価値があるのは?

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昨日の続き?

これは。orz
見ての通りDVDでございます。「月のあかり」、監督は倉持健一となっております。もちろん椎名へきる繋がり。
ネットで調べてみると、とにかくこれが実に評判が悪い。監督のオナニー映画とかいわれている。(汗
おそるおそる観て見ると・・・ああ、これは酷い。w
なんていうかピントが定まらないというか、どこに話の中心があるのか良くわからない。さすがのわたくしも兜を脱ぎました。w

おおざっぱな話の流れは・・・ネタバレするけどこの映画ならどうでも良いでしょ?
沖縄のヤギ汁屋に兄ちゃん(男というだけで役の名前は無い。)が東京から流れて来る。どうもこの人はなんでも金金と騒がしい都会が嫌になったとの恋人(これまた役の名前は無く女。これが椎名へきる)からも少し離れたくなったということらしい。彼については意外にちゃんと説明されている。
その男がなんだか良くわからないうちにヤギ汁屋でバイトすることになって、働きだした所で、どこでどうやって嗅ぎ付けたのか恋人の女がやってくる。
ヤギ汁屋にはオヤジ(役の名前はおっさん)と店員(役の名はバカ。引き算が出来ない。)が居て、おっさんの過去に怪しい話があって、さらに5年前に交通事故で亡くなった奥さん(店名の由来で月子という。演じているのはなんと加藤登紀子。)との間の思い出話とか、かなりのボリュームで語られる。この時点でおっさんが主役の話なのかな、と思うでしょ?ところが違うんだなぁ。w
全く関係ないところで殺人事件が起きている。いすゞのウィザードかなんかに乗っている男(役の名前はガキ)が通りすがりの女性を車に連れ込んで殺してる。さあ観ているこっちも混乱してまいりました。
都合3人殺すのかな。ヤギ汁屋との接点はほとんどない。ただひとつ、女が一人で居る時にやってきて短い会話をかわすのみ。この時に女に目をつけたらしいんだけど殺人の動機がなんなのか良くわからないので、伏線としては弱く、混乱に輪をかけているような。おまけに次々と人を殺しているのに騒ぎにならないんだよね。殺した女性をかついで車に乗せるんだけど、それが通りがかりの車から見えているはずなのに。
まあなんだかんだで殺人者のガキは全然別のところで人殺ししていて、ヤギ汁屋ではおっさんとバカと男が殴ったり殴られたりしている。奥さんの残していったモータサイクル(たぶんスポーツスター。2001年の映画なので昔のリジッドなエンジンマウントの奴。)に女とおっさんがふたり乗りして(運転は女。つまり椎名へきるがあの細っちい体でスポスタで二人乗りするという。もちろん実際に運転したのは別人でしょう。)台湾の茶屋みたいな所にいって、しみじみと会話・・・と思ったらなんだかしらないけど中途半端なところでおっさんは一人で帰って来ちゃう。どうも良くわからん。
それでも一途な女の行動に何か影響を受けたのか、最終的におっさんはヤギ汁屋を奥さんの5年目の命日に閉めて、バカに店を譲ることにする。奥さんが仕込んでいった古酒の封を切ってみんなで飲もう、いろいろあったけどこれでおっさんも収まる所に収まってめでたしめでたし、といったところに、例の殺人者のガキが乱入してきて大騒ぎという。w
狙いは女らしい。探していた理想の女にやっと会えたみたいなことを言う。で、いきなりの奇襲で男とおっさんとバカを棒で殴り倒し、女を店の奥に追いつめる。このままだと椎名へきる殺されて終わり?とか思ったら、おっさんと男とバカが立ち直って来て、ぐらんぐらんに沸いているヤギ汁をガキにぶっかけて追い払うという。
なんていうか、こうやって書いていても頭が痛くなるような展開。どうにも先の読めない展開に残り時間をチェックしながら観ましたからね。
で、最後は男は女と一緒に東京に帰り、おっさんはバカに店を譲ってお終い。w

他にも最初の頃にやくざとかおっさんの昔のあれこれの仲間とかでてくるけど、そういうのが本筋(率直にって何が本筋なのかわからないんですが)には関係無い。

とにかく人殺しの話は余計だなぁ。あれ無くせばまだしみじみとした沖縄の話で許容範囲におさまると思うんだがなぁ。
沖縄のほのぼのとした雰囲気とでもいうんですかね、ぼんやりというぼやぁんとした感じがそちこちにあって、その点では好ましいんですけどね。空や海の眺めとかガソリンスタンドの店員とかね。そこへなんで殺人者を持ってくるのかわからん。おっさんの過去の話に絡んだってんならまだしも、全然関係ないんですから。
監督何やってんだと。orz

で、お待ちかねの椎名へきるについて。
どうせみんな演技がクソで不出来な映画にトドメさしたとか思っているでしょ?w
残念ながら思っているよりずっとマシなルックスと演技でした。正直、最初に登場した時にはこれは!とコーヒー吹くような演技でしたけど。声が裏返るというかたどたどしいセリフでまるで中国人が喋っているみたいな。(汗
ただそれには理由がある。後述。
それ以降の演技はごく普通。客観的に見てすごく良いとも思えないけど悪くもありません。演技は普通ですが、演じている人としてはなんていうか、すごく存在感みたいなものがある。歌と同じでセリフを話している姿をみるとすごくハラハラする。役者として演じているわけですから、当然そういう仕事をするのが当たり前なんですけど、それが奇跡というかありえない感じ。すみません、わたくしの表現力の限界を超えました。w
ステージで歌ったり踊ったりしている姿はよく観ますけど、役を演じている姿を見られるということでこの映画は貴重ですな。っていうか、この映画にはそれしか価値が無い。

で、冒頭のどうしようもない演技については、どうもヤギ汁が原因らしい。ヤギ汁を食べるシーンなんですが、これがすごいシロモノらしく、脳みそとか入っていてブルーチーズを塊で口に入れたような、と言ってました。メイキングビデオを見るとテイク4とかまでやってまして、とにかく臭いと味がダメらしいです。男の方もヤギ汁を食って悶絶するシーンがあるんですが、女役の椎名へきるの方は美味しいと言わなければならない役で、なんか酢をいれてごまかそうとしたら、新しいのに換えられちゃったりしてる。撮影の後、うがいしてましたからね。

観ていて思ったのは、例によってアルファさんにしか思えないという。w
「ヨコハマ買い出し紀行」のアニメとドラマCDと話し方・声がまったく同じ。あれは素でやっていたんですねぇ。声優としての演技が棒だと言われますが、よーく聞き込んでみると、全く棒読みということもない。良く言えば自然な演技、悪く言えば表現力不足と言われかねないといったところ。好きな人は許容できるでしょうが、イロイロと先入観があって悪い目で見る人には攻撃対象になるでしょうなぁ。

悪い目といえば、この「月のあかり」のレビューを検索していて興味深いやり取りを見かけたのでちょっとネタにしてみる。
こちらのブログです。「月のあかり」そのものについてはその通りとしか言いようがありませんが、注目すべきはコメントの方です。

>ていうか椎名へきるって時点でもう、激しくダメ臭が。。
これこれ、これですよ。これがわたくしが問題にし続けている根拠のはっきりしない言いがかりに近い悪評の一例ですよ。なんなんですかね、こういうの。ブログのエントリーは映画がダメで監督がクソっていっているのに、椎名へきるで激しくダメ臭がって、意味が分からない。いえ、いまさら別に腹を立てたりしませんよ。今は認識が変わっている可能性もありますしね。
仮に今でもかわらず、椎名へきるってのはそんなもんだと思っているのなら、いい加減な情報を元にした認識のせいで人生においてひとつの大きな楽しみを失っているわけで、ザマァとは思います。それが当たり前と思えることでも、面白半分でも良いから裏を取ってみると違った世界が見えるかも知れませんからね。

幸いにしてブログ主のレスはごくまっとうなものでした。
いやしかし、金出して映画館に観に行ったどころか、わたしゃDVD買ってみたんですからね。w

全体として映画としての出来は酷い。採点すると10点満点で3点とか。沖縄のほのぼのぼんやりした雰囲気の表現で1点、スポスタの歯切れの良いエキゾーストノートで1点。椎名へきるの望外の演技で1点。いやこれに5点あげて、監督とか製作とか脚本で-4点でも良いですが。w

こういう変な映画に出ちゃうから、前述の良くわからない悪評が沸くんですかねぇ。>椎名へきる
そうだとしたらちょっと気の毒ですよ。
by namatee_namatee | 2013-05-25 22:35 | music | Comments(5)
Commented by SGW at 2013-05-25 22:47 x
今までコメントしようが無いので差し控えておりましたが。
要は嬢が出演してればなんでもいいという事でFA?
マルイの新製品M870はきっと予約しても買われるんでしょうなあw
Commented by namatee_namatee at 2013-05-26 05:38
>SGWさま
ターゲットとしてはなんでもありです。w
出来の善し悪しはまた別ですけど。というか、そもそもの始まりが彼女がネットなどで見られる、本文中にもあるようなよくわからない叩かれ方をするのはなぜなんだろう、という研究wから始まっておりますので。

ガスのショットガン・・・揺れ動いております。w
Commented by 孫彰 at 2013-08-11 21:54 x
今さらコメします(汗)

確かにこれは映画としては全く面白くない・・・・ちなみに私はツタヤでレンタルしました。取りあえず手元に置きたいけど入手に仕方が解らない(汗)

話を戻すと彼女の演技が観れるということ以外にこの映画の価値なんてありません。演技に関しては別に下手だなん感じませんでしたね。ヤギ汁のシーンでも不味いのをお世辞で「おいしい。」って言ってる演技だと思っていましたし・・・・実際どっちなんでしょうね?
Commented by namatee_namatee at 2013-08-12 09:32
>孫彰さま
あー、レスつけるのにエントリーの古い新しいは関係ないです。お気になさらずに。というか、わたくしも古いエントリーにこっそり追記していたりします。w

この映画に関して椎名さん本人の言によれば歌の仕事で忙しいからとオファーを断り続けたようですね。監督が自らやってきて、是非という話になっちゃって仕方なく・・・それでこの出来とは、椎名さんが気の毒でなりません。orz

実はメイキングの方が全然面白いという。ヤギ汁のシーンが見ものです。素で悶えてます。酢を入れてごまかそうとしてるんですが、新しいのに交換されちゃって元の木阿弥。w
Commented by namatee_namatee at 2013-08-12 18:51
ありゃ、下書きの方が上がっとる。(汗
ヤギ汁のシーンはあまりの味のインパクトに演技が出来なかった、に一票です。w
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