あるある。

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ネタが無いかと机の周りを見回してみましたらば、あびゅうきょさんの同人誌「多摩モノレール堰場幻影」を発見。2006年8月13日発行。

この話の舞台となっているのは、東京都八王子市の京王多摩センターのあたり。実はわたくしは学生時代および前の会社にいたころと二回、八王子市に住んだことがありまして、特に前の会社にいたころは南大沢にいましたので、なんていうか親近感があるんですよね。しかも作者とは年代的にも近い。あびゅうきょ氏は1978年に帝京大学の学生だったそうで、その3年ぐらい後にわたしも八王子のもっと外れの方にある大学に入学しております。時代の雰囲気にも共通した印象がありますねぇ。

あとがきに興味深い記述が・・・単位が足りなくて「いつまで経っても大学を卒業できない夢」を見るという話。作者はその夢を四半世紀見続けているそうです。深層心理の中に大学生時代の「ぬるま湯的心地よさ」が継続していて、そこから抜け出さなければならないという衝動があるのだろうと。あるいは当時のあの場所に「忘れ物」をしてきて、何時かはそれを取りに戻らなければならないという暗示かと。

いやこれ、わたしもたまに見るんですよ。2単位足りなくて卒業できないっていう夢。掲示板の前で呆然とたたずむ自分の姿。その理由はおそらくあびゅうきょ氏と同じ。というか、このあとがきを読んで「それだ!」と思った。w

わたしの通ったのは外国とのやり取り(ようするに貿易関連)に関した学科でして、これが必修の第二外国語の単位を全部とるのに3年までかかるんですよ。まあ普通は3年までに単位を取ってしまうんですが、わたしゃさぼりまくりだったんで、4年生になってもまだ第二外国語を履修していました。スペイン語でしたけどね。これがまた、先生が外国の人で意地悪なんだよなぁ。すげー厳しいの。あげくの果てに、通常1年生の時に取ってしまうはずの英語までまだ終わしてませんで、もう大変な状況でございました。普通、大学の4年生なんて、あらかた単位はとってしまって、あとはのんびりとゼミでも・・・って感じなんじゃなかろうかと思うんですが、わたしは必死で毎週スペイン語の授業を受けてました。w
さらに簿記とか経済原論とか、いくつか肝心な科目も残ってまして必死。後が無い状況で毎日毎日学校に通ってました。4年間の大学生生活の間で一番真面目に学校に通ったんじゃないかなぁ。(汗

まあ実際には卒業に必要な単位に対してわずか2単位だけ余計に取って無事卒業できたわけですが。今でもなんで卒業できたのか実感が無い。あんまりヒヤヒヤしたもんだから今でも夢に見るのかも知れぬ。それもこの夢の理由に加えておきましょう。

ちなみにほとんど同じ状況だった友人は件のスペイン語を落として留年しました。w
わたしだけ卒業して「裏切り者」呼ばわりされましたが、そんなことまでつきあいきれませんて。
by namatee_namatee | 2009-02-25 21:53 | book | Comments(3)
Commented by まるちか at 2009-02-26 00:47 x
語学部でないのに、やたら厳しい第二外国語って勘弁してほしいな、と思いつつ、わしも4年生までフランス語履修していたような記憶が(笑)

今思えば。早寝して早起きしてきちんと通っていれば問題なく取れたはずなのにねぇ。。。。どうして若い時ってできないんでしょーねー。出来た人もいたはずなんだけどさwww
Commented by ラード at 2009-02-26 18:57 x

インスパイヤされたんで、コラボりますた(w
Commented by namatee_namatee at 2009-02-26 20:25
>まるちかさま
認めたくないものだな、若さ故の(ry

わたしの通ったのは商学部貿易学科だったと記憶してますが、同じ商学部に経営学科というのがありましてね、っていうか、そっちが本流?なんでしょうけど、そちらは第二外国語は1年で取れちゃうんですよ。
しかしながら、入試時の偏差値がわずかに高い。>経営学科
そのくせ、入学してから転科とかいって貿易→経営とか出来ちゃうんですよ。ちょっと書類書いて申請するだけで簡単に。友人の一人は外国語をやるのが嫌で、その手を使って逃げやがりました。w
他の学校は知りませんが、必修の語学などは出席を重視する傾向があり、真面目に授業に出ていれば単位は取れましたね。どうして最初からそうしないんですかね。

>ラードさま
ラードさんのエントリーを読んで、文章力の差を思い知らされました。
その代わり、PCやエアガンのメンテはお任せください。w
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