相性悪し

相性悪し_c0019089_2026755.jpg

ネタがまとまりません。さてどうしたもんか。

とりあえずまたしてもイヤホンネタ。
最近はまっているZERO AUDIOのCARBO DOPPIO ZH-BX700-CD、これがあまりに良いので別なモデルも試してみました。
モノはCARBO BASSO ZH-DX210-CBです。重低音モデルということで、わたくしの愛好するBA型ドライバーではなく8.5mmのダイナミック型ドライバーのモデルですな。直接比較するに足るモデルとしては、ウチにあるものではSHURE SE215(無印)でしょうか。

同じようなモデルとしてCARBO TENORE ZH-DX200-CTというのがありまして、そちらは重低音モデルではなく、普通にダイナミック型ドライバーらしいバランスの良い音のモデルのようです。まあ、そういうのはBA型のCARBO DOPPIO ZH-BX700-CDでカバーできるので、今回は重低音重視というCARBO BASSOで行ってみようかと。

結論から言うと、CARBO BASSOは椎名さんの音楽には合いませんでした。確かに椎名さんの楽曲では低音の迫力がほしい曲があるんです。例えば「-赤い華-You're gonna change to the flower」とか、これはかなり低音を強調した音作りですので、素直に低い音が無理なく出るイヤホンが向いていると思います。基本的に低音の少ないBA型、それもシングルBAですとちょっと迫力不足に思えることもなくはない。
ただ、わたくしが聴きたいのはやっぱり「椎名さんの歌声」が中心で、それを真ん中に据えて、バンドの演奏とバランス良く聴きたいと。
そうなると、やはりボーカルのあたりを上手に再現するBA型ドライバのレスポンスとか切れの良さが相性が良いと感じます。あと椎名さんの楽曲で重要なのはギターの音なので、やっぱり切れよくそこら辺の音域を再現するBA型ドライバの方が向いていると思いますね。

CARBO BASSOはダイナミック型ドライバの重低音モデルというだけあって、低音は豊富。かといって、上の方が低音で潰されてしまっているとかはなく、思っているよりは歌声とかギターの領域も細かく聞こえます。ただ、いかんせん強調された低音がなぁ。しまった低音に慣れたBA耳のわたくしには、ちょっと節度が足りなく感じてしまいます。ボワつくまではいきませんが、もう少し硬さみたいなものが欲しいかな。重低音モデルに何を要求しているのさということですけどね。

改めて際立つのがCARBO DOPPIO ZH-BX700-CDのバランスの良さ。低域も十分ですし、一番肝心な椎名さんの歌声やギターの音も繊細ながら力強く再現してくれます。爆音にしても刺さらないのがすごい。
「ラブ・ジェット・コースター」の冒頭、キラキラキラどんどんどんと来て「Holy night」のところ、「ほぉーりぃなーっ♪」って思い切り声を張る「なーっ」の部分、椎名さんのもっとも得意でハリのある、パワーバンドに入ったツインカムの咆哮みたいな声の表現とか、あと「冬の夜のジェットコースター」の「コー」の音が震えるのとか、もう絶品中の絶品ですよ。なんていうか、鼓膜も喜んで震えている感じ。わたくし、下手するとここの部分だけで、あまりの見事さに泣き出します。w
前にも書きましたがわたくしはSHURE SE535LTDよりこちらの方がずっと好きです。このイヤホンは傑作ですよ。現時点で最もお気に入り。

同じ椎名さんでもぴかりん嬢を聴いてみると、CARBO BASSOはこちらなら向いているような気がしますね。
へきるさんの楽曲はクラシックで中音とでもいうのか、ボーカルとギターの領域がキモですが、ぴかりん嬢の楽曲はもっと極端に低音と高音を強調している(あえて言えば中ぐらいの音域は無い。)ので、CARBO BASSOの特性は相性がよく感じます。そういう意味では近代的な、今の時流に則したイヤホンなのかも。

わたくしの専門は「椎名へきる」ですので、残念ながらCARBO BASSOはその使用目的には合わないという結論になりました。いやぁ、ここまではっきりと合わないと実感するのも珍しいですよ。似たような特性のSHURE SE215はまあまあこれも有りかな、ぐらいには聴けるんですから。

ちなみにCARBO BASSO ZH-DX210-CB、大変お求めやすい価格でございます。Amazonで3,300円ぐらい。この程度なら、試しに買っても損はないな、と思います。見た目もカーボンとかアルミとか使ってまして、なかなか高級ですし。
CARBO TENORE ZH-DX200-CTもほぼ同じぐらいで買えます。もしかするとCARBO TENOREの方が万能で、椎名さんの楽曲と相性が良いのかもしれませんが、前述の通り、それはZERO AUDIOとしてのハイエンド、CARBO DOPPIO ZH-BX700-CDでカバーできてしまうんですね。

というわけで、CARBO BASSOの図。ZERO AUDIOのイヤホンはみんな同じようなデザインなので写真にしても面白くないです。なので椎名さん関連の同人誌を下敷きにして(こちらのネタにしようかと思ったんですが、まだ読み込みが足りないので延期。)誰か釣れないか(ry
by namatee_namatee | 2014-10-24 20:48 | audio | Comments(8)
Commented by aohige_the_great at 2014-10-24 21:02
bassoは低いのbassoだったんですね
などと当たり障りのない感想を(ry
Commented by namatee_namatee at 2014-10-24 21:21
>&さま
ちょっとZERO AUDIOの会社に行って様子見てきて下さいよ。すぐ近くだから。w
Commented by aohige_the_great at 2014-10-25 07:43
調べたら輸入代理店じゃなくて自社開発してるんですな
もうちょっと近くならスネークしに行けるんですがw
Commented by namatee_namatee at 2014-10-25 09:58
>&さま
そうなんですよ、日本ブランドなんですよ。BAドライバは自社製ではないと思われます。確かmolexだかスター精密だかだったかと。

ハイエンドモデルのCARBO DOPPIOでも12,000円程度、シングルBAのCARBO SINGOLOで7,000円弱ですから、これはお買い得ですよ。
Commented by aohige_the_great at 2014-10-25 13:10
詳細はのちほどw
Commented by namatee_namatee at 2014-10-25 13:52
>&さま
絶賛してたって言っておいてください。w
Commented by フラフープ at 2014-10-25 19:51 x
魚と人間の違いは、学習能力です。w
YATとかあったら、ちょっとヤバイけど。
Commented by namatee_namatee at 2014-10-25 21:52
>フラフープさま
まあレスがつけば釣れたとも言えるんですけどね。w
YATとレイアースとハミングバードが主要なネタです。>この同人誌
あと時期的にオウム真理教のネタが多い。(汗
名前
URL
削除用パスワード


<< よすが 難しいのぅ。 >>