シニューレ

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「ヨコハマ買い出し紀行」新装版第9巻第124話「鼓動」から。

例のアルファさんが物置をあさっていて、「Kカー特集'98」を見つけて読みふけるお話。そして「もう長いこと全体を見ていないタルガトップのクルマがあって」という記述があり、これがわたくしの「長いこと全体を見ていないタルガトップのクルマ」=ヴィヴィオT-TOP GX-T説の極めて薄弱な根拠となっております。w

それはそれ。オーナーの模型用のエンジンを見つけたアルファさんは、それを始動してみようとするんですね。この気持ち、わかるわぁ。w
あの小さいエンジンは回してみたくなりますよ。そして、そのエンジンをよく見ると、これはR/C用ではなくC/L、いわゆるUコンのエンジンに見えます。何を隠そう、わたくしも小学生の頃にUコンにちょっとだけ手を出したことがありましてね。R/C用とUコン用のエンジンではキャブレターの形というか、仕組みが違ったと記憶しております。R/Cはスロットルがあって回転もしくは出力を変えることができますが、Uコン用のエンジンはニードルしかなかったと思います。Uコンは飛んでいる間はパワーのコントロールは出来ないので、そういう仕組みなんでしょう。
それにしても、こんなところで芸の細かいこと。芦奈野先生は本当にマニアックだなぁ。w

始動が難しい様子もリアルです。プラグがもわっと光るのとか、オーバーチョークとか、プロペラで指をひっぱたかれるのとか。これは実際にやったことがある人にしか分からない。なにより、始動に苦労するってのが経験しないと分かりませんな。

エンジンを買って来て慣しをするために、まず始動しなければならないわけですが、これがなかなかかからないんですよ。こういった類のエンジンは原始的ですが、その分、過敏にできてまして、ちょっとでも手順や加減にずれがあるとうまくいきません。そして、そのエンジンは初めて手に入れたものなので、癖が分からないときたもんだ。悪戦苦闘してやっと回り始めたときの喜びと言うか驚きときたら。アルファさんも驚きながら喜んでますが、まさにそういう感じ。

それにしても模型用エンジンから「ある日 身体に沸いた命 それを全部燃やして無かったかもしれない自分を歌う者」に繋げるってのはすごいですよ。上記のセリフのページには子海石先生の「鶚(みさご)」が描かれていますが、その次のページには岩堂山のアルファさんとココネの図というのが、また心憎い。メカに対する愛情に溢れてますし、生命についても慈しむ気持ちが感じられて、実に味わい深い。「鶚(みさご)」にもロボットの人にも命はあると。これだから「ヨコハマ買い出し紀行」はたまらんのですよ。

ちなみにこのエンジン、シニューレ式って奴ですね。わたくしが小学生のころは高級品でした。お小遣いの少ないわたくし達が買えたのはクロスフロー式っていうんですかね、排気ポートが片側しかない奴でした。わたくしと芦奈野先生は同い年なんですが、少なくともエンジンに関しては芦奈野先生の方が予算に恵まれていたということでしょう。w
by namatee_namatee | 2014-03-07 21:01 | diary? | Comments(0)
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