納得いかん!

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手元の資料によると椎名さんのシングルは2014年12月3日現在、43枚リリースされております。
オリコンの順位でもっとも上まで行ったのが1999年8月4日リリースの13枚目のシングル「赤い華- You're gonna change to the flower」で初回31,950枚で14位です。これは枚数でももっとも売れたシングルです。
反対にもっとも振るわなかったのは2011年12月21日リリースの41枚目「wonderful days」で初回1,187枚で77位。
2004年8月18日リリースの31枚目の「メモリーズ」ぐらいまでは6,000枚台で20位台をキープしていますが、それ以降は落ち込む一方。この時期から落ち込むのはSMR(SME)の予算の関係もあるんでしょうか。(汗
ランティス時代の最高位は2010年6月23日リリースの38枚目「明日になれば」で1,972枚で47位でした。もっとも枚数の出なかったのは2012年7月25日リリースの42枚目「Miracle Blue」で1,061枚で76位です。
納得いきませんな。w

「Miracle Blue」は力の入ったシングルに感じますので、椎名さん陣営がこの結果をどう捉えたか興味ありますね。

ランティス時代の楽曲の方が、かつての名曲よりも先入観というか、余計な箔をつけるようなことなしにすんなりと好ましいと思うわたくしにとっては、ギリギリと歯ぎしりをしたくなるような結果ではあります。
わたくしがランティス時代の楽曲の方が好ましいと思うのは、おそらくかつてのその名曲を聴いたときに自分が何かをしていた、例えば受験勉強していたとか恋をしていたとか、そういう個人的な思いがなくて、ある意味単純に楽曲そのものとして聴くからでしょう。わたくしは歌も曲もランティス時代の方が洗練されていると感じます。

本人も言っているように特に大きなヒットはありません。>椎名さん
椎名さんを優れたアーティストだと主張するならば、根拠は特に目立ったヒットがないにもかかわらず長い期間活躍し続けていることということになるんでしょうが、それを主張するには椎名さんの特異性をもう少し補強しないといけないような気はしますね。

声や楽曲については好みの差があるので、なんともいえません。わたくし個人の感想から言うならば椎名さんの歌声は複雑な変化があって、実に味わい深いと感じますが、人によっては声が細くて頼りないとか、無理に声質にあわない楽曲を歌っているとか、歌詞に感情を乗せるのに微妙な声の変化をつけているのを小手先の技と思うとかかもしれません。
声優→アニソン→本格的な音楽に比べてやや劣る音楽というような固定観念を持つ人がいたとしたら、椎名さんのキャラクターを説明するのに使う、「声優」という単語からまずそういう印象を持ってしまい、それを覆すには多くの言葉で説得する必要があるかも。
前述のとおり、ビッグヒットもないし、こういう人、と短い言葉で説明するのが難しいアーティストだと思います。>椎名さん

かつてシングルやアルバムが売れていた全盛期と比べて、現在は別物と言って良いほど歌の技術レベルは高くなっているので、その変化の大きさをもって、よくぞここまで仕上げたということで、椎名さんは優れたアーティストだと主張しようと思います。これは「星空のシャワー」とかをオリジナルと売れなかったシングル「Miracle Blue」に収められているVerとを聴き比べれば客観的に判断がつきそうですから。
あれは単純に歌っているんじゃなくてキーもあげているんですよね。オリジナルから16年経ってるのに、さらにキーを上げて歌いこなしてしまうって・・・「みたいラジオ」で番井さんも言っていましたが、信じられないような進化ですよ。(汗

ちなみに同じタイトルの楽曲でアルバムVerとシングルVerの2つあるのが何曲かあります。実は全ては把握していない。w
わたくしとしましてはシングルVerの方が好みに合うのが多いですね。比較的最近の例だと「レスキューミー!」とか「1番星 ~君のいない夜に~」とか。どちらもアルバムVerよりシングルVerの方が、より個性的で好ましく感じます。なんとなくアルバムに入っている方は他の曲とつながるイメージにアレンジが変わっているような気がして、ちょっと埋もれちゃっているようにも感じてしまうんですよね。

シングルVerの「1番星 ~君のいない夜に~」はこの時期、心にしみる実に良い歌だと思います。季節限定でなら、今現在もっともお気に入りですよ。心の荒みきったおっさんのわたくしが推すんだから間違いありませんって。w
by namatee_namatee | 2014-12-03 21:55 | music | Comments(4)
Commented by LEO at 2014-12-03 23:14 x
ども
声って練習すれば上は出るようになるけど、
低い声は練習しても出るようにならん、
って話を聞いた事があります。
Commented by namatee_namatee at 2014-12-04 08:18
>LEOさま
椎名さんにとってはジレンマのひとつだったんじゃないかと思います。>声

無知なもんで、とてもあやしいんですがメタルの男性ボーカルは高い声の人が多く感じ、相対的に女性ボーカルは低いとまではいかないまでも太い声の人が多く感じるんですよ。
椎名さんもそういう風に歌いたかったのかもしれず、ある時期のライブ映像をみるとなんか無理やり低い声で歌っているようで大変そうなのがあります。

どうにも低い声が苦手なようで、苦手な領域を避けて上にシフトしたと感じますね。その分、高い方の声のコントロールは上手になって、それを評価したいというのが今回のネタなんですけど、本当は不本意だったのかもしれません。(汗
Commented by フラフープ at 2014-12-04 20:03 x
良い作品なのに、数字が伴わないことが「納得いかん」のだとしたら、日頃のnamateeさんの主張が崩れてしまうのでは?
Commented by namatee_namatee at 2014-12-04 21:30
>フラフープさま
はて?どのような主張でしたっけ?
数字と作品の関係について、わたくしなにか主張するようなことありましたか。(汗

いずれにせよ、この「納得いかない」はさほど深い意味はなく、自分が好きな作品なのに(あえて良い作品とは言いません。)いくらなんでも数字酷すぎませんか?ぐらいの意味です。

そうだ、ランティス時代の作品については言いたいことがあるんでした。次のネタにしたいと思います。w
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