真ん中

c0019089_2111046.jpg

相変わらずネタが(ry
なので世迷い言で。裏付けありません。今回のネタはわたくしの主観が主です。w

中間点
見ての通り、椎名へきるの「Wings of Time」でございます。2004年4月7日リリース。アルバムとしては11枚目。手元の資料によるとオリコンのランキングは29位。ここら辺をみるとやや人気に陰りがでてきたような印象があります。ライブの回数・動員数、シングルの枚数など、この後の低迷の始まりみたいな印象の時期。日本武道館でのライブも2004年が最後です。うまく表現出来ませんが、デビューから2000年ごろにかけての勢いが無くなって、この後からは本当の実力勝負になる感じ。
ここら辺の椎名へきる周辺の活力の衰え具合みたいなものを、自分の納得のいくように総括したいんですが、なかなかうまくいかないんですよね。さまざまな項目、例えばライブの動員数やアルバムのランキング、そこら辺から見て取れる数値が現れるタイミングがそれぞれ少しずつズレているような感じで、はっきりしない。

椎名さんはファーストアルバムの「Shiena」から最新アルバムの「Ermitage」まで、トータルで16枚のアルバムをリリースしております。20年も活動期間があればもっと多くても良いような気がしますが、アルバムの数は意外に少ないんですよね。そして、この「Wings of Time」の次の「Clear Sky」までは毎年アルバムをリリースしているんですが、「Clear Sky」からあとは新しいアルバムを出すのに2年以上かかるようになり、おまけにレコード会社を移籍とかするもんだから、さらにアルバムのリリース間隔は空いていくという。(汗

そういった事情とこのアルバムのリリースのタイミングが歌い手デビューの10年目ということを加味すると、この「Wings of Time」は16枚中の11枚目とはいえ、椎名さんの歌い手活動の現時点での中間点と言えるのではないかと思います。前述の通り、初期からの爆発的な人気はすでになく、ロックっぽい方向へ舵をきった音楽性のせいか、ファンの数が減り始めてます。ライブの動員数は2002年が約36,000人、2003年が約40,000人ですが、2004年はおよそ29,000人と減る。その後も緩やかに下降線をたどるんですが、目立ってがっくりと減るのが翌年の2005年の約15,000人。なので前述の通り、セールスや営業面での低迷期の入り口と言ってもよいのではないのかと思います。>2004年

そういった事情とは関係なく、この「Wings of Time」というアルバムは良い出来ですよ。というか、この時期はセールスや営業面では低迷期の入り口だったのかも知れませんが、楽曲の洗練度はどんどん上がっていくように感じます。わたくしはこの方向のピークは2007年の「Rockin' for Love」だと思いますね。「Wings of Time」から後は本当に椎名さんが好きな人しかついて来れないような、マニアックな域に登り詰めていくのだ。

そのアルバム「Wings of Time」、タイトルトラックとして「Wings of Time」という曲が入ってます。ちなみに椎名さんのアルバムは実はタイトルトラックが少ない。「Sadistic Pink」とこの「Wings of Time」そして「Clear Sky」の3アルバム3曲しかないはず。
それはそれとして、「Wings of Time」という曲、タイトルトラックという割にそんなに目立つ曲じゃありません。どちらかというと小品といっても良いような地味(いや言うほど地味じゃないけど。)な曲です。実際、3分36秒と全てのアルバム収録曲の中(たぶん173曲)で4-5番目に短い。
ただし、曲は軽やかでニュートラルとでもいうんでしょうか、初期のPOPな感じと、この頃からどんどん強力・強烈になっていくロック風のハイテンポな感じの間といった印象の曲ですね。暖かくなり始めた時期、つまり春先に聴いたら気分が良さそうなメロディですなぁ。

そして小品に見えるのにメッセージは重い。歌詞をよく読むと椎名さんの生き様みたいなのが出てます。例えば「うまくやることだとか ごまかし上手になる事より がむしゃらに ひたむきに生きていたい」とかね。HEKIRU FILEのインタビューによると、10周年ということで、やはり自分の生き方や価値観を歌詞にしたと言ってます。あ、作詞は椎名さん本人。
やはりタイトルトラックになるだけの事はあるなぁと。

20周年中の10年目ということ、楽曲がポップスとロックな感じの中間という印象などを考えると、ある基準になる曲だと思います。
・・・なんでそんなことを考えているかというと、ポップス度というかロック度というか、楽曲の性格をスコアにして、いつごろからどういう方向へ向かっていったのかをわかりやすく表そうという企画を思いついたからです。その基準にするのが、ここまでくどくどと述べて来たような事情でこの「Wings of Time」あたりかなぁ、と考えた次第。で、良く聴いてみたら思ったより奥が深くて参りました、というネタでございます。

このディスク、真っ白でバルク品のCD-Rみたいですが、実は白い盤面に白い文字で「Wings of Time」とプリントされています。わたしゃ、椎名さんのこういう分かりやすい凝り方が本当に好きなんですよ。w
by namatee_namatee | 2014-02-20 22:49 | music | Comments(7)
Commented by josei84827781 at 2014-02-21 12:10
『wing of time』は私も良く聴きます。確かに癖がなくて聴きやすい曲ですよね。

しかし、毎回の事ですが本当によく調べておいでですね。

観客動員数なんてどうやって出しているんですか?会場の客席数から割り出しているとか?

企画的なもの期待して待っています。
Commented by namatee_namatee at 2014-02-21 13:15
>joseiさま
爽やかで良いですよね。>Wings of Time
タイトルもジャケットの写真も美しく、高品質な感がありますね。

ここに書いたようなデータの元ネタがあるんですよ。Excelのブックで、そこに1995年からのツアーのセットリストとか、アルバム・シングルの詳細が記入されてます。それを見て、ああでもないこうでもないと妄想を膨らませているわけです。w
観客動員数はおっしゃる通り、ライブの行われた会場のキャパシティから計算してます。絶対に正確とはいえませんが、まあ大体のところは読めるんじゃないですかね。

企画はけっこう大変です。170曲ぐらいをすべて聴いて採点しなければならないんで。途中でめげるかもしれません。w
Commented by スピンマン。 at 2014-03-01 15:55 x
この当時の思い出話としては、最初で最後の握手会ですね(笑)
震災後にライブが中止になっての握手会はありましたけど。

この時期は楽曲リリースの宣伝広告は見掛けなくなりましたね。
2000年代突入してから、アニメ雑誌での広告はピタッと見掛けなくなりました。
ソニー側の戦略なのか事務所側の戦略なのか不明ですけど。

2001年8月から「Jungle Life」〜「あしたは消えない」の4ヶ月連続シングルリリースの時に月刊誌の芸能エンターテイメントで見掛けたかなぁ。

「Wings of Time」のアルバムは好きですね。
よーやく木根尚登プロデュースで、サウンド的に噛み合ってきたかな…みたいな個人的な印象です。
ビーイング系のサウンド後の「Sadistic Pink」の電子サウンドが強いのは、当時はかなり違和感がありましたね。
Commented by namatee_namatee at 2014-03-01 21:17
>スピンマン。さま
単独の握手会は一回だけなんですね。悪のりして今、握手券とかやったら面白いのに。w
アニメ方面は詳しくないのですが、2000年代にはいると歌い手さんとしての売り方というか、タレントっぽくいろんなメディアに露出するようになっていったような印象があります。どうもあれがうまくいかないようになった第一歩のような気がするんですが、まだ情報不足で検証出来てません。

>サウンド的に噛み合ってきた
おお!それです。それがわたくしが「Sadistic Pink」を聴いて思う感想そのものです。「Sadistic Pink」はまだうまく木根氏とかみ合っていない印象で、違和感を感じるんですよ。曲の方の「Sadistic Pink」は好きなんですが、アルバム全体としては妙に浮ついた感じ。そうか、あれは電子サウンドというんですか。そういうのが良くわからないので表現のしようがなかったんです。(汗

そして次の「10Carat」の最初の曲「RESET」を聴いて感動して無くんです。w
Commented by スピンマン。 at 2014-03-02 00:18 x
>>namateeさん

ソニーって、伝統的というかアイドルの売り方が昔から下手なんですよ。
90年代は歌うアイドルが絶滅しつつあったとこに、声優界からアイドル的なルックスを持つ椎名へきる嬢が出現したわけですから、そりゃソニーは力を入れますわな…みたいな感じ(笑)

その本人もキャラソンならまだしも、オリジナル曲を歌うことになりゃ、そりゃもう大変だったハズ。
その勢いでライブ、そしてバンド編成で始めたら大宮で彼女が目覚めた(笑)

まあ色々とズレが出てきたのは2000年以降ですかね。

「Sadistic Pink」は、木根尚登氏が彼女の今まで発表していた楽曲を一切聴かないまま、制作したアルバムですからね。
もちろんどんな楽曲が好きだとか、そんなコミュニケーションはしていたと思うんですが、自分的にはライブで使われるとサウンドやノリ的に戸惑う楽曲ばかりでして(笑)
古典的なバンドサウンドが、いきなりデジタルサウンドですから。

「Sadistic Pink」中心のライブツアーの時、そのアルバムタイトルである「Sadistic Pink」の楽曲のリズムを合わせるタイミングに戸惑ってた人は少なくなかったと思いますよ(笑)
Commented by namatee_namatee at 2014-03-02 10:40
>スピンマン。さま
アイドルの売り方ですか。わたくしの印象では、声優というちょっと変わった出自の椎名さんを売り出すにあたって、それがレコード会社なのか所属する事務所なのかは良くわからないんですが、アイドル的な売り方しか手元に無かったんじゃないかと思います。それまでの他の人の売り方を下敷きに同じような手法でいくしかなかったのかなぁ、と。
それがSME(SMR)のアイドルの売り方が下手というか限界だったのかもしれませんけど、売り出したら最初は嫌がっていた本人が目覚めた。w

実はそこの目覚めちゃったところがどうしてなのかいまでもちょっと腑に落ちないところですが、目に見える現象として目覚めたのは間違いないので、まあ良いかなと。w
Commented by namatee_namatee at 2014-03-02 10:40
>Sadistic Pink
まだ未完成のライブのセットリスト一覧で見て見ると、「Sadistic Pink」の曲はライブで使われた数が少なく見えますね。
オープニング?すごく短い「DREAM THEATER」はとにかく「嵐のち晴れ」と「君の強さ」はライブで歌われた実績が確認できませんでした。「君の強さ」はもの凄く歌い辛そうな歌なのでやらないのか知れませんけど。w
2005年のツアー以来、去年の新宿BLAZEでの「HEKIRU SHIINA Live Tour Early Spring(振替)」までアルバム「Sadistic Pink」の曲が使われていないのに気がつきました。
新宿BLAZEでの最初の曲の「眠れる森」にすごく意表をつかれたという感想があるのはそういう経緯があるからなんですね、きっと。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード


<< もしもしもしもし? 辛い。orz >>