チェストとかミドルとかヘッドとか。

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大分以前から椎名さんの歌唱方法がどのように変化したのかを調査しつづけておりまして、なんとなく輪郭は掴めて来たような気がするんですが、これがますます手強い。ネットで理論的な解説をしているページを参考にさせていただきながら確認しているんですが、大体そういうページは声楽を勉強する人、つまり歌を歌う人向きに出来ておりまして。わたくしは自分で椎名さんの楽曲を歌うつもりはありませんので・・・いやまあカラオケとかなら歌わないこともありませんけどね。そういえば、何年か前のFC eventではカラオケ大会があったそうで。カラオケは椎名さんのバンドの生演奏だったと聞きました。w
それカラオケじゃないじゃん。しかも本人の前でとか、どんな罰ゲームかと。メロディの部分がないとシロウトには無理です。やってみればわかる。わたくしの場合、すでに500回以上は聴いて、200回は歌ったことのある「風が吹く丘」だってBacktracksだけではまともに歌えません。w

それはそれ。ネット上にあるこの方面の情報は基本的に声楽家やミュージシャンを志す人向けのものが多いです。地声・裏声、チェストボイス・ミドルボイス・ヘッドボイスとかの区分は声帯の使い方によるということで、これは自分で歌ってみないと実感できないことであります。で、自分でやってみろということになると、前述の通り聴き慣れた歌でもとてもとても。椎名さんとわたくしでは声の高さとか質とか、もちろん全く違いますし(性別からして違いますがな。)、わたしゃ声楽の勉強も実践も経験がありませんがな。

それでも諦めずに情報を集めて、研究を進めてまいりました。本日のネタは最近辿り着いたこちらのサイトを参考にして、なんとなくわかってきた事でございます。
用語や概念についてはリンク先をどうぞ。その気がある方はそちらを読んでボイストレーニングの理解についてわたくしと同じ苦労をしてください。w

当たり前ですけど時代によって歌い方は変遷してまいります。全ての楽曲について検討・研究するのは不可能ですので、まず「風が吹く丘」を例にしてみると・・・この観客の歓声と椎名さんの歌声と演奏が一体になっちゃっているような感じがたまりませんなぁ。ちょっと音程が怪しいような気もしますが、それがどうしたって感じ。

いやそうじゃなくて、歌い方というか声の使い方を観察して見ると・・・前述の通り、わたくしでは動画からどうやっているのかを読み取るのは至難の業。なのでざっくりとした印象になってしまいますが、裏声はほとんど使ってないですね。「私の 気持ちを届けて 風に乗せて」の「届けて」のところだけですかね。あとは上記のサイトで言う分類のチェストボイス(地声)とミドルボイス(地声)がほとんどで、一番高いところ、「悲しみ 全身で受け止められる 勇気」でヘッドボイス(地声)になってます。たぶん。
全体にチェストボイスとミドルボイスの切り替えにやや難があり、切り替える直前直後の音程が怪しいと感じます。ミドルボイスとヘッドボイスのつながりはそんなことはないように見えるので、思うにこのころの椎名さんはその範囲が得意だったんでしょう。要するに低い声が出し辛い。ただリアルで聴く椎名さんの話し声はとても高いんですよね。チェストボイス(地声)ってのは、普通に話すときの声であるということらしい(男性の場合。女性だとまた違うようです。)んですが、どうも歌っている時のチェストボイス(と思われるもの)は話している時の声よりもはるかにずっと低く感じます。さらにラジオの時の声はあんまり高くないという。不思議な人だ。

次は最近の歌で「恋のリズム」。このPV大好き。たまらん。w
やや裏声が多くなっているような印象をうけます。ところどころ、代表的なのは「夢に見ていた奇跡」のところで部分的に裏声になってます。これまた、わたくしではその裏声がミドルボイスの裏声なのかヘッドボイスのそれなのかの判別が付かないわけですけど。orz
全体に声が高いですね。歳をとると声って低くなるような気がするんですが、椎名さんの場合は高い方へシフトして、さすがに地声で出ないところは裏声を使うようになったという感じでしょうか。その分、苦手だった(と思われる)チェストボイスの下の方を使わなくてすむようになったのだと思います。
そして、それぞれの声の切り替えがとても滑らかで自然。もう音程がずれることはありません。声の強弱、歌詞に気持ちを乗せて、センテンスの終わりのところに余韻を残しているところとか、本当にたまりませんなぁ。演奏もたまりませんけどね。

とかいって、知ったようなことを書いてますが、これは全てわたくしが感じて、半端な知識をもとに考えてたことです。真に受けると大変なことになるかもしれません。(汗
でも、「風が吹く丘」に比べて「恋のリズム」の椎名さんは明らかに歌唱力が向上しているのは誰も異論はないでしょう。どっちが好きかとかは別にして。w
そして、何度か書いたようにパッと聴いた印象より、ずっと太い声や高い声を駆使してます。感情や気持ちを歌に乗せるのも他の歌い手さんとはちょっと違う。それは歌の技巧というわけではなくて、声の演技のように感じます。しかもテンポは速いしレンジもそれなりに広いああいう歌でそれをやるんだから大したもんだと思いますよ。

今後も継続して研究を進めてまいります。どうやって歌ったのか、それがわかれば文字通り、椎名へきるというアーティストを理解したこと(一面にせよ)になると思いますので。またなにか進展がありましたらネタにさせていただきます。

ちなみにわたくし、「風が吹く丘」「抱きしめて」についてはライブの方はあまり好きじゃなかったりします。あまりにもCDやPVのインパクトが強過ぎて、しかも何度も繰り返し聴いちゃったもんだから、もう頭の中にイメージが固まってまして、ライブで聴くと違和感があるという。
by namatee_namatee | 2014-07-31 22:10 | music | Comments(7)
Commented by フラフープ at 2014-07-31 23:26 x
これはもう、実際に聞きながら解説してもらうしかありませんな。w
いつもながら、その調査・分析能力に頭が下がります。お疲れさまでしたm(__)m
Commented by namatee_namatee at 2014-08-01 07:16
>フラフープさま
実際に聴きながらでも難しいです。orz
これ、本当に難しいんです。どうやって歌っているのか一生懸命聴いていると、いつの間にか歌と演奏に夢中になって我を忘れてしまうんです。w
Commented by スピンマン。 at 2014-08-01 21:09 x
シングル曲の「赤い華」あたりから、声を積極的に使い方を広げたような気がします。
この楽曲は当時よりも、ライブで歌う今の声の使い方が格段に良くなってますよね。
沖縄のライブでも最高でした。

その後のシングル曲の「大切なページ」や「あなたの知らない恋の果てに」とかも良いですよね。

へきる嬢の声質って、本当に独特なんですよね。
女性らしい高くて通る声の中に、中性的な僅かな太い声質が潜り込んでるというか。
同じ声優の緒方恵美嬢みたいな少年らしい声質までではないんですけど、絶妙なんですよね(笑)
あと喉はかなり強いらしいです、川村ケン氏によると一緒に仕事をした歌い手としては一番か二番に丈夫みたいです。
Commented by namatee_namatee at 2014-08-01 22:24
>スピンマン。さま
昔は昔でなんといいますか、必死な感じが大変好ましいですね。言わずもがなですけど。w
先日の沖縄の会合のおり、ほとんど独り言で「あの裏返る寸前の声がたまんない。」と呟きましたら思いがけず翔流さんが「・・・うん。」と答えたのが印象にのこっております。

「赤い華」あたりから・・・そういえばTUBEの前田氏に歌唱について指導された(具体的なテクニックじゃなくて、もっと磨けみたいな。)とか読んだ記憶があります。

わたくしの印象では、もう少し後(アルバム「Sadistic Pink」〜「10Carat」あたり?)になると、楽曲の変化が大きいせいか、歌い方や声の使い方の上達が目立たなく感じます。着実に向上しているんでしょうけど、楽曲の雰囲気が大きく変わるので、そちらに注目してしまうのと、ハイレベルになっていく曲に追いつかないような。
その後、「Wings of Time」を経て持ち直して来て「Rockin' for Love」で完全に楽曲と歌唱力がバランスして、さらにジワジワと今でも上達し続けるという驚異的な歌い手さんだと思います。
Commented by namatee_namatee at 2014-08-01 22:24
>独特の声質
本文にも書きましたが、話しているときと歌っているときラジオのとき、あと演技のときでそれぞれ声の高さが違うのが不思議です。どれが本当の声なのか良くわからなくなってきます。
歌っている時は本当に太い声ですよね。太いと言っても、例えば最近の渡辺美里さんみたいな莫大な声量に裏付けされた太さではなくて、なんていうのかなぁ、声量はないけど腰のある太さとでも言うんですか、その太さ+元々の高い声がミックスされているという感じで本当に不思議な声ですね。
たぶん中毒みたいに聴き続けてしまうのは、あの声をずっと聴き続けたいからなんでしょう。w
Commented by スピンマン。 at 2014-08-02 08:27 x
>>namateeさん
ライブに行って、昔の楽曲を歌わないと進化具合なんて聴けませんからね(笑)
今は声量不足かというと、そういうこともないと思いますけどね。
独特な声質のせいかパンチ不足感はややあるんですけど、まあ喉を潰すこともなく更にキレイな声として磨いてるとこは凄いなぁと思います。
15年前は声を潰すんじゃないか?と心配になりましたけどね。
歌い方と公演回数やらラジオや本業での仕事量の多さに…。
Commented by namatee_namatee at 2014-08-03 13:20
>スピンマン。さま
あ、声量が不足しているとは思いません。おっしゃられているようなパンチ不足の方が近いですかね。なんていいますかね、単純に太い声じゃない感じ。むずかしいですね。w

ライブの映像は限られたものしかないのが残念ですね。特に最近のがないのが・・・CDの音源ではきれいにまとまっているので、シロウトのわたくしにはどうやっているのか判別が付かないんですよ。(汗

ウチにある資料でも90年代後半のツアーの過酷さは読み取れます。特に公演回数に曲数掛けてみたりすると。(汗
そrでも無事に乗り切ったところを見るとやっぱり喉は強いんでしょうなぁ。
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