鶚の棲む沼

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「ヨコハマ買い出し紀行」最大の謎。>ミサゴ
子供の前にしか姿を現さないという、まるで妖怪のような存在ですが、はたして何者なのか。
「ミサゴ」については先達が膨大な数の仮説を立ててらっしゃいまして、今更わたくしごときに気の利いたことが言えるわけもないのですが、ネタが(ry

「ヨコハマ買い出し紀行」に登場するロボットの人はアルファ型のA7シリーズということははっきりしております。作中に登場するのはA7M1のアルファー室長、A7M2の初瀬野アルファさん、A7M3の鷹津ココネ、ナイ、丸子マルコといったぐあい。これはAなんとかシリーズの完成形ということで異論はありますまい。人類はアルファさんのようなロボットの人を作ろうとしてそれに成功したのです。ロボットの人を作ろうと思ったのはなにが理由なのかよくわかりませんが、子海石先生の回想から推測するに、異常な海面上昇などの天変地異がおきる世界で、人類は人類自身の行く末になにか思うところがあって、自分たちの後継者としてロボットの人を作ろうとしたのではないかと考えております。
つまり、子海石先生が「鶚」で東京湾を突っ走っていた頃には、すでに人類の行く末には困難が待ち構えているのはわかっていたのでしょう。

A-1は視覚(アルファさんやナイのカメラ)、A-2は聴覚(これがあのレコード)、ではA-3は?
芦奈野先生によると五感に対応するということですから嗅覚でしょうか。以下、A-4が味覚、A-5は触覚、とかですかね。ではA-6は?
第83話「青い音」で子海石先生は「・・・私もそのあたり知らないのよ A5とか6とか」とおっしゃってます。うーん、この感じだとA5はA-5で「触覚」じゃ無いのかな?
ここが行き違っているのはちょっと変な感じがしますね。ココネは子海石先生に単純にA7の前はどうだったのか?と問うているわけですけど、それに対する子海石先生の答えがA5とか6は知らないというわけで、文脈だけからいけば、ロボットの人に近い姿形をしているのがA5とかA6と読み取れます。
直後にA-2のレコードを持ち出して2人で聴いているわけですが、ここでココネはA-1からA-4までが人間の感覚(4つなので五感とはいえませんな)に対応しているのを知ったはず。少なくともA-2が聴覚に対応したものなのは知りました。で、A-2について詳細を知っていた子海石先生はA-1についても視覚に対応したものであるというのは知っていたはずなので、それもココネに話したでしょう。次の第84話「海抜70」でココネは「私たち音やにおいでできているんですよ・・・たとえばなしとかじゃなくて・・・」といってますので、子海石先生からA-1からA-4まで、最低でもA-3(嗅覚)まではなんなのかについては聞いたはず。

五感を表すと言いながらA-5は単純な触覚ではないのかもしれません。考えてみれば五感のうち、触覚については専門の器官が受け持つものではないですね。手でも足でもあるいは尻でも、触覚というものはあります。わたくしの推測では触覚に該当するA-5は肉体そのものだったのではないかと。神経の塊みたいな物体としての肉体のようなもの。これはビジュアル的に不気味だと想像するに難くないですなぁ。(汗
なので「楽しい話ばかりじゃない」のではないかと思います。

そしてA-6もしくはA6です。これの正体はなんなのか。「人型キノコ」「水神さま」なのか。はたまたあの変なビルみたいな物体なのか。あるいは「街灯の木」?
これは情報がすくなくてなんとも言えませんなぁ。この妙な物体の数々は副産物というか、ロボットの人開発の本筋ではないと感じます。
わたくしとしてはA6はA5(もちろんA1-A4も含めて)に意識とか知能とか、そういうものを付加した人型のもの、なんじゃないかと推測します。つまりA7の直前の形態で見た目は人間のような存在。うまくいけばA6がロボットの人だったのかもしれません。だがしかし、これも「楽しい話ばかりじゃない」という話ですから、なにかがうまくいかなったのでしょう。
害をなすとかそういうことはないのかもしれませんが、人類の後継者にはなり得ないようなものだったんじゃないかなぁ、と思います。

というわけで、もう言わなくてもおわかりと思いますが、わたくしは「ミサゴ」はA6だと考えております。

アヤセによると「ミサゴ」の出現時期はロボットの人とはずれている、何十年かミサゴの方が古いということなんですが、どうなんでしょう。これ、実はアヤセが「ミサゴ」に会ったのが実際に何十年前ということではない。アヤセはそんな歳じゃないですし(おそらく20歳代後半ぐらい)、アルファさんのオーナーの初瀬野先生と面識があるようなので、何十年前の「ミサゴ」の話はオーナーから聞いた可能性があります。なのでアヤセが「ミサゴ」に会った時期はこのネタでは重要ではないんですね。

子海石先生が「鶚」で東京湾をかっ飛んでいた頃はなん年前か。仮に初登場の第4話「雨とその後」の時点で60歳として、「鶚」でかっ飛んでいたころを20歳とすると40年前の時点ではロボットの人の開発計画は始まってはいたものの、まだロボットの人は影も形もないということですね。ではアルファさんのオーナーが子供の頃に「ミサゴ」を見たとして、それはなん年前だったのか。実はオーナーの歳がわからないので不明です。w
まあそれでも強引に「ヨコハマ買い出し紀行」第1巻の時点で40歳だと仮定してみると(良いところでしょ?)、「ミサゴ」に会えたのは10歳ぐらいまででしょうから、30年前となりますね。40年前から30年前までの時期に「ミサゴ」は小網代の入江に棲みついたということなんでしょう。
子海石先生が「鶚」で東京湾をかっ飛んでいた10年後までにはM6の「ミサゴ」が生まれ、オーナーに会っている。わずか10年(それ以下)であそこまでの完成度のM6に到達するということは、ロボットの人の開発は死に物狂いで進められたのでしょう。

といった感じならば、ロボットの人と「ミサゴ」の出現時期の関連については説明がつくと考えますがいかがでしょうか。

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といったわけで、あとは写真でごまかす。w
1枚目は茨城町の網掛公園にある案内図。網掛公園は涸沼にあり、前にネタにした親沢公園のちょうど反対側にあります。本家本元の?「小網代の入江」になんとなく名前も似ておりますなぁ。w

2枚目のように大変見晴らしの良い場所でして、わたくしは仕事をさぼって休憩しにいきます。よくみるとターポンが飛んでますね。w
その左側に鳥が飛んでいるんですが、これはよくいる水鳥ではなく、鳶とか鷹のような鳥です。3枚目の写真をご覧ください。
もっともこれが「鶚」かどうかはわかりません。いかにiPhoneのカメラが高性能とはいえ、このような距離と光線では(ry
by namatee_namatee | 2015-04-02 23:20 | book | Comments(36)
Commented by ボウコウ at 2015-04-03 01:03 x
ターポンはもっと上。
Commented by fd-minimi at 2015-04-03 11:20 x
オスプレイはんたーい(グルグル目)
Commented by namatee_namatee at 2015-04-03 11:55
>ボウコウさま
まだ「夕凪の時代」になってないので、ターポンも地上に降りるんですよ。w
Commented by namatee_namatee at 2015-04-03 11:57
>fd-minimiさま
あっ、わたくしを「ヨコハマ買い出し紀行」の世界に突き落とした張本人が来(ry
・・・感謝しております。w
Commented by フラフープ at 2015-04-03 12:58 x
ミサゴを話題にする人が妙に少ないのも、違和感ありますね。子海石先生あたり、何かいろいろ知っていそうな気もしますけど。
Commented by namatee_namatee at 2015-04-03 17:00
>フラフープさま
子供が少ないからでしょうか。>話題にする人が少ない
あと登場人物じたいも少ないですし。

ミサゴの目撃実績wのある人はけっこう多いですね。初瀬野先生、アヤセ、タカヒロ、マッキ、サエッタ。
「子供しか会えない」という伝説になっているぐらいなので、相当数の目撃・邂逅事例があるんでしょう。結構、子供には姿を見せていたのかもしれません。そしてその子供が極端に少なくなっていく・・・
Commented by フラフープ at 2015-04-03 23:56 x
もっと子どもの多い地域に移住しない理由、何だと思いますか?
Commented by namatee_namatee at 2015-04-04 07:31
>フラフープさま
子供が多いと大人も多いので、そういうのは苦手なんじゃないですか。
あくまで人目につかず静かに生きていきたいのではないでしょうか。>ミサゴ
Commented by ふき at 2015-04-04 11:52 x
> わたくしは「ミサゴ」はA6だと考えております

★お久しぶりです、なまさん。

うちのサイトのコンテンツでも(多少強引な説ではありますがw)、
「ミサゴは A6 であった」 と結論付けております。

やはり誰が見ても、『ミサゴと室長の近似性』を考えれば、
「ミサゴ = A6」 という点は間違いなさそうですよね(^^


★ただ一方で、作者である芦奈野先生は、
「A1~A5 は、人間の五感」、「A6 はそれを統合するような存在」
と おっしゃられている(たしか)というお話…

そう考えると、困ったことに、
「水神さま」「ミサゴ」のどちらか一方が「A6」だとすると、
片方が必ず あぶれる形になってしまいます。

(『成長した水神さま = ミサゴ(あるいはA7ロボット)』
 を主張する人もいますが、

 水神さまが各地で発見されているのに、
 その成長体であるはずのミサゴが
 三浦の1体しか登場していない点はおかしいですし、

 教育が必要なA7ロボットを、屋外で監視も付けずに
 ほったらかしで育成するとはとても思えず、

 いずれも明らかな矛盾を含んでいると思います)

(続く)
Commented by ふき at 2015-04-04 11:53 x
★そんなこんなで、最近はこんなふうに考え始めています。

「 A6 とは、「水神さま」 のことなのではないか?」 と。

つまり、刹那的な 「さまざまな感覚」 を統合して、
知識として蓄えていける脳の機能…

『記憶』 に該当するロボットなのではないでしょうか…?(^^


脳の機能を持った生き物ですから「脳波」もありますが、
意思があるわけではなく、
ただ、「地面の記憶」を形にしていくだけ… というわけです。

(ロボット開発が終了して、役割を終えた A6 は、
 全国に散布されたのだと思います。

 「人類の存在の形跡」 を少しでも形にして後世に残そうとした、
 当時の開発者たちの思いもあったのでしょう)


こうして、A1~A6 までの「素材」が出そろい、
本当の意味でそれらを統合したロボット『A7シリーズ』が、
形になったのだと思います。(^^

(続く)
Commented by ふき at 2015-04-04 11:54 x
★さて、最後に謎が1つだけ残ってしまいました。

そうです。 「ミサゴ」の存在です。

彼女は一体なんだったのでしょう?


★僕は思うのですが、あれは、
『 A7 の、本当の初期ロット』 なのではないでしょうか?


本来なら 「A7M1」 の名を冠するところだった彼女ですが、
キバは生えてるわ、身体能力は異常だわ、
成人との知的生活もおぼつかなかったので、

やむをえず、開発者の一人であった初瀬野先生の実家の、
人のほとんど住まない小網代湾で、
自由に暮らせるようにしてあげたのではないか…? と思うのです。

(殺処分は、さすがにしのびなかったのでしょう)


強いてナンバリングするなら、
『ミサゴ = A7M0』 というところでしょうか?

それで、子海石先生から教育を受けていた当時の室長(A7M1)と、
ミサゴは、あんなに嗜好が似ていたのでしょうね。


★今は、そんなふうに考えている自分です(^^

大変な長文に最後までお付き合いくださり、
ありがとうございました。<(_ _)>
Commented by namatee_namatee at 2015-04-04 17:28
まず、なにがなんだかわからなくて、興味もない人のために申し上げておきますと。w

A1〜A6、これと人間の五感を当てはめていくと、どうしても「余り」がでちゃいます。なまじA1は視覚、A2は聴覚と順序正しく元ネタが明らかになってますし。そこでA5の解釈とA6がなんだったのかの推測、ここにきて露わになる矛盾点、この整合性をどうとるか。ふきさんの言う「あぶれる」問題、これは「ヨコハマ買い出し紀行」を研究していく中でもっとも悩ましい問題の一つなのです。

なので、良い大人がなんどもブログのネタにしたり、レスにこれだけのエネルギーを割いたりするんですよ。「ヨコハマ買い出し紀行」にはそれだけの魅力があるのだ。どうだ、うらやましかろう。w
Commented by namatee_namatee at 2015-04-04 18:01
>ふきさま
気を取り直して。w
その説はさすが、としか言いようがありません。説得力がありますね。

わたくしの考えでは「水神さま」の重要度が低いです。あれはストーリー上の彩りというか、アヤセの存在を際立たせるための(放浪して何をしているのかとかの理由付けとか)アイテムと考えておりました。なので本文中でもロボットの人開発の本筋にあまり関係のない副産物と書きました。
だがしかし「脳波」となると・・・「水神さま」のそこに注目するとは・・・じっと遠くを見つめているという様子からもやっぱり説得力ありますね。
それでミサゴが「M7A0」か。ロマンがありますなぁ。

わたくしの考えでは五感までをA5でまとめ、それを認識することのできる知性とか知能をもつ人型のものとしてA6としましたけど、ふきさんは記憶をA6に割り振るわけですね。その根拠が「水神さま」の脳波だと。

賛同してしまいたくなっちゃうんですが、それではもったいないような気もするので、あえて反論すると。w
「ミサゴ」には「記憶」がないような気がするんです。本能的な部分は別として、誰が誰と認識するとかそういう様子がない。子供の初瀬野先生もアヤセもタカヒロもマッキもサエッタも全部同じ「子供」として認識しているように見えます。
そういうところがイマイチで「ミサゴ」(わたくしの説ではM6)はロボットの人になれなかったんじゃないかなぁ、と思います。
Commented by ふき at 2015-04-04 21:29 x
■なまさん

まず、「捕捉解説」をありがとうございました。(^^

こちらのブログは、ヨコハマファン専用のそれではないので、
たしかに僕の話は「マニアック」すぎですよね(汗)


> だがしかし「脳波」となると・・・
> 「水神さま」のそこに注目するとは・・・

水神さまって、ミサゴやロボットの人との類似点があって、
最終話にも出てくるほど重要な(と思われる)
扱われ方をしているのに、

不思議と、ミサゴやA7と、どこかブッツリ関係が切れているような
描かれ方をしていたのを、前々から不思議に思っていたのです。


そんなある日、こうした描かれ方をしているのは、
『(ある意味)すでに役目を終えている生物だから』
ではないだろうか? と気づいたのです。

そう。 「A2レコード」 と同じ位置づけなわけです。

(ただ水神さまの場合は、その特性を活かして、
 「地面の記憶」を形状化するという、
 第二の人生を与えてもらったようですが(^^ )
Commented by ふき at 2015-04-04 21:30 x
> あえて反論すると。w
> 「ミサゴ」には「記憶」がないような気がするんです。

ふっふっふ。
その反論は必ず来ると予想しておりました(^^

もちろん、そこも抜かりはありません。


というのも、たとえばミサゴは、
「子供たちの顔」を記憶しています。

ただ彼女は、「生物は成長するものだ」という概念が理解できて
いないらしく(自分が成長しない生き物だからでしょうね)、

旧判9巻のカバー4コマ漫画のように、
「タカヒロとマッキを懐かしがっている(記憶している)」くせに、
「成長したタカヒロとマッキ」がそばを通っても、
「大人が来た!」 という感じで、身を隠して終わりでした。


また、これは僕の憶測も入るのですが、

第138話で、サエッタを見つけたときのミサゴの笑顔は、
『あの子じゃん! 懐かしいな~』 という、
懐かしさのそれだったのではないでしょうか?(^^


水神さまの後継機であるミサゴは、
やはり「記憶」能力を持っているのだと思います。
Commented by namatee_namatee at 2015-04-04 21:58
>ふきさま
カフェアルファにタカヒロがいるのを認識して、カニにリボンくっつけて投げるぐらいですから、「記憶」がないということはないでしょう。
ただわたくしがなんとなく思うのは、それは動物としての記憶に近いもので「水神さま」の様子から窺われる、知性のようなものを伴った記憶(これはふきさんの説をとるとして)とは種類が違うような気がします。
動物が自分と違う種族の子供を自分の種族の子と認識してしまうようなレベルとでもいうんでしょうか。
なんていうんでしょう、整理された記憶とでもいうのか、論理的な記憶ではないと。>ミサゴ

そういえばアルファさんやナイのカメラとロボットの人の関係も記憶に関連してますね。半分以上、ふきさんの説に賛成なんですけど、もう少し検討してみたいと思います。w
Commented by フラフープ at 2015-04-05 02:00 x
お年寄りたちの扱い方を見ていると、水神様はロボットの人開発とは無関係に、あの世界に昔から「居」たのでは。むしろ、水神様をベースにして、ロボットの人の研究が行われた、というのは考えられませんか。
Commented by ふき at 2015-04-05 10:50 x
■ なまさん

> わたくしがなんとなく思うのは、それは動物としての記憶に近いもので
> 「水神さま」の様子から窺われる、知性のようなものを伴った記憶
> (これはふきさんの説をとるとして)とは種類が違うような気がします。

★これは僕の説明不足だったかもしれないのですが、
僕は水神さまは、『記憶機能の基礎部分しか持っていない』
と考えています。

つまり、まさに なまさん が(ミサゴについて)おっしゃられているような、
「知性のほとんど感じられない、動物レベルの記憶」 なのです。(^^


★水神さまは、その描かれ方からして、
「ジッと微動だにせず、深く思慮している」ように見えますが、
僕はあれは 『意思もなにもない行動(行動とすら呼べない機械的な行為)』
にすぎないと思っています。

(人間は、ジッとたたずんで遠くを見ているような姿の猫を見て、
 「なにを思考しているんだろう?」 と思うものですが、
 実はそういうときほど、猫は「何も考えていない」ものです。

 猫は、本当に思考しているときは、
 その思考を「行為」として表すものだからです。)


水神さまたちがやっているのは、あくまで、
『その場所の地面が記憶している「記憶」の再生』 であって、
彼ら自身の「思考」ではないのです。

「ロボットの人」になるためのパーツ… 材料にすぎないんですよね。

それもあって、『A2レコードと同類』 と表現してみました。(^^
Commented by ふき at 2015-04-05 12:04 x
■フラフープさん

> お年寄りたちの扱い方を見ていると、
> 水神様はロボットの人開発とは無関係に、
> あの世界に昔から「居」たのでは。

★そこは僕も、気になっていて、
それで この説に「GO」を出せないところがあるのです。

「ロボットの人」と「水神さま」、
どちらが先に世の中に出てきたかが明確になれば、
この説の正誤もハッキリするのですが…

(キノコと人間のかかわりについては、
 「水神さま」と「ビルキノコ」 の2つのケースがあるのですが、
 地元の人の話(「昔から云々」)だけでは、
 具体的に何年前かが分からないんですよね。

 ミサゴの場合は、「ロボットの人より何10年か前」から存在が確認
 されていることが、アヤセのセリフから分かるのですが…)


> むしろ、水神様をベースにして、ロボットの人の研究が行われた、
> というのは考えられませんか。

★ということで、このフラフープさんの助言を元に、
以下に僕の説を組みなおしてみました。

水神さまを「A0」のような立場においた説です。

(続く)
Commented by ふき at 2015-04-05 12:04 x
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■【ずっと昔(50~100年ほど前)】

 一部地域で、「人型キノコ」が確認されるようになる。

 研究の結果、「記憶を形にする性質」を持った、
 温暖化によって生まれた新しい植物であることが判明。

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■【50年ほど前】

 キノコをベースに、新しい人(ロボット)を作り、
 人類が滅亡した後も「人類の営み」を残そうと考えた人々が、
 人間の五感を形にする研究をスタートする。

 (子海石先生たちは、この時期に参加する。
  形になった五感は、「A1~A5」と呼ばれる)

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■【ロボットの人が登場する何10年か前】(40年ほど前?)

 キノコを素体に、人間の五感(同時に身体能力)を持たせた、
 最初の「人」(A6)が完成。

 水面上すら滑走する異常な身体能力の高さから、
 五感データの収集に使用していた水上艇にちなんで、
 「ミサゴ」と命名される。

 つまりミサゴは、「キノコが成長したもの」ではなく、
 『キノコを元にして、人工的に創られた生物』だったわけです。

 (だから、あれだけのキノコが全国各所で見つかっているのに、
  ミサゴのほうは、100年近い歴史を描いた作中にもかかわらず、
  一体だけしか登場してこなかったわけですね)

 しかし、その特異な外観や、超人的な身体能力から、
 人間社会での共存は難しいと考えられたため、
 ミサゴをベースに、「生物の人」ではなく、
 「ロボットの人」を造りだす研究が始まる。

(続く)
Commented by ふき at 2015-04-05 12:05 x
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■【ロボットの人 登場】(20年ほど前?)

 最初の「ロボットの人」である、「アルファ室長」完成。

 同時に、役目を終えたミサゴは、小網代湾に放される。
 (人がほとんど住まない地域であることと、
  研究員の一人であった初瀬野先生による経過観察が
  容易である と考えられたため)

 その後、初瀬野先生はすでに大人なので、
 ミサゴとはそれっきりになってしまったが、
 地元をフィールドとしていた子供時代のアヤセは、
 何度かミサゴと遭遇する幸運を得る。

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「脳」に近い働きをする「植物」が見つかったので、
それに「動物」の身体能力を付加することで、
疑似的な人間を作りだせるのではないか?

と考えられたことが、
「人」開発のスタート地点だったわけです。(^^


上記は、あるいはすでに別のヨコハマファンの方が唱えているかもしれませんが、
確認を取らず、思いついた限りでまとめてみました。
Commented by namatee_namatee at 2015-04-05 21:00
>フラフープさま&ふきさま
申し訳ありませんが、サバゲで死にそうに眠いので、この案件のレスは明日までお待ちください。orz

っていうか、わたくしの適当なエントリーからこんな重要な議論に発展するとは・・・
Commented by namatee_namatee at 2015-04-06 12:50
>ふきさま&フラフープさま
人間の場合、学んだことは言葉や文章で他の同類に伝えていくことができますが、動物はそれが出来ないと、だから獣は幸せなのだ、と京極堂が言ってました。w

ミサゴがA6なのか、A7のプロトタイプなのか、ああ、後者については思い至らなかったわけですが、わたくしとしてはこの人間と同等の「知性」「知能」の有り無しで「ミサゴ」と「ロボットの人」の間に線を引こうと考えておりました。
「水神さま」については、未だ話の本筋からはずれた「謎かけ」のような気もするんですけど、芦奈野先生がそういう無駄なネタを何度も仕込むとも思えず・・・正直、どう考えてよいか、まとまった考えがありません。

アヤセが初めて「水神さま」を見たときに「ミサゴ」を連想しており、我々よりは情報も多くロボットの人開発史についても詳細に知っているはずの彼がそういう連想をするのだから、「水神さま」と「ミサゴ」を結びつける根拠となる要素が何かあるのであろうな、とは思います。ただ歳をとらない、いつまでも変わらないということのみで連想したとは思えませんし。
そして「ミサゴ」と「ロボットの人」の関係が我々の考えている通りだとしたら(M6とかM7とかのナンバーの問題はおいておくとして)、「水神さま」とロボットの人の関係もふきさんの推測が当たっている可能性が高いですね。

アヤセは「ミサゴ」はロボットの人ではないと言っており、根拠は出現時期が違う事のようですが、他にもなにか理由を知っているのかもしれませんね。「ミサゴ」についてタカヒロと何を話したのか、それが知りたい。w

というわけで、フラフープさま、わたくしとしては「水神さま」が先に居たという説には与しない、というか特にどうだという考えがありません。なのでふきさんの後半の説についてはノーコメント。w
ただ、あの世界が現代の続きである(すでに追い抜きつつありますけど)とすることで、独特の魅力と謎が生まれていると思います。なので、あの妙なアイテム達は比較的最近のある時期を境に登場したと思いたい。100年とかのスパンになってしまうと、スクーターから米軍住宅風の建物から98年と書かれているように見える自動車雑誌やら、それらの時の経過が説明しづらくなってしまうからです。
Commented by ふき at 2015-04-07 09:15 x
■ なまさん

> わたくしの適当なエントリーからこんな重要な議論に発展するとは・・・

いえいえ。 バラしてしまいますが、
実は今回の なまさん のエントリーを見たときから、

『この話題を軸に語り合って、自分の中で断片的だった
 「水神さま」に関する考察を、この機にまとめてしまおう!』
と思っていたのです。

(それで、あんなにスラスラとコメントが出てきたわけなのです)

今回、なまさんやフラフープさんがいっしょに考えてくださった話を元に、
後日、うちのサイトのほうで、新たな「Aシリーズについての考察」を
まとめようと思っています。

そのときは、ぜひまた見に来てくださいね。(^^



> 「ミサゴ」についてタカヒロと何を話したのか、それが知りたい。w

アヤセとしては、やや複雑だったのではないでしょうか?(笑)

自分が見た当時と姿かたちは同じでも、
「今現在」彼女とお付き合いの機会を得られるのはタカヒロだけなので、
自分の話はあくまで「思い出」、タカヒロの話は「リアルタイム」…

さぞや もどかしく、うらやましかったことと思います(笑)
Commented by フラフープ at 2015-04-07 10:08 x
>ふきさん
個人的には、アルファさんや室長の方が魅力的だと思います!
>namateeさん
「意味も意図もなく、ただそこにあるだけのもの」と考えるのは、ある意味で謎解きの放棄なのかもしれませんね。でも、ミサゴやターポンと違って、水神様の場合にはアリかな?どうかな?
Commented by namatee_namatee at 2015-04-07 10:15
>ふきさま
何かのお役にたてれば、それだけでうれしいです。w
新「Aシリーズの考察」を楽しみにしております。

>ミサゴの伝説
タカヒロもマッキに対してやっぱり複雑な想いだったでしょうし、マッキもサエッタに、と語り継がれていくのでしょうね。「峠」の女の子も噂に聞いている可能性はありそうだし、これはこれで縛りが少ない自由度が高いネタで、妄想がはかどります。w
Commented by ふき at 2015-05-14 08:17 x
お久しぶりです、なまさん。

1ヶ月ほどかかってしまいましたが、
おかげさまで、こちらのエントリーでお話した内容を元に、
『新・A(アルファ)タイプの歴史』を、
ようやくまとめることができました。

全7章仕立てで長文のため、
お時間のある時に少しずつお楽しみいただければ嬉しいです。(^^

(関連のあるエントリにコメントしたほうが分かりやすいかと思い、
 こちらにコメントをさせていただきました。

 また、URL を記述しようとしたのですが、
 「禁止されている単語」と言われてはじかれてしまったため、

 お手数ですが、当サイトのメインメニューの「考察など」に入り、
 左上のほうのメニューの中の、
 『新・A(アルファ)タイプの歴史』にお進みください)
Commented by namatee_namatee at 2015-05-14 21:15
>ふきさま
ごぶさたです。
読ませていただきました。元より、わたくしの考えはふきさんのサイトから影響を受けておりますし、このブログでも思考の経緯を見るばかりか、議論に参加さえさせていただきましたので、異論はございません。

二次創作や検証・考察などのネタでは感心することはあっても、あまり感動することはないんですけど、今回のふきさんの考察には感動いたしました。「ヨコハマ買い出し紀行」の物語の根幹にかかわる話ですから、相当な覚悟や気愛が必要だったはずで、それが文面から感じられました。よいものを読まさせていただきました。
Commented by ふき at 2015-05-15 03:10 x
■ なまさん

> 二次創作や検証・考察などのネタでは感心することはあっても、
> あまり感動することはないんですけど、
> 今回のふきさんの考察には感動いたしました


ありがとうございます!(^^

こちらのコメント欄に、自分の意見の草案を書きこみ、
なまさんたちと話し合ったことで、

当初は自分では「完璧」だと思っていた理論にも、
ところどころに穴があることに気付き…

せめて、今回の話し合いにかかわってくださった
「なまさん」 と 「フラフープさん」、

そして、「自分自身」 にだけは
シッカリと納得してもらえるよう、
トコトンまで煮詰めてみたつもりです。


完璧なコンテンツではありませんが、
あのサイトで3本の指に入る 『自分好み』 のコンテンツに
仕上がったと、自画自賛しています。(^^
Commented by namatee_namatee at 2015-05-15 11:55
>ふきさま
ふきさんの掲示板に最初におじゃましたころから、ふきさんのサイトにはなんていうか憧れみたいなものがありました。うまく言えませんけど、「ヨコハマ買い出し紀行」を、もう大半の人が忘れようとしているこの時期に未だに続けている人がいるというのがうれしかったですね。
そのサイトへ自分の名前が載るようになるとはそっちの意味でも感動しております。w
裏返していえばこの界隈にはそれだけ人が居ないということにもなるわけですけど。(汗
Commented by ふき at 2015-05-15 17:44 x
■ なまさん

> 裏返していえばこの界隈には
> それだけ人が居ないということにもなるわけですけど。(汗

「人がいない」… より正確には、
「本気度の高いファンがほとんどいない」感じですよね(ため息)

ファンを名乗る人はいても、やっていることの大半は、

「ココネは俺の嫁 ココネにティンポコ入れたい」といった
エロ発言を繰り返して、気持ち悪い薄笑いを浮かべるか、

自分の思い付きの(まちがっている)考察を世間に認めてもらいたくて、
漫画内の「自分の考察に都合のいいシーンばかりを列挙」して、
自己正当化に明け暮れているかの、どちらかです。


作品を「逃避」にしか使えない彼らとは、
ヨコハマファンかどうか以前に、
『人として 付き合いたくない』感じです(苦笑)

だから、たとえば「ヨコハマ」が屈指のメジャー漫画で、
ファンが大量に存在したとしても、
僕はやっぱり、なまさんのような方々と考察を楽しんでいたと思います。(^^
Commented by namatee_namatee at 2015-05-15 21:54
>ふきさま
まあまあ。(汗

>エロ発言
某巨大掲示板はそもそも真剣で複雑な議論をするのに向いていないですから。やはり「自分の場所」みたいなものを持たないと、真剣な話は無理だと思います。
わたくしも所詮はブログに書いているだけなので、系統立てて継続的な論を展開するのは難しいと考えており、さりとてサイトにするほどの覚悟はない、と引け目のようなものを感じております。w
彼らが「自分の場所」を持たない、持つ努力をしないということに不満のようなわだかまりのようなものはありますけれども。

>思い付き
あー。(汗
何かを主張すればそれは違うという意見は必ず来ると思います。実際にこなくても、来るかもしれないという覚悟は必要だと思うんです。
それを違う意見を拒絶してしまうのはわたくしも賛同しかねます。むしろ違う意見を聞きながら、いろいろ考察を進めていくのが面白いと思うんです。w
Commented by ふき at 2015-05-16 05:25 x
■ なまさん

> 何かを主張すればそれは違うという意見は必ず来ると思います。


★あ、いえいえ(汗)

これは、「うちに来た人」やの話ではなく、
「別所のブログなど」の話なのです。


「違う意見を聞きながら、いろいろ考察を進めていくのが面白い」
というのは、僕もまったく その通りだと思っています。

ですが、僕が敬遠している彼らのようなタイプの人間は、
まず、他者とは話し合いをしようとしません。

彼らが求めているのは、
結局は、『自分の説の賛同者』 だけだからです。


★そんな彼らの主張する「新説」の矛盾点を、
こちらが指摘(話し合い)しようものなら、
ほとんど1発で、こちらとの交流を断絶してきます。

僕が、「なまさんのような方々と考察を楽しんでいたと思います」
と書いたのは、オセジ(笑)などではなく、

僕自身がそうした「意見交換を拒絶している、自称ファン」を
過去に大量に見てきた経験からの「切実な本音」…
といったものと、お考えください。(^^
Commented by namatee_namatee at 2015-05-16 11:39
>ふきさま
ああ、言葉が足りませんでした。おっしゃるとおり、ふきさんのところへ来た人の話ではなく、別なところの人の反応のことです。わたくしもそういう件を何度か目撃したことがありまして、ちょっと引いたことがありましたので。
大体、なにかあるとONかOFFで他人の意見を遮断しちゃうんですよね。なにを言っても自由なわけですから、意見に違いがあって、それをああでもないこうでもないとするのが楽しいと思うんですけど。(汗

>切実な本音
わかりました。今後ともなにかお役にたてればと思います。w
Commented by ふき at 2015-05-16 22:07 x
■ なまさん

> 意見に違いがあって、それをああでもないこうでもないとするのが
> 楽しいと思うんですけど。(汗

そう思います。

異なる意見のすり合わせの中で、
お互いの意見が磨かれていくのですから…(^^


★あと、自分の書き込みを読みなおしてみたところ、
「切実な本音」 という言葉を使用した点については、
なにか なまさん に 「僕の望む交友を、性急に要望」
しているような気がして、ちょっと反省しております(汗

これまで通り、なまさんのペースで
まったりとお付き合いをいただければ、
それだけで自分は うれしいです。(^^
Commented by namatee_namatee at 2015-05-17 20:42
>ふきさま
大丈夫です。わたくしにできることは限られております。w
今後ともよろしくお願い致します。
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