久しぶりにCDを買いました。10月の椎名さんのイベントのおりにスピンマン。氏から教えていただいたものです。その時はタイトルを記憶したつもりだったんですが、例によって忘れまして。(汗 イメージや存在は覚えているものの、詳細を忘れるといういつものパターンです。しかもこれはキャラソンなので、椎名さんの名前が出てこない(詳しくないんですが、キャラソンってそういうのありなんですかね?)ので、検索のしようもない。 某オークションの絨毯爆撃検索でやっとヒントを見つけましたよ。そこから辿ってAmazonで購入。モノは「terra/甲斐童夢」でございました。 見つけた時はそうだったそうだった、ってね。本当にジジイだな。w>自分 「無敵王トライゼノン」というアニメ作品に登場するキャラクターが「甲斐童夢」で、その声を椎名さんが演じているのですね。役柄がバンドのボーカリストということで、その歌がこれなんでしょう。おそらく。(汗 アニメについては知識が薄いからなー。おまけに知ろうという意欲も薄いし。椎名さんつながりでかろうじてネタにしているレベルですから、変なこと言っている可能性があります。(汗>予防線 次から次へと作品が出てきて数が多い上に、内容がいろんな部分で高度でついていけないんですよね。 世界観とか人物とかストーリーとか、これまでにいろんなものを消費しつくして、もはや素人ではついていけない高度な領域に達しているのかもしれませんな。 それはそれ。 そういったキャラクターソングなわけですが、そのストーリーと歌はあまり関係なさそうです。おそらく役柄がボーカリストということでこういう歌を歌うと設定された楽曲なのではないかと思います。わたくしには作中で使われたのかどうかはわかりません。なので狭い意味でのキャラソンとはまた違うのかもしれません。 聴いてみたところでは、ああ好き勝手に歌っているなぁ、という印象。リリースは2001年3月ごろですので「PRECIOUS GARDEN」と同じ頃です。 やや難解な感のある「PRECIOUS GARDEN」と違って単純にロックらしいロックという感じ。上記の通り、ロックらしい楽曲を好きに伸び伸びと歌っている感じですね。おっと制作にあたってどんなコンセプトだったとかはまったく知りませんので、実際はキャラクターに合わせて作った楽曲にすぎないのかもしれず、当時の椎名さんのロック志向と関係があったかどうかなどは憶測の域を出ません。 当時の椎名さんの独特の歌い方でやや不安定に感じる部分がなくはないですね。ただそれを上回るのが難しい歌にチャレンジしていること。「いやいや、それ難しいでしょ。」と突っ込みたくなるような、微妙な音程の変化がある曲が多く感じます。下手するとまた歌唱力が(ryと言われかねないわけですが、次々とそういう楽曲が続くと、その心意気が伝わってまいります。まあいつものことですが、手を抜いている感じは皆無ですね。 iTunesにとりこむとジャンルは「Rock」になります。w 椎名さん自身も言ってますが、椎名さんはアニソンやキャラソンが少ないですね。はたして声優さんという立場から特異な点と言えるのか・・・他の声優さんがどうなのかわかりませんのでうかつなことは言わないでおいたほうがよさそう。(汗 とにかく、世間一般の声優さんのイメージよりは少ないと思います。そもそも出演した作品が多くないというのもありますね。w そういえば、キャラクターソングを作る作らないってのはどういう基準で決めるんですかね。作品やそのキャラクターの性格・立ち位置とかからとか、営業上の理由とか、なにか常識みたいなものはあるんでしょうか。 それはそれ。w わたくしが感じるところでは、椎名さんはキャラクターソングにはやや消極的というか冷淡に感じます。ごく初期の自分のオリジナルアルバム「Shiena」をリリースする前はキャラソンは普通に歌っていたはずです。むしろ、その経験から自分の歌を歌わなければならなくなった時に、そのギャップ、演じているキャラクターではなく自分を表現しなければならないことに戸惑ったと言っております。 その後はご存知の通り、本業とされた声優としての活動を制限してまで音楽の方に力を入れていくわけで、それが成功だったのか失敗だったのかが、わたくしなどには今でも重要な探求のテーマとなっているわけですが、ある意味、大きな犠牲をはらって音楽で自分を表現しようと決断したわけですので、いわばそのテーゼに反する形になるキャラソンを歌うのは気が進まないのかなどと邪推する次第です。 声優さんとしての演技、キャラソン、自分の歌と並べて、声優さんの演技と自分の歌にはあまりつながりはありませんが、声優さんの演技とキャラソンはキャラクターという点でつながっており、キャラソンと自分の歌では歌唱ということでつながりがあるでしょうな。椎名さんは自分の得意とする歌というジャンルで、キャラソンと自分の歌をうまく切り替えて表現していくことができたのか。 最近の椎名さんのキャラソンの例。 【ニコニコ動画】セレスティア・ルーデンベルク-嘘つき女王-でございます。 声が嫌いだとか、こういう歌は好かないとか、それは好き嫌いの問題なので(ry これは超絶に上手い。速くてジェットコースターみたいに音が上下する繊細な楽曲ですが、ぜんぜん出遅れていない上に低いところから高いところまでまったく破綻なしに極めて正確な音程と声のコントロール。特に高く伸びていってキュッっととめる声の使い方は絶品。なんていうか、楽勝で歌っているように見えます。 イベントで2回ぐらい歌われて、「ダンガンロンパ」のDVDとBlu-rayに収められているという比較的レアなキャラソンですが、これをイベントで聴いたときの人々の様子を想像するとちょっと楽しい。「ダンガンロンパ」のイベントですから、椎名さんの生歌を知らない人も多いはずで、そこへこれをぶちかますっていうのはかなりインパクトがあったのではないでしょうか。w 実はこれを聴いたときに例によって泣きました。(汗 別に「ダンガンロンパ」やセレスさんが好きだとか思い入れがあるわけではなく、純粋にこの歌の歌い方の技術に感動しましたね。本当に泣くんですよ。ポロポロって涙流して。w 当時の椎名さんの日記やラジオでの話は案外あっさりしていました。うろ覚えですけど「自分のスタイルではないけど(ry」とか言っていたような気がします。そこら辺からも椎名さんはキャラソンにやや冷淡なのかな、と思った次第。 たぶん、仕事ということならばプロフェッショナルとして取り組み、この例のように今や超絶の域に達した技術でこなしてしまうんでしょう。ただやはり自分の歌とは気合の入り方の差みたいなのは感じないこともないというところですね。おっと、しつこいですがそう感じているのはわたくしですので、念のため。
by namatee_namatee
| 2014-11-16 22:04
| music
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Comments(4)
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フラフープ
at 2014-11-16 22:36
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初めて聞きました。味のある曲ですね。
へきるんには、こういう魅力もあるのだなあ。>セレス
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猿実
at 2014-11-16 23:11
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椎名さんのキャラソンについては、「碧流の間」と言うホームページに詳しく載ってますよ。
次からはそこに行くがよろしいかと。
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namatee_namatee at 2014-11-17 16:50
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namatee_namatee at 2014-11-17 16:51
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