また下らぬものを

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リサイクルショップのジャンクコーナーで発見。>Nikon EM

勘違い。
いやー懐かしいなぁ。リトルニコンですぜ。1980年発売。わたくしが17歳のころ。永遠の17歳じゃなくて本当に17歳の時があったんだなぁ・・・トオイメ
当時はカメラ好きの高校生だったはずでして、たぶんキヤノンのF-1を使っていたはず。こんなローグレードのカメラには興味はありませんでしたよ。それでも1977年に発売されたNikon FMはちょっと気になっていた。キヤノンF-1から次の何かを考えた時、当然候補に挙がってくるNikon F2はいろんな意味であまりにも重く高価でして、その名もコンパクトニコンで登場したFMは有力候補だったんですね。
この当時のNikonの一眼レフにはキャッチフレーズがイロイロありまして、FMはコンパクトニコン、FMをベースに絞り優先AEにしたFEはシンプルニコン、さらに下のエントリーグレードのEMはリトルニコンと。こういうことも今ではWikipediaとかで調べられますが、当時はカタログや雑誌を読まないとわからなかったわけでして、〜ニコンとやたらめったら小型の一眼レフが出てきたもんで、どれがどのキャッチフレーズかごっちゃになってました。
そのキャッチフレーズの中で最も記憶に強く残っていたのが「リトルニコン」でして、わたしゃFMもFEもEMもみんなリトルニコンだと今の今まで勘違いして思い込んでましたよ。w

写真撮影なんていってた頃。
当時は写真を撮るというのはそれなりのイベントでして、今と違って現像〜プリントしてみないとちゃんと映っているかどうかわからなかったんですからね。ちゃんと写真を写すためのカメラの操作も面倒だった。確かに扱いやすいコンパクトカメラというものはありましたが、ある程度以上の写真を撮ろうとするとピント合わせとか露出制御とかの性能では一眼レフでないと無理、という状況でありました。がしかし、当時の一眼レフってのは重くてでかくて扱いが難しかった。Nikon F2なんてフォトミックファインダー付きに標準レンズだと1.5kgぐらいある上にマニュアル専用機ですからね。ペンタックスやオリンパス、ミノルタなどは比較的軽量なモデルがありましたが、露出のオートはあったものの、やっぱり操作する項目についてはそれなりの知識と経験が必要で、シャッターを押せばそれでO.K.というわけにはいかなかったのでした。電子制御技術が稚拙だったんで、人間様が機械をサポートしてやらなければならなかったんでしょうなぁ。今となってはそれはそれで機械と人間の幸せな関係だったのかもしれん。
で、微妙に電子制御技術が進んだのか、出てきたのがこのNikon EMのような絞り優先オート専用機。厳密には「連射一眼」のキヤノンAE-1がその手の軽快・軽量な一眼レフの嚆矢のような気がしますが、あれはシャッター速度優先オートなんですよね。
それはそれとして、ペンタックスのMEとかオリンパスのOM10とかこのEMとか、絞りさえ設定すればあとはカメラがやってくれるというお手軽な一眼レフがぞろぞろと登場したんですよ。今の目で見ると、絞りってなに?という人も多かったろうにそんな中途半端な自動化してもなぁ、そもそも露出よりもピント合わせの方が・・・なんて思うんですが、マニュアル機は下手すると露出計が無いのも(フォトミックファインダー無しのアイレベルF2なんか)がありましたからね。それに比べればずいぶん親切になったもんです。

所詮略式。
そこら辺のお手軽モデルに共通するのが、露出補正が出来ないこと。レンズ側で絞りを設定すると他に操作する部分はほとんどない。露出補正ボタンってのはあって、そいつを押すと+2EVの補正をするようになってますが、これはかえって使いどころが難しいぞっと。(汗
最悪の場合はフィルム感度をいじることで露出補正は可能ですが、AEロック機能はないので露出コントロールの限界はあります。基本的にネガフィルム用なんでしょう。これがNewFM2だと完全手動ですからなんでもやりたい放題という。やっぱり銀塩カメラはフルマニュアルですよ。

-100円。
このEM、リサイクルショップのジャンクコーナーでマイクロニッコール 55mm F3.5付きで数千円。レンズは酷い状態なのでいらないから安くしろっていったら100円引きでした。w
一応、電池をいれたら動きました。シャッタスピードがある限界を下回ると、ピーピー言う。さすが入門機。(汗
見た目は大変キレイですが、モルトが劣化してます。多分、光が漏れてしまうでしょう。露出計もかなり不安定で、シャッター速度を示す針がぴょんぴょん跳ねてます。そのシャッタースピードも実際にちゃんと出ているか怪しい。要するに実写は難しいということですな。まあジャンクですからねぇ。もう修理も出来ないそうで、置物にしかなりません。だがしかし、ジュジアーロがデザインしたという端正な形は手に持って弄っているだけで楽しい。なんとなくライカM5を思わせる巻き上げレバーとシャッターボタンのあたりとかがたまらん。

桜が咲いたら久しぶりにNewFM2でも引っぱりだしてみるか・・・
by namatee_namatee | 2011-04-08 20:54 | camera | Comments(4)
Commented by 工房のひと at 2011-04-09 02:26 x
ウチにも親父の形見のOM-1がフルセットでありますぜ。
Commented by namatee_namatee at 2011-04-09 18:15
>工房のひとさま
OM-1も一癖ある機種ですね。シャッタースピードをレンズ付け根で操作するとか・・・初めて見た時は驚きました。
Commented by 工房のひと at 2011-04-09 21:55 x
シャッタースピード調整リングは、レンズではなく
本体についてるんですよ。
そのうちデジタル1眼本体買ってコンバージョン
アダプタ噛まして復活させてやろうと思ってます。
Commented by namatee_namatee at 2011-04-10 18:22
>工房のひとさま
そうそう。上の方にあるのが普通だと思ってましたので違和感が大きかったです。
センサーの関係で画角が変わっちゃうのが引っかかるんですよね。>レンズダプタ
解放厨なのに解放時の四隅の画質がなんて言えなくなっちゃいますから。w
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