終わりの始まり

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例によって椎名へきるネタ。どうも休み明けはネタが偏りますなぁ。

Rockin' for LoveとRock Rose
なんとなく似たタイトルのアルバム二枚。ただこの二枚のアルバムには極めて大きな断絶というか、相違があります。後述。
「Rockin' for Love」の方が先に出たアルバムで2007年2月21日リリース。「Rock Rose」はその次のアルバムとなり、2009年8月12日にリリース。1年半も間が開ている。
9/14訂正:計算間違った。2年半でした。
いやまあ「for you」と最新アルバムの「Ermitage」の間も2年半ぐらい開いているんですけどね。(汗

ここでリリース時期の一覧表を眺めてみると、初期をのぞいて「Wings of Time」あたりまでは1年±1ヶ月ぐらいのペースでアルバムがリリースされていますが、その次の「Clear Sky」あたりからだんだん間隔が伸びてくる。と同時にオリコンのランキングも落ちてまいります。「Rockin' for Love」の前の「Clear Sky」は27位ですが、「Rockin' for Love」は50位。

一覧を見ていて思ったんですが、例の「PRECIOUS GARDEN」のランキングが11位ってのが解せぬ。アルバムの歴代2番目ですよ。ちなみに最も上位になったのは「Face to Face」で6位。これは名曲中の名曲、下手すると「風が吹く丘」に匹敵する名曲の「抱きしめて」が入ってますし、11ヶ月前にリリースされ13位だった「Baby blue eyes」の勢いもあるし、まあ納得のいくところなんですけど。「Baby blue eyes」は前に書いた通り、名曲の塊みたいなアルバム(なんてたって「風の吹く丘」で始まる。)ですからね。その流れに押し上げられて一気にランキングを上り詰めて行く様子がうかがわれて、なんていうか胸がスッとする。w
「PRECIOUS GARDEN」もその勢いに乗っかっちゃったんですかねぇ。個人的にあまり良い出来とは思わないんですけどね・・・

でもって「Rockin' for Love」は商業的にふるわなくなりつつあるのがはっきりしたアルバムであります。その前の「Clear Sky」までは20位台のランキングだったんですからね。
原因はなんなのか。実はわたくしはこれという考えがまとまっておりません。>ならネタにするなと。w
なんとなく思うのはいわゆる「へきロック」路線が飽きられたのではないかと。2002年の「Sadistic Pink」以降、ギターを中心としたロックっぽい音に椎名さんの細くて高い声の組み合わせという独特の歌で、それを「へきるロック」もしくは「へきロック」などと呼ぶようになったんだと理解しておりますが、それが歌う側も聴く方も行き詰まりつつあったのではないかと推測。似たような、しかもロック色が強くて悪く言うとどぎつい曲が多くて、特に興味のある人以外はわざわざアルバムを買って聴くほどのものとは思わなくなってしまったのではないか。カルトな方向へ進んで行ったんじゃないかなぁ。

あとはロック路線へ舵を切ったことで離れつつあった以前からのファンがいよいよ本格的に離れて行ったとか。ファンだって便所の電灯じゃありませんからね、すぐにパッと消えてなくなるわけは無いんでして、ちょっと自分の嗜好に合わなくなってきたかな、と思っても、アルバム2-3枚は買い続けるでしょう。その上で、もう良いや、と決断したのがこの頃だったのかなぁ、と思います。

さらにCDが売れなくなってきた時期でもあります。2006年にiTunes Storeが日本でも始まり、本格的な音楽配信の時代がやってまいります。わたくしは実は音楽配信自体はCDの売れ行きに影響が無いんじゃないかと思っているんですが、それまで例のCCCDなどでゴタゴタとわけのわからない自分勝手なことをしてきたレコード会社その他の業界からお客さんが離れて行く間接的な理由にはなるかも。おまけにSMEはiTunes Storeに乗り遅れるんですよ、これが。w

わたくしの感想としては飽きるどころじゃなくて究極の「へきロック」だと思うんですけどね。>Rockin' for Love
それまでの路線の完成形、つきつめた「へきロック」の極致。
「PRECIOUS GARDEN」から始まった2000年代第二期黄金期の終わりを飾る偉大なアルバムとでもいいますか。

個別の曲としては

・Eternal Circle
・WONDER☆RIDER
・Power Of Love
・Reborn ~女は生まれ変わる~
・Starry Night!
・ラブリ♡タイム
・Driving to Summer

ここら辺が好きな曲。どれもウチのiTunesの再生回数上位の楽曲ばかり。

わたくしの場合は新しい方から遡って聴いて行きましたので、飽きるということはないのは当然です。むしろこの「Rockin' for Love」で一気に気に入ったぐらいの勢いでした。リアルタイムで聴いているのと違うってのは幸いなのかも知れませんなぁ。
このように人ごとで偉そうに語っているわたくしですが、2000年以前からのファンだったら、ご多分に漏れずにここら辺で力つきていたかも知れません。

2012年のライブツアーは2000年までの初期の楽曲だったそうです。かつての隆盛を彷彿とさせるにぎわいだったと聞いております。商売上手いな、おい、とか思ってましたが、楽曲の性質の違いを考えると区切るのは妥当だと考え直しました。昔のファンが戻ってくるなんて、それを聞いただけで今は胸熱ですよ。

「Rock Rose」は「Rockin' for Love」からの流れを継承した感じ。楽曲や歌い手としての洗練度はさらに上がっていますが、基本的な音楽性(適当な言葉が思いつかん。)はあまり変わってない。「Rockin' for Love」の方が粒選りな感じは強く、「Rock Rose」は平均して良くできた曲が並んでいる印象です。言って見れば「Rockin' for Love」の続編みたいな位置づけ?

・Unknown colors
・Over Drive
・真夏の夜のスキマ
・Sunday Punch
・HEY!ハレルヤ
・I don’t care
・NO!brain’s strike

ここら辺が再生回数上位。っていうかほとんどみんな良く聴く歌なんで、再生回数はお気に入りの基準にはならなくなりつつあります。最近は頭からアルバムをだーっと聴いて行きますからね。w

では「Rockin' for Love」と「Rock Rose」の決定的な違いとは何か。
それはレコード会社が違う。椎名さんは「Rockin' for Love」を最後にSMEからランティスに移籍するんですよ。実際はそんなに簡単に移籍できたわけではなくて、レコード会社が決まらずに宙ぶらりんだった時期があったようですが、そこのところはちょっと調査不足。あとSMEをどんな感じで出たのかも未調査。追い出されたのか、互いに納得づくで平穏に袂を分かったのか。前述のCDが売れなくなった時期でもあり、レコード会社も苦しかったでしょうし、いちがいに悪者扱いするわけにもまいりません。ただ、例のベストアルバムHEKIRU SHIINA single,coupling & backing tracks 1995-2000」とか、あとなんだっけ、CDのBOXみたいな奴の限定販売とか、結構えげつないことやってるんですよね。>SME

「Rockin' for Love」がリリースされたときに移籍(というか契約終了)が決まっていたのかどうか。なぜそんなことを気にするかというと「Reborn ~女は生まれ変わる~」という歌がね。タイトルからわかるとおり、生まれ変わりを歌っているんで、ちょっと移籍騒ぎとの関連を疑ったりしてます。まあ楽曲としても超絶に格好良いですなぁ。>Reborn
そういったところは間もなく発売される「HEKIRU FILE2」で明らかになる・・・かな?微妙な話題だからなぁ。(汗

「Rock Rose」の次ぎのアルバムは「for you」です。これははっきりと方向が変わったと感じます。声優に戻って行くような気配を感じさせる・・・「for you」にはかつてのキャラソンを連想させる「KIRA☆KIRA☆Party Girl!!」という曲がありましてね。わたしゃ何度聴いてもこの曲のオープニングのところで鳥肌が立っちゃう。w
たぶん体育館のだと思うんですが、重そうな扉をガラガラガラドスン、と開ける音に続いてそんなに大きくなく「ふふっ、やってるやってる!」という椎名さんの声が入るんですが、ここで必ず鳥肌が立つ。あ、これはアルファさんの声だってね。w
あとこの歌では声が高い。ちょー高い。たまげる。w
by namatee_namatee | 2013-09-13 22:03 | music | Comments(7)
Commented by aohige_the_great at 2013-09-14 00:45
CDの売れ行きに関してはカボスとかその手のソフトが効いてるような。
Commented by 孫彰 at 2013-09-14 02:28 x
>商業的な失敗

これに関してはなまさんの見解通り色んな事情が重なった結果とみて、ほぼ問題ないと思います。ついでに言うなら本人の年齢が30を迎えた事もあり、アイドル視していた連中(かつての自分もですが・・)離れていったのも原因の一つでしょうね。いわゆる世代交代の波?

>音楽性の変遷

「rock rose」から「for you」にかけてマイルドな感じになりましたね。rock的なテイストは残しつつも私的にはこちらの方が聴きやすいです。レコード会社の移籍の件と合わせて、その辺の事情を早くHEKILUfile2で読んでみたい。

携帯サイトで移籍するころの日記を読んでみたけど、あまり詳しくは触れられてませんね。だけど、本人的には辛さを匂わせる事を述べていました。

>bestalbum

な~んかパッケージにやる気が感じられませんね・・(汗)ゴタゴタの上に東芝から移籍した黒夢を訪仏させます。
Commented by namatee_namatee at 2013-09-14 08:35
>&さま
そこら辺について解説をお願いします。
いやなに知識がごそっと欠けているもんで。なんとなく覚えているのは当時は「午後のこーだ」やら「CD2WAV32」とかいうのでCDのリッピングをしていたこと。これあればCD買わなくても良いなぁ、と思っていたのを思い出します。
Commented by namatee_namatee at 2013-09-14 08:54
>孫彰さま
本文に書き忘れましたが、モー娘。の影響もあったと言われてますね。物量に負けた。w
そのモー娘。もさらに物量主義のAKB48に負けて、今はクオリティを高める方向に向かったようですので、なんとも皮肉なことよ、と。
おっと、これは裏付けも何も無い世迷い言ですので話1/5ぐらいで。w

「for you」もセールスはふるいませんが、内容はなかなかチャレンジングだと思います。「君と見る景色」とか、すごく難しい歌だと思いますし、実際怪しい歌い方が感じられるんですけど、あえてそれでもアルバムに入れてくるあたりが、ああ、チャレンジ精神は変わってないんだなぁ、と感じます。
少し大人しい方向に行くのかな、と思わせておいて次のシングルが「wonderful days」と「へきロック」でしかもクリスマスソングという。w
さらに次の「Miracle Blue」で新しい地平が・・・キリが無いので続きはいつか本文で。w

ベストアルバムは内容は悪くないんですよね。良い歌ばっかりですから。w
ただ、売り方がが微妙ですよね。3枚組とはいえ3,500円と高いし、2012年のライブツアーに乗っかりましょう的な商魂が見え見え。(汗
Commented by at 2013-09-14 11:47 x
いわゆるP2P、ファイル共有ソフトですね>カボス
PC(広義)があればただで音楽ファイル拾い放題ってやつですから学生なんかはCD買わずに使いまくってたんじゃないかと思います。
あとはDAPに入れるだけですし、これだとレンタルすらいらないわけで、そら音楽業界激オコですわw
Commented by 孫彰 at 2013-09-14 12:21 x
>bestalbum

あっ(汗)そちらの方を話されたんですね。てっきり5年前くらいに出た方を言っているのかと思いました。
Commented by namatee_namatee at 2013-09-14 12:59
>&さま
誰ですかそんなけしからんソフトウェアを使っていたのは。(棒
Winnyみたいなもんですかね。そら確かに激おこプン(ry

前述のCD2WAV32とか、なにが不便ってタイトルとかアーティスト名が入らないのが面倒で面倒で。iTunesが出てきた時に心の底から感動しましたよ。

>孫彰さま
5年前というと2008年の誕生日に出た「Best! 〜Single Collection〜」ですか。言われてみればあれも移籍時期に被ってるんですね。確かにジャケット酷いです。w
でも移籍のタイミングということでベストアルバム発売の整合性は取れるだけマシかも。わたくしがネタに上げた方は2012年という、なんで今って感じです。
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