気分爽快

特にネタが(ry
ふと思い出したんですけど、会社が潰れる時ってのを体験した話。w
例によって言葉の定義の問題になりますけど、よく会社が潰れるって言いますよね。あれってどういう状態をいうのか、というところから。
まあ大体は資金繰りが悪化する、ようするにお金がなくなってしまって、事業を続けるためになにかを購入することができなくなるとかから破綻が始まりますかね。手形を振出していれば、その決済のためのお金がなくなって不渡りになっちゃう。半年以内に不渡り二回だすといわゆる銀行取引停止になっちゃって融資が受けられません。まあ不渡りだすような会社にはもとよりお金貸してくれませんけどね。w
そういう手続きみたいなのは誰でも知っているし、今更わたくしがいうことでもありますまい。
まあ不渡り出しても潰れたわけじゃないんですよね。事実上の倒産などと言われますけど、実際は事業を続けることは不可能ではない。破産となると話は別ですけど、そこへ至るまでに債権者の追求をのらりくらりとかわしながら時間をかせぎ、別な会社つくっちゃうとかでそれまでの事業を手放さないでなんとかしちゃうとか。かなり図々しい話なので、社長の面の皮が厚い必要はありますけどね。w
なので、簡単に会社が潰れると言いますけど、確かにとある法人としての会社は消滅とか解散とかしても、実態としての経営者とか従業員はそのまま同じ事業を続けていたりしますので、潰れるとは一体どういう状態かというのがよくわからなくなったりしますね。
これは従業員と会社の関係みたいなもので、それが切れた時、つまり従業員にとってはその会社に縁がなくなった時、会社としても同様に従業員との関係がなくなった時、そしてそれが前述のように不渡り出したとか、破産したとか、そういった理由による場合にお互いに潰れたという認識になるのではないかと思っております。

そういう状態に陥っていく社内の人間模様みたいものが今回のネタ。
わたくしは今までに3回勤めていた会社が破綻とか解散とかしてます。死神か。w>自分
そのうち1回はわたくしが代表取締役だった会社ですのでシャレになりませんわ。(汗
1回目はとある商社で、正確にはわたくしが勤めていたのはその商社の子会社でした。親会社は商社として自動車販売、ガソリンスタンド、建設業、賃貸業その他、けっこう手広く事業を展開している会社で、社長は地元の名士と言ってよい人でした。これが例によってバブル崩壊の影響をもろに受けまして、わたくしが入社する前から苦しい経営が続いていたようです。
わたくしがいた子会社はとある機械の販売代理店でして、当時の事業は極めて好調でした。親会社の資金繰りを支えていたのはわたくしがいた会社です。わたくしのいた会社は親会社を通して取り扱っていた機械を販売し、販売した機械の代金は親会社へ入り、我が社は親会社への売掛金が発生する。販売する機械を仕入れた代金は我が社が買掛金に計上して、代理店の本部へ取り決めた支払い条件によって支払うわけですけど、その原資は親会社への売掛金です。親会社は子会社の我が社へ売掛金を支払うのを遅らせ、我が社は代理店本部へ支払うのを遅らせてと時間差をクッションみたいにして、なんとか資金繰りの体裁を維持しておりました。
そうはいっても本体の親会社の事業が軒並み不調では、子会社1社で支えきれるはずもなく次第に資金繰りは悪化していきました。子会社の我が社の事業が好調なうちに、親会社の事業を思い切って整理して軽量化すればよかったんでしょうけど、社長が地元の名士という立場から、それができなかったんでしょう。これについては似たような事例を後に経験することになります。

1999年ごろ、もはや事業の継続は不可能というところまで追い込まれる。次の手形の決済ができない。不渡り必至です。もはやこれまで、という時にとある事故が起き、その補償金で息を吹き返しちゃうんですよ、これが。w
もっとも半年ぐらいしか持ちませんでしたけどね。
そういったわけで2000年の春にはまた資金繰りが行き詰まり、ついに破綻ということになるんですけど、それがどうやってもたらされたか。親会社の社長が記者会見して、資金繰りの悪化のため、債権者のみなさんにはご協力をおねがいします、と発表しました。瞬時にわたくしのいた子会社も事業継続不能ですよ。親会社への売掛金が回収不能ですので、販売していた機械を卸してくれていた代理店本部への機械代金の決済ができなくなってしまいましたからね。販売先があってももはや売り物を仕入れることができない。
あっという間に債権者がくるんですぜ。代理店本部は薄々内情は知らせておいたので、とりあえず穏便に済ませることができてましたが、それ以外の債権者、たとえば車をリースしているリース会社とか、もちろん金融機関とか、記者会見の1時間後にはやってきましたね。
事情を聞かれても、こっちも寝耳に水ですので気の利いた返事などできるわけもない。そのうち変な方々までやってきて(ry
あと事務所を借りている大家さんとかも来ましたね。倒産すると追い出されて居場所が無くなるんですぜ。引越しするにもお金がない。これは困りましたね。

次に何が起きたか。従業員の離反ですね。真っ先に離れて行ったのはパートとかアルバイトの方々。これはもうすっぱりと次の日から来なくなりました。気持ち良いほどの手のひら返しです。もっとも実はそれが正しい態度なんですけどね。給料の出る見込みのない会社に出勤してもどうにもなりません。むしろ、そういうことをしてはいけません。会社と従業員を繋ぐのはお金ですよ。断じて社長のカリスマとかではありません。これは厳然とした事実で、経営者も社員もそれを見誤ってはいけません。
その点、見苦しいというかgdgdだったのが、ちょっと役職のある男性の社員で、辞めるのか辞めないのかはっきりせず。前述の通り、破綻したと言っても人材が残っていればなんだかんだ言って事業の継続はできなくはないので、今後に淡い期待をもってずるずると出勤してきてたんでしょうなぁ。実際には事業の継続ができると言っても、極めて不安定な状態ですし、もとより経営不振だったわけで、さらに苦しい立場になっているわけですけど。

その頃わたくしはどうしていたか。実はgdgdと会社に行ってました。w
いや、わたくしの場合、例の代理店本部からオファーが来てました。なので代理店の方へある程度の情報は提供してました。これはわたくしの保身のためということではなく、代理店本部への支払いのために小切手を振出してましたので、それを取り立てに回されるとお金がないので不渡りになってしまいます。それを可能な限り先延ばしして、従業員のスムーズな身の振り方のために時間を稼ごうとしていたからです。販売ルートや人材をネタに代理店本部と駆け引きして、わたくしのいた子会社の業務と人間を引き継いでもらおうと画策していたんですよ。わたくしはその人質みたいなもんです。なので会社へ行って情報を収集して代理店本部に報告してました。スパイみたいなもんですね。w

そうやってできたのが前述のわたくしが代表取締役をやらされた会社ですよ。代理店本部の出資でできました。わたくしと旧子会社の社員の一部で、新しい代理店が決まるまで従来の業務のほぼ全てを引き継ぐのが目的です。これはこれで、不安定というか、存続も解散もそれまで散々迷惑かけてきた代理店本部のご機嫌しだいという、なんとも言えない弱い立場でして。おかげで社用車のリースとか借りた事務所の連帯保証人とかやらされて極めて不安でしたよ。w
あまりの不安定さに従業員が一人抜け二人抜けと離れて行きまして、まあ人間の本性みたいなものを思い知らされたりしたもんですけど、状況を考えると致し方ないことだったとは思いますね。
この会社は数年後に無事、新しい代理店へ業務を引き継いで解散という運びになりました。従業員の一部とわたくしは代理店本部へ転籍。良いことばかりではなくて、勤務地は名古屋になりました。引越しとか面倒くさかったですね。おかげで自転車に目覚めて、友人もできましたので悪いことばかりでもないですけど。もともとどこか遠くへ行ってみたいとは思っていたので、名古屋で暮らし始めてからは楽しかったです。

で、今度はその代理店本部がおかしくなるんですよ。(汗
すでに主力商品の販売には数年前から陰りが見えてました。輸入品なんですけど輸入元との折り合いが悪く、思い切ってヨーロッパのあるメーカーと直接取引きに切り替えたんですけど、それが裏目に出た。膨大な在庫を持つ羽目になって、資金繰りが一気に苦しくなりました。そうなうると返さなくても良いから借りてくれとまで言われていた某都市銀行からの借入金も返済をせまられることになり、またしても倒産の危機。
某都市銀行はこれまた別の某都市銀行との合併問題で揺れておりまして、合併の時に主導権を握りたいために、かなり無理をして融資先を探しておりまして、そこへ我が社がすぽっとはまったようで、前述の通り返さなくても良いお金ですからといって20億円ほど(ry
そんなことをやっていたせいか、まんまと合併に失敗して相手に取り込まれてしまい、その上、合併した銀行自体も業績不振でいわゆる貸し剥がしに邁進することになってしまいました。返さなくても良い(ryと言ってたのに、今度は毎日返せ返せとうるさいのなんのって。(汗
そうこう言っているうちに合併後のその銀行も金融庁との確執から、別な都市銀行へ吸収という事態に。事情を説明に来た行員に「ウチを危ない危ないって言っていたお宅が先に潰れてどうする。w」と言い放ったのはわたくしの人生でも一二を争う痛快な出来事でした。w

この会社ではいずれ破綻はさけられないと見て、わたくしの上司(前述の某都市銀行から左遷させられてきた人)とわたくしで従業員の流動化に努めてました。少しずつ派遣社員に入れ替え、社内の主要な業務もいわゆるアウトソーシングにして、破綻したときの従業員の生活の心配をお金の問題に変換していったわけですね。どうしても必要な人材だけを普通の社員として数名だけ残し、他は派遣社員、アルバイト、パートでまかなってました。その数名だけ残った社員の一人がわたくしなわけで、この先どうなるか実に不安でしたね。
わたくしは実際には破綻するまでいなかったんですけど、何段階かに分けて事業の縮小とかはありまして、その都度、いろんな人間模様を見られて面白かったですね。やはり時間給の人たちは思い切りよく辞めていきますが、前述の通り、それが正しい姿勢だと思います。

といった感じで、上に書いた通り、いつもは金返せと高圧的な金融機関の人に思いっきり逆襲ができて気分爽快だったし、会社と社員の関係についていろいろと経験できたし、悪いことばかりでもなかったかなと思います。
いやでも、ああいう何が起きるかわからない不安定極まる仕事やスパイの真似事みたいなのはもうゴメンですけどね。
まだいろいろあるんですけど、本日のところはここまで。ネタの写真もちょうど良いのが思いつかなかったので無しと。w
by namatee_namatee | 2015-07-10 23:59 | diary? | Comments(8)
Commented by スピンマン。 at 2015-07-11 10:21 x
いやぁ・・・色々と分かる話ですわw
Commented by namatee_namatee at 2015-07-11 12:58
>スピンマン。さま
分かっていただけますか。w
Commented by スピンマン。 at 2015-07-11 16:18 x
会社の資金的な体力は緩やかに失いながら・・・そして突然色々と問題が噴出する・・・みたいなw
会社の景気が良い頃に、社長に群がってくる人達は殆ど居なくなりましたわw
リトマス試験紙みたいな10年でした(^_^;)
Commented by フラフープ at 2015-07-11 17:58 x
人に歴史あり、と言いますか。とてもへきるさんどころじゃない10年でしたね。フリーターまっしぐらだった自分からは、別世界の出来事のようです。
Commented by namatee_namatee at 2015-07-11 18:56
>スピンマン。さま
苦労されたようですね。(汗

目をそらしても必ずその時はやってくる。事態を打開するには社長は辛い決断を積み重ねていかなければならず、それこそが社長であると威張っていられる立場の担保であるなぁ、と思いました。
実際はそんなに立派な社長さんばかりでもなくて、あれ?と思っちゃうような人が多かったですけれども。w

本当に手のひらをぱっと返すように離れていきますよね。>人々
あの頃にわたくしの恥とか外聞とかプライドとかの大半がなくなったような気がします。w
Commented by namatee_namatee at 2015-07-11 19:09
>フラフープさま
わたくしも好きこのんでこんなやっかいな仕事をしたかったわけではないので不本意も良いところですよ。大体が仕事に就くときからして、面接では会計の仕事はしたくないから営業に回してくれと言っていたにもかからわず、思いっきり経理課に配属され、そのままずるずるとここまで来てしまいました。本当に不本意です。w

椎名さんのことは知ってましたが、どうこうしている余裕はありませんでした。でも名古屋時代にはいろんな業種の方々とお話しする機会があって、お酒を飲みながら商談とかも多かったんですけど、その時のたわいもない雑談のおりに「好きな芸能人は?」などの話題になることがありました。
当時はモーニング娘。とか鈴木亜美、浜崎あゆみあたりが全盛の頃でしたので、相手も当然そういう答えを期待していたんでしょうけど、それを外すために「クリスティーナ・アギレラ」とか「伍代夏子」「藤あや子」が好きです、などと知りもしないのに言ってました。w
Commented by フラフープ at 2015-07-12 00:10 x
会社の景気に合わせて群がったり離れたりというのは、どういう人たちのことですか?業績不調で従業員が離れるのは当然ですから、この場合違いますよね?>手のひらを返すように
Commented by namatee_namatee at 2015-07-12 22:08
>フラフープさま
そうですね。セールスの電話とかありますよね。先物の話とかマンション買えとか。あれのもう少しちゃんとした版。w
景気が良い時は「コラボ」みたいな口実で、それこそ様々な分野の様々な会社からお話がありました。特に新聞とかTVで報道されると覿面。
具体的には携帯電話の会社とか、あとはやっぱり金融機関、リース会社ですかね。

これが調子悪くなるときっぱり来なくなります。本当にわかりやすい。
でも、それが正しいんですよ。自分が偉いとか勘違いしちゃいけません。w
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