じて、いくらアプローチしても無駄と悟ったから、だったはずなので、それも根拠のひとつにしておきましょう。 そして「小説版」について、あれをオフィシャルなものとすることについて、微妙に抵抗がある、あるいは人によっては激烈に排斥する場合もあるんですけれども、それと同じ種類の感情を「いつか会えたら」に思わないことがないとは言えません。わたくしですら。 フォローしておくと、楽曲自体はすごく良いんですよ。それまでの椎名さんのキャラソンとは一線を画した、自然な歌で大変好ましい。それだけアルファさんを素に近い形で演じていたんだろうなぁ、と思います。なので聴くたびにすごく複雑な心境になるんです。orz
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フラフープ
at 2015-09-17 21:41
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異なりすぎて、言い出しにくかったのです。w>見解
まあ、つまるところはイメージソングなので、好き勝手に想像して良いとは思います。ただ、ヨコハマ買い出し紀行(特に本編)は、見たとおりが実態とは限らないようには思います。所々でそう思う。
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namatee_namatee at 2015-09-18 07:40
>フラフープさま
あの世界はナノマシンとか、目に見えないようなスーパーハイテクによって構成される、いわば魔法の世界みたいなものだという説を読んだことがありますね。例えば「消えない道」とか。世界全体がなにかにコントロールされているかもしれません。 コントロールしているのは芦奈野先生でしょうけど。w
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