私のにおい

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「Miracle Blue」良いなぁ、元気でるなぁ。>椎名へきる

なんとなく
これは何かと申しますと「ヨコハマ買い出し紀行」第9巻第77話「塩」に登場する「海の道」に似た景色。ネットを徘徊しておりましたら、銚子の屏風ヶ浦に「海の道」に似た眺めがあるということでしたので、ちょっと見物に。
いやでも、あんまり似てないなぁ。「塩」でははるか彼方に水没した建物や街灯があるし、水面スレスレの平らな部分ももっと広い。水没した建物や街灯なんて実際にあるわけはありませんが、芦奈野先生はあったらこんな感じだろうという描き方をするので、全く影も形もないということは考えづらい。
ただ芦奈野先生はここら辺を歩き回ったらしいので、風景にインスピレーションを受けて「塩」を描いた可能性はあるかなぁ、といったところ。

もっとも考えてみれば、あの旅のアルファさんの足取りから言ってこんな所を通るわけは無いんで、もとより似た感じの場所ということで良いのでしょう。そうやって眺めて見ると、崖のあたりとか確かに面影はあります。堤防みたいな平らな部分も大波が来るとドドーンと水が吹き上げる所もありますし。
ところどころ写真のように波で上に乗っかっていたコンクリートの板がひっくり返ってなくなっていたりして、おまけに海藻のせいでものすごく滑りやすいので、ものすごく危ないけどな。

その「塩」というお話の中で「うちあげられた海藻 鉄サビ 魚の泡 塩のしみた板 松やに 鉱物油 山で忘れていた私のにおいだ」というアルファさんのセリフがありますが、これは海の近くで物心ついたわたくしの心にもしみる。漁船の油と排気の臭いとかね。あとエンジンの音とか錆とか。こういうところが「ヨコハマ買い出し紀行」はたまらんのですよ。ただアルファさんとココネかわいいよ、とか言ってるだけじゃないんですよ?

わたくしの育った銚子の場合は、もうひとつ忘れられないにおいがありましてね。それは醤油の香り。銚子大橋で利根川渡って銚子の街中に入るとどこからともなく醤油の香りがしてまいります。電車でも同じで銚子駅で降りるとすぐにわかる。広からぬ街中には醤油の香りが充満しておるのでございますよ。

何が言いたいのかというと醤油は「ヒゲタ」、通はこれ。キッコーマンとかヤマサとかはシロウト。
とか言いながら、ずっとヒゲタの工場だと思っていた所は実はヤマサだったことについ先日気がつきました。w
by namatee_namatee | 2013-04-30 20:44 | diary? | Comments(0)
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