44年前の現地考察

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休み明けはネタが(ry
なので小ネタで。

某巨大掲示板でのSHUREのイヤホンの評価はそれこそ地を払っていると言っても良いぐらいの酷さですが、実際はもちろんそんなことはない・・・はず。メジャーなものをくさす体質は相変わらずだなぁ、ぐらいに思っておけばO.K.なんでしょう。

SHUREのSE215はダイナミックドライバの比較的低価格なモデルで、エントリークラスというか普通の人ならばこれで文句は出ないようなバランスのとれたイヤホンだと思います。
ところがどっこい、特にイヤホンにこだわりがない人でもダメを出す場合があるんですよ。それは今年の夏の椎名さんのFC event in 沖縄であったエピソードなんですが、いくつかのイヤホンで椎名さんの楽曲を聴いてもらっていた時に、ER-4Sは極めて高評価だったのにたいして、SE215はイマイチな評価、音がこもっていると言われてしまいました。
思いつく原因としは、ダイナミックドライバとBA型、それも解像度命のER-4Sと比べるのが間違いということ、あとFC eventで沖縄まで行くような方々ですから、そりゃあもう椎名さんの歌声がくっきり聴こえる方が良いにきまっているという。w
聴く音のどこにフォーカスをおくかで、イヤホンの評価も変わるんだなぁというお話でございます。

わたくし個人としましては、SE215は大変気に入っております。椎名さんの楽曲を聴く場合でも、低音から高いところまでバランス良く快適に聴けると思いますよ。ウチのはケーブルをオヤイデのHPC-SE(シルバー)に替えてありまして、ノーマルよりやや上の方がはっきりしてますので、なおさら聴きやすい。BAのイヤホンみたいに角が立ってなくてパワフル。正直、SHUREのイヤホンではSE535LTDより出来が良いような気すらします。

写真は「ホレーショ・ホーンブロワーの生涯とその時代」という本。C.N.パーキンソンという人の著作で1970年に上梓されております。ウチのこれは1986年の第15刷。実は前にもネタにしてます。
内容は有名なホーンブロワーシリーズの主人公、ホレイショ・ホーンブロワーの伝記になりますかね。生い立ちから亡くなるまで、資料を明示して詳しく解説してあります。ホーンブロワーシリーズを読み進めるのに、実に役に立つ書籍であります。

・・・問題は「ホレイショ・ホーンブロワー」という人物は小説の中の架空の人物であるということでしょう。w
これ、すごくリアルに描いてあるんですよ。小説の中の本人しか知り得ないことについては、推測の形にしたりうまくぼかしたりしてます。まことしやかな資料としてでてくるのはホーンブロワーの当時の友人や関係者の手紙。あと本物なんだかどうだかよくわからない、いかにもあのころにあったような肖像画とかエッチングの図だったりする。実に巧妙な手口です。
スピンオフというのとはまた違い、あくまで学術的とでもいうのか、その筋の専門家が書いたような体裁をとっており、何も知らずに読んだら「ホレイショ・ホーンブロワー」という人は18-19世紀のイギリスの海軍軍人で、バーバラ・ウェルズリー(アーサー・ウェルズリーの妹)と結婚し、最終的に元帥にまで上り詰めた人物と思い込むかもしれません。
もちろん実際は小説の中の架空の人物ですけどね。w
アーサー・ウェルズリーに妹はいなかったし、イギリス海軍にホレイショ・ホーンブロワーという元帥もいませんでした。まことしやかに伝記や歴史書みたいな体裁をとっているので、すっかり騙されてしまうんですよ。読む方もたとえ架空の人物と知っていても、それが実在したように描かれるこのような本があると、わかっていても実在したと信じたくなってしまうものです。わかりやすく日本で例えると、鞍馬天狗が実在したと言い張って、その生い立ちや業績を本にするというのが近いでしょうね。
こういうのを真剣に本にしちゃう、その心意気が楽しいですなぁ。

最後の方にちょっと興味深いネタがあります。ホーンブロワーの住居とされた、イギリスのケントにあるスモールブリッジの館(火事で焼失したそうな)はどこにあったのかという探索の話。
これ、「ヨコハマ買い出し紀行」の現地探索と共通点を感じます。その推理方法も当時の教会や街道、鉄道の位置関係から理詰めで推理を積み重ねていって、ここであろうという場所を突き止める。
もちろん架空の人物の架空の屋敷ですので、そんなものは存在しないわけですが、これがまたまことしやかなんですよ。汽車の煙はこの位置から見えるわけがないとか、わたくしがこねくり回していた霞ヶ浦の「元桟橋」のネタにそっくり。

1970年の時点で良い歳したおっさん(作者のパーキンソン氏は有名な経済学者のようです。)が、わたくしと同じようなことを考えていたと思うと、なかなか愉快じゃないですか。w
by namatee_namatee | 2014-11-17 21:45 | diary? | Comments(2)
Commented by フラフープ at 2014-11-18 00:52 x
いわゆるシャーロキアンと呼ばれる人たちも、いろいろ探索してたみたいですよ?もっとも、漫画と違って活字の情報がメインでしょうから、やれることは少ないでしょうけど。昔から、マニアのやることは同じですな。w
Commented by namatee_namatee at 2014-11-18 07:06
>フラフープさま
シャーロキアンの派生みたいなもんだと思います。>この本
どちらも元ネタはイギリスの作品というところが興味深いですね。
このわからないところを絶妙に残す、いやらしい手法が実に憎い。w
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