花はどこへ行った

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このネタに代表される「支える」「支えられなかった」、もしくは「支えること」について、年末からこのかたリアルやネットの友人にいろいろ意見を聞いたり、自分で考えたりしているわけですが、これがなかなか難物でして。
まず「支えられなかった」という表現が誤解を生みやすい。真意とでもいうのか、もっと誤解のないような表現はないのかと考えて、「支持しなかった」とか「支持できなかった」というのが最も妥当かなと思いました。

「支えられなかった」という言い方では、今になって結果がはっきりしてからいかにも後付けの知恵で非難しているように感じられる。やはり「支持しなかった」もしくは「支持できなかった」の方が妥当でしょう。
もっとも言っていることに違いはありませんけどね。結局「支持しなかった」のでしょう?、という意味ですので。

このネタの発端は椎名さんの2012年のツアーが盛況だったとされるのに対して(動員数については確証がなく、わたくしが割り出した1万人という数字は多すぎるという意見もいただいておりますが、話が複雑になってしまうのでそれは現時点ではちょっと置いておくとして。)、同じ年のアルバム・シングルのセールスが振るわず、そのコントラストにわたくしが注目したというところから始まっております。さらに言うと、当時の「みたいラジオ」を聴いてみて、ライブについては絶賛だったのにもかかわらず、前述の通り、CDのセールスは厳しいものであったといういうことで、そのギャップに興味を持ったからです。
いや、そもそもわたくしが椎名さんについて興味を持った時から、かつてあれほど「椎名へきる」に熱狂した人たちはどこへ行って今は何をしているんだろう?という疑問がありました。2013年の夏の時点で、わたくしのわかる範囲で調べた結果、椎名さんのアーティストとしての活動は商業レベルとしては限界ギリギリなんじゃないかと感じました。内容は決して悪くない、どころか、わたくしような感受性の鈍いおっさんが熱狂するほどのパワーを持っているのに、一般的にはマイナーな存在に甘んじているのは何故なのか。それはずっと頭の中にある疑問。

現状、アーティストはCDを売らないと安定して活動できないという仕組みになっているようで、これが本当かどうかはまた議論の余地がある事柄ではあるのですが、今のところはとりあえずそうしておくとして、実際、椎名さんも「CDが売れない時代」とか「それはCDを売るより簡単なこと」とか、ポロっと言うことがあり、やはりアルバムやシングルがどれだけ売れるのかということは、レコード会社とアーティストの関係になにか影響があることは確かなようです。
いつまでも同じレコード会社に所属しているわけではありませんし、ビジネスとしてはどれだけのポテンシャルがあるのかというのは重要なことでしょう。そういったポテンシャルの数値としての判断基準はおそらくアルバム・シングルのCDセールスにあるんじゃないかと思います。
ランティスやWMJへの移籍がどのような事情と目論見があったのかはとけない謎でしょうけど、アーティストとしての魅力以外にそういったポテンシャルも影響があるのは間違いないでしょう。

上の方で「今になって結果がはっきりしてからいかにも後付けの知恵で非難しているように感じられる。」と書きましたが、現在、今、進行している状況こそが重要だと思うんです。過ぎたことをあれこれ言うのは他の方の意見とかすでに固まった見解を参考に様子を見ながら判断を下せばよいので簡単なんですが、現在進行中の事象について、自分の見識を表明するというのは勇気がいるもんです。
で、そういった考えの上でわたくしが釈然としなかったのは、上記の2012年のツアーとCDセールスの関係で、2000年までの楽曲縛りのライブは好評なのに対して、まさに現在進行形と言えるシングル「Miracle Blue」がイマイチな成績だったことで、これは何故だ?と。
それは要するにそのギャップ分の方々は「今の椎名さん」を「支持しない」んだな、と考えました。

現在進行形で支持し続けているファンの方々、20年前に「Shiena」を予約して買ったとか、10年前に武道館にいったとか、2年前の難聴でライブ延期のニュースを見て気になって帰ってきたとか、radikoが全国対応になったのがきっかけで「みたいラジオ」を聴いたとか、いろんなきっかけがあって今現在、椎名さんを支持する方々については特に思うところはありません。
わたくしが不思議に思っているのは、2000年縛りで懐かしいと言いながらライブに来て今現在の椎名さんには興味を示さない方々、そういう器用なことが良くできるなぁと思った次第です。いや、実際のところはもう少し複雑な思いを抱いているのではありますけど。

実はその答えはわかったような気がするんですけどね。それはたぶん「音楽性」というものなんじゃないかと思います。
そういう方々は2000年以前と以降では「音楽性」が違いすぎてどうにもならんといったことなんじゃないかなぁと。
あの「アーティスト宣言」も突き詰めていくとこの「音楽性」の変化に馴染めなかったことの後付けの理由のような気がします。
そういったわけで急激な「音楽性」の変化のせいで「支持しきれなかった」のではないかと思う次第です。

では「音楽性」の変化の主導権はどちらにあったのか?「支持する」ということの具体的な内容は?
本日は時間切れですので、持ち越しとさせていただきます。w
by namatee_namatee | 2015-01-08 22:52 | music | Comments(8)
Commented by フラフープ at 2015-01-08 23:38 x
「支えきれなかった」という表現の問題点は、「今支えている人」に対して、「力不足」と嘲笑しているかのような誤解を招く可能性がある、ということもあるかと思います。
今回のCD販売方法は、昔のファンに対する宣伝の効果も高そうですね。
Commented by スピンマン。 at 2015-01-09 10:33 x
よーやく、風邪からの脱却(; ̄ェ ̄)

そこはもうジレンマですよ、ジレンマ。
忘れがちなことですが、音楽は楽しむことでありますから(笑)
へきる嬢は自分のやりたい音楽的方向性を偽りながら、万人受けする音楽を続けたらモチベーション的にも長続きしないと判断してですし、現に今も続けているのはそういう結果だと思います。
へきる嬢が音楽ビジネス有りきで活動する時期は、とっくに終わってるわけで。
それはどのアーティストやミュージシャンにもよくある話ですが、声優出身の彼女の特異な点はライブ有りきの音楽活動が中心という原動力があるからですよ。
年間の公演数が少なくなろうとも、音楽を続ける理由は、やはりライブで音楽を楽しむ。
この一点だけです。
そこのブレの無さは、感服せざる得ないです(笑)

しかしまあ、今残ってるファンはそこを良く理解してるけども、外野はなかなか理解できないとこもありますね(笑)
Commented by namatee_namatee at 2015-01-09 19:24
>フラフープさま
難しいですね。orz
嘲笑するつもりは全くありませんが、これで本当に良かったのかという思いはありますからね。あと、いくら間に合ったと慰められても、本当のところは引け目に感じる部分がないわけではないので、そこら辺の微妙な心理も表現に影響を与えるのかもしれません。w
Commented by namatee_namatee at 2015-01-09 19:30
>スピンマン。さま
今まで風邪と闘っていたんですか。
音信不通みたいな感じでちょっと心配してました。(汗

わかってます、わかってるんですよ。w
言われていることはわかってはいるんですけど、それでもなお、ふと椎名さんが漏らす苦しげな心中を覗いてしまうと。
冷酷無情を信条とするわたくしとしてはちょっと感情的なネタでもありますね。w
Commented by フラフープ at 2015-01-09 20:33 x
僕のように、ただただへきるさんが好きという人間て、良い意味でも悪い意味でも、音というものにこだわりが無いわけですよね。へきるさんからしたら、寂しい話でしょうね。
というように、誰にでも何かしらの引け目はあるものですよ、きっと。
Commented by namatee_namatee at 2015-01-09 21:57
>フラフープさま
あまり深く考えると変なスパイラルに陥りそうですね。w
とても奥の深い魅力があるように思えてなりません。>椎名さん
他の誰かもそうなんでしょうか。だとしたら、この世にはとてもじゃないけど追求しきれない魅力に溢れているということになりますね。w
Commented by フラフープ at 2015-01-10 21:28 x
他の誰かも、また別の誰かにとっては、追求しきれない魅力で溢れているのでしょうね。

今年はライブが増えると勝手に予想。w
てか、そうなるように応援しなきゃですね!
Commented by namatee_namatee at 2015-01-10 22:22
>フラフープさま
わたくしの場合、そういうことがこの世にあるということを知ったということが椎名さんのおかげです。まったく無縁の世界におりましたから。

>他の誰かの魅力
だがしかし負けませんよ?
どこまでも追求してまいります。w

全国ツアーと呼べるぐらいの奴をお願いしたいところですね。>ライブ
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