揺れる想い

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椎名さんの最新アルバムは2013年の5月22日にリリースされた「Ermitage」でございます。
わたくしが椎名さんにハマりだしたまさにその時(2013年4月に泥沼にダイブw)にリリースされたアルバム。初めて行ったライブのテーマとなったアルバムであり、ランティス時代最後のアルバムですね。純粋に「Ermitage」のみの楽曲は「ラッキーラ☆」を除くと、この時の「HEKIRU SHIINA Live Tour Early Spring(振替公演)」でしか演ってない。下手するとこの「Ermitage」で発表された楽曲は二度とライブで聴けない可能性があります。w

なぜ、ランティス時代の楽曲を今のライブでやらないのか。こういった話は「大人の事情」で片付けられてしまいますけど、考えられることでよく言われるのが権利の問題というヤツです。こういう場合は著作権とか著作隣接権かな。
でもこれなー、実は調査が不完全なので間違っている可能性があるんですが、わたくしが知っているところでは、悪名高いあの「JASRAC」、あちらが著作権使用については許諾をしておりまして、ライブで楽曲を使おうと思ったらJASRACに許諾の申請をしてお金を払えば使えるんですよね。
わたくしが「さいたまスーパーアリーナ」、いや聖地と言われる「大宮ソニックシティ」でも良いですけど、そこでコンサートをやろうと思って、当然、椎名さんの楽曲を歌いたい、たとえば「クリスタルエイジ」を歌いたいと思ったら、JASRACにその旨を申請すれば(会場の大きさ、入場料、曲数、時間などを申請するらしい)、許諾書と請求書がやってくるというわけです。つまり、わたくしは自分でやろうとしているコンサートで「クリスタルエイジ」を歌いたいからといって、椎名さんやT氏のところへ行って仁義を切ったり、頭をさげる必要はないわけです。w

プロフェッショナルな椎名さんの場合、もっと複雑な仕組みがある可能性が高く、そんなに簡単な話ではないと思いますけど、「可能性として」、ランティス時代の歌をライブで歌わないのは、椎名さんサイドが意図的にそうしているのかもしれないなどと思う次第。それがお金の問題なのか、なにか意趣返しのようなことがあるのか、それは我々には全くうかがうことができないわけですけど。
おっと、これはわたくしの妄言です。本当か嘘かわかりませんからね。信じてはいけません。w

わたくしが「さいたまスーパーアリーナ」でライブをする場合、著作権使用料がいくらぐらいかかるのか。JASRACのページで試算してみました。入場料7,500円、楽曲22曲、会場の定員22,500人、公演時間2時間30分で計算すると、およそ2,400,000円とでました。絶対ペイしないね。w

それはそれ。「Ermitage」の話。
リリースからすでに2年が経過しており、移籍したワーナーミュージックジャパンからの新しいアルバムのリリースが望まれるところ・・・あまり表だってそういう動きはないですね。(汗
次から次へとシングルやアルバムを出して、それが次々とミリオンセラーとかいう話を聞きますと、音楽の世界なんてちょろいもんだなんて錯覚しそうですけど、それは特別な「何か」に恵まれた方々の話。その「何か」がアーティストとかシンガーとかの実力とか人気とかとは限らないのは今さら言うまでもありません。とはいえ、そういう力を手に入れたということはその方々に総合的に価値があるからだと思います。

わたくしは「椎名へきる」という人がマイナーだとは決して思いませんけど、だからと言って2015年の今、誰にでも広く受け入れられる音楽性wを備えているとも思いませぬ。わたくしが思う「マニアック」とはこのような人のことをさします。w

その椎名さんが「Ermitage」でなにを表現したかったのか。本人の言によると自分の音楽的なルーツを云々ということになるんですけど、わたくしとしてはあまりピンときませんでした。確かに「いざ!You Can」は80年代あたりの雰囲気を強く感じますけど、他はすでにシングルで出ていた曲やセルフカバー、ゲームの曲、あるいは明確にライブ用の楽曲という感じで、強いて言うなら「Ermitage」で初めて聴くことになった「Trust」と「Guilty」がそのルーツに関係する楽曲ということになるんでしょうけど、わたくしが音楽に無知なせいか、特にある時代を連想させるようなものには感じられませんでした。(汗

そういったわけで、わたくしなりの「Ermitage」の印象は「椎名さんの美声を楽しむためのアルバム」といったところ。一段と高くなった椎名さんの歌声が素晴らしい。40歳近くになってさらに声が上に伸びるとか、普通じゃないでしょう。
で、冒頭のライブの件に繋がるんですけど、ライブでもそのまま、本当にアルバムと同じように歌っちゃいますからね。初めてのライブに行って何に驚いたのって、iPodで直前まで聴いていたその歌声がそのまま目の前で聴けたことです。冷静になればライブ特有の歌声の変化はあるんですけど、それでも思っていたのとはまったく違う女性ボーカリストが目の前にいたのでした。

この「Ermitage」の一番最後に前述の80年代歌謡曲風楽曲、「いざ!You Can」のライブバージョン、「いざ!You Can(Virtual TV MIX Ver.)」が入っております。俗に言う「親衛隊Ver」ですね。「本日は椎名へきるファンの集いにご来場いただき(ry」というナレーション(もちろん椎名さん本人)から始まり「親衛隊にはお気をつけの上(ry」で終わる、仮想ライブVerなんですけど、これがファンの間ではイマイチ評判が良くなかった。w
某巨大掲示板でも「俺たちのコールはあんなに切れが悪くない」とか言われてて、それはそれで読んでいて楽しかったものですけど、たぶん解釈が違うのではないかと思うんですよ。あれは椎名さんのライブのバーチャルVerではなく、80年代風のアイドルや歌手のコンサートを模したものだと思います。だから、あんなに何言っているのかわからないようなコールで良しとしたんでしょう。椎名さんの実際のライブに忠実に作るのなら、それこそFC eventで本当のファンに協力してもらったりして、もっとリアルに作るはずです。
あー、いかにもそういうことしそう。w>椎名さんサイド

アルバム「Ermitage」のセールスはあまり振るわなかったのは前にもネタにしました。どうも納得いかないことなんですけど、アーティストさんはCDが売れないと儲からないそうで、「Ermitage」のあのセールス(1,300枚とかそのぐらい)では椎名さんの懐も潤うというわけにはいかなかったのではないでしょうか。(汗
直前に例の突発性難聴でライブツアーを延期したりしてまして、そこへこのアルバムセールスの不調とくれば、予算的な面からもなかなか辛い状況だったんじゃないかなぁ、と思います。
まあ「Ermitage」は分かりづらいといえば分かりづらいのかもしれません。前述の通り、より美しくなった椎名さんの歌声を楽しむアルバムだと思うんですけど、それでは普通の人にはアピールしないかもしれませんなぁ。っていうか、これだけ聴いたら「椎名へきる」のアルバムだと思わない人もいるかもしれない。そのぐらい前例のない曲調の楽曲と歌声の変化が大きいアルバムだと思います。

で、CDが売れないで困るというなら某アイドルグループのファンみたいに椎名さんのCDを100枚でも1,000枚でもまとめて買ってあげれば良いのに、ということを友人に言われましたけど、それはまた違うんですよね。あちらはそれなりの見返りみたいなものがあって、それにお金を投入する。もともとの意図とは違ってしまっているかもしれませんけど、1枚でも1,000枚でも得られるものは同じ。本質的に意義は変わらないと思います。
それが普通のアルバム・シングルの場合は、そういった意義は持ち合わせていない、あくまでアーティストの作品のみ(握手券などがついたCDの楽曲がアーティスティックでないという意味ではありませんので、念のため)、という点で、応援のために大量に買うという大義名分は立ちづらいのでございます。w

でもたくさん買っている人はいそうですけどね。>椎名さんのCD
わたくしですら複数枚(何枚かはあえて言わないでおこう)は買いますからね。w
by namatee_namatee | 2015-06-03 22:30 | music | Comments(6)
Commented by 猿実 at 2015-06-04 00:05 x
> いざ!You Can(Virtual TV MIX Ver.)
私はこの曲聞いて、80年代の「中森明菜」をイメージしました。
Commented by namatee_namatee at 2015-06-04 12:19
>猿実さま
それそれ、わたくしがイメージしたのもまさにそれです。
ただ当時は歌番組も多かったので、なんていうか特別なものという感覚が希薄でして、それをルーツと言われると人によってはそうなのかなぁ、というようなあまり実感がわかない感じでありました。

さらに進めて言うならば椎名さんの音楽的なルーツってHR/HMじゃないの?とも。どうせなら思いっきりグログロドロドロなHR/HM風味の楽曲ばかりでアルバム1枚作ってもらって「本当にやりたかったのはこういうのなんですよ。ケロッ」みたいなことを言ってほしいような。w
Commented by フラフープ at 2015-06-04 20:10 x
仮想ライブバージョンでアルバムを作るなら、
空想メトロ
少女爆弾
ガンバレ
風が吹く丘
目を覚ませ男なら
など、いろいろ希望はありますね。
Commented by namatee_namatee at 2015-06-04 21:56
>フラフープさま
いやいや、まだライブでやっていない曲というか、新曲じゃないとダメでしょう。>ここでいう仮想ライブVer
本当のライブVerなら、それこそ最近のライブを映像化してくださいという話じゃないですかね。
Commented by 猿実 at 2015-06-06 10:58 x
> 歌番組も多かったので
私椎名さんと1才違いで、当時小学生でしたが「ベストテン」「トップテン」「夜のヒットスタジオ」しか記憶にありません。
この3つは良く見てました。
当時の小学生の情報源はTVぐらいで、良い子は9時に寝ましょうな時代だったので、周りの子達も皆こんな物でしたよ。
> 音楽的なルーツってHR/HMじゃないの?
これは自分の意思で音楽を聞く様になってからのルーツでは?
私も自分の音楽のルーツって「プリンセスプリンセス」等のガールズバンド系だと思ってましたが、良く考えると、なんとなく音楽番組を見ていたこの頃の影響は多少有るかと。
中森明菜は他のアイドルと同じ様に可愛い衣装着て声援を受けてますが、曲調や歌詞が大人な感じがしたのと、それが似合う声と歌唱力だったのが凄く印象に残ってます。
正直、他にも色々な歌手やアイドルを見てたはずなのに、彼女以外殆ど覚えてない位、印象に残ってます。
Commented by namatee_namatee at 2015-06-06 20:16
>猿実さま
そう真正面から突っ込まれると、実は当時は歌番組(っていうか音楽)に興味がなく、TVから流れているのを漫然と見ていただけというのを白状せねばなりません。w
とはいえ、おっしゃるとおり良い子は9時には寝ちゃう時代ではありましたので、それでも記憶に残るぐらい歌番組はあったということで、今よりは娯楽?文化?の主流にあったのではないかとは思います。>歌番組

>ルーツ
それは受け取る側でどちらとも取れるところですね。椎名さん自身は、80年代の歌謡曲あたりを自分の音楽のルーツとするのでしょうけど、わたくしのようにアーティストとして椎名さんを捉えているものにとっては、アーティスト転向に伴って被った多大な犠牲も勘案して、椎名さんの音楽的なルーツはやっぱりHR/HMと言ってほしいという願望のようなものがあるのでしょう。
いやまあそんなに堅苦しく言わなくても、最近の繊細な曲調よりごっついHR/HM調の椎名さんの楽曲を聴きたいという願望ですよ。

猿実さんとわたくしは世代的に10年ほどずれておりまして、椎名さんの言う音楽的なルーツとして、わたくしの印象にのこっているのはピンクレディとかキャンディーズ、山口百恵、やや後に石川ひとみ、倉田まり子あたりですかね。とはいえ、前述のとおり、当時は音楽にあまり興味がなかったので通り一遍にしか聴いてません。なのでわたくしとしての音楽的なルーツには影響がない・・・はず。
厨二病を発症してからは初期のレベッカやPSY・Sとか、いかにも人に知られていなさそうなあたりを狙って自己満足に浸ってましたので、自分の音楽的ルーツというのは小学生よりももっと後、高校生のころにあるというのが自己分析の結果であります。w
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