backtracks only

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ウチのiTunesのとあるプレイリストの図。

これは「backtracks only」といいまして、椎名さんの楽曲でボーカルが入っていないのを集めたもの。「Off Vocal」とか「Backtracks」とか「インストゥルメンタル・ヴァージョン」とか「オリジナル・カラオケ」などとも呼ばれるようですね。
手動でまとめたので拾い漏れやダブっているのもあるのかも知れませんが、このリストによれば68曲あるようです。対象は全てのシングルとアルバム&ベストアルバムです。
なんのためにこんなものを作ったのかというと、カラオケで歌の練習・・・じゃありません。w
前にも書いた通り、シロウトにはメロディの部分がないと歌うのは無理です。あとキーの違いもやっかい。わたくしの場合、「風が吹く丘」とか、歌詞もメロディも完全に頭に入ってますけど、キーが全然あわないのであのテンションの高さが再現できません。「抱きしめて」ならなんとか。

楽曲のみを聴いてみるとそのレベルの高さが身にしみる。椎名さんの楽曲は全体的に簡単で歌いやすいというモノはないと感じます。先入観で侮ってはいけません。歌を歌うのもそのときそのときの限界目一杯の技術と声で歌っているのが感じられます。余裕がない。このギリギリな感じがハラハラ感とかwktk感に繋がっていると思っております。近年はいわゆる歌唱力(レンジが広がったとか、声区のつながりが滑らかになったとか)が向上して、多少は余裕が出て来たように見えますが、その分楽曲が難しくなってますね。
あと最近になって椎名さんは美しい自分の声を強調するというか印象づけることに成功したと思います。その究極の表現が「Miracle Blue」とかで、広くなった声のレンジを下から上まで使って、さらにあの独特の裏返る寸前のハリのある声を聴かせてくれます。たまらん。w
「Miracle Blue」の印象についてはだいぶ前にネタにしておりますので、そちらをどうぞ。

backtracksに話を戻しますと、普通に聴いたのとは違ってコード進行っていうんですかね、演奏の繰り返している部分なんかが良くわかります。椎名さんの歌声があるとどうしてもそっちに気が向いちゃいますけど、backtracksは楽曲だけを観察できます。当たり前。
これらの楽曲に実は椎名さんの意思というか意図、音楽へのこだわりが反映されていることを知ると、また違った印象になります。上にも書きました通り、どの曲も良くできているんですよ。どこがどういう風にと言われると、知識のないわたくしには説明しきれないんですが、巷一般の印象よりずっと骨太な音楽観みたいなもの?なんていうんですかね、こういう歌が作りたいとか歌いたいという意思みたいなものが感じられます。いや本当に。

先日の「みたいラジオ」でも言ってましたし「HEKIRU FILE」にも書かれているんですが、歌を歌うようになった比較的初期から洋楽にハマった椎名さんは自分のアルバムやシングルの楽曲にもその曲調を取り入れようとして、事細かに指示を出していたのだそうです。スネアの打ち方がどうのピアノのオクターブがこうでなど、この楽曲のこんな感じとかを示して指示していたと。
同じような立場の他の人がどうなのかは存じませんが、わたくしの印象ではそういうことまでする人は珍しいと思いました。歌い手デビューして数年で、その出自が声優さんの方がそこまで拘るとは。
楽曲が良質なのはわかってましたが、椎名さんの意思が強くあってそのような楽曲になっているというのは、一般的な、デビューして数年の歌い手さんとしての椎名さんのキャラクターでは想像しづらいなぁと思いました。

そういったわけで、椎名さんの楽曲は歌と曲は椎名さんのものなんですよ。これ重要。そりゃ作曲や作詞、編曲した人は他にいますが、楽曲のイメージを最終的に決めるのは椎名さんなんでしょう。今となっては全て椎名さん自身でやることはないのがちょっと不思議かな。出来ると思うんですけどね。何かを弁えているとか、配慮とかそういのがあるんでしょうかね。そこまで奔放にはなれないということなんでしょうか。良くわかりませんけど。

レビューの類で楽曲は良いから歌っているのが別な人だったらとか、実に失礼なのがあったりします。ダメだな、勉強不足だな。w>レビュアー
上記の通り、椎名さんの楽曲は椎名さんのもので歌と曲は不可分です。もし仮に歌は別な人に歌わせるとしても、楽曲は椎名さんのものなんですよ。それだと楽曲は良いと言っているんですから、半分しか貶めることができません。w

結局、文句つけるのならまっとうに正攻法で行かなきゃダメなんですよ。具体的に良いところ悪いところをあげる、誰かの影響がある、技術的な欠点を指摘する、前のアルバムとの比較などなど。遠回りだけどこれが一番効くと思いますよ。もちろん見解の問題ですから、当然のように反論の余地もあるわけで、それがいやなら最初から適当なレビューなんて書かなきゃ良いわけです。
もしくは、最初から好きか嫌いかで決めつけるか、ですかね。好き嫌いはどうしようもないし、表明するのは自由ですから。論理的ではないですけど、好き嫌いは尊重されるべきです。ただ大嫌いと表明するのは有りですが、もちろん大好きだというレビューも許容しなければなりませぬ。

こういうのが出来てないレビューってのは、要するにその対象の善し悪しを論じているのではなく、何か他の意図があってそのように書かれているのだと語るに落ちているようなもんです。興味がなかったり嫌いだったりしたら、最初からレビューなんて書かなければよろしい。わたくしごときにその論の進め方の点で論破されてしまうような誹謗中傷のレビューでは結局その目的は達成できないのです。

話がそれ過ぎました。(汗
backtracksの中で特に印象に残った曲はというとシングル「長い夢」のC/Wの「レスキューミー」のbacktracksですかね。これすごく幾何学的に感じます。ギターがいくつかの同じフレーズをずっと繰り返すだけなんですよ。それが積みあがって曲になっている。なんていうか、つじつまが合って胸がすっとするというかとても気持ちよく聴けます。他の曲もリズムには共通する椎名さん特有の特徴を感じるんですが、この「レスキューミー」は対称とか幾何学的という印象を特に強く感じました。
これ以降の曲は同じような傾向が感じられます。backtracksにメロディの部分がほとんど出てこないというような。ずっと同じフレーズを繰り返して積み上げていく感じで、楽曲の構造みたいなものはシンプルです。変化は椎名さんの歌が受け持つ感じ。これがランティス時代の特徴なのかも知れません。すっきりとまとまりの良い感じが薄味とか言われちゃう原因なのかなぁ。(汗
by namatee_namatee | 2014-09-04 22:35 | music | Comments(29)
Commented by Leo at 2014-09-04 23:22 x
カラオケ>メロディラインは、入ってないのがフツーだと思う(たぶん。)
Commented by フラフープ at 2014-09-04 23:25 x
「Miracle Blue」はひとつの到達点だと言ったら、大げさでしょうか?
今日の携帯日記は、異色でしたね。卑怯・不実・身勝手は、へきるさんの最も嫌うところ(多分)。その姿勢で音楽にも臨んでいるから、ファンの心を放さないし、少々頑固なところも受け入れて、スタッフも協力を惜しまないんでしょうか。そうなってくると、敬語の使い方と文章の組み立て方が変なのも、ご愛嬌。w
Commented by スピンマン。 at 2014-09-05 03:27 x
「Miracle Blue」は、近年としては珍しく作詞作曲が女性なんですよね。
そのせいか、上手い具合にへきる嬢の歌声にマッチしてますよね。
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 07:50
>Leoさま
あ、Leoさんだ。ご無沙汰です。
音楽的な知識の無さが出てしまいました。orz
「レスキューミー」の場合、他に装飾的とでもいうのか、ギターの特別な演奏がないというか、ずっと同じ単純なフレーズを繰り返していくだけなんです。他の曲だと、メロディと同じではないけど少しだけそれを連想させるものが散りばめられていたりするんですけど、「レスキューミー」にはそれが全く無いということを言いたかったのでした。

最初の方のカラオケはカラオケボックスとかのカラオケのことです。イヤモニでボーカルが聴ければなんとかなるかな・・・
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 08:57
>フラフープさま
「Miracle Blue」は声も歌も曲もとても良いんですが、熱烈なファン以外にに対するアピールが弱いというか、椎名さんの声について特徴的な歌だというのに気が付きづらいと思います。なんていうか、いつもの元気の良い歌ですねー、みたいな感じで聞き流しちゃうというか。楽曲自体が特に個性的でないので、損をしているような。

初期の頃、楽曲にあれこれと口を出したときは関係者にウザがられたと思います。「ろくに歌えない小娘が・・・」みたいなのがなかったとはとても思えません。(汗
結局それを乗り越えちゃったんですから大したもんですよね。なにが原動力だったんですかね。歌なんか無理、歌いたくないって泣いてたのがほんの数年でそういう風になっちゃうってのは、何があったのか・・・
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 09:04
>スピンマン。さま
「Miracle Blue」は本当に椎名さんの声の魅力を最大限まで引き出していると思いますね。わたくしの場合の「なんだこれ」な歌はこれです。w
いかんせん、フラフープさんのレスに書いたようにこれじゃなきゃダメという立ち位置じゃないというか、歌は派手だけど立場は地味というか、不遇な感じのする歌だと思います。
Commented by スピンマン。 at 2014-09-05 11:33 x
>>namateeさん
「Miracle Blue」って、よくよく考えたらシングルとしては新旧ファンにとっては良い作品として成立してますよね。
セルフカバー曲を二曲収録してますし。
選曲はやや地味なとこもありますが、「Miracle Blue」がメインだから、仕方が無いのでしょうけど。
Commented by フラフープ at 2014-09-05 12:58 x
「Miracle Blue」は、へきるさんの声の魅力を引き出している良曲ではあるものの「へきる史」に残るには立ち位置が微妙である、ということですか?たとえば、この曲でMステに出演していても、20周年記念作品として発表されていても、同じ意見ですか?これは単なる意見の確認です。何かを押し付ける意図は全くありません。
信濃町からパワーを貰ったとか?>何があったのか
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 13:23
>スピンマン。さま
そのセルフカバーの選曲も謎というか、その後を続けなかったのも謎だと感じます。あの線で行くのかと思ったんですけど。大物、たとえば「この世で一番大切なもの」とか・・・今だとかつてのアレンジ違いを盛り込むとかいろいろ余地があると思うんですけど。w
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 13:41
>フラフープさま
そうですね・・・おっしゃる通りだと思います。良い歌だと思いますが「風が吹く丘」や「抱きしめて」「Graduater」のようなドラマチックなインパクトは無く、歴史的な意義からはセカンドグループに属するといったところでしょうか。
Mステの場合はちょっと現実的でない仮定のお話なのでコメントのしようがありません。あの時代の椎名さんはこういう歌い方ではなかったと思いますので。Mステの「風が吹く丘」はあの時代のあの椎名さんだから、という思い入れが強いです。
20周年記念については・・・ちょっと申し上げづらいんですが、もし「Miracle Blue」がその位置だったら「20周年記念でこれ?」とちょっと残念に思ったかもしれません。(汗
これまた身勝手な仮定のお話ですけど、「Endless Dreamer」だったら20周年記念ソングで納得します、みたいな感じですね。
以上はもちろんわたくしの見解です。

繰り返しますけど「Miracle Blue」は椎名さんの声の美しさ、歌唱力の高さを実証する良い歌だと思います。ただちょっと薄味?みたいな印象。他には「Trust」にも同じようなイメージをいだいております。
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 13:42
>信濃町
あそこは今は別な意味で聖地(ry
Commented by スピンマン。 at 2014-09-05 14:03 x
もし20周年記念としてのシングルなら、10周年記念のシングル曲の「メモリーズ」とか、そんな感じになるんでしょうけど。
この楽曲は完全にファン向けのシングルですからねぇ…(^^;;
もし20周年記念シングルが発売なら、どんなものになるんだろ?(^^;;

「Miracle Blue」は、良質な楽曲ではありますし、ライブのセットリストに組みやすいですよね。
逆に同じような良質な楽曲である「Smash Up!!」はセトリに入れにくい、カップリング曲の「Truth, My Melody」は入れやすい。
でもライブの出だしに「Smash Up!!」は、アリかなぁ…とも。

それよりもワーナーでの楽曲がどんな物になるか?
そっちが気になりますね。
ソニー時代を超えるような楽曲が集まってもらいたいです(=゚ω゚)ノ
Commented by スピンマン。 at 2014-09-05 14:05 x
信濃町は、別の意味でパワースポットです(笑)
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 14:30
>スピンマン。さま
はっきりいって20周年シングルってどんなのになるのかというイメージがわかないんです。(汗

20周年のイベントの数々でネタにされる歌はやはりかつての名曲が多いし、これも言いづらいんですが今の流れは20周年でもう店じまい?みたいな後ろ向きな印象が強いです。昔からのファンの方々はもうやることはやったという気持ちがありますでしょうし、現実に先行きが見えないし仕方ないとは思いますが、こっちは1年半ですのでまだまだ未練があります。w

20周年記念シングルということならば、やはりそれなりにアーティストとしての活動があったうえで出てくるものならばイメージしやすいんですが、去年の5月からキャラソンやタイアップの楽曲少々しかなくて、移籍先からもなにも出てない、そこでとなると想像がつきません。w
この1年ちょっともったいないことしたなぁ、と思ってしまいます。本当にいろんな事情がからみあっているんでしょうけど。他のいろいろな方のリリース情報をみるたびにジリジリとした焦燥感にさいなまれております。w
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 14:34
いずれワーナーからシングルなりアルバムが必ず出るでしょうから、その時こそ20年の集大成的なものになるのかなぁ、と期待しております。たぶんそうやって企画や楽曲を練っていると思うんですよね。

ちなみにセットリストに入れやすい入れづらいというのは、わたくしの今の知識と能力では判断不能です。w
椎名さんはコード進行の関係で入れやすいとか言ってましたが、よくわかりません。(汗
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 14:37
>パワースポット
ちょ。ww
Commented by スピンマン。 at 2014-09-05 15:02 x
>>namateeさん
ワーナーでの新曲は20周年の集大成的な楽曲じゃなく、
これからの20年を闘う楽曲を期待です。
そんな感じに黒ボードでメッセージを送りました、先々週に(笑)
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 15:36
>スピンマン。さま
おおう、後ろ向きとか言いながら自分が後ろ向きになっておりました。orz
期待していても見当がつかないのは同じですけど。w
Commented by フラフープ at 2014-09-05 20:04 x
僕の知らない何かが!?>信濃町
Commented by namatee_namatee at 2014-09-05 21:21
>フラフープさま
googleマップで信濃町付近をよーくみて見るとわかります。
Commented by フラフープ at 2014-09-05 23:09 x
よーく見ました。もしかして、某学会があることですか?違うなら本当に分からないです。メールか何かで教えていただけると助かります。
Commented by namatee_namatee at 2014-09-06 09:41
>フラフープさま
それで正解です。w
行ってみるとわかりますけど、あれ誰かお客さん(ry
Commented by フラフープ at 2014-09-06 10:21 x
「信濃町からパワーを貰った」とか、そういうつもりで言ったんじゃありませんよ?「レコーディングを重ねるうちに好きになった」くらいの意味合いですからね?信濃町がその筋で有名と知っていたら、そんなネタふらないから。
それにしても、黒ボードって更新されないなぁ。
Commented by namatee_namatee at 2014-09-06 10:30
>フラフープさま
大丈夫です。わたくしもスピンマン。さんもわかってますって。
今度行ってみましょう。行くとネタにしたくなったわけがわかるかもしれません。w
Commented by スピンマン。 at 2014-09-06 10:32 x
頭がパーン┗(^o^ )┓三
Commented by フラフープ at 2014-09-06 13:35 x
そう言えば、次回会合はnamateeさんの予定待ちでしたね。w
・・ス、スピンマンさん!?
Commented by namatee_namatee at 2014-09-06 16:51
>フラフープさま
それが10月の日程が全然つかめません。orz
Commented by フラフープ at 2014-09-07 22:57 x
忙しいですかね?まあ、またお知らせください。
Commented by namatee_namatee at 2014-09-08 10:47
>フラフープさま
10/11-13のところに無理やり休みを押し込んだもんで、前後の休みがいまだに確定しないんです。orz
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